レトロロゴを作成

レトロまたはヴィンテージ感のあるロゴは、懐かしさや郷愁を打ち出したい場合には最適なオプションです。このスタイルを好むビジネスの例としては、理髪店、カバーバンド、オールドスクールな雰囲気の喫茶店などがあります。

レトロなロゴデザインを作成するなら、フォントは最も重要な要素のひとつです。時代の流行はフォントに現れるため、同じ時代のブランドのロゴはどれも決まったフォントを使っているケースが多く見られます。対象とする時代のロゴを研究して、ブランドの雰囲気に合うものを探してみましょう。

タイポグラフィと同様に、配色もブランドの個性を伝える上で大きな役割を担っています。ロゴの色を選ぶ際には、色彩心理学について少し調べてみるのもおすすめです。フルカラー印刷は比較的近代的な発明であるため、ロゴでノスタルジーや伝統的な感覚を再現したいのであれば2色構成にすると良いでしょう。ただ、カラフルなロゴが完全に NG というわけではありません。例えば、50～60年代の雰囲気をロゴで再現したい場合は、より鮮やかな色を2～3色使うことができます。

昔のロゴはシンプルで力強いイメージを使用して、その企業のビジネスを表現していました。工場やトラクター、工具などのイメージが多いのはそのためです。 例えば、理髪店ならハサミのように、その業種に関連するシンプルなものを使用するとよいでしょう。