無料で個人サイトを作るには?おしゃれな趣味サイトの作成方法
更新日 2025年1月10日(公開日 2020年7月26日 )
SNS での情報発信に疲れていませんか?「いいね!」や、フォロワーを増やしたいというプレッシャーから解放され、 自分のペースで、純粋に楽しみたい、そんな気持ちになったことがある人は少なくありません。実は今、そんな方にぴったりの「個人サイトの開設」が注目を集めているんです。
ホームページを作成することで SNS ではすぐに流れてしまう、あなたの作品やアイデアを自分だけの特別な空間で発信できます。また、個人サイトは、楽しみだけでなくスキルを磨く機会も提供してくれます。新しいデザインを試したり、ブログで考えを発信したりする中で、趣味がさらに広がるでしょう。
この記事では、ホームページ作成の初心者さんでも大丈夫なように、個人サイトの作成方法からデザインのポイントまで、わかりやすくご紹介します。
目次
AI でホームページ作成できる Wix の新機能をご存知ですか?Wix のホームページ作成プラットフォームなら、「AI サイトビルダー」とチャットするだけで、すぐにカスタム可能なホームページを作成します。これからホームページを作成する方はぜひお試しください。
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個人サイト作成のポイント
無料で個人サイトを作るには、自分に合ったサイト作成ツールを選ぶことが成功の鍵です。初心者におすすめなのは、操作が簡単でデザイン性に優れたツールです。中でも Wix のように、テンプレートや AI 機能が充実しているプラットフォームなら、専門知識がなくても短時間でプロ仕様のサイトを作成できます。
個人サイトの目的を意識する
個人サイトには、目的に応じたさまざまなタイプがあります。自分の趣味や目標に合ったサイトのタイプを選ぶことで、より効果的な情報発信が可能になります。
趣味ブログタイプは、自由に好きなことを発信したい人におすすめです。旅行記や映画レビューなど、趣味を記録しながら共有することで、同じ嗜好の仲間とつながるきっかけが生まれます。また、個人の世界観を深めたい場合にも適しています。
ポートフォリオタイプは、自分のスキルや作品を整理してアピールする場として活用できます。創作活動を仕事にしている場合だけでなく、趣味で作った作品をまとめたい場合にも適しています。このタイプのサイトは、新しい仕事やコラボレーションを生む可能性もあります。
ビジネス収益化タイプは、趣味を収益化したい人に向いています。オンラインショップや予約フォームを活用し、趣味をビジネスに変える仕組みを作りましょう。これにより、趣味を通じた新たな収入源が期待できます。
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個人サイトを作成するメリット
SNS の発達により、いつの間にか下火になっていた個人サイトでの創作活動。実は令和の時代になって、その人気が再燃しつつあります。
Instagram や TikTok など、SNS で誰もが情報発信できるようになった一方で、せっかくの作品やコンテンツが情報の波に埋もれてしまったり、アカウント凍結で消えてしまったりした経験はありませんか?
そこで注目されているのが「個人サイト」です。SNS が情報の速さや拡散力に優れているのに対し、個人サイトは長期的に自分の作品やアイデアをまとめて公開するのに強みを発揮します。
個人サイトとは?
個人サイトとは、趣味や専門分野、ビジネスなど個人の多様な目的に応じて運営される私的な Web サイトを指します。日本では、1990 年代のインターネット普及期に個人サイト文化が広がり、2000 年代には CSS や JavaScript の進化でデザインが洗練され、FLASH アニメーションやケータイ小説など多彩なコンテンツが生まれました。しかしながら、SNS の台頭や技術的なハードルのために衰退してゆきます。しかし近年、CMS の進化によってプログラミングの知識がなくてもノーコードで簡単にサイトが作成できるようになり、個人サイトが再び注目されています。
趣味の展示やポートフォリオ、会員限定コンテンツなど、個人サイトはセルフブランディングや新たなつながりを生む重要なツールとして、個人サイトなら、SNS で は伝えきれない価値を発信できます。
初心者向け個人サイトの作り方完全ガイド
01. 伝えたいメッセージを定義する
まずはじめに、なぜ個人サイトを作成するのか考えましょう。目標を明確にすることで、どのようなコンテンツを載せるべきか、構造はどうすべきかなど、さまざまなことが見えてきます。
次の質問を参考に、考えを整理してみましょう。
サイトの閲覧者に自分をどう印象付けたいか?
自分が優れているスキルや特性は何か?
個人サイトで何を達成したいか?
まとまった時間を取って、質問の答えを考えてみましょう。ここで出た答えが、実際にサイトを作成する際の骨組みになります。個人サイトとは、文字通りあなた自身のブランドを確立する第一歩です。「あなたと他の人はどう違うのか」という明確なブランドアイデンティティを見つけ、サイトのコンテンツとしてうまく打ち出していくことが重要です。
02. 個人サイトのイメージを考える
実際にサイトを作成する前に、インスピレーションの参考になりそうなリソースを Web で探してみましょう。趣味が似ている個人ページを覗いてみるのも手です。Wix で作成されたサイトデザイン事例や、個人サイト用のテンプレートも参考になります。
インスピレーションを得られそうなサイトを見つけたら、デザインやコンテンツについて気付いたことをメモしましょう。レイアウトが気に入ったので自分のサイトでも試したい、心に残るメッセージやスローガンを見つけた、自分のブランドに合いそうなテーマカラーを思い付いたなど、感じたことを書き留め、関連するスクリーンショットをフォルダに保存します。こうしておくと、実際に個人のホームページを作成する際にすぐにアイデアを振り返ることができます。
03. テンプレートを選ぶ
いよいよサイト作成となれば、次はテンプレート選びです。豊富に揃った美しいテンプレートを眺めるだけで、作りたいサイトのアイデアがまた新たに浮かんでくることでしょう。まず個人サイト向けのテンプレートをチェックして、思い描いているイメージに近いものを探してみましょう。これらのサイトはすべて無料で作成できるだけでなく、デザインをカスタマイズしたり、自分のブランドに合ったコンテンツを追加したりすることも可能です。テンプレートはすべて、Wix の Web デザイナーのオリジナルです。サイト訪問者のユーザーエクスペリエンスやユーザーの動線に沿った最適なナビゲーションも考慮されているため、どれを選んでも使いやすく、見栄えの良いサイトに仕上がります。
お好みのスタイルや、掲載したいコンテンツに合ったテンプレートを選ぶとその後の作成もスムーズに進みます。シングルページの縦長サイトか、複数ページの Web サイトを作成するのかによっても、選ぶべきテンプレートの種類が変わってきます。
04. コンテンツを決める
テンプレートを選んだら、次にコンテンツの内容を考えてみましょう。
ブレーンストーミングは簡単です。紙とペンを用意して、サイトに必要な内容をすべて箇条書きで書き出します。作成する Web サイトの種類やカテゴリーなどによって多少異なりますが、以下を参考にコンテンツのアイデアを考えてみましょう。
01. トップページ
トップページは、サイトの訪問者が最初に目にするページです。特にトップページのデザインにこだわって、一瞬で見る人の心をつかむ印象的なサイトに仕上げましょう。目を引くデザインと分かりやすいスローガンで、あなたのビジョンや世界を明確に伝えることが大切です。
02. プロフィール
ホームページ上に簡単な自己紹介セクションを追加したり、「プロフィール」など専用のページを作成したりしましょう。あなたの個性を存分にアピールできます。履歴書のダウンロードボタンを設置して、訪問者にダウンロードしてもらうこともできます。
03. 実績
個人ホームページは、あなたが手掛けてきた仕事や作品を発表するオンラインポートフォリオとしても機能します。サンプルの紹介や、外部サイトを参考リンクとして追加することも可能です。訪問者に一番見てほしい自慢の作品や仕事例でアピールしましょう。
デザイナーや写真家のような視覚的な作品がなくても心配ありません。たとえば、マーケティング専門の人なら、これまで最も成功したプロモーションキャンペーンの裏話を綴って、その中であなたが果たした役割や最終的な結果を紹介してみましょう。ジャーナリストの場合は、記事が掲載された出版物の情報を記載したり、実際に書いた記事のリンクに飛ばしたりと、さまざまな形で自分の実績をアピールできます。
04. 画像・動画
イラストやアート作品を紹介するサイトでなくても、視覚的な要素を加えることでホームページの見栄えが大きく変わります。自分のプロフィール写真を追加するだけでもパーソナルブランディングの効果が高まります。顔写真があることで、訪問者があなたをイメージしやすくなるからです。プロとしての一面を強調したい場合は、仕事中の写真や動画を掲載するのも効果的です。会議で発言している場面、オフィスで座っている様子など、どんなシーンでも構いません。役者として活躍している方は、ステージでのパフォーマンス動画を載せるのも良いですね。
05. ブログ
ブログは、持っている知識や価値ある業界情報の発信にとても効果的です。ブログを通じ、豊富な専門知識や文章作成のスキルを多くの人に知ってもらいましょう。業界の最新ニュースや仕事をする上で個人的に行き詰まった経験など、まずは自分の書きやすいテーマを選ぶとスムーズです。日々の生活の中で遭遇したインスピレーションから、ブログのアイデアを拾っていくのも良いでしょう。
06. レビュー
以前の同僚などの一言コメントを掲載して、あなたが持つスキルや仕事での信頼性をアピールしましょう。 単に「とても親切な人」といった誉め言葉ではなく、あなただけの特性に着目した説得力のあるレビューを依頼することが大切です。あまりに大げさなコメントは、作り話のような印象を与えてしまう場合があるので注意しましょう。
07. お問い合わせ
ホームページは訪問者とあなたをつなぐ場所です。目立つ場所に必ず連絡先を掲載しましょう。Facebook や Twitter、YouTube などのソーシャルリンクを追加しておくのも効果的です。
コンテンツのアイデアが完成したら、サイトに必要なページを追加しましょう。また、サイトメニューにすべてのページ要素をリンクさせて、訪問者がサイトのコンテンツを一目で見られるように配慮しましょう。
05. デザインをカスタマイズする
Web デザインはコンテンツと同様に重要な役目を果たしています。「それらしく」見えないサイトは訪問者からも支持されません。どれだけ質の高いコンテンツでも、背景となるデザインが悪ければ全く見てもらえない可能性もあるからです。
自分のスタイルとブランド方針にマッチした美しいデザインのテンプレートを選んだら、カスタマイズを行う前にサイト全体の一貫したテーマを決めておきましょう。ボタンなどの CTA(行動喚起フレーズ) からフッターのデザインまで、トーンやスタイルを揃えることで見栄えの良いサイトに仕上がります。以下を参考に、自分なりのテーマを考えてみてください。
1. カラースキーム
配色は、訪問者に与える印象を大きく変えます。色彩心理学なども参考にして、作成するサイトにふさわしい印象になる配色をチェックしましょう。ダイナミックかつエネルギッシュなサイトにするのか、穏やかで洗練されたイメージに仕上げるのかにより、選ぶべき色も変わります。異なる配色をいくつか試して、サイト上での見え方を確認しましょう。バランスの良い配色を簡単に作成できる、オンラインのカラーパレットツールも数多く公開されています。
2. フォント
配色と同じく、書体もサイト全体の印象と存在感に大きな影響を与えます。いくつか他のサイトを見て回り、自分のサイトにはどんなフォントが合っているかを考えてみましょう。Wix のテンプレートでは、それぞれの業種やサイトの種類にマッチしたフォントが使用されています。
3. レイアウト
作りたいサイトに適したテンプレートを使用している場合は、レイアウトを大幅に変更する必要はありません。必要に応じて一般的な個人サイトのレイアウトを調べ、自分のサイトのコンテンツに合うよう調整しましょう。
たとえば、画面を縦に分割したスプリットスクリーンレイアウトだと、サイトのトップに画像と文字を並べて配置することができます。また、視覚効果を重視したサイトでは、見せたい画像を画面いっぱいに表示できるフルスクリーンレイアウトが好ましい場合もあります。
4. ロゴ
ロゴは言うまでもなく、ブランディングに欠かせない存在です。まだロゴを作成していない場合は、ブランドに合ったロゴを作成して、メニューバーなどサイト内の目立つ場所に配置しましょう。
06. スマホ表示を確認する
今や、Web サイトやオンライン検索の主流はスマホやタブレットに移行しています。Google は 2023年に、モバイル版サイトのコンテンツを評価の主軸として検索順位を決める「モバイルファーストインデックス」が実現したと発表しています。どんなデバイスからでも見やすいホームページを作るのが成功の鍵となるのは間違いありません。
Wix で作成されたホームページは、すべて自動でスマートフォン向けに最適化されます。スマホ表示のデザインやテキストを変更したい場合は、モバイルエディタから簡単に調整可能です。モバイルエディタで加えた変更は PC 版に反映されないので、安心して作業していただけます。
Wix 発の高度なホームページ作成プラットフォーム「Wix Studio」では、ブレークポイントに縛られない、完全にレスポンシブな Web サイトを作成できます。画面上でドラッグ&ドロップするだけで、どの画面サイズから見ても美しいサイトを、直感的に、自由にデザインできます。
07. SEO設定を追加する
SNS、メルマガなど、ホームページを宣伝する方法は数多くあります。でも、サイトを作成した後に欠かせないのが SEO 対策です。
検索エンジン最適化(SEO)は、検索結果でサイトを上位表示させる手法です。サイトの内容に関連する最適なキーワードを絞り込む、キーワードをサイトの文章内で使用する、Google にサイトの概要を正しく伝えるための独自ドメインを取得するなど、さまざまな対策があります。
サイトの SEO で不足している点がないかをチェックしたいときは SEO ツールが便利です。画像への Alt テキスト追加から Google 即時インデックスまで、検索キーワードを基準にサイト独自の SEO チェックリストを作成します。必要な対策とその手順、それぞれの対策がサイトのトラフィックに与える影響などが分かりやすく説明されているため、はじめてでも簡単に設定できます。
08. 周囲からのアドバイスをもらう
さあ、いよいよサイトも完成間近です。プレビュー画面でサイトが正しく読み込まれているか、誤字脱字やリンク切れがないかを確認しましょう。満足できるサイトが完成したら、信頼できる同僚や友人にチェックしてもらいましょう。思いもよらない改善のアイデアが得られたり、自分では気づかなかった点を指摘してもらえるかもしれません。
プロフィールをもっと充実させた方が良い、もっと心に響くミッションステートメントが欲しい、アニメーションを取り入れたデザインはどうかなど、第三者の目を通すことでさまざまな改善点が見えてくるものです。せっかく作ったサイトへのフィードバックは時に受け入れがたいものですが、ここは自分のこだわりを一瞬手放し、広い心で提案を受け入れましょう。周囲の意見を取り入れて、さらに満足いくサイトが完成したら、さっそく「公開」ボタンをクリックしましょう。
09. サイトを宣伝する
お疲れさまです。ついに個人サイトが公開されました。でもこのまま何もせずにいると、変化の激しいオンライン環境にサイトが埋もれてしまいます。SEO 対策に引き続き、自分のホームページを宣伝してアクセス数アップにつなげましょう。以下のように、サイトに訪問者を呼び込む方法はたくさんあります。すべてコストをかけずに始められるので、ぜひ試してはいかがでしょうか。
1. SNS マーケティング
ソーシャルメディアでサイトの情報をシェアして拡散させましょう。アカウントのプロフィールにサイトの URL を記載したり、最新のニュースや作品を掲載したページを SNS に投稿したりするのも効果的です。
2. メルマガ
メルマガ配信ツールを活用し、購読者に最新ニュースを配信しましょう。公開したばかりのブログ記事や、開催予定のレッスン内容、業界でホットな記事へのリンクなど、インスピレーション溢れるメルマガを簡単に作成できます。
3. メール
メールの署名欄に、個人サイトや SNS アカウントのリンクを追加しましょう。一見とてもシンプルですが、これも立派なオンラインプロモーションのひとつです。メールを送信するたびに自動的にリンクが拡散されるので、サイトの認知度向上とアクセスアップが期待できます。
4. ブログ
ブログにいくつか記事を投稿したら、業界で人気のブロガーに寄稿をお願いしてみましょう。コンテンツの露出度が高まる、サイトにさらに多くの訪問者を呼び込めるなど、お互いへの相乗効果が期待できます。
いかがでしたでしょうか。本記事では、個人サイトの作り方をステップごとに解説しました。興味を持った方は、まずは Wix の無料バージョンで個人サイトを作ってみてはいかがでしょうか。また、個人サイトをさらに発展させ、情報発信のためにコミュニティを運営してみたい方は、オンラインサロンの開設も検討してみましょう。
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この記事を書いた人
Miyuki Shimose
ブログコンテンツマネージャー