3月21日28 分

Wixの使い方を徹底解説|ホームページ作成手順14ステップ

最終更新: 3月28日

更新日 2024年3月21日(公開日 2017年8月22日)

クラウドベースのホームページ作成ツールの登場で、自分で Web サイトを作成することはこれまでになく手軽になりました。Wix なら豊富なHTMLテンプレートを自由自在にカスタマイズするだけで、プロ顔負けのホームページを簡単に作成することができます。

手軽に使えるツールでも、使いこなすためには、ホームページの基本的な作り方やツールの正しい使い方を知っておく必要があります。そこで今回は、Wix の使い方と、ホームページを作成するために必要な手順を 14 のステップに分けて解説します。Wix の使い方をわかりやすく解説した動画も参考にしてみてください。

  1. 目標を設定する

  2. Wix に無料登録する

  3. レイアウトを決める

  4. ドメイン名を申請する

  5. コンテンツの準備

  6. 基本のページを追加する

  7. ユーザビリティを考慮する

  8. SEO 対策を行う

  9. ビジネス機能を追加する

  10. アクセシビリティを意識する

  11. 訪問者とのエンゲージメントを促す機能を追加

  12. スマホ表示を最適化する

  13. 第三者にフィードバックを依頼する

  14. サイト公開後も、継続的に改善する

01. 目標を設定する

ホームページ作成をはじめる前に、まずはそれを通じて「何を達成したいか」を明確にしておきましょう。Web サイトと一口に言っても、さまざまな種類や目的があります。大きく分類すると、以下のようになります。

作りたいサイトはどのタイプに分類されていますか?どのタイプを選ぶにしても、肝心なのはひとつの目標に沿ってサイトを作成することです。成果の出るホームページを作成するためにも、サイト上のすべての要素を、その目標に合うよう設計する必要があります。
 

たとえば、「写真のネット販売」を行うショップサイトの場合は、作品を掲載する、ブログ記事を執筆する、自身の専門知識をシェアするなど、商品を販売するためのさまざまなテクニックを併用することができます。

Web サイトは、訪問者と検索エンジンの両者が「一目であなたのビジネスについて理解できる」内容でなければなりません。サイトの目標が複数あると混乱が生じ、訪問者がページの内容をよく見ずに離脱してしまう可能性が高まります。

02. Wix に無料登録する

ホームページの目標が設定できたら、Wix に無料登録をしてサイト作成を始めましょう。

  1. PC またはモバイルから Wix.com にアクセスします。

  2. メールアドレスを入力し、パスワードを設定したら無料登録は完了です。これでいくつでも Web サイトを作成することができます。

  3. 豊富に揃った Web サイトテンプレートの中からニーズに合ったものを選び、必要なツールや機能を追加してカスタマイズします。


 
作成のコツ:Wix のオンラインコースで、Wix エディタを使ったウェブサイト構築のノウハウや Web デザインのスキルを学び、魅力的なウェブサイトを作り上げましょう!

ゼロからオリジナルのデザインでホームページを作成したい場合は、白紙テンプレートを選んで自由にデザインすることもできます。白紙テンプレートからホームページを作成する 11 のステップを参考にしながら、理想のホームページを作成しましょう。

03. レイアウトを決める

訪問者はわずか 50 ミリ秒で Web サイトの印象を判断すると言われています。ページ全体の視覚的な構造、つまり「レイアウト」がとても重要だということです。

まずはレイアウトの基礎となるテンプレート選びが肝心です。テンプレートとは事前にレイアウトがデザインされた Web サイトの雛型のようなもので、Wix のテンプレートはすべてプロのデザイナーにより作成されています。テキスト、画像、色の追加や変更など、すべての要素を自分流にカスタマイズすることができます。Web デザインのコツを押さえて、読みやすく機能的なホームページを作成しましょう。

Wix は無料で800種類以上の ホームページサイトテンプレートを豊富にご用意しています。ブログ向けや、個人サイト向けなど、あらゆるビジネスに適したデザインが見つかります。レッスン講師向けサイトならオンライン予約ウィジェット、実店舗を紹介するビジネスサイトの場合は Google マップなど、各テンプレートに必要なツールが組み込まれているのでとても便利です。

800種類以上のテンプレートが無料で使える

Wix の使い方のヒント

作りたいイメージがなんとなく固まってきましたか?まずは他の Web サイトをいくつか見て参考にしてみましょう。Wix で作られたホームページの例や、目を引く Web サイトのデザインをチェックして、浮かんできたアイデアをメモするのも良いでしょう。Pinterest や Dribbble など、インスピレーションを得るのに最適なソーシャルサイトも多々あります。

04. ドメインを取得する

ドメインはインターネット上での住所のようなものです。ブラウザの URL バーに表示される “www.” の後の名前があなたのサイトのドメイン名になります。

オンラインビジネスの拡大を目指すなら、ドメイン名の登録は不可欠です。カスタムドメインを持つ Web サイトは通常、プロフェッショナルで信頼性が高いと判断されるからです。

ドメイン名は検索エンジン(Google、Yahoo など)が Web サイトの内容を理解するためにも役立ちます。そのため、妥当なドメイン名をつけることで SEO 効果も高まります。Wix なら、サイトのドメイン名を取得し、その名前と同じ独自ドメインのメールアドレスを取得することも可能です。

では、あなたのブランドに適したドメイン名の選び方をみてみましょう。「覚えやすいこと」を第一に、以下の点を考慮することが重要です。

  • 簡潔: 打ち間違えそうな長い名前より、短く覚えやすいものが最適です。

  • シンプル: 記号や特殊文字、数字の利用は控えましょう。

  • プロフェッショナル: 混乱を避けるために、ドメイン名にはあなたのビジネス名称を使用しましょう。

  • 連想的: ドメイン名を見ただけで事業内容がわかるのが理想です。ビジネスに関連する単語を組み込むのも良いでしょう。
     

使いたいドメイン名候補が決まったら、次はその名前が取得可能かどうかを確認しましょう。希望のドメイン名が利用できる場合は早めに取得されることをおすすめします。

希望する名前が既に使用されていた場合は、少し違ったバリエーションで再度検索してみましょう。語順を変えたり、先頭に「the」などの文字を追加したり、ドメイン拡張子を変えてみたり。拡張子は .org や .net など 45 種類のトップレベルドメインから選択できます。ビジネスの種類と地域に応じて最適なものを選びましょう。

05. コンテンツの準備

さて、ここからは実際にサイトに掲載する内容を準備していきます。画像、スローガン、動画、テキストなど、できる限りオリジナルのコンテンツを掲載して、他にはないブランド独自のサイトに仕上げていきましょう。

ストック写真を掲載する場合は、必ず関連する法規制を確認しましょう。Wix では、Unsplash との提携による 100 万種類以上の無料画像ライブラリや、Wix オリジナルのインタラクティブ動画など独自のメディアコンテンツを豊富に取り揃えています。ストック写真や画像も充実しているため、必ずお気に入りの素材が見つかります。

多くのコンテンツがあるのは良いことですが、常に量より「質」を優先するよう心がけましょう。人が画面上で文字を読むスピードは通常より25%遅くなるため、その分すべてのコンテンツを見てもらえる可能性が低くなるからです。

また、サイトにコンテンツを追加すればするほど、各ページの読み込み時間が長くなります。サイトの読み込み時間が長いと訪問者は他社サイトに移ってしまうでしょう。そのため、コンテンツをひとつのページに集中させず、分散させて各ページのサイトの読み込み速度を維持する工夫も必要です。

コンテンツを作り込む際は、ブランディングの観点をお忘れなく。ホームページはオンライン上の「顔」となる存在です。ブランドのテーマカラー、フォント、ロゴまで、すべての要素にあなたのこだわりを反映させましょう。ロゴをまだお持ちでない場合は、オリジナルのロゴを作成してサイトのメニューバー上に配置し、クリックでトップページに戻るように設定します。

06. 基本のページを追加する

会社やブランドにそれぞれの個性があるように、ホームページにも一つとして同じものはありません。しかし、わかりやすいサイトの基本構造には一定のルールがあり、訪問者もその情報がサイトに掲載されていることを期待しています。まずは以下を参考にサイトの基本ページを追加していきましょう。

トップページ: 訪問者の第一印象を決める重要なページです。良い印象を与えられるチャンスは文字通り一度きりしかありません。たいていの訪問者が最初に到達するページであるため、クリーンで整理された、目を引くデザインにするよう心がけましょう。あなたが誰で、何をしているかということも明確に伝える必要があります。

トップページにはロゴ、会社やブランド名、スローガン(あれば)、「もっと見る」ボタンなど、最も重要な情報を掲載します。これらの情報は、トップページのファーストビュー(画面をスクロールせずに閲覧できる領域)に表示させることがポイントです。

  • プロダクト/サービスページ
     
    プロダクトページは訪問者にあなたの商品やサービスを紹介し、販売につなげるためのページです。高画質の商品写真、詳細かつ説得力ある商品説明、販売条件(配送・返品ポリシーなど)を明確に記載しましょう。
     

  • 会社概要ページ
     
    あなたの会社やブランドを象徴するストーリー、価値、その実現方法など、ビジネスに関する情報を記載するページです。「私」や「当社」など、自身の思いが伝わる一人称を使い、(目標から大きく外れない範囲で)少しユーモアも交えた文章を作成してみましょう。また、あなたと取引をするクライアントはやはり取引先の顔が見たいものです。あなた自身やチームメンバーの写真も忘れずに追加しておきましょう。
     

  • お問い合わせ
     
    Web サイトを見た訪問者があなたにすぐに連絡できるよう、電話番号、住所、ビジネス用のメールアドレス、ソーシャルメディアアカウントなどの連絡先情報を記載しておきましょう。ライブチャットを追加して、その場で訪問者の質問に回答することもできます。
     

  • ブログ
     
    ブログは Web サイトのアクセス数を増やすためにも効果的で、それ自体を収益化する方法もいくつかあります。これまで遭遇した問題を解決するためのヒント、方法、コツなど、読者の役に立つ内容を執筆するのがアクセス数を増やすポイントです。
     

  • お客様の声
     
    良い顧客体験をした後に「その会社やブランドを他の人に勧めたい」と考える消費者の割合はなんと 69 %。顧客からのレビューをサイトに掲載して、口コミ効果で売上アップを目指しましょう。

07. ユーザビリティを考慮する

美しく作りこまれたホームページはもちろん素晴らしいのですが、それだけでは決して十分とは言えません。ページを訪れたユーザーにコンテンツを楽しんでもらい、エンゲージメントにつなげるにはサイト全体の操作性が重要になってきます。以下を参考に、サイトのユーザーエクスペリエンス(UX)を高めましょう。

  • アーキテクチャ
     
    一軒家の中にある部屋のように、サイト上のページもお互いが適切に、そしてスムーズにつながっていなければなりません。Web サイトのナビゲーションを向上させるためには、ページ間の内部リンクが有効です。「2クリックルール」に従って、トップページ→ページ①→ページ②のように、Web サイトのどのページからでも2クリック以内で他のページに移動できるような構造を考えましょう。
     

  • 配色
     
    マーケティングでも色彩心理学が取り入れられているように、色は人の感覚に大きな影響を及ぼします。ホームページの配色で基本となるのは、ベースカラー(約 60 %)、メインカラー(約 30 %)、アクセントカラー(約10 %)の 3 色です。無料のカラーパレットジェネレーターや、Web サイトのカラースキームに関する資料等を参考にして最適な色の組み合わせを決めていきましょう。
     

  • CTA(行動喚起)
     
    訪問者に期待する行動を取ってもらうためのメッセージです。Web サイトには「今すぐ登録」「今すぐチェック」「今すぐ購入」などの CTA が多く配置されているので、他のサイトを見てみるのも良いでしょう。CTA はボタンやテキストリンクなどの形が一般的です。短い文言に命令口調の動詞を組み入れ、「今すぐ」など緊急感を掻き立てるフレーズを入れておきましょう。
     

  • フォント
     
    質の高いコンテンツを用意しても、読んでもらえなければ意味がありません。Web サイトに最適なフォントをいくつかチェックして、読みやすく、ブランドのアイデンティティやサイトの外観にマッチするものを選びましょう。好みに合った無料フォントを Wix にアップロードして使用することもできます。タイポグラフィ(デザインの書体や構成・表現全般)という言葉は大げさに感じられるかもしれませんが、サイトの見やすさはユーザビリティ面でも非常に大切だということを覚えておきましょう。サイト上で使用するフォントは最大 3 種類までにとどめましょう。多くのフォントを使いすぎると統一感に欠けてしまいます。
     

  • フッター
     
    サイトの一番下にあるセクションです。フッターは訪問者がすぐに目にする部分ではありませんが、ユーザビリティを向上させるためにさまざまな工夫を施すことができます。たとえば、詳しい連絡先情報を記載したり、サイトのカテゴリーにリンクするシンプルなメニューを配置したり、サイトの免責事項を記載するのだって良いでしょう。フッターの存在を少し意識するだけで、ホームページのユーザーエクスペリエンスを飛躍的に向上させることができます。
     

  • メニュー
     
    Web サイトには必ず備わっている基本要素。クリックすることでサイトのカテゴリーを自由に移動できます。そのため、メニューバーはサイトのすべてのページに表示させる必要があります。メニューの種類は色々ありますが、画面固定型のメニュー(訪問者がスクロールダウンしても同じ位置に固定される)を設置することをおすすめします。画面を下スクロールしたときにメニューの位置が動いてしまうとユーザビリティに影響するからです。モバイル版のメニューでは表示領域が狭くなるため、カテゴリーの数を最小限に抑えましょう。
     

  • 動き(モーション)
     
    Web サイト上に存在するすべての非静的な要素のことです。モーションはさまざまな形状、サイズ、位置で適用することができます。マウスオーバー効果を追加したり、Wix ビデオメーカーで作成したオリジナル動画をページ背景として使用することもできます。アニメーションは訪問者の注意を引くのに有効ですが、やりすぎは禁物です。節度ある美しいサイトに仕上げるよう心がけましょう。
     

  • スクロールエフェクト
     
    その名の通り、訪問者がサイトを上下にスクロールしたときに現れる効果のことです。洗練された動きで訪問者を惹きつけ、ページ内の異なるレイヤー間の移動をスムーズに演出します。パララックススクロールという言葉を聞いたことはありませんか?視差効果を利用して本格的な 3D 効果を実装できるテクニックのことで、Web デザイン界でも年々人気が高まっています。このほか、Wix ではスクロールダウンで徐々に要素が表示される「リヴィール」や重要なポイントにフォーカスする「ズームイン」など、他にもさまざまなスクロールエフェクトを利用することができます。
     

  • 空白
     
    ホームページ上の何も表示されていない領域を指します。焦ってスペースを埋めようとする必要はありません。画像やコンテンツの間に空白を入れることで訪問者も「ちょっと一息」つくことができ、結果としてより良いユーザーエクスペリエンスにつながります。

Wix の使い方のヒント
 
イタリアを代表する芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチが今生きていたら…きっと彼なりの感性でホームページ作成にもさまざまなアドバイスをくれることでしょう。サイトのバランスから釣り合いまで、何世紀にもわたって芸術とデザインの世界に受け継がれてきたルールは Web にも当てはまります。基本のデザイン知識や最新の Web デザイントレンドを意識してサイト作成に応用してみるのも良いでしょう。

08. SEO 対策を行う

Web サイトが Google 検索で上位に表示されるまでには、実にさまざまな要素が関係しています。Web サイトの順位付けを行う Google のアルゴリズムは、コンテンツの質、業界での競争性、被リンクの数など、数百ものの基準から成り立っています。SEOで結果を出すためには時間と忍耐、粘り強さが必要です。

実は、ページの作成過程ではじめられる SEO 対策はたくさんあります。以下の項目を参考にして SEO に強いサイト作成を目指しましょう。

  • キーワード
     
    キーワード調査を行って、自分のサイトに関連のあるキーワードを絞り込みましょう。まずは、潜在的な訪問者が Google であなたのサイトを見つけるために使いそうな検索用語を考えてみます。
     

     
    キーワードの案がそれなりに出揃ったら、その中からメインとなるキーワードをひとつと、その下位のサブキーワードをいくつか選びます。そして、選んだキーワードをコンテンツ全体に散りばめましょう。なお、キーワードをこれでもかと盛り込むのはやめましょう。コンテンツ内に不自然にキーワードが含まれている「あからさま」なページは検索エンジンから評価されなくなってしまうからです。
     

  • SEO 内部対策
     
    SEO の内部対策 とは、検索エンジンにページの概要を伝えるための手法です。Wix エディタでは、サイトの各ページにメタデータを記入する欄があります。ここで各ページの URL、SEO タイトル(Google 検索結果で青字で表示されるリンク部分)、ディスクリプションを設定します。訪問者は気づかないところかもしれませんが、検索順位を決める上では必要不可欠な要素です。
     

  • 階層
     
    Google ボットはきちんと構造化されたサイトを好む傾向にあります。各ページのコンテンツを作成する際も、重要な内容を最初に配置したり、セクションごとに異なる見出しをつけてその下に短い段落をつなげたりと、階層を少し意識してみましょう。SEO 効果を高めることはもちろん、Web コンテンツを流し読みする傾向が高まりつつある訪問者にとっても読みやすいサイトに仕上がります。
     

  • ローカル SEO
     
    実店舗や拠点のあるビジネスなら、その「特定の地域の人々」が検索した結果画面に自分のサイトを表示させる方法を考えてみましょう。Google マップに情報を表示させたい場合はまず Google マイビジネスへの登録が必要です。また、すべてのオンラインチャネルに同じ連絡先情報が掲載されていることも重要です。ローカル SEO の基本を学んで地元の顧客に自身のビジネスをアピールし、実店舗への訪問者数を増やしていきましょう。
     

  • 代替テキスト
     
    Google はウェブサイト上の画像を視覚的に見て理解することはできません。よって、画像を含めたサイト全体のコンテンツを Google に理解させたり、画像検索で結果画面に表示されるためには、 画像に代替テキストを設定する必要があります。代替テキストは訪問者には見えませんが、画像の内容を Google が判断するために重要な役割を果たしているので、設定をお忘れなく。
     

  • 内部リンク
     
    サイト内のページ間リンクが多いほど、Google ボットがサイト内を巡回しやすくなり、サイトコンテンツをよりよく理解できるようになります。内部リンクを戦略的に挿入することは、結果的に Google からのサイトの評価を高めることにつながります。訪問者により多くのページを見てもらうためにも、サイト全体に各ページへのリンクを分散させて配置しましょう。

ホームページ作成のヒント

サイト作成においても、To-Do リストをつくっておくと非常にスムーズです。Wix SEO Wiz は無料で Web ページを分析し、各ページで対応が必要な個別の SEO チェックリストを作成してくれる便利なツールです。サイトの SEO 対策を行う際にはぜひ利用してみてください。

豊富なSEO&集客ツールが充実

09. ビジネス機能を追加する

インターネットは世界最大のモノやサービスの市場になりつつあります。2021 年には 21 億 4,000 万人がネットショップで買い物をしたり、オンラインのサービスを利用するようになると言われています。ビジネスチャンスを逃さないためにも、必要な機能はすべて Web サイトに組み込んでおきましょう。Wix には企業規模や業種にかかわらず、サイトを通じた顧客とのやり取りをサポートするプロ向けのビジネス機能が多数揃っています。

  • ブッキング
     
    何らかのサービスを提供する Web サイトには、年中無休で稼働可能なオンライン予約や決済機能が必要です。Wix ブッキングならスタッフのカレンダー管理から便利なマーケティングオートメーションまで、業界最先端をいく数々の機能をご利用いただけます。しかも、オンライン決済を行った場合の手数料は一切かかりません。
     

  • eコマース
     
    オンラインで商品を販売して安定した収益源をつくるには、ネットショップが最適です。注文の追跡、手軽なオンライン決済、ドロップシッピングを利用したビジネス拡大など、Wix のプラットフォームひとつですべての業務を管理できます。
     

  • 写真販売
     
    自分の作品を Web サイトで公開したい、写真をオンラインで販売したい、魅力的なサイトで新規顧客を獲得したい場合などには、専用のテンプレートと機能を利用したフォトグラフィー Web サイトを作成してみましょう。こちらのヒントを参考にインスピレーションをつかんで、写真家としてのキャリアとビジネスを伸ばしていきましょう。
     

  • 音楽配信
     
    Wix ミュージックは自分の感性とクリエイティビティ溢れるサイトを通じてオーディエンスを増やしていきたい音楽家向けの画期的なプラットフォームです。Web サイトを通じて自分の音楽を直接販売し、100 %の利益を獲得することができます。サイトで販売された音楽は、120 件のデジタルストアにも同時配信されます。
     

  • ホテル
     
    Wix なら、予約の管理、各言語での客室予約、即時予約確認メール、オンライン決済など便利な宿泊管理機能を備えたホテルサイトを作成できます。専用のテンプレートとヒントを活用して、宿泊客の気分を盛り上げる本格的なホテルサイトを作成しましょう。
     

  • レストラン
     
    オンライン注文や席予約など、顧客が便利に利用できる本格的なソリューションを備えたレストランサイトも簡単に作成できます。訪問者を惹きつける美味しそうなメニュー写真を掲載したり、Facebook ビジネスアカウントや Foursquare ページとリンクさせてビジネスの機会を拡大させましょう。レストランのホームページ事例も参考にしてデザインを考えてみては?

Wix の使い方のヒント
 
Wix App Market にはほかにも Web サイトを通じたビジネスをサポートする便利な機能がたくさん。チャット、決済機能、ポップアップ、Google での広告出稿など、ビジネスに関わる多くの機能を網羅しています。

10. アクセシビリティを意識する

今日、ホームページを作成する上で重要視されているのがサイトのアクセシビリティです。Web 上のアクセシビリティとは、能力に関係なくすべての人が快適に Web サイトを閲覧・使用できることを指します。視力障害、一時的なケガ、難聴など、何らかの能力に制約を抱えている人は世界で10億人以上。アクセシビリティ対応は今や不可欠な存在となっています。また、この対応はあなたのビジネスがインクルージョンとダイバーシティを重んじているという証にもなります。

Web サイトのアクセシビリティを改善する方法はたくさんあります。まずは、サイトに適切な階層構造をつくり、異なるタイプの情報を含むセクションをヘッダーで明確に定義すること。そして、(マウスを使用せず)キーパッドだけでサイトのすべての要素が操作できることも重要です。画像には 代替テキストを追加し、見出しタグを活用しましょう。Web サイトのアクセシビリティを考慮することで SEO 効果も高まります。

また、あなたのビジネスに多言語サイトが必要かどうかも一度考えてみましょう。さまざまな国に拠点を持っている、世界中の顧客からサイトへのアクセスがある、新しい市場への進出を考えている、など…

もしいずれかの点に当てはまるなら、多言語サイトの作成を検討するのも良いでしょう。訪問者の母国語、またはより慣れた言語でコンテンツを提供することでエンゲージメントの向上(さらには売上向上)が見込めます。カスタマーエクスペリエンスの強化という点でも効果があります。

11. 訪問者とのエンゲージメントを促す機能を追加

Web サイトはただ単に閲覧するだけの静的なコンテンツではありません。今日の訪問者はサイトを通じて何らかのアクションを起こすことを期待しています。適切なプロモーションツールを追加して、訪問者を顧客へ、そして顧客を常連客へと変えていきましょう。エンゲージメント獲得におすすめのツールは以下の通りです。

  • ライブチャット
     
    チャットを導入するだけで売上に驚くほどの効果が出ることも。実際、Wix の独自調査では、Web サイトにライブチャット機能をインストールした場合わずか1か月後に予約数が 33 %、売上が 39 %増加したという結果が出ています。
     

     
    サイトにチャット機能を追加することで、訪問者があなたと連絡を取れる確率がぐんと高まります。迅速なカスタマーサポートを提供したり、商品を購入するか迷っている訪問者の背中を押したり…画面上でユーザーと直接連絡が取れるだけでエンゲージメントに大きな違いが生まれるのです。
     

  • ソーシャルメディア
     
    Web サイトと同様、ソーシャルメディアチャネルはオンラインプレゼンスを高めるための重要な要素です。まずは Web サイトと SNS アカウントを相互にリンクさせましょう。SNS アカウントにはサイトの URL を記載し、サイトのトップページにはソーシャルアイコンを追加します。これらのアイコンはメニューバーのすぐ下、ページの左右、またはフッターなど見えやすい場所に配置するのが基本です。

  • メールマガジン
     
    かつてオンラインマーケティングの要とされていたメルマガは、今でもホームページへのアクセスを伸ばし、ビジネスを盛り上げてくれる頼れる存在です。最新のセール情報を告知したり、ブログ記事を宣伝したり、会社の節目や業績を記念するコンテンツを配信したり、購読者にさまざまな情報を伝えることができます。まずはメーリングリストの購読者数を増やすために、サイト上にライトボックスを追加して定期購読への登録を促しましょう。それと同時に初回のメルマガ配信をはじめます。Wix のメルマガ機能なら、豊富に揃ったテンプレートで簡単に美しいメルマガを作成・送信し、ダッシュボードから開封率などの統計を一目で確認することができます。
     

  • フォーム
     
    ホームページにオンラインフォームを設置して、訪問者から商品、サービス、サイト、またはカスタマーサポートなどに対する意見を安全に収集しましょう。顧客から収集した意見を「お客様の声」としてサイトに掲載するのも良いでしょう。フォームに含めるフィールド数は最小限にとどめ、最も欲しい情報のみを聞くのが回答率を高めるコツです。質問が多すぎると、フォームの入力自体を面倒だと感じてしまうユーザーが増える可能性があります。

Wix の使い方のヒント
 
複数のチャネルを活用する以外にも訪問者との関わりを増やす方法はあります。デザインの改良から会員ページの設置まで、Web サイトのユーザーエンゲージメントを高めるためのヒントもぜひ参考にしてみてください。

ホームページ運営に必要なツールが満載

12. スマホ表示に最適化する

画面が小さいからといって甘くみてはいけません。スマホやタブレットの普及率が上がるにつれて、すべてのサイズの画面でシームレスに閲覧できるホームページの作成が今では不可欠となりました。さらに、Google がモバイルファーストインデックスを開始してから、SEO でもモバイルサイトが評価の主軸になりました。つまり、検索結果上位を獲得するためには、「サイトがモバイル最適化されていること」が必須条件となったのです。

Wix でホームページを作成すると、モバイルエディタで自動的にサイトのモバイル版が生成されます。モバイルサイトの構造をゼロからつくる必要はありません。スマホ表示に合わせてコンテンツやレイアウトを微調整したい場合は自由に変更することができます。

まず、モバイルサイトではページ上で最も重要な要素のみを残し、その他のコンテンツはすべて削りましょう。次に、モバイル画面でスクロールせずに見えるスペースに最も見せたい情報を記載します。訪問者がサイトを開いて最初に見る部分は、エンゲージメントにつながる魅力的な情報を記載しておくことが鉄則です。

最後に、モバイルアクションバーを追加します。電話番号やメールアドレスなどの問い合わせ先、サイトの他のページへのショートカットリンクなど、訪問者にとって便利な情報を掲載しておきましょう。画面をスクロールせずにこれらの情報を確認できるため、サイトのコンテンツをじっくりと楽しんでもらえる確率が高まります。

13. 第三者にフィードバックを依頼する

ここまでたどり着いたら、ホームページのコンテンツはほぼ出来上がっており、すぐにでも「公開」ボタンを押したいところでしょう。でもここで我慢してもう一つステップを踏んでみましょう。自身のウェブサイトを客観的に評価するのは極めて難しいことなので、第三者にフィードバックをお願いしてみましょう。

ポートフォリオサイト、ブログなど、作成しているサイトの種類に関わらず、まずは一歩譲って信頼できる人に率直なフィードバックを依頼しましょう。大事なのは、厳しい意見にも耳を傾けること。常に自分が欲しいコメントだけが来るとは限りません。使い勝手の良い万全のホームページを完成させるために、友人や同僚に以下の点を確認してもらいましょう。

  • テキストは校正済みか
     
    いくら美しいサイトを作っても、スペルミスや誤字脱字があるとプロとしての信頼が損なわれてしまいます。
     

  • ページのナビゲーションが使いやすいか
     
    2~3回以上クリックしないとサイトの重要なページに到達しない場合は、メニューの見せ方やサイト構成を再検討する方が賢明です。
     

  • サイトがスマホ向けに最適化されているか
     
    インターネットユーザーの約 50 %はモバイル端末から Web サイトを閲覧すると言われています。スマホサイトが見づらいという理由で半数のユーザーを逃さないよう、きちんとチェックしましょう。
     

  • すべてのリンクが動作するか
     
    リンクをひとつひとつクリックして、エラーページに遷移しないことを確認します。また、サイトからの離脱を防ぐために、外部リンクは新しいタブで開くことをおすすめします。
     

  • すべての SEO 項目が正しく設定されているか
     
    代替テキストからタイトルタグまで、確認すべき SEO 項目は多数あります。Wix 独自の SEO ツールを活用して検索順位アップとオンラインプレゼンスの強化に努めましょう。

Wix の使い方のヒント
 
注意すべき要素がたくさんあるため、もしかしたら何か見逃しているかも…と不安になるかもしれません。この完全ガイドに沿って必要なことをひとつひとつ確認していきましょう。ホームページを公開する前に確認すべき 20 のチェックリストも参考にしてみましょう。

14. サイト公開後も、継続的に改善する

多くのステップを乗り越えて、ついにホームページを公開されたあなた。一息つきたいところですが、これですべて終わりではありません。むしろウェブサイトは公開後が本番です。

定期的に Web サイトを更新したりコンテンツを追加することは、訪問者とのエンゲージメントアップに繋がるだけでなく、検索エンジンからもポジティブな評価を得ることができます。どんなコンテンツを追加したら良いかわからない方は、四季折々のトピックやトレンドに沿ったコンテンツを検討してみましょう。また、Instagram フィードをサイトに埋め込むことで、トップページに最新のコンテンツが自動的に表示されるように工夫することもできます。

Wix のマーケティングツールやトラッキングツールを連携して、サイトの成長具合とパフォーマンスを定期的に測定していくのも重要です。サイトの状況を測定できるプラットフォームには色々なものがありますが、まずは Google が無料で提供しているツールからマスターするのがオススメです。

  • Google アナリティクス
     
    この名前を聞いたことがない、という方はおそらくいないのではないでしょうか?ページの訪問者数、流入元、ブログページでの滞在時間など、Web に関するありとあらゆる情報を無料で収集できる Google の看板ツールです。ぜひ、効果的な使い方を学んでみてください。
     

  • Google Search Console
     
    主要な検索エンジンでの順位付けについてもっと知りたいという場合はこちら。サイトが検索されたホットなキーワードから時系列的なパフォーマンスまで、オーガニック検索からのトラフィックに関する詳細なインサイトを入手できます。はじめて導入する場合は、こちらの入門ガイドもご覧ください。
     

  • ヒートマップ
     
    詳細なカラーコードを使用して、サイト訪問者がページのどこを見ているのか、また何をクリックしたのかなどという行動を視覚化するのがヒートマップです。この結果をもとにデザインやコンテンツを改善することができます。Wix なら Crazy EggHotjar など、数々の主要なヒートマップ機能を使うことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。近年、ホームページはビジネスにとって必須といってもよい時代になりましたが、ただ「あれば OK」ではありません。重要なのは、訪問者にとっても検索エンジンにとってもわかりやすいコンテンツが提供できているか、あなたが提供しているコンテンツがそれを必要としている人に届いているか、サイトが本来の目的を果たしてるか、という点です。
 

 
今回ご紹介した Wix の使い方の 14 のステップを参考に、あなたもホームページを作成してみませんか?

全世界ユーザー数2億人以上

編集者:Miyuki Shimose

SEO & ブログコンテンツマーケター