【疑問解決】ホームページとは?Webサイトとの違いを詳しく解説

何かを買ったり、調べたりしたいときに皆さんはまず何をしますか?
とりあえずネットショップを検索したり、取引先の会社ホームページや欲しいブランドの公式 Web サイトを見てみるという方が多いかと思います。
でも、この「ホームページ」と「Web サイト」、上の例では同じ意味で使われているように見えます。似ているけど実際何が違うの? 使い分けは必要?と疑問に思われたことはありませんか?
結論から言うと、「ホームページ」と「Web サイト」はほぼ同義語として使って問題ありません。本来、ホームページはブラウザで最初に開く(文字通り「ホーム」となる)ページのこと、Web サイトはウェブ上にあるページをまとめて表すための言葉でした。
この記事では、ホームページと Web サイトの表記の細かな違いや、実際の使い分け方について詳しく解説していきます。
目次:
1. 4つの用語の違いを解説
(1) ホームページとは?
ホームページとはそもそも、ブラウザを立ち上げたときに最初に表示されるページを指す言葉でした。たとえば、Google Chrome の場合、初期設定だとブラウザを立ち上げたときに Google 検索の画面が表示されますね。これが、本来の「ホームページ」です。
その後、時代が進むにつれてサイトの起点となるページ(トップページ)がホームページと呼ばれるようになりました。
日本語ではここからさらにホームページの定義が広がり、今では「ホームページ」が Web サイト全体を指す意味で使われることが多くなっています。
(2) Web サイトとは?
Web サイトとは、インターネット上に存在する個々の Web ページを総称したものです。たとえば Wix の場合、「https://ja.wix.com/」はホームページ(トップページ)であり、Wix の公式 Web サイト全体を指す URL でもあります。
(3) Webページとは?
Web ページとは、Web サイトを構成するそれぞれのページのことを指します。ブラウザでサイトを開くとあるページが表示され、ボタンやリンクをクリックすると次のページが開きますが、このそれぞれが1つの Web ページです。
たとえば、Wix 公式サイトの場合、「https://ja.wix.com/website/templates」はサイトに属する「機能紹介の Web ページ」になります。
(4) ブログとは?
ブログとは、「ウェブログ(=Web上に記録する)」の略語で、日記や記事をインターネット上で公開するためのWebサイトの一種です。
個人がブログサイトを開設して更新していくパターンと、企業のホームページの一部としてブログセクションを設けている場合の2種類がよくみられます。
Wix では公式サイトと同じドメイン(https://ja.wix.com)の下にブログセクション(https://ja.wix.com/blog)を設けて、ホームページ作成やデザイン、SEO などについての情報を発信しています。
2.「ホームページ」と「Web サイト」の使い分け方
では、ここで「意味がほぼ同じということは分かったけど、ホームページと Web サイトの使い分けはすべきなの?」という疑問にお答えします。
(1) 基本的に同義語として使える
「ホームページ」と「Web サイト」は上述の通り、基本的に同じ意味で使えます。
ただ、日本語の場合はどちらかというと「ホームページ」の方がなじみがあり、広く伝わる言葉であるようです。
また、英語の「website」は同じく Web サイト全体を指しますが、英語で「homepage」はサイトのトップページのみを指します。英語と日本語で「ホームページ」の定義が異なるため、英語圏でビジネスの経験がある方と話す場合や、海外向けに多言語サイトを作成する場合などはこの点を覚えておくとよいでしょう。
(2) 相手によって使い分ける場合もある
上記以外にも、Web デザイナーや制作会社の方などは日常的に業界用語として「Web サイト」を使っていることが多いと考えられます。これに対して、Web にあまり詳しくない方はより一般的な「ホームページ」を使う傾向があります。
この2つの用語の意味は現在ほぼ同じであるということを頭に置いて、やり取りする相手の認識に合わせた用語を使っていくのがベストだと言えるでしょう。
使い分けをしなければならないということはもちろんありませんが、ホームページ作成やリニューアルに関する打ち合わせでは「Web サイト」、自社のブログでユーザー向けの一般情報を発信する場合は文章内で「ホームページ」を使うなど、話の対象に応じて最も適した表現を選ぶことでコミュニケーションが円滑に進む可能性が高まります。
3. ホームページの7つの種類を解説
「ホームページ」と「Web サイト」の定義が分かったところで、よく耳にするホームページの種類についても覚えておきましょう。以前は単に会社ホームページや公式サイトという呼び方が一般的でしたが、ホームページの作成が主流となった今では実にさまざまな形態のサイトが登場してきています。
(1) コーポレートサイト
コーポレートサイトとは、企業の情報を掲載する公式 Web サイトのことです。顧客や取引先に自社のことをより良く知ってもらえるよう、会社の基本情報に加えてユニークなスタッフ紹介やブログなどを設けているサイトもあります。
ターゲット:顧客、取引先、株主など
主なコンテンツ:会社概要、最新ニュース、商品・サービス説明、代表挨拶・社員紹介、過去実績、お客様の声、採用情報、カスタマーサポートなど
(2) サービスサイト
サービスサイトとは、商品やサービスの紹介に特化したサイトのことです。商品やサービスに関する詳しい情報を掲載して新しい見込み客の獲得を狙います。
ターゲット:見込み客
主なコンテンツ:商品・サービス情報、電子版のパンフレットやカタログ、資料請求・見積もり依頼フォームなど
(3) EC サイト
一般的に「ネットショップ」「オンラインストア」などとして知られるショッピングサイトのことです。Amazon や楽天市場、もしくは自社の通販専用サイトなど、商品の販売を目的として作られたサイトがこれにあたります。

ターゲット:見込み客
主なコンテンツ:商品・サービス情報、購入~オンライン決済までの一連の EC 機能
(4) ランディングページ
ランディングページ(LP)とは、ある特定の商品 / サービス / イベントなどを宣伝するためのシンプルな Web ページのことです。
複数のページで構成される Web サイトと異なり、ランディングページは通常縦長の1ページ構成のものがほとんどです。情報の掲載だけでなく、顧客に期待するアクション(例:商品の購入や相談予約など)が明確に定まっているのも特徴です。
ターゲット:見込み客
主なコンテンツ:商品・サービスの紹介、CTA(行動喚起)ボタンやお問い合わせフォームなど
(5) ブランディングサイト
ブランディングサイトとは、企業のブランドイメージを周知させる目的で作成されたサイトのことです。企業が提供するブランドの価値をユーザーに認識してもらい、ブランドに対するロイヤルティを高めてもらうことを目的としています。そのため、文字による説明よりもデザイン性を重視したサイトが多くなっています。
ターゲット:顧客、取引先、株主など
主なコンテンツ:ブランドスローガンや歴史などブランドに関する説明、商品・サービス紹介など
(6) リクルートサイト
リクルートサイトは、採用情報を掲載する Web サイトのことです。コーポレートサイトとは異なり、新しい人材の採用に主眼を置いて構築したサイトです。求人媒体に広告を掲載する方法もありますが、それと並行して自社の採用サイトを開設する企業も年々増えてきています。
ターゲット:求職者
主なコンテンツ:会社概要、求める人物像についての説明、募集職種、応募フォームなど
(7) オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社で保有(own)するメディアの総称です。本来の意味だとパンフレットなどの紙媒体からコーポレートサイト、ブログ、EC サイトなど企業が自社で管理しているものすべてを指しますが、デジタルマーケティングでは基本的に有益な情報発信を行い、エンゲージメントを高めるための Web 上のメディア(ブログや情報サイトなど)の意味で使われます。Wix の場合は、公式ブログが一種のオウンドメディアだと言えます。

このほかにもマーケティング用語で「ペイドメディア(広告)」と「アーンドメディア(SNS や口コミなど)」といったものがあり、これらとオウンドメディアを相互活用して見込み顧客にアプローチしていく手法が主流となっています。
ターゲット:見込み客、顧客、取引先、株主など
主なコンテンツ:ユーザーにとっての有益な情報、最新ニュースなど
4. 結論:「ホームページ」と「Web サイト」は同じ意味で使って問題ない
「ホームページ」と「Web サイト」の定義と使い方についてお分かりいただけたでしょうか?基本的には2つとも同じ意味で使って問題ありません。どちらも同じものを指すということを認識した上で、使用する場面や相手に応じて柔軟に使い分けをすれば良いでしょう。
この機会にホームページを作成したい、デザインを変えてみたいという方は、ぜひ Wix 公式サイトも覗いてみてくださいね。

ライター: Wix Team