グローバル化に対応した多言語サイトの作り方



この記事は2019年3月18日に公開、2020年10月14日に更新しています。


グローバル化が進む中、自身の Web サイトへの訪問者層を広げるために多言語サイトの作成を検討している方も多いのではないでしょうか。サイトのコンテンツを複数の言語で公開することで、各国の訪問者にあなたのビジネスを効果的に伝えることができたり、「母国語で書かれている」という点でユーザーエクスペリエンスの飛躍的な向上に繋がります。

多言語サイトを作成するメリットは他にもあります。たとえば、観光客に人気の場所に店舗を構えている場合、インバウンド需要を狙い多言語のホームページを開設することでビジネスチャンスが広がります。また、将来的に海外でのビジネスを視野にいれたい場合も多言語対応のサイトの恩恵を受けることができるでしょう。

この記事では、多言語サイトの作り方について順を追ってわかりやすく解説します。既に海外でのビジネス展開をしている方やこれから始めたい方まで、この機会にぜひ挑戦してみてください。



多言語サイトの作り方

  1. Web サイトのコンテンツを翻訳する

  2. 視覚的な要素を調整する

  3. 各言語で SEO 対策を行う

  4. サイトをマルチリンガルに切り替える



01. Web サイトのコンテンツを翻訳する


茶葉がないとお茶が淹れられないように、ホームページの多言語化に不可欠なのがコンテンツの「翻訳」です。コンテンツを自分で翻訳するのが難しい場合、下記のオプションを参考にしてみましょう。


将来的な投資としてプロの翻訳家や翻訳会社に依頼する、またはコストとスピードを重視する場合は Google 翻訳などのニューラル機械翻訳サービスを活用することができます。ただし、機械翻訳は直訳になりがちで、文法や文化的なニュアンスが失われてしまうことがあります。そのため、少なからず修正が必要だということを念頭に置き、翻訳されたコンテンツを必ず確認し、校正をかけるよう心がけましょう。


Wix マルチリンガル機能は、編集画面から直接翻訳を入力できるだけでなく、 Google 翻訳を使用して自動翻訳する機能も備わっています。


翻訳する過程で、ホームページ上のテキストデザインやメニューバー、ネットショップの商品詳細まで、翻訳すべき箇所の見落としがないよう留意しましょう。


また、翻訳を行う際に注意したいのが、日付の形式です。同じ 4 月 12 日でも、4 / 12(月/日)と 12 / 4(日/月)の 2 通りの書き方があります。認識の誤りを避けるために、翻訳する言語で使われている日付や時間の表記形式を調べておくことが大切です。数字表記を避けて「April 12th」とスペルで記載することも得策です。


翻訳を進めてい行く中で、他の言語にうまく置き換えられない言葉や表現にぶつかることがあると思います。


たとえば、サイト訪問者の行動を喚起する役目を果たす CTA ボタンのテキストです。日本語から英語に翻訳する場合、「詳細を見る(Learn More)」を「Let’s Go」、「お問い合わせ(Contact)」を「Ask us anything」というように英語ならではの遊び心ある表現が存在します。


また、マイクロコピー(Web サイトにおけるボタンの文字や画像キャプション、エラーメッセージなどの細部のライティング部分)も当てはまります。その言語ならではのユーモアを含む表現を取り入れることで、伝えたいメッセージの伝達度が高まるでしょう。



02. 視覚的な要素を調整する


文字通り「翻訳」できるのはサイト上のテキスト部分ですが、画像や写真にも目を向ける必要があります。海外向けにサービスを展開している場合、多言語ホームページに掲載する写真などの視覚的要素は各地域や言語のイメージに合ったものが好ましいと言えます。


たとえば、トップページに日本の風景画像を使用していたとします。この場合、英語圏をターゲットとしているのであれば自由の女神、フランス語圏はエッフェル塔というようにそれぞれのランドマークを示す画像に差し替えることができます。つい忘れがちになってしまう視覚的なコンテンツも調整することで訪問者とより良いつながりを築くことができます。



03. 各言語で SEO 対策を行う


翻訳の段階が完了したら、新しく作成した各言語のサイトページが検索結果に表示されるようSEO(検索エンジン最適化)対策を施しましょう。


国によって、ネット検索の傾向や SEO のニーズは異なります。まずは、翻訳した言語のキーワード調査を行い、その結果に応じてサイトの海外 SEO 設定を更新しましょう。そうすることで、その言語を母国語とするユーザーがあなたが提供する商品やサービスに関連した検索を行ったとき、あなたの多言語対応したホームページが検索結果に表示される可能性が高まります。



04. サイトをマルチリンガルに切り替える


サイト上のコンテンツが整ったら、次は、日本語や中国語、英語といった対応言語を訪問者に気づいてもらうために、言語切り替え表示の設定が必要になります。


表示言語をワンクリックで簡単に切り替えできる言語メニューを設置して、対応言語をサイトに表示しましょう。翻訳言語の国の国旗アイコンを表示する、「JA」「EN」などの略称のみ表示する、または両方表示するなど、言語メニューの設定は自由にカスタマイズできます。


言語メニューは、ページトップのヘッダー部分に配置することをお勧めします。訪問者が言語メニューを見つけるまでの時間が長ければ長いほど、訪問者が求めているコンテンツにたどり着けずに諦めてサイトを離脱してしまう可能性が高まります。訪問者の視線を言語メニューに引くようアニメーション効果を追加するなど工夫を施すのも手です。


また、2 ~ 3 言語でサイトを公開している場合は、言語メニューのレイアウトは国旗の表示、または言語名表示にしてヘッダー右側に配置するのが最適です。さらに多くの言語数であれば、サイトのデザインの妨げにならないようにドロップダウン形式にすると良いでしょう。


多言語サイトの作成と聞くと、気が遠くなるように感じられるかもしれません。しかし、主言語で本格的なホームページを一度作成してしまえば、この多言語化のプロセスは簡素化できます。作成したサイトの構造を土台として、第 2 言語、あるいは第 3 言語、第 4 言語へと用いることができるからです。


Wix で作成した Webサイト の場合、新しい言語の追加ごとに一からサイトを作り直す必要はありません。Wix マルチリンガルを使用すれば、言語を追加するたびにサイトが複製されます。また、いずれかの言語でページ要素を変更すると、同じ変更がすべての言語のサイトに反映されます。





Wix マルチリンガルを使用した多言語サイトの作り方:


  1. Wix アカウントにログインするか新規登録し、お好みのテンプレートを選んでサイトを作成します。

  2. 編集画面上部のメニューバーで「設定」を選択します。

  3. 「多言語サイト」>「今すぐはじめる」の順にクリックします。

  4. メインの言語と、表示させたい国旗を選択します。

  5. 「次へ」をクリックします。

  6. 追加したい言語と、表示させたい国旗を選択します。(言語は後からも追加できます)

  7. 「次へ」をクリックして画面を閉じます。

  8. テキスト、画像、動画などサイト上のコンテンツを翻訳します。エディタの左上にある国旗アイコンをクリックして言語を切り替えることができます。また、画面上部のメニューバーで「設定」>「多言語サイト」をクリックするとマルチリンガルダッシュボードが開きます。

  9. サイトの「公開」ボタンをクリックして変更内容をライブサイトに反映させます。



ライター: Wix Team


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