2023年12月8日40 分
最終更新: 2日前
更新日 2023年12月8日(公開日 2021年8月24日)
ブログはだれでも手軽に始められます。しかし、いざブログを作成しようとすると、たくさんの情報があふれていて、何から手をつけるべきか悩みますよね。
そこでこの記事では、ブログを無料で作成するために必要な準備から、長期的にブログサイトを運営するコツまで、必要な情報を網羅的に徹底解説します。
ブログを始めるにあたり、大切なポイントをしっかりと押さえ、失敗しないブログサイトの立ち上げを目指しましょう。
ブログ作成ツールを選ぶ カスタマイズ可能なテンプレートが用意されているプラットフォームを利用しましょう。
レンタルサーバーを選ぶ データ送受信やアップタイムが良好で、カスタマーサポートがしっかりしているプラットフォームを検討しましょう。
自分に合ったニッチなテーマを見つける テーマを絞り込み、特定のオーディエンスを想定しておきましょう。
ブログ名とドメイン名を決定 読者の興味を引き、ブログの内容が一目で分かる名前にしましょう。
ブログサイトの開設とデザイン テーマに合った画像とエフェクトを使用しましょう。
ブログ記事のトピック洗い出し トピックを選出する前にアイデアをすべて書き出してみましょう。
最初のブログ記事の執筆 読者に刺さるタイトルを付け、ヘッダーを活用して読みやすいコンテンツにしましょう。
成長するブログサイト運営のコツ 一定のペースで記事を公開するためにカレンダーを作成し、しっかりスケジュール管理を行いましょう。
効果的にブログを拡散する 読者層を拡大するため、マーケティング戦略を活用しましょう。
ブログの収益化の方法 7 選 ブログを収益化するチャンスを最大限に活かしましょう。
ブログという名前の由来は「Web log (ウェブログ) 」から来ており、オンライン上での記録を意味します。
現在は主に、ネット上で公開される記事をブログと呼びます。Web サイト全体を含む場合もあれば、Web サイト内の単独セクションとして存在する場合もありますが、いずれにせよ、自分が情熱を注ぐトピックに関するコンテンツを共有する場です。一般的には文章と画像を組み合わせて作成され、読み手が素早く知りたい情報が見つけられるような工夫がされています。
ブログは、個人、企業を問わず、低コストかつノーリスクで始められられるブランディングツールです。また、ブログを通じて、ライティングやマーケティングといったスキルを磨くことができます。
自分のアイデアを世界に広める 自分の考えをただ世界中の人に知ってもらいたい、というときにはブログをコミュニケーションの場として活用しましょう。クリエイティビティと熱意を活かし、アイデアや専門知識、経験を共有するツールとして、自分の好みにカスタマイズしたスペースを作ることができます。
商品やサービスの宣伝
ビジネスブログは、潜在顧客の興味を引き、商品やサービスに関するより詳細を提供するのに適した方法です。加えて、ブログ執筆は Web サイトの SEO 対策にもなります。
収益を得る
ブログは時間をかけて継続することで収益を得られるようになります。その努力を収入という形で実らせる最良の方法は、質の高いコンテンツを定期的に投稿し、新たな読者を獲得して Web サイトのトラフィックを増やすことです。そうすればブログに広告を掲載できるようになり、オンラインインフルエンサーとしての地位も高まり、アフィリエイトマーケティングへの扉が開かれます。
オンラインコミュニティの構築
インターネットにより、たとえ同じ地域に住んでいなくても他者とつながりを感じられる世の中になりました。ブログは、広いブログコミュニティの一部として、自分のストーリーやアイデアを共有し、世界中の人たちと共通の話題で盛り上がれる場を作ってくれます。一般的にブログにはコメント欄があり、読者はそこで筆者と直接コミュニケーションを取れるため、対話を通して関係性を築いていけるようになっています。
\無料ブログサイト作成なら、機能が豊富なWix /
ブログを開設する最初のステップは、コンテンツを公開するブログのプラットフォームを使用するのか、あるいはコンテンツマネジメントシステム(CMS)を使用するのかを決めることです。Google で少し検索するだけで、業界を問わずすべてのブロガーが参考にできるさまざまなサイトが出てきます。おすすめは、ほぼすべてのニーズに対応してくれるオールラウンドなブログサイト作成ツールである Wix です。
Wix のプラットフォームはかなりシンプルに作られているため、操作を覚えやすく、すぐに使える魅力的なデザインとテンプレートを数多く取り揃えています。加えて、プログのパフォーマンスの分析やコンテンツを収益化する機能を備えているため、簡単にブログサイトを開設し、読者を増やしていくことができます。
ブログをはじめる最初のステップは、コンテンツを公開するためのブログ作成サービスを選ぶことです。Google で検索してみると、業界を問わずブログ開設専用のサービスがいくつか表示されます。その中から、どのようなツールが自分に合っているのか調べましょう。
オープンソースとなっているコードをカスタマイズしてブログサイトを作成することができます。オープンソースを利用するためには、「レンタルサーバー」と「独自ドメイン」は独自で購入する必要があります。どちらも維持費がかかることに注意しましょう。
セキュリティを維持するため、保守運営を自身で行うか、信頼できるセキュリティ拡張機能を導入する必要があります。オープンソースであるということは、誰もが自由に拡張機能が開発できると同時に、悪質な意図を持った人がセキュリティの脆弱性を狙うことも簡単になるという問題があります。
メリット
サードパーティ製のプラグインが豊富。利用者が多く、オンラインでの情報収集が可能。
デメリット
オープンソースは、誰もがソースコードを見られるため攻撃されやすく、個人でのセキュリティ対策が必要。
収益化を目的としない趣味ブログを手軽に始めたい場合には、アカウントを作成するだけですぐに始められる無料ブログサービスがおすすめです。多くのサービスが提供されていますが、「個人ブランディング」や「独自ドメイン」にこだわりがない場合は、サービスの使いやすさや投稿画面のデザインで選びましょう。
メリット
完全無料で始められることが多い。SNS のように、アカウント登録だけで手軽にブログ活動を始められる。それぞれのプラットフォームを利用している既存のコミュニティと交流も活発。
デメリット
サービスの停止や、利用規約の変更、さらにはアカウントの凍結など、プラットフォームに依存しているために、上記の問題が起きる可能性がある。また、デザインの幅も制限される。
ブログを開始する際の最も大きな懸念はコストの問題でしょう。しかし、多くのプラットフォームでは完全無料でブログを開設できます。
しかし、無料サービスの場合は機能に制限があることが多く、独自ドメインと接続したい、もっとデザインを綺麗にしたいというときなど、有料サービスにアップグレードする必要が出てくる場合もあるでしょう。
ブログサイトを立ち上げる時には、レンタルサーバーの設定も必要です。ホスティングサービス(レンタルサーバーサービス)とは、ウェブサイトのデータを独自のサーバに保存し、割り当てられた住所(URL)によって訪問者がそのサイトにアクセスできるようにする仕組みのことです。
Wix のように、ホスティングが含まれているブログ作成サービスもあり、この場合は面倒な作業は必要はありません。しかし、オープンソースツールでホームページ作成するときには、別途レンタルサーバーおよびドメインを購入する必要があります。国内の主要なレンタルサーバーサービスは以下のとおりです。
エックスサーバー
ロリポップ
お名前.com
Name Cheap
たくさんのレンタルサーバーサービスから、どれを選べばいいか悩みますよね。契約してから後悔しないためにも、ホスティングサービス(レンタルサーバー)を選ぶ際には、以下の 3 つについて確認しましょう。
アップタイム
サーバー上でウェブサイトが稼働している時間量のことです。アップタイムのパーセンテージが高い( 99.95 % 以上)と、ホストのサーバのパフォーマンスも良好であると判断できます。
帯域幅
ウェブサイトが、一定時間に訪問者に転送するデータ量のことで、ウェブサイトのページサイズと想定するトラフィック量に基づきます。自分のサイトの帯域幅は、無料の帯域幅計算ツールなどを使用して確認することができます。
カスタマーサポート
何か問題が発生したときにカスタマーサポートに問い合わせできるかどうかも重要なポイントです。ヘルプセンターでのオンラインサービスやコールバック(折り返し電話)、SNS での質問対応などを提供しているホスティングプロバイダーが理想です。
あなたは、ブログでどのような記事を書いていきたいと思いますか?ブログのテーマは、URL やドメイン名、コンテンツやサイトのデザインに至るまで、ブログの基礎となる要素です。時間をかけて考えましょう。
ブログのテーマは何でも構いません。重要なのは、あなたの「強み」を生かせるジャンルを選び、ブログを通して「読者の悩み」を解決できるかどうかです。さらに、専門的な記事で、良いコンテンツを作成することで、Google からの信頼を獲得することができます。EAT(専門性、権威性、信頼性) と言われる、Google の「検索品質評価ガイドライン」を意識してコンテンツを作成することで、検索結果に表示される可能性が高まります。
ここでは、込めたい情熱だけでなく、収益化して成長させられる完ぺきでニッチなブログテーマを選ぶ簡単な 3 ステップを紹介します。
興味のあることの絞り込み
オーディエンスの調査
収益化の可能性を確認
興味のあることの絞り込み
まずは好きなテーマについて簡単なブレーンストーミングをしてみましょう。興味があることを 5 ~ 10 個思い浮かべます。次のステップで、これらについてさらに詳しいリサーチを行います。
ビール
レシピ
エッセイ・日記
コスメ
次に、ここで洗い出したテーマの中で興味がそそられるものをさらに具体的に考えて内容を絞り込みます。先ほどの例を使って追記すると、下記のようになります。
特定のエリアにフォーカス(例:ビール → 札幌のビール)
大きいカテゴリーの中から、細かいテーマに特化(例:レシピ → ビーガンレシピ)
コンテンツのスタイルを工夫(例:エッセイ → イラストエッセイ)
質を高めて差別化する(例:コスメ → コスメの添加物を分析)
この段階では、まだテーマが完ぺきでなくても問題ありません。次のステップで、さらに徹底的な調査方法を伝えます。
読者層を調べる
市場調査をして、先ほど考えたブログテーマにどれくらい需要があるのか調べてみましょう。Google トレンドを利用すれば、どれほどのユーザーが検索しているかを調べることができます。検索数が多いトピックほど、市場での需要があるということです。
たとえば、Google トレンドに「ビーガンレシピ」と入力してみましょう。すると、このトピックには比較的安定した検索数があることがわかります。これはブログで特化する分野の候補として希望が持てそうです。
一方、「パレオレシピ」となると検索数はかなり少なくなります。Google トレンドでの検索数が著しく少ない、または減少しているトピックは、ブログ記事にしてもトラフィックが得られない可能性があります。
ブロガーとして成功するためには、ユニークな専門知識を武器に、ニッチなトピックで記事を書く必要がありますが、その領域に興味を持っている人の数が少なすぎる場合は、ブログをみてくれる人が少なくなるということです。バランスを意識すると同時に、ニッチなトピックからより一般的なトピックにまでブログ内容を広げられるかどうかも考えながら、テーマを決めましょう。
収益性があるかを確認する
個人ブログでも企業ブログであっても、特化する領域で収益化できるかどうか考えてみましょう。最初は趣味としてブログをはじめるにしても、将来ブログが成長した場合に備えて、収益化の方法を考えておきましょう。
選んだテーマに収益性がある場合は、ブログでアフィリエイトを行うことも検討してみましょう。たとえば、「料理がはかどるおすすめキッチンツール 5 選」や「10 分でキャロットケーキを作る方法」など、「おすすめ」や「方法(ハウツー)」系の記事を書くのも良いでしょう。どちらの場合も、お気に入りのフードプロセッサーや電動ミキサーなどの商品にアフィリエイトリンクを張り、ブログから購入につなげることで収益を獲得できます。
現時点で本格的に稼ぐための戦略を立てる必要はありませんが、収益化のチャンスについて大まかに考えておくと、ニッチ分野を選ぶ際に役立ちます。さて、ここからはブログの開設についてさらに詳しく説明していきます。ブログ運営で稼ぐ方法に関してはステップ 10 で徹底解説していますので、そちらを参照してください。
参考記事
ブログを設立する際に、頭を悩ませるのが「ブログサイトのタイトル」ではないでしょうか?ブログの名前を決めるのに行き詰まったら、ChatGPT や Bing などの AI ツールに聞いてみるのもよいでしょう。
ブログ名を決める方法は、主に 3 つあります。具体的には以下の通りです。
自分の名字と名前
ビジネス名(あれば)
クリエイティブな新しい名前
最も大事なことは、使用したいブログ名で、独自ドメインが取得できるかどうかです。ブログ名のアイデアが固まったら、同じドメイン名が取得できるか必ず調べましょう。
ドメイン名とは Web 上に割り当てられたあなたのブログの住所のようなものです。URL として表されます(たとえば、このサイトのドメイン名は ja.wix.com です)。ブログの名前と同じか、それに関連するドメイン名を取得するのが通例です。ドメイン名を選ぶときには、以下 4 つのポイントを確認しましょう。
記憶に残りやすい
他の商品やサイト名と似ていない
スペルが簡単
なるべく短く
さて、ここまででブログサイトを開設する材料は出揃いました。いよいよ、実際にブログサイトを作成しましょう。
ブログのテンプレートを選ぶ
組み込むページを決定
SEO 対策の実施
ブログのロゴ作成
ブログ設定の第一歩として行うのがテンプレート選びです。ブログ名と同様に、サイトの見た目もあなたの個性を表現する重要な要素です。
ブログを立ち上げるのにもっとも効率的な方法は、あらかじめデザインされたブログテンプレートの中から気に入ったものを選ぶことです。選んだテンプレートは好みに応じて自由に編集することができます。
テンプレートを選ぶときは、自分が選んだブログのテーマが伝わるようなデザインを選ぶことが大切です。グルメブログ、写真ブログ、ビジネスブログなど、ジャンルに関わらずあらゆるサイト向けのテンプレートがあります。たとえば、クラシック、モダン、メンズライク、ミニマリストなデザインなど、自分のサイトを通じて伝えたい雰囲気を考えながら選んでみてください。
おすすめ参考記事 ブログを美しくデザインしよう:コツとブログデザイン実例10選を一挙紹介
テンプレートを選んだら、サイトに追加するページを決めましょう。多くのブログは、ブログ記事のページの他に、お問い合わせページやプロフィール紹介などが追加されています。
01. お問い合わせページ:あなたのメールアドレスを記載して、読者からのメッセージや案件受注を受け付けましょう。サイト内にお問い合わせフォームを設置して、サイトから直接メッセージを送ってもらうこともできます。
02. ブログの概要、プロフィールページ:あなたが誰で、何をしていて、なぜそれを行っているのかを訪問者に知ってもらうためのページです。ブログを始めた背景を記載するなど、読者とあなたの距離を縮めるためにも役立ちます。
03. ネットショップ:ブログに関連する商品の販売を考えている場合は、「商品」または「ショップ」といった名前でサイト内にネットショップのページを追加しましょう。ブログの内容と関係のあるグッツなどが販売できます。
さらにページを充実させるなら、「お役立ち記事」「人気記事」「筆者のおすすめ記事」なども良いでしょう。
また、ブログとは別にホームページを持っている場合、ホームページに「ブログ」をセクションとして追加している例もみられます(もちろん、個人サイトとブログを分けている人も大勢います)。ホームページ内にブログセクションを設ける場合は、訪問者がすぐにブログを見つけられるようナビゲーションメニューに忘れず追加しましょう。
ブログの開設に関して、特に正しいルールはありません。さまざまなオプションを試して、自分のスタイルと個性に合った方法を見つけてください。ページの追加や削除はいつでもできるので、ブログを続けながら最適なサイトの構成を探していきましょう。
おすすめ参考記事
ブログを開設する際のもう一つの作業は、Google などの検索エンジンに引っかかるようにすることです。検索結果に自分のコンテンツを表示させたいのであれば、ここが重要なポイントとなるので、すぐに取り掛かりたいステップと言えるでしょう。
まず、あなたのサイトが Google でインデックスされていることを確認します。つまり、あなたのブログの存在を Google が知っているかどうかということです。Google Search Console にサイトマップを送信することで確認できます。
ブログ開設のヒント
Google Search Console は、サイトのインデックスに重要となるだけでなく、今後ブログを運営していく上で長期的に活用できるプラットフォームです。ブログの訪問者やクリック数についての重要なデータを入手して、コンテンツを改善していくことができます。
Google の検索インデックスに、自分のサイトがすでに含まれているかどうかを確認するには、まずサイト検索を行ってみましょう(site:yourblogname.com のように、アドレスバーで「site:」の後にサイトの URL を入力して検索します)。検索結果に自分のブログが表示されたら、サイトはすでにインデックスされています。
Google の検索インデックスに自分のサイトがすでに含まれているかどうかを確認するには、まずサイト検索を行ってみましょう(site:yourblogname.com のように、アドレスバーで「site:」の後にサイトの URL を入力して検索します)。検索結果に自分のブログが表示されたら、サイトはすでにインデックスされています。
魅力的なブログのロゴを作成してサイトをより目立たせましょう。ロゴもサイトに個性を追加できる重要なパーツで、今後ブログをブランドへと成長させていきたい場合には見逃せないステップです。
自分でロゴを作成したり、デザイナーに外注するのもひとつのオプションですが、オンラインで手軽にロゴ作成ができるロゴジェネレーターを使うという便利な方法もあります。
いくつかの質問に答えると、好きな色やフォント、アイコンなどを選ぶだけですばやくロゴの候補が作成され、自由に編集することができます。プロのデザイナーに依頼するよりも短時間で、安価に作成できるのがメリットです。ブログを開いた時に、タブに表示されるファビコンも忘れずに作成しましょう
ロゴが完成したらサイトの左上に配置し、トップページにリンクするよう設定しましょう。ブログをブランドとしてアピールできるだけでなく、サイトの操作性も高めることができます。
ブログのアイデアがある程度決まったら、さっそく執筆しましょう。ここからは記事を書き始めるにあたってのトピックを考えていきます。初めてブログを執筆する場合は、ブログの書き方のコツや、初心者向けブログ作成ガイドも併せて参考にしてみてください。
あなた自身の経験、成功談、失敗談、専門分野など、ブログを通じてシェアしたいインサイトや、深堀りしてみたいアイデアを思い浮かべてみましょう。
トピックについて考えを巡らせながら、読者の思考にも意識を向けてみましょう。以下は、ブレインストーミングのプロセスを進めやすくするための問いかけです。
対象としたいオーディエンスはどのような特徴があるか?
読み手が楽しめるテーマにはどんなものがあるか?
読者層の人々はどのような困難に直面しているか?
トピッククラスターモデルを使って、ブログのアイデアを考えるのもおすすめです。トピッククラスターモデルとは、内部リンクで関連する記事をつなぎ、ブログの構造を整理するためのシステムです。このシステムは通常 SEO 対策の一環とされていますが、アイデアを考案するにあたってのマインドマップとして活用することもできます。
このモデルを使って、たとえば「レシピ」などの広範なトピックについて考えてみましょう。これを「夕飯 レシピ」や「ブランチ レシピ」などの小さなサブトピックに分割し、それをさらに「20 分で作れる夕飯レシピ」や「ミモザ(カクテル)アイデア」「ケーキデコレーション アイデア」といった特定のトピックへと分けていきます。これらのトピックは、いずれも独立したブログ記事として成立します。
これらのアイデアとあなた自身の創造性を組み合わせて、ブログの分野にぴったりのトピックを探してみてください。
まだ具体的なアイデアが浮かばないという場合は、次のリストを参考にして再度ブレーンストーミングを行いましょう。
30 歳になるまでにやっておきたいこと 30 選(40 歳の場合は 40 個、50 歳なら 50 個という風にアレンジできます)
インスピレーションをもらえること、モノ、場所など
初心者向けガイド
時間節約のためのコツ
これまで直面した課題
これらのアイデアとあなた自身の創造性を組み合わせて、ブログの分野にぴったりのトピックを探してみてください。
キーワードの調査を開始
主なポイントの記事のアウトラインをまとめる
ブログ記事のタイトルを考える
魅力的なコンテンツの作成
画像の挿入
SEO の最適化
編集と公開
アイデアが浮かんだところで、いよいよ記事の作成に入ります。ブログ記事の書き方を初めから終わりまで確認していきましょう。
ブログ記事の作成は、キーワード調査から始まります。取り上げたいキーワードを選び、検索ボリューム、競合記事の内容、記事の長さなどを調査しましょう。また、重要なのが検索意図です。例えば、「ブログ 収益化」のキーワードでは、「ブログを収益化する方法が知りたい」という意図が隠れています。その場合には、方法を説明する「ハウツー」記事を作成することで、検索結果にあなたのブログが表示される可能性が高まります。
キーワードの種類や量はトピックに応じて異なります。Google キーワードプランナーなど、無料のキーワードリサーチツールを使用して、よく検索されるキーワードを絞り込むことができます。もっと本格的に検索トレンドが知りたいという場合は SEMrush や Ahrefs といった有料のツールの利用も検討してみましょう。
次に、選んだキーワードをブログ記事のタイトルに必ず含めましょう。そして、記事のポイントで、キーワードを複数回使用します。Google 検索で表示されるようになるためには、Google が自身の記事を正確に読み取り、狙ったキーワードと関連している内容であると認識してもらう必要があるからです。
また、そのキーワードの検索結果上位 10 件のサイトをチェックして、記事の構成を分析して見ましょう。すでに上位に表示されている記事に基づいて記事を組み立てることで、読者のニーズに応えられる可能性が高くなります。(これらの検索結果は、ブログ記事をどのくらいの長さにすべきかを決める際の参考にもなります)。
たとえば、お気に入りのキャロットケーキのレシピについての記事を書くとします。まず、Google で「キャロットケーキ レシピ」と検索し、検索結果上位 10 件の競合サイトをチェックします。
検索エンジンにフレーズを入力すると、検索結果上位のサイトは、ストーリー形式ではなく、番号付きのステップ形式で書かれていることが分かります。ここから、大半の読者はこの種の投稿にはリスト形式を好むことが予測できます。読者にとって価値のあるコンテンツを提供するためには(そして結果的に Google で検索順位を上げるためには)、同じような構成で記事を作成するとよいでしょう。
同様に、競合サイトが扱っている主な項目をまんべんなく網羅しておくとよいでしょう。これは、クリエイティビティを出すべきではない、という意味ではありません。ただ、自分の考えた独自の洞察を共有することに加えて、すべてのポイントをカバーする必要があるということです。
先ほどの例でいうと、「キャロットケーキ レシピ」を検索したとき、検索結果にクリームチーズフロスティングの作り方に関する項目があったとします。これは、多くの読者がこのコンテンツを有益だと考えていることを示す指標になります。さらに、Google がその詳細を含む記事を優先的に表示していることも分かります。したがって、自身の記事の中でもこの項目を含めておくのが賢明でしょう。
キーワード調査の方法と、Google 検索で表示されるようになる方法は以下の記事で詳しく解説しています。
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ホームページが検索に出てこないときの解決方法:5 つの確認事項
キーワード調査により、検索意図と、記事に含めるべき内容を把握します。ここからは、キーワード調査で得た情報を使い、記事の骨組みを組み立てていきます。
まずは執筆したいブログ記事の種類を決めましょう。ハウツーガイド、製品の紹介(リスト記事)、論評やコラム形式のコンテンツなど、検索意図に合う内容を選びます。
次に、見出しと小見出しを設定し、読者が読みやすいように整理します。それぞれの見出しごとに、その段落のポイントを箇条書きでメモしておきましょう。これがブログ記事の骨組みとなります。見出しと小見出しには、狙っているキーワードを必ず含めるようにしましょう。
ブログ記事のタイトルを考える
次のステップは、読者を惹きつける魅力的なタイトルを考えることです。ブログのタイトルは記事を作成する段階で考案しても構いませんが、通常はアウトラインを組み立てる際に最適なアイデアが浮かんでくるものです。
ブログタイトルは短いながらも強力なパワーを発揮します。タイトル次第で、読者が記事をクリックするかどうかを大きく左右します。
キャッチーで説得力のあるブログタイトルを考えるために、まずは読者目線で記事を見てみましょう。この記事について読者が何に興味を持つのか、何に惹かれるのかを考え、次のヒントに従って戦略的にタイトルを考案しましょう。
数字やデータを含める
疑問文を含める
検索キーワードをなるべくタイトルの冒頭に含める
読者の感情に訴えかける
自分が作成したい内容と同じカテゴリーのブログ記事の見出しなども参考にして、読者を惹きつける魅力的なフレーズを考案しましょう。
いよいよ実際に記事を執筆していきましょう。記事の構成としては導入、本文(見出しと小見出しで分割)、結論(なくても構いません)が通例です。トピックにもよりますが、ブログ記事 1 本はおよそ 6,000 文字以上が目安です。ブログ記事を 1 本書くためには、慣れたブロガーでも 2 〜 3 時間要します。決して焦らず、初稿の作成には少なくとも半日ほど確保して十分な時間をかけましょう。AI ツールでブログ記事を生成することもできます。しかし、情報の正しさや、不適切な表現がないかなど、確認の時間を十分とりましょう。
導入部分では読者の悩みや、統計データ、時事ネタなどを取り入れて読者の注意を引きましょう。その上で、記事についての概要を伝え、このまま読み進めてもらえるよう読者を本文へと導入します。
次に、作成したアウトラインに基づいて本文を執筆します。ここではあなた自身の知識や専門分野での経験をブロガーとして綴っていきます。しかし、「とにかく何か書かなければ」という気持ちで表面的な文章を書くのは禁物です。これはブロガーが陥りやすい大きな間違いのひとつでもあります。
執筆するときはそれぞれの文に意味を込め、完結かつ意味のある文章を意識しましょう。また、文章のトンマナ(トーンとマナー)を統一することで、読みやすい文章にします。
最後に、結論セクションで記事を締めくくります。すべてのブログに結論が必要なわけではありませんが、記事の内容をまとめ、最終的な考えを述べるには良いパートだといえます。
ブログをはじめるにあたって、もうひとつ知っておきたいのが画像の重要性です。記事に追加する画像のチョイスによって、読者が抱く総合的な印象は大きく変化します。写真、スクリーンショット、イラストなど、記事に追加する画像は内容と関連性があり、高画質のものを選びましょう。画像は記事で伝えたい主なポイントを補足し、例を視覚的に示すために重要な役割を果たします。
オリジナル画像がないという場合は、無料のストック画像をインターネットで探してみましょう。将来的には自分で撮影した写真を使いたいという場合も、ストック画像を利用することでブログをすばやくスタートさせることができます。
コンテンツが完成したら、公開する前にあといくつかのステップを行う必要があります。ここからのステップは、ブログの SEO 対策や記事からコンバージョンを獲得する方法など、主にマーケティング戦略に関するものです。記事の執筆が終わったら、以下のチェックリストをひとつずつ確認してみてください。
キーワードを再度確認する:コンテンツ内を検索(CTRL + F)して、キーワードが追加されていることをもう一度確認します。検索数が多いキーワードをすべて使用しているかを確認し、抜けがあった場合は記事全体を見返してそのキーワードを使える箇所がないかどうかを見極めましょう(無理にキーワードを散りばめる行為は「キーワードスタッフィング」と判断され、検索エンジンによるペナルティが課される場合があるので注意してください。キーワードをコンテンツ内で自然に使用することが鉄則です)。
内部リンクを追加する:内部リンクとは、あるブログ記事からサイト内の別の記事にリンクを張ることで、ブロガーが密かに活用できる技のひとつです。内部リンクは記事の SEO 効果を高めるほか、読者にあなたの他のブログ記事を見てもらえるきっかけにもなります。といっても、ランダムにリンクを張るのではなく、もっとも関連するブログ記事間でのみリンクをつけることが大切です。この方が SEO 的にも評価が高く、読者にとってもリンクを訪問する価値が上がります。ブログをはじめたばかりでそこまでコンテンツがないという場合は、一定数の記事を書いた後、もう一度ブログ全体を見直してリンクを適用しましょう。
CTA(行動喚起)を追加する:読者に行動を促すフレーズ(CTA)を記事全体に追加するのも効果的です。たとえば、「今すぐ購入」「もっと読む」といった CTA ボタンを記事内に配置します。そうすることで、読者に製品の購入やニュースレターの購読を促したり、記事の続きを読んでもらったり、読者に期待するアクションを起こしてもらえる可能性が高まります。
代替テキスト(Alt テキスト)を使用する:Google は画像の内容を読み取ることができないため、ブログを書く際にはそれぞれの画像に短い説明文(キーワードを使用するのが理想です)を追加し、検索エンジンに表示されている画像の内容を知らせることができます。この説明文は代替テキスト(Alt テキスト)と呼ばれ、これを追加しておくことで Google 画像検索に表示されやすくなるというメリットもあります。
記事のメタデータを作成する:メタデータは Google 検索結果に Web ページを表示する際に使用されるテキストのことで、メタタイトル(タイトルタグとも呼ばれる)とメタディスクリプションが含まれます。メタタイトルはブログ記事のタイトルと同じものを使っても良いですし、少し変更して検索結果に異なるタイトルを表示することもできます。タイトルは思わずクリックしたくなる魅力的なフレーズに仕上げること、およびもっとも重要なキーワードを含むことの 2 点が守られていれば、どんなものでも構いません。メタディスクリプションはメタタイトルの下に表示される短い説明文で、同じく主要なキーワードを追加し、記事で伝えたい主なポイントを簡単にまとめる必要があります。
URL を選ぶ:すべての Web ページには専用の URL があり、ブログ記事も例外ではありません。URL にもわすれずに狙っている SEO キーワードを設定しましょう。ブログ記事の URL は、通常 www.yourdomainname.com/blog-post-keyword やwww.yourdomainname.com/blog/blog-post-keyword といった形式になります。URL の決め方に悩む場合は、他のブログ記事の例を見てみることをおすすめします。ほとんどのブログツールでは URL が自動生成されますが、必要に応じて各ブログ記事の URL を編集できるということを覚えておきましょう。
さて、これで最初のブログ記事を公開するために必要な準備はすべて整いました。完成した記事を何度か読み直し、家族や友人に送って確認してもらいましょう。あなた自身はもちろん、別の人の目線からもチェックを入れておくことで、より完成度の高い記事に仕上がります。
満足いく記事ができたらサイトにアップロードします。ブログ作成サービスには通常メタデータと URL を入力する箇所があるため、そこも忘れず確認しましょう。すべての情報を入力したら、公開しましょう。
最初のブログ記事を書いてみていかがでしたか?まずは公開できたことを喜び、次に進む準備ができたら今月の残りの日程を確認し、ブログの投稿スケジュールを立てましょう。
コンテンツカレンダーは、ブログをはじめるなら知っておきたい重要なツールです。コンテンツを継続的に公開するためには、スケジュールが重要な意味を持ちます。ブログを開設した当初の目標からそれていないかということを確認するためにも役立ちます。読者は常に新しいコンテンツを求めるもので、あなたはそのニーズに応える必要があります。
トピックを考えたときに、おそらくかなりの量のアイデアが出てきたのではないでしょうか?まだ次のトピックが決まっていないという場合は、上記で紹介した手順に従ってトピックのリストを作成しましょう。最低でも 10 件程度のアイデアが集まったら、それをコンテンツカレンダーに落とし込んでいきます。
カレンダーは無料ですぐに作成できます。新たにツールやプラットフォームを使う必要はありません。Excel や Google シートを開いてスケジュールを書き込んでいくだけなので簡単です。作成する列の内容や数についても特に決まりはありませんが、基本形として投稿日、ブログのタイトル、主要なキーワード、記事のステータス、備考欄などを設けておくと良いでしょう。
スケジュール作成のヒント:カレンダーの作成にできれば時間をかけたくないという方は、Google カレンダーを開いて各記事の執筆期限を入力しましょう。記事を執筆する時間帯をカレンダーに書き込むのもおすすめです。
ブログの適切な更新頻度は?
ブログをはじめるにあたって浮かぶ疑問のひとつが、「新しいコンテンツをどれぐらいの頻度で公開するべきなのか?」ということでしょう。サイトの更新頻度は、検索エンジンがサイトの総合的な表示順位を決定する際に考慮するポイントのひとつでもあります。ブログを書けば書くほど、より多くのトラフィックを得る確率が高まります。
月に 11 件以上ブログを投稿すると、トラフィックがある程度増加することが分かっています。従業員数 10 名以下の小規模企業のうち、月に最低でも 11 記事のブログを投稿した企業は、月 2 ~ 5 記事ペースで投稿していた企業の約 2 倍のトラフィックを獲得しました。
月に最低でも 11 記事のブログを投稿した小規模企業は、月に 6 ~ 10 記事を投稿した企業と比べて約 2 倍のリード(見込み客)を獲得しました。これは、ブログを運用することで、購読者数を増やす、商品を販売する、アフィリエイトを実施することが可能になるからです。
また、更新頻度はブログを通じて達成したい目標によっても異なります。主な目標がブランドの認知度向上である場合は、週 1 〜 2 記事の投稿からはじめましょう。一方で、サイトへのトラフィックを増やしたい場合は毎週 3 ~ 4 記事は出すのが理想です。
コンテンツカレンダーを作成するときは、これらすべての要素を頭に置きながらも、目標は達成可能なものに設定しましょう。達成できない現実離れした期限を設けてしまうと、もともとのプランから外れるだけでなくモチベーションも下がってしまいます。
ブログの投稿に慣れ始め、スケジュール通りに執筆をこなせる習慣がつけば、いつでも作業量を増やすことができます。また、毎週の投稿数を増やすために他のブロガーに寄稿をお願いするのも良いアイデアです。
SNS で共有
ニュースレター作成
他のサイトに寄稿
既存のコミュニティで告知
質問・ディスカッションサイトに参加
有料広告に投資
新しいコンテンツ形式を試す
ここまでのステップで、ブログを始めるために必要なものはすべて揃えることができました。ここからは、あなたのブログをより多くの人に知ってもらい、確実に収益化に近づけるためのマーケティング方法を紹介します。
読者を獲得するには、サイトにトラフィックを呼び込むための方法を試行錯誤して考える必要があります。SEO 対策を強化するのはもちろん重要ですが、ブログの宣伝のために役立つ以下のヒントにも目を通してみてください。広告など一部の物を除いて、ほとんどの方法は無料で実施できます。
1. SNS でシェアする
SNS はコンテンツを投稿し、ブログにトラフィックを呼び込むには最適なツールです。Facebook、Instagram、Twitter、LinkedIn などでブログを宣伝して、新しい読者にリーチしましょう。
2. ブログのメルマガを作成する
週 1 回のペースでメルマガを送信して読者のエンゲージメントを獲得しましょう。メルマガはブログへのリピート訪問を促し、熱心なファン層を惹きつけるには効果的です。メルマガの購読者を獲得するために、まずはサイトのナビゲーションメニュー、フッター、およびブログの記事内に目を引く「購読」ボタンを追加しましょう。
3. 他のサイトに寄稿する
自分のウェブサイト以外の場所にコンテンツを投稿してライターとしての知名度を上げ、専門分野における発言力を高めていきましょう。Medium のアカウントを作成して自分の名前を広めたり、LinkedIn に記事を投稿するのも良いでしょう。また、ゲストライターを募集している著名なオンラインニュースサイトに問い合わせるという手もあります。
4. 既存のコミュニティで拡散する
Facebook グループやフォーラム、LinkedIn グループは、特定のトピックに興味があるユーザーが集まる場です。あなたのブログに関連する分野のオンラインコミュニティを見つけたら、サイトの URL をシェアしてグループ内のメンバーと交流しましょう。
5. Q&A やディスカッションサイトに参加する
Quora や Reddit などのサイトでは、ディスカッションのスレッドで自分のブログを紹介することができます。ほかのユーザーからの質問に対する回答としてブログ記事の URL をシェアする、コメントにフォローアップを返すなど、発言の機会はたくさんあります。しかし、これらのサイトにおいては、宣伝ではなくあくまで「役立つ情報」を提供することを第一に考えましょう。
6. 有料広告で宣伝する
SNS で記事をシェアすることに加えて、SNS での投稿を有料で宣伝することでより多くのユーザーにリーチすることができます。また Google 広告を出稿し、検索エンジン経由で新規ユーザーにあなたのサイトを目にしてもらうこともできます。
7. 別のコンテンツフォーマットも試す
新しいコンテンツフォーマットを試して、リーチをさらに広げましょう。これは、元となるブログ記事と同じ内容を別の形で再度発信するという手法です。たとえば、ブログ記事を動画としてまとめ、YouTube チャンネルに投稿。ポッドキャストやウェビナーなど、さまざまな形式でコンテンツを投稿することで新たな可能性を切り拓くことができます。
ブログを立ち上げてから、安定して読者を集めることができるようになるまでには時間がかかるものです。サイトを立ち上げて「終わり」ではなく、ブログサイトを運営するためには、知識とスキルを身につける必要があります。そこで執筆や SEO などの各プロセスで役立つ情報サイトを紹介します。
初心者向けブログ開設ガイド:ブログをゼロから始めるために役立つヒントを紹介しています。
無料のオンライン執筆コース(Udemy):Udemy の本格的執筆レッスンで、ブログ作成のスキルを伸ばしましょう。
下記は、ブログを始める際にチェックしておきたいブログツールです。気になるものはブックマークして、今後すぐに参照できるようにしておきましょう。
Google キーワード プランナー:ブログ記事で使用すべきキーワードについてのデータを取得できます。
Google アナリティクス:ブログ内のデータに関するインサイトを取得して、サイト全体のパフォーマンスを強化しましょう。
Google Search Console:ウェブサイトの訪問者数と、ブログのクリック数についての正確なデータを確認できます。
SEOチェキ!:調べたいサイトページの URL を入力することで、キーワードの出現頻度や内部リンク数を確認することができます。競合調査にも役立つでしょう。
Pexels:ブログ記事で使えるストック写真を無料で検索できます。
Asana:オンラインのタスク管理ツールで執筆スケジュールを管理することができます。
アフィリエイトマーケティング
ブログ内に広告を掲載
有料サブスクリプションを提供
PR コンテンツを書く
電子書籍や商品を販売
コンサルティングサービスを提供
読者が集まるようになれば、ブログの収益化は難しくはありません。いろいろな方法で収益化することができます。まずは、あなたのブログテーマにあったビジネスモデルを見つけましょう。ここでは簡単に 7 つの代表的な収益化の方法を紹介します。
おすすめ関連記事 ブログで収入を得る方法:副業ブログの始め方
1. アフィリエイトマーケティング(ASP)
ブログを収益化するもっとも一般的な方法のひとつで、始めやすいことも人気の理由です。アフィリエイト広告を仲介することで 1 日に約 3 万円 ~ 30 万円ほど稼ぐことができると言われており、経験を積めば積むほど収入は上がっていきます。アフィリエイトマーケティングのプログラムはたくさんありますが、初心者には Amazon アソシエイト・プログラムが人気です。
2. ブログ内で広告を掲載する(クリック方広告収入)
ブログサイト内で広告を表示するという方法もあります。つまり、ブログサイトに広告を掲載するスペースを確保して、その掲載枠を販売するのです。広告がクリックされる度に課金されるため、手堅い収益が得られる方法だと言えます。この領域では Google AdSense がもっとも利益率が高く、人気のプログラムのひとつとして知られています。
3. 有料の定期購読を提供する
The New York Times など、主要なメディアではコンテンツの閲覧に定期購読が必要になる場合があります。これと同じ仕組みをブログで導入することができます。記事の一部はもちろん無料で公開すべきですが、定期購読プランを購入した読者のみがアクセスできる有料コンテンツを作成するのもおすすめです。
4. スポンサーコンテンツを執筆する
コンテンツ執筆のニーズがないかを企業に問い合わせるのもひとつのオプションです。ブログサイトの知名度が上がったら、ブランドからあなたにスポンサーシップのオファーが来る可能性も高まります。その企業の商品やビジネスを宣伝する記事を書くことで、記事の執筆に対する報酬を獲得することができます。
5. 電子書籍や商品を販売する
サイトでデジタルまたは物理的な商品を販売することもできます。独自ブランドの商品やブログの内容に関連する商品、電子書籍、その他のオンラインリソースなど、興味のあるものを選んで販売しましょう。トップページに支払いボタンを追加すれば、読者はボタンをクリックするだけで商品の内容を閲覧し、決済に進むことができます。
6. コンサルやオンラインサロンサービスを提供する
プロとしてのあなた自身の経験と、ブロガーとして培った知識を活用してアドバイスを提供することもできます。自分の持つ知見や実績を見返しながら、クライアントにどのようなサービスが提供できるかを考えてみましょう。たとえば、栄養についてのブログを書いている場合、クライアント専用のダイエットプランを作成したり、栄養コーチとしてアドバイスを提供したりとさまざまなアイデアを試すことができます。
7. 他のブログ記事を代行して書く
自分のブログで実績を作り、ポートフォリオにまとめましょう。そして、他のブログの記事を代行してブログ記事を書くことで、ライターとして収入を得ることができます。
その場合は、ランサーズやココナラなどのスキルシェアサイトに登録するか、自分のブログに「お問い合わせフォーム」を設置し、案件を受注する方法があります。フリーランスライターとして、実績やスキルをまとめたウェブサイトを用意することを強くおすすめします。ほかにも、Twitter や Instagram でライターを募集していることもあるので、多くの方法で案件を獲得できるように用意しておきましょう。フリーランスホームページの作成方法については、以下の記事で詳しく説明しています。
おすすめ参考記事
SNS などでは「ブログで月収 500 万円達成」という文言を見かけることがあるかもしれません。しかしブログで大きく稼いでいる人はほんの一握りです。アフィリエイト市場調査によると、ブログを運営している人のうち、68.6 % は月 0 〜 1000 円未満の収入となっています。一方で、月 1 万円以上アフィリエイト収入がある運営者は全体の 13 %と引き続き 10 %を超えています。
ブログ収益化までの期間は 3 か月から 6 か月が目安です。なぜなら、立ち上げたばかりのサイトを Google が正しく評価するまで、最低 3 か月ほどかかるからです。まず立ち上げた初月に、最低でも 10 記事ほどを公開しましょう。月に 8 〜 10 本の記事を作成することが目安です。
ブログを収益化するために、必要な記事数はブログの内容やトピックによります。500 記事作成しても、トラフィックを得られなければ収益化することは難しいでしょう。あえて、目安を作成するとしたら、30 〜 50 記事ほどが、収益化するために最低限必要な記事数だと言えるでしょう。
アドセンスの利用規約に基づき、収益が支払い基準額(日本円では 8000 円)に達したら、アドセンスの支払いスケジュールに基づいて支払われます。その際に支払いが保留にならないように、本人確認手続き、住所確認、支払い方法の設定などを忘れずに行いましょう。
ブログ運営は今後も価値のあるコンテンツであり続けるでしょう。SNS プラットフォームと動画コンテンツが登場したとはいえ、ブログ運営が個人にとってもビジネスにとっても貴重な媒体であることは変わりません。ブログは SNS とは異なり、コンテンツの所有権と管理権はすべて運営者であるあなたのものです。さらに、ブログは今でも検索エンジンでの表示順位向上とトラフィック獲得にも一役買っています。また、ブログはコミュニティ形成とブランドの権威付けのために有益と言えます。ブログには、まだまだ収益化の大きな可能性が秘められているのです。
今回の記事では、ブログの開設から執筆、運営方法までを説明してきました。ブログサイトを立ち上げるためには、時間をかけて準備する必要があります。しかし、Wix を使うことで、準備に必要な時間を最小限に抑え、記事の執筆やブログサイトのデザインに時間を有効に使うことができます。
ブログを始めるのに必要なツールと準備はすべて揃いましたか?ブログの運用はとてもやりがいがあることです。ブログ市場は常に変化しているので、学び続ける姿勢を忘れずに、ぜひこの機会に一歩踏み出してみましょう。この記事が少しでも皆さんの助けになれば幸いです。
Wix では、ブログサイトをはじめたい方向けの無料オンライン講座「Wix ラーニング」を提供しています。戦略的な Web サイトのデザイン、記事の書き方や見せ方のコツ、投稿スケジュールの作成、ブログの SEO 設定などを「ブログの始め方 パート1:ブログサイトの開設方法」より、ブログ開設に役立つノウハウを参考にご利用ください。
また、ブログサイトでは物足りない!さまざまな機能を持った、ホームページを作成したい場合は、ホームページ作成の基礎を詳しく解説しているこちらの記事をご覧ください。
編集者:Miyuki Shimose
SEO & ブログコンテンツマーケター