Wixの使い方を徹底解説|ホームページの作り方12ステップ
- Miyuki Shimose
- 3月31日
- 読了時間: 28分
更新日:4月3日

更新日 2025年3月31日(公開日 2017年8月22日)
「ホームページ、そろそろ作らなきゃ」と思いながら、デザインのことも、ドメインのことも、なんとなく難しそうに感じて、つい後回しにしてしまう...そんなふうに感じたことはありませんか?
Wix は、そんな「最初の一歩」を軽やかに踏み出せるように作られたホームページ作成ツールです。コードの知識は不要、HTML テンプレートを選ぶだけで、プロ級のデザインがあなたのものになります。
さらに、Wix の AI サイトビルダーなら AI で Web サイトが自動生成できるように。進化した Wix の AI 機能がサイト構成や文章も自動で提案してくれます。
そこで今回は、Wix を知り尽くした私たちが、Wix を使って Web サイトを作成する方法と流れを 12 ステップでわかりやすくご紹介します。
Wix を使ってホームページを作成する方法
01. 目標を設定する
まず最初に考えたいのは、「このホームページで何をしたいのか」ということです。
収益を上げたいのか、それとも趣味の情報を発信したいのか。目的が違えば、デザインや必要な機能、公開までのスケジュールも変わってきます。
たとえば、商品の販売を目指すなら、オンラインストアの機能が欠かせません。
ブログとして情報を発信したいなら、更新のしやすさやカテゴリ設計がポイントになります。
目的がまだはっきりしていない方は、いろいろな Web サイトの種類を見比べてみたり、ホームページ事例集をのぞいてみるのもおすすめです。
Wixで作れるサイトの例
なお、ホームページの目的はひとつに絞る必要はありません。
たとえば、ネットショップにブログを併設して商品の魅力を伝えたり、ブログの読者に向けてオリジナルグッズを販売したりと、複数の機能を組み合わせることで、より自由なサイト運営が可能になります。
実際、Wix のプロダクトマーケティングリードであるアディ・フリ氏も次のように語っています。
「人と同じように、ホームページにもそれぞれの“らしさ”があります。何を目指すのか、どんな目的を持たせるのかを明確にすることで、オリジナリティのある成功しやすいサイトを作ることができます。」
目的を定めることは、Wix を最大限に活用するための土台づくりでもあります。
次のステップでは、目的に合ったテンプレートの選び方を見ていきましょう。

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02. サイト作成ツールを選ぶ
ホームページの土台になるのが、どの「作成ツール」を使うかという選択です。
大切なのは、今のニーズを満たすだけでなく、将来的な展開にも柔軟に対応できるツールを選ぶことです。ビジネスの成長とともに、ページが増えたり機能が必要になったりするのは自然なことです。
その点、Wixなら安心です。すべてのサイトに企業レベルの Web セキュリティが標準搭載されており、99.99 %の稼働率とスケーラブルなインフラを備えています。
さらに、マーケティングや予約、顧客管理といったビジネス運営に欠かせない機能も最初からそろっています。外部ツールを探して連携させる手間やコストを省けるのは、大きなメリットです。
とはいえ、いきなりひとつに決めるのは難しいですよね。まずは、自分に必要な機能や「こうなったらいいな」と思う項目を書き出してみましょう。そのうえで、無料アカウントを登録し、実際の操作感を確かめてみるのがおすすめです。
他のサービスとも迷っている場合は、比較記事を参考にしてみてください。
Wix では、用途に合わせて選べる 3 つのホームページ作成ツールや無料HTMLテンプレートも豊富に用意されています。
もっと詳しく
Wix AI サイトビルダー
Wix AI ビルダーは、Wix の AI デザインツール「Wix ADI」 (2016年にリリース)の進化版 AI ツールです。まるでチャットする感覚でいくつかの質問に答えるだけで、AI があなたの目的に合わせたホームページを自動で作成してくれます。
ビジネスの内容やサイトで達成したいことを入力するだけで、必要なページ構成、ビジネス用アプリ、画像や文章まで自動生成。あなただけのオリジナルサイトがすぐに完成します。
サイト制作に時間をかけたくない方や、初めてでどこから手をつけていいかわからない方におすすめです。

Wix エディタ
Wix エディタは、ドラッグ&ドロップ操作で直感的に使える HTML エディタです。800 種類以上のテンプレートから選ぶことも、一から自由にデザインを始めることもできます。
デザインの細かい部分まで自由に調整できるため、ブランドらしさをしっかり表現したい方におすすめです。モバイルとデスクトップ、それぞれの表示を個別にカスタマイズできるのも特長です。
さらに、AIによる文章生成・画像作成・レイアウト提案などの便利なツールも多数そろっています。手間を減らしながら、洗練されたサイトがつくれます。

Wixエディタでは、Velo by Wix という開発環境を使って、より自由度の高いカスタマイズが可能です。HTML・CSS・JavaScriptといったマークアップ言語を使って、独自の機能を追加できます。
たとえば、カスタムデータベースと連携して動的なページを作ったり、JavaScriptでインタラクティブな動きを加えたりできます。また、Wix のサーバーサイド API 「Wix Headless」を使えば、既存のサイトに Wix アプリをインストールすることもできます。
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Wix Studio
クライアント向けのサイトを制作している方や、複雑なデザイン要件を抱える企業には、Wix Studio が最適です。
Wix Studio は、チームで使える共同編集機能と、きめ細かなデザインカスタマイズを両立したプロフェッショナル向けの制作環境です。レスポンシブ対応やアニメーションの細かな動きまで、思いどおりにコントロールできます。
さらに、Figma で作成したデザインをそのまま Wix Studio に取り込んで編集できるため、デザイナーの意図をそのまま Web 上に再現できます。
→ Wix Studio の詳細はこちら

03. 必要なページとコンテンツを整理する
デザインに取りかかる前に、まずはどんなページが必要かを洗い出しましょう。
サイトの目的に合わせて、構成をあらかじめ決めておくことで、制作作業がスムーズになります。基本となるのは以下のページです。
ホームページ(トップページ) 訪問者の第一印象を決める重要なページです。良い印象を与えられるチャンスは文字通り一度きりしかありません。たいていの訪問者が最初に到達するページであるため、クリーンで整理された、目を引くデザインにするよう心がけましょう。あなたが誰で、何をしているかということも明確に伝える必要があります。
トップページにはロゴ、会社やブランド名、スローガン(あれば)、「もっと見る」ボタンなど、最も重要な情報を掲載します。これらの情報は、トップページのファーストビュー(画面をスクロールせずに閲覧できる領域)に表示させることがポイントです。
自己紹介や理念を伝えるページ(About) あなたの会社やブランドを象徴するストーリー、価値、その実現方法など、ビジネスに関する情報を記載するページです。「私」や「当社」など、自身の思いが伝わる一人称を使い、(目標から大きく外れない範囲で)少しユーモアも交えた文章を作成してみましょう。また、あなたと取引をするクライアントはやはり取引先の顔が見たいものです。あなた自身やチームメンバーの写真も忘れずに追加しておきましょう。
お問い合わせページ
Web サイトを見た訪問者があなたにすぐに連絡できるよう、電話番号、住所、ビジネス用のメールアドレス、ソーシャルメディアアカウントなどの連絡先情報を記載しておきましょう。ライブチャットを追加して、その場で訪問者の質問に回答することもできます。
これらに加えて、サイトの内容や目的に応じて、以下のようなページを検討してみてください。
カテゴリーページ
特にネットショップやブログでは、コンテンツを整理するためのカテゴリーページがあると便利です。訪問者が迷わず目的の情報にたどりつける、ナビゲーション的な役割も果たします。
商品ページ
商品ページには、商品の魅力や特徴がしっかり伝わるように、画像や動画、レビュー、関連商品などのセクションを用意しましょう。購買意欲を高める設計が重要です。
サービス紹介ページ
提供しているサービスの内容や料金、対応できる業務の範囲を紹介するページです。たとえばフリーランスの方であれば、受けられるプロジェクトの種類や料金パッケージを明示すると効果的です。
サポートページ
問い合わせ方法や、返品・配送に関する情報など、ユーザーからの質問が多い内容をまとめて掲載します。信頼感のある運営につながります。
チェックアウトページ
ECサイトやサービス販売を行う場合、支払いまでの流れを簡潔にまとめたチェックアウトページが必要です。支払い方法は複数用意し、入力フォームはできるだけシンプルにすると離脱を防げます。
よくある質問(FAQ)
よくある質問ページを追加して、事前によくある疑問に答えておくことで、問い合わせの手間を減らし、信頼感を高められます。内容は定期的に見直して、最新の質問にも対応しましょう。
レビュー・お客様の声ページ
動画・星評価・文章など、実際のユーザーからの評価をまとめたページです。購入を迷っているユーザーの背中を押すきっかけになります。
プライバシーポリシーページ
個人情報の取り扱いについて明記するページです。特に海外のユーザーを対象とする場合や広告を運用する場合は、法的にも掲載が求められることがあります。
ブログ
ブログは Web サイトのアクセス数を増やすためにも効果的で、それ自体を収益化する方法もいくつかあります。これまで遭遇した問題を解決するためのヒント、方法、コツなど、読者の役に立つ内容を執筆するのがアクセス数を増やすポイントです。
事前にこうしたページの構成をイメージしておけば、後の作業が格段にスムーズになります。
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04. サイトをデザインする
いよいよ Web デザインのステップです。訪問者の多くは、見た目のデザインだけでサイトの信頼性を判断していると言われています。だからこそ、ひとつひとつの要素を意識して設計することが重要です。
以下のポイントを押さえて、伝わるデザインを目指しましょう。
カラー(配色)
色は、訪問者が最初に目にする要素のひとつです。色の選び方次第で、印象や感情が大きく変わります。
基本は、ブランドカラー1色+補助カラー2〜3色程度に絞るのがおすすめです。注目してほしいボタンや見出しには、鮮やかな色を使い、自然に視線を誘導しましょう。
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ナビゲーションメニュー
メニューは、訪問者がサイト内を移動するための「地図」です。構成や表示順は、目的に合わせて整理することが大切です。
たとえば、旅ブログなら「旅行のヒント」や「行き先別のカテゴリ」がすぐに見つかる構成が理想です。訪問者が探している情報に、できるだけ短いステップでたどり着けるようにしましょう。
ボタン
ボタンは小さくても大事な要素です。購入や申し込み、会員登録など、行動を促す役割を担っています。
ボタンは一目でわかるようにデザインしましょう。色やサイズ、配置は目立つようにしつつ、クリックした先がきちんと予想できるようなラベルをつけることがポイントです。
SNSのアイコンやダウンロードマークなど、よく知られた視覚表現をうまく活用するのも効果的です。
ビジュアル要素
画像や動画、スクロールエフェクトなどのビジュアル要素は、ユーザー体験を豊かにしてくれます。ただし、詰め込みすぎは逆効果。余白を活かし、情報が整理されたレイアウトを心がけましょう。
Wixでは、高品質なストック画像やAI画像生成ツールが利用可能です。背景や図形、レイアウトの組み合わせも自由自在です。また、ロゴをまだお持ちでない場合は Wix のロゴジェネレーターを使ってブランドのイメージづくりも始められます。

モバイルデザイン
小さなスマホ画面では、表示する要素を絞り込み、最も重要な情報を先に見せる工夫が必要です。ハンバーガーメニュー(三本線)を使ってリンクを整理すると、スッキリとした印象になります。
表示速度も重要な要素です。Google PageSpeed Insights や Wix のダッシュボードを使って、サイトパフォーマンスを確認しておきましょう。
Wix なら、グローバルに分散されたサーバーや自動キャッシュ処理・画像の WebP 変換などで、高速な表示を実現しています。
さらに、モバイル専用の編集ビューでスマホ版を個別に調整したり、AI を活用したアプリ化ツールで自分のサイトをアプリとして展開することも可能です。

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レイアウト
ページの印象を大きく左右するのがレイアウト設計です。どの情報をどこに配置するかによって、伝わり方やユーザーの行動が変わってきます。
2カラム・3カラム・全幅レイアウトなど、目的に応じて、最適な構成を考えてみましょう。
2カラムレイアウト 片方に画像、もう片方にテキストを配置するなど、視覚と情報をバランスよく見せたいときに有効です。読みやすく、整理された印象を与えることができます。
3カラムレイアウト 商品紹介や特徴比較など、複数の情報を並列に見せたいときに便利です。ただし、モバイル表示では縦並びに変換されるため、情報量が多すぎないよう注意しましょう。
全幅レイアウト ビジュアルを大胆に使いたいときに適しています。たとえば、ヒーロー画像や動画をトップに配置することで、インパクトのある第一印象を演出できます。
いずれの場合も大切なのは、視線の流れを意識することです。
ユーザーが自然に情報を追えるように、余白や要素の配置に気を配りましょう。

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→ カラムとは?
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Wix の使い方のヒント
作りたいイメージがなんとなく固まってきましたか?まずは他の Web サイトをいくつか見て参考にしてみましょう。や、目を引く Web サイトのデザインをチェックして、浮かんできたアイデアをメモするのも良いでしょう。Pinterest や Dribbble など、インスピレーションを得るのに最適なソーシャルサイトも多々あります。
05. コンテンツの準備
さて、ここからは実際にサイトに掲載する内容を準備していきます。画像、スローガン、動画、テキストなど、できる限りオリジナルのコンテンツを掲載して、他にはないブランド独自のサイトに仕上げていきましょう。
ストック写真を掲載する場合は、必ず関連する法規制を確認しましょう。Wix では、Unsplash との提携による 100 万種類以上の無料画像ライブラリや、Wix オリジナルのインタラクティブ動画など独自のメディアコンテンツを豊富に取り揃えています。ストック写真や画像も充実しているため、必ずお気に入りの素材が見つかります。
多くのコンテンツがあるのは良いことですが、常に量より「質」を優先するよう心がけましょう。人が画面上で文字を読むスピードは通常より25%遅くなるため、その分すべてのコンテンツを見てもらえる可能性が低くなるからです。
また、サイトにコンテンツを追加すればするほど、各ページの読み込み時間が長くなります。サイトの読み込み時間が長いと訪問者は他社サイトに移ってしまうでしょう。そのため、コンテンツをひとつのページに集中させず、分散させて各ページのサイトの読み込み速度を維持する工夫も必要です。

06. ドメインを取得する
そもそもドメインとは、あなたのサイトの「名前」にあたるものです。オリジナルのドメイン名を設定することで、サイトにプロフェッショナルな印象を与えることもできます。
ブランド名と一致したドメインは信頼性につながるため、多くのブランドでは、ブランド名とドメイン名を一致させています。ブランド名が決まったら、次に、「.COM」「.ORG」「.NET」など、目的に合ったトップレベルドメイン(TLD) 拡張子を選びましょう。 たとえば、Wix というブランドであれば、wix.com というドメイン名になります。
ドメイン名を決める際には、次のようなポイントを意識してください
ブランド名やサイト名と一致している
シンプルで覚えやすく、誤入力されにくい
信頼感のあるトップレベルドメイン(TLD)を選ぶ
ドメイン名を見ただけで事業内容がわかる
使いたいドメイン名候補が決まったら、空きドメイン検索で取得可能かどうかを確認しましょう。希望のドメイン名が利用できる場合は早めに取得されることをおすすめします。
希望する名前が既に使用されていた場合は、少し違ったバリエーションで再度検索してみましょう。語順を変えたり、先頭に「the」などの文字を追加したり、ドメイン拡張子を変えてみたり。拡張子は .org や .net など 45 種類のトップレベルドメインから選択できます。ビジネスの種類と地域に応じて最適なものを選びましょう。
決まったら、Wix などの公式レジストラ(ドメイン登録機関)を通じて購入しましょう。必要であればサブドメインや独自ドメインのメールアドレスを取得することも検討します。

07. レンタルサーバーを選ぶ
ここまで読み進めて、「作ったサイトは、どうすれば実際にインターネット上で公開されるのだろう?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
その答えが、サイトをホスティングするためのレンタルサーバーの利用です。
レンタルサーバーとは、あなたの Web サイトのデータを保存し、オンライン上でアクセスできるようにする「保管場所」のような存在です。
VPS(仮想専用サーバー)、共有ホスティング、マネージドホスティング、クラウドホスティングなど、いくつかの種類があります。
Wixなら、すべておまかせ
Wix では、サイトを公開するだけで自動的に無料レンタルサーバーが提供されます。外部のサーバーや専用レンタルサーバーを契約する必要はありません。
さらに、Wix のプラットフォームは、世界各地に分散された複数のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を活用し、99.99% のサーバー稼働率を実現しています。
セキュリティも万全
Wix のレンタルサーバーに含まれるのはホスティングだけではではありません。Wixでは、以下のような企業レベルのセキュリティ機能も標準搭載されており、あらゆるサイバー攻撃に対して堅牢な対策が施されています。
24時間365日の監視体制
自動バックアップ機能
TLS 暗号化と公開鍵証明書
多要素認証によるさらなるセキュリティ強化
こうした対策により、Wixでは安全性・信頼性の高いサイト運営が可能です。
次は、いよいよサイト公開に向けた最終確認と、集客につなげる施策をご紹介します。
08. Web サイトを公開し集客を目指す
Web サイトが Google 検索で上位に表示されるまでには、実にさまざまな要素が関係しています。Web サイトの順位付けを行う Google のアルゴリズムは、コンテンツの質、業界での競争性、被リンクの数など、数百ものの基準から成り立っています。SEOで結果を出すためには時間と忍耐、粘り強さが必要です。
実は、ページの作成過程ではじめられる SEO 対策はたくさんあります。以下の項目を参考にして SEO に強いサイト作成を目指しましょう。
キーワード キーワード調査を行って、自分のサイトに関連のあるキーワードを絞り込みましょう。まずは、潜在的な訪問者が Google であなたのサイトを見つけるために使いそうな検索用語を考えてみます。 キーワードの案がそれなりに出揃ったら、その中からメインとなるキーワードをひとつと、その下位のサブキーワードをいくつか選びます。そして、選んだキーワードをコンテンツ全体に散りばめましょう。なお、キーワードをこれでもかと盛り込むのはやめましょう。コンテンツ内に不自然にキーワードが含まれている「あからさま」なページは検索エンジンから評価されなくなってしまうからです。
SEO 内部対策 SEO の内部対策 とは、検索エンジンにページの概要を伝えるための手法です。Wix エディタでは、サイトの各ページにメタデータを記入する欄があります。ここで各ページの URL、SEO タイトル(Google 検索結果で青字で表示されるリンク部分)、ディスクリプションを設定します。訪問者は気づかないところかもしれませんが、検索順位を決める上では必要不可欠な要素です。
階層 Google ボットはきちんと構造化されたサイトを好む傾向にあります。各ページのコンテンツを作成する際も、重要な内容を最初に配置したり、セクションごとに異なる見出しをつけてその下に短い段落をつなげたりと、階層を少し意識してみましょう。SEO 効果を高めることはもちろん、Web コンテンツを流し読みする傾向が高まりつつある訪問者にとっても読みやすいサイトに仕上がります。
ローカル SEO 実店舗や拠点のあるビジネスなら、その「特定の地域の人々」が検索した結果画面に自分のサイトを表示させる方法を考えてみましょう。Google マップに情報を表示させたい場合はまず Google マイビジネスへの登録が必要です。また、すべてのオンラインチャネルに同じ連絡先情報が掲載されていることも重要です。ローカル SEO の基本を学んで地元の顧客に自身のビジネスをアピールし、実店舗への訪問者数を増やしていきましょう。
代替テキスト Google はウェブサイト上の画像を視覚的に見て理解することはできません。よって、画像を含めたサイト全体のコンテンツを Google に理解させたり、画像検索で結果画面に表示されるためには、 画像に代替テキストを設定する必要があります。代替テキストは訪問者には見えませんが、画像の内容を Google が判断するために重要な役割を果たしているので、設定をお忘れなく。
内部リンク サイト内のページ間リンクが多いほど、Google ボットがサイト内を巡回しやすくなり、サイトコンテンツをよりよく理解できるようになります。内部リンクを戦略的に挿入することは、結果的に Google からのサイトの評価を高めることにつながります。訪問者により多くのページを見てもらうためにも、サイト全体に各ページへのリンクを分散させて配置しましょう。
もっと詳しく▼
「WixはSEOに弱い?」という質問に回答したブログ記事をお見逃しなく。
ホームページ作成のヒント
サイト作成においても、To-Do リストをつくっておくと非常にスムーズです。Wix の SEO 機能なら無料で Web ページを分析し、各ページで対応が必要な個別の SEO チェックリストを作成してくれる便利なツールです。サイトの SEO 対策を行う際にはぜひ利用してみてください。

\豊富なSEO&集客ツールが充実/
SNSマーケティング
SNSを使った集客では、コンテンツ作成・ユーザーとの交流・ターゲティング広告のバランスが重要です。
ポイントは、「全部やろうとせず、ターゲットがよく使うSNSに絞る」ことです。
Wixには、投稿スケジュール管理やAIによるキャプション生成、SNS広告の作成機能などがあり、SNS運用を効率化できます。
また、SNSでは一方的な発信だけでなく、フォロワーとの双方向のコミュニケーションを大切にしましょう。
コメントに返信したり、ユーザーの投稿に目を通したりすることで、ブランドへの親近感が高まります。
さらに、影響力のあるインフルエンサーや業界の専門家とのコラボも、新規ユーザー獲得に効果的です。
Webサイトを公開したあとの運用こそ、成果につながる大切なステップです。
Wixには、宣伝・分析・改善に必要なツールがすべてそろっています。ぜひ積極的に活用して、あなたのWebサイトをさらに成長させましょう。
09. ビジネス機能を追加する
インターネットは世界最大のモノやサービスの市場になりつつあります。ビジネスチャンスを逃さないためにも、必要な機能はすべて Web サイトに組み込んでおきましょう。Wix には企業規模や業種にかかわらず、サイトを通じた顧客とのやり取りをサポートするプロ向けのビジネス機能が多数揃っています。
ブッキング 何らかのサービスを提供する Web サイトには、年中無休で稼働可能なオンライン予約や決済機能が必要です。Wix ブッキングならスタッフのカレンダー管理から便利なマーケティングオートメーションまで、業界最先端をいく数々の機能をご利用いただけます。しかも、オンライン決済を行った場合の手数料は一切かかりません。
eコマース オンラインで商品を販売して安定した収益源をつくるには、ネットショップが最適です。注文の追跡、手軽なオンライン決済、ドロップシッピングを利用したビジネス拡大など、Wix のプラットフォームひとつですべての業務を管理できます。
写真販売 自分の作品を Web サイトで公開したい、写真をオンラインで販売したい、魅力的なサイトで新規顧客を獲得したい場合などには、専用のテンプレートと機能を利用したフォトギャラリー Web サイトを作成してみましょう。
音楽配信 Wix ならポッドキャスト配信や音楽配信も可能です。自分の感性とクリエイティビティ溢れるサイトを通じてオーディエンスを増やしていきたいクリエイターは Web サイトを通じて自分の音楽を直接販売し、100 %の利益を獲得することができます。サイトで販売された音楽は、120 件のデジタルストアにも同時配信されます。
ホテル Wix なら、予約の管理、各言語での客室予約、即時予約確認メール、オンライン決済など便利な宿泊管理機能を備えたホテルサイトを作成できます。専用のテンプレートとヒントを活用して、宿泊客の気分を盛り上げる本格的なホテルサイトを作成しましょう。
レストラン オンライン注文や席予約など、顧客が便利に利用できる本格的なソリューションを備えたレストランサイトも簡単に作成できます。訪問者を惹きつける美味しそうなメニュー写真を掲載したり、Facebook ビジネスアカウントや Foursquare ページとリンクさせてビジネスの機会を拡大させましょう。レストランのホームページ事例も参考にしてデザインを考えてみては?
Wix の使い方のヒント App Market にはほかにも Web サイトを通じたビジネスをサポートする便利な機能がたくさん。チャット、決済機能、ポップアップ、Google での広告出稿など、ビジネスに関わる多くの機能を網羅しています。

10. 訪問者とのエンゲージメントを促す機能を追加
Web サイトはただ単に閲覧するだけの静的なコンテンツではありません。今日の訪問者はサイトを通じて何らかのアクションを起こすことを期待しています。適切なプロモーションツールを追加して、訪問者を顧客へ、そして顧客を常連客へと変えていきましょう。エンゲージメント獲得におすすめのツールは以下の通りです。
ライブチャット チャットを導入するだけで売上に驚くほどの効果が出ることも。実際、Wix の独自調査では、Web サイトにライブチャット機能をインストールした場合わずか1か月後に予約数が 33 %、売上が 39 %増加したという結果が出ています。 サイトにチャット機能を追加することで、訪問者があなたと連絡を取れる確率がぐんと高まります。迅速なカスタマーサポートを提供したり、商品を購入するか迷っている訪問者の背中を押したり…画面上でユーザーと直接連絡が取れるだけでエンゲージメントに大きな違いが生まれるのです。
ソーシャルメディア Web サイトと同様、ソーシャルメディアチャネルはオンラインプレゼンスを高めるための重要な要素です。まずは Web サイトと SNS アカウントを相互にリンクさせましょう。SNS アカウントにはサイトの URL を記載し、サイトのトップページには SNS アイコンを追加します。これらのアイコンはメニューバーのすぐ下、ページの左右、またはフッターなど見えやすい場所に配置するのが基本です。

メールマガジン かつてオンラインマーケティングの要とされていたメルマガは、今でもホームページへのアクセスを伸ばし、ビジネスを盛り上げてくれる頼れる存在です。最新のセール情報を告知したり、ブログ記事を宣伝したり、会社の節目や業績を記念するコンテンツを配信したり、購読者にさまざまな情報を伝えることができます。まずはメーリングリストの購読者数を増やすために、サイト上にライトボックスを追加して定期購読への登録を促しましょう。それと同時に初回のメルマガ配信をはじめます。Wix のメルマガ配信ツールなら、豊富に揃ったテンプレートで簡単に美しいメルマガを作成・送信し、ダッシュボードから開封率などの統計を一目で確認することができます。
フォーム ホームページにオンラインフォームを設置して、訪問者から商品、サービス、サイト、またはカスタマーサポートなどに対する意見を安全に収集しましょう。顧客から収集した意見を「お客様の声」としてサイトに掲載するのも良いでしょう。フォームに含めるフィールド数は最小限にとどめ、最も欲しい情報のみを聞くのが回答率を高めるコツです。質問が多すぎると、フォームの入力自体を面倒だと感じてしまうユーザーが増える可能性があります。
\ホームページ運営に必要なツールが満載/
11. 第三者にフィードバックを依頼する
ここまでたどり着いたら、ホームページのコンテンツはほぼ出来上がっており、すぐにでも「公開」ボタンを押したいところでしょう。でもここで我慢してもう一つステップを踏んでみましょう。自身のウェブサイトを客観的に評価するのは極めて難しいことなので、第三者にフィードバックをお願いしてみましょう。
ポートフォリオサイト、ブログなど、作成しているサイトの種類に関わらず、まずは一歩譲って信頼できる人に率直なフィードバックを依頼しましょう。大事なのは、厳しい意見にも耳を傾けること。常に自分が欲しいコメントだけが来るとは限りません。使い勝手の良い万全のホームページを完成させるために、友人や同僚に以下の点を確認してもらいましょう。
テキストは校正済みか いくら美しいサイトを作っても、スペルミスや誤字脱字があるとプロとしての信頼が損なわれてしまいます。
ページのナビゲーションが使いやすいか 2~3回以上クリックしないとサイトの重要なページに到達しない場合は、メニューの見せ方やサイト構成を再検討する方が賢明です。
サイトがスマホ向けに最適化されているか インターネットユーザーの約 50 %はモバイル端末から Web サイトを閲覧すると言われています。スマホサイトが見づらいという理由で半数のユーザーを逃さないよう、きちんとチェックしましょう。
すべてのリンクが動作するか リンクをひとつひとつクリックして、エラーページに遷移しないことを確認します。また、サイトからの離脱を防ぐために、外部リンクは新しいタブで開くことをおすすめします。
すべての SEO 項目が正しく設定されているか 代替テキストからタイトルタグまで、確認すべき SEO 項目は多数あります。Wix 独自の SEO ツールを活用して検索順位アップとオンラインプレゼンスの強化に努めましょう。
Wix の使い方のヒント 注意すべき要素がたくさんあるため、もしかしたら何か見逃しているかも…と不安になるかもしれません。この完全ガイドに沿って必要なことをひとつひとつ確認していきましょう。ホームページを公開する前に確認すべき 20 のチェックリストも参考にしてみましょう。
12. サイト公開後も、継続的に改善する
多くのステップを乗り越えて、ついにホームページを公開されたあなた。一息つきたいところですが、これですべて終わりではありません。むしろウェブサイトは公開後が本番です。
定期的に Web サイトを更新したりコンテンツを追加することは、訪問者とのエンゲージメントアップに繋がるだけでなく、検索エンジンからもポジティブな評価を得ることができます。どんなコンテンツを追加したら良いかわからない方は、四季折々のトピックやトレンドに沿ったコンテンツを検討してみましょう。また、Instagram フィードをサイトに埋め込むことで、トップページに最新のコンテンツが自動的に表示されるように工夫することもできます。
Wix のマーケティングツールやトラッキングツールを連携して、サイトの成長具合とパフォーマンスを定期的に測定していくのも重要です。サイトの状況を測定できるプラットフォームには色々なものがありますが、まずは Google が無料で提供しているツールからマスターするのがオススメです。
Google アナリティクス この名前を聞いたことがない、という方はおそらくいないのではないでしょうか?ページの訪問者数、流入元、ブログページでの滞在時間など、Web に関するありとあらゆる情報を無料で収集できる Google の看板ツールです。ぜひ、効果的な使い方を学んでみてください。
Google Search Console 主要な検索エンジンでの順位付けについてもっと知りたいという場合はこちら。サイトが検索されたホットなキーワードから時系列的なパフォーマンスまで、オーガニック検索からのトラフィックに関する詳細なインサイトを入手できます。
ヒートマップ 詳細なカラーコードを使用して、サイト訪問者がページのどこを見ているのか、また何をクリックしたのかなどという行動を視覚化するのがヒートマップです。この結果をもとにデザインやコンテンツを改善することができます。Wix なら App Market から機能拡張アプリを追加することで、ヒートマップ機能が使えます。

まとめ
近年、ホームページはビジネスにおいて欠かせない存在になりつつあります。
とはいえ、「とりあえずあればいい」という時代は終わりました。
大切なのは、訪問者にも検索エンジンにもわかりやすく、伝わるコンテンツが用意されているかどうか。そして、そのサイトが目的を果たしているかが問われています。
ホームページ作成は、目的の設定から設計・デザイン・運用まで、段階的に進めていく戦略的なプロセスです。見た目を整えるだけでなく、訪問者にとって価値のある体験を設計することが成果を生み出す鍵になります。
Wix なら、AIを活用したコンテンツ制作、SEO、集客、アクセス解析まで、すべてをひとつのプラットフォームで完結できます。
あなたのビジネスを一歩前に進めるために、今すぐ Wix で、ホームページ作りを始めてみませんか?
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この記事を書いた人

下瀬 美幸(Miyuki Shimose)
Wix 公式ブログ編集者/ SEO エキスパート・ブログライター