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これから流行るビジネスに欠かせないネタ9選【最新版】


流行のビジネスネタ8選

この記事は2022年5月12日に公開、2023年4月30日に更新しています。

昨今、世界情勢不安や物価高、さらには AI 技術の急激な発達など、私たちは激動の時代に生きているといえます。この時代だからこそ、変化する社会の需要を反映したビジネスが必要です。変わりゆくニーズにあわせて、ビジネスモデルを刷新することや、企業ホームページをリニューアルすることも検討しましょう。


アクセシビリティ対応のホームページや、企業の社会的責任(CSR)の掲載などがそのよい例です。

この記事では、ビジネスアイデアに取り入れたい、これから大注目のビジネスネタを Wix のエキスパート達が解説します。今、社会は何に興味を持っているのかをしっかりと把握し、これからの時代に適した事業を始めましょう。




これから流行るビジネスネタ9選


伸びる「商売」や「ビジネス」に欠かせない、今後注目のビジネスネタを9選まとめました。ビジネスアイデアを考える際には、以下のポイントをどのようにビジネスモデルに含めるのかを徹底的に考えましょう。


01. AI(人工知能)


AI(人工知能)は、今年、最も注目すべきキーワードの一つでしょう。AI は雑多な作業を自動化して時間を短縮し、顧客サービスを向上させ、データ分析を支援します。昨今の大幅な機能向上により、利用可能性が飛躍的に改善しました。人手不足といったビジネスオーナーの課題を克服するために、経営者はどのように AI と機械学習を導入し、活用すればよいのでしょうか。


Wix のデータエンジニアである Eitan Shalev (エイタン・シャレヴ) は「私たちは皆、気づかないうちに日常生活で AI を使っている」と言います。検索エンジンにスマホのカメラや SNSと、これらすべてが強力な AI 技術に依存しています。また、ニッチな分野のビジネスにおいても AI は注目されています。さまざまな業界で、音声アシスタントとチャットボットの採用が多く見られるようになりました。


2023 年、ビジネスオーナーは、カスタマーサポートの向上やホームページのインタラクティブ化などのために、チャットボットの利用を検討すべきだと Shalev は述べています。さらに、「AI は Eコマースサイトにおいても有効だ。顧客の過去の買い物行動やセグメンテーションについてのデータがあれば、AI はそのデータに基づき、顧客が興味を持ちそうな商品の提案ができる」と話しています。



02. アクセシビリティ


アクセシビリティとは、英語の”Accessibility”のことで、「利用のしやすさ」「便利さ」などと訳されています。物理的、認知的、環境的困難がある場合でも、すべての人が平等に、サービスや建築、ウェブサイトにアクセスし、容易に利用できるようにすることを指します。


Wix アクセシビリティエキスパートの Nir Horesh(ニル・ホレシュ)は、ビジネスを始めるなら、「アクセシビリティを考慮したホームページ」を設計すべきだと語ります。自社サイトのアクセシビリティを向上させることで、WCAG 2.0(ウェブアクセシビリティ国際規格の最新達成基準)に準拠できます。


米国では、1990 年に「障害を持つアメリカ人法(ADA)」が制定されました。また、日本でも 2021 年に「障害者差別解消法」が改正され、社会的障壁の除去について必要かつ合理的な配慮を行うことが、民間事業者にも義務付けられました。 米国ではアクセシビリティ訴訟が急速に増加しており、アクセシビリティに対応していない企業のウェブサイトが訴えられる事例が増えています。まだ自社サイトのアクセシビリティに取り組んでいない企業経営者は早急に見直しが必要です。

Horesh によると、ホームページ制作者がアクセシビリティ意識を高めることが肝要だと言います。キーボードだけで操作できるようにすることや、視覚障害者が使用するスクリーンリーダーと互換性があること、色覚異常の人々がコンテンツを理解できるようにカラーパレットの選択にも配慮することなど具体的な改善策を取り入れましょう。これらの点を改善していくことで、すべての人々がより快適に利用できる Web サービスにすることができます。


Wix エディタには、アクセシビリティ支援機能が組み込まれており、コンテンツとデザインがウェブアクセシビリティの国際規格に準拠するようにサポートします。また、Wix の機能があなたのホームページにアクセシビリティの問題がないかをチェックし、必要に応じて修正を提案することができます。



03. サステナビリティ


気候変動への取り組みや目標を確実に達成するため、世界中の政策立案者が新たなルールを導入しています。あらゆる業界が、変革の必要性を認識しています。2022 年にファッション界のリーダーたちによって結成されたタスクフォースは、大量生産はファッション業界の主要な生産体制であるべきではないという重大な宣言を行いました。

世界的なファッションブランドのボッテガ・ヴェネタは「The Certificate of Craft」プログラムの開始を発表し、バッグの購入者に対して無償のクリーニングと修理、および永久保証を提供しています。これは、2023 年に引き続き波及する「サステナビリティ」というビジネスの潮流に沿った取り組みと言えます。

近年、日本でも持続可能な開発目標 SDGs が広く認知されるようになり、政府が国を上げてサステナビリティに取り組んでいます。「環境に優しいブランド」はこれからの消費者に訴求するために重要なポイントになります。顧客からの支持を得るためにも、環境問題を視野に入れることが必要となってくるでしょう。



04. データの透明性の促進


シスコシステムズが行った調査の結果を見ると、消費者は自分のデータが企業によってどのように取り扱われているのかについて、より高い透明性を求めていることが分かります。シスコシステムズの副社長兼副顧問かつ最高プライバシー責任者の Harvey Jang (ハーヴィー・ジャン) 氏は、「組織は、顧客やユーザーが自分のデータがどう取り扱われているのかを理解できるように、個人情報の取り扱い方法を分かりやすく説明する必要がある」と述べています。


個人情報を扱う事業者は、自社サイトのプライバシーポリシー(個人情報保護方針)を作成し、公表することが非常に重要となります。プライバシーポリシーとは、ホームページがその訪問者や顧客のデータを収集、使用、管理する方法の一部または全部を示した文書のことです。

プライバシーポリシーの制定により、クライアントのプライバシーを保護する法的要件も満たすことができます。顧客に対し、収集する情報の種類とその使用方法について明確にしておくことは必要不可欠です。サイト訪問者のブラウザに保存される小さなデータであるクッキーの使用についても、言及しておくことが望ましいでしょう。顧客に対して、できる限り透明性を確保することは、企業の信頼性向上につながります。



05. Eコマースの拡大

実店舗を構えて行っていたビジネスやサービスをオンライン化し、ネットショップを立ち上げる流れはもはや一般的と言えるでしょう。最近は、Eコマースの拡大により、イラストのオンライン販売やドロップシッピング、NFT の売買、サブスクリプションボックス(月額制の定期便サービス)など、従来のEコマースで取り扱っていなかった商品まで販売できるようになりました。


現在の状況下では、ほとんどの事業者が Eコマースに着目し、新たなビジネスチャンスを掴もうとしています。ネットショップを開設してドロップシッピングを導入すれば、在庫を持たずに簡単に商品を販売することができます。また、オンデマンド印刷サービスを利用して、注文を受けた後に商品を作成すればさらに安心です。

Wix には、様々な専門サービスの設定に役立つ便利な Eコマースツールが多数組み込まれています。ドロップシッピング、注文と支払いの管理、豊富なデータに基づくインサイトを活用したショップのパフォーマンス監視など、高度な機能が数多く揃っています。

流行のビジネスネタ Eコマーステンプレート


06. 自社アプリ開発

普段の買い物からフィットネスクラスの予約まで、毎日のちょっとした用事にモバイル端末を活用する人が急増しています。既にビジネスサイトをお持ちなら、そこに独自のモバイルアプリを組み合わせてみるのも良いかもしれません。これからは、どんな事業者でもノーコードでオリジナルのアプリを作成できる時代です。自身のビジネスにも取り入れることをぜひ検討しましょう。


ノーコードでスマホアプリが開発できるプラットフォーム、マイアプリ by Wix なら、リアルタイムでウェブサイトと同期したスマホアプリが手軽に作成できます。数百種類のビジネスソリューションを選択でき、ネットショップや予約システム、ユーザー投稿型フォーラムアプリなど、思いのままのデザインと機能を実現できます。


ビジネスニーズに対応した独自のネイティブモバイルアプリをいますぐ作成しましょう。



07. モバイルマーケティングの活用

モバイル端末の利用は増加の一途をたどっており、その勢いは衰える気配がありません。また、GSMA インテリジェンスが公表した第 3 回年次「グローバル・モバイル・トレンド」報告書によると、2025 年までには 37 億人、つまり世界のネット利用者の 72 % がモバイル端末のみのユーザーになると言われています。このことからも、事業者にとって、モバイルマーケティングへの投資は不可欠だと言えるでしょう。


モバイル端末でもパソコンと同じように使いやすいサイトにすることが、重要なステップの一つです。レスポンシブデザイン、簡単なナビゲーション、目立つ CTA(Call To Action)、「トップに戻る」ボタンなどが必要となります。こうした変更を加えることにより、モバイルファーストインデックスに移行している Google をはじめ、検索エンジンでの検索結果ランキングの向上につなげることができます。また、SMS マーケティングや Google 広告を設定して、地域の潜在顧客をジオターゲティングしてみるのもよいでしょう。

ヒント:Wix では、モバイルマーケティングのビジネス戦略を管理できる Wix Owner アプリを提供しています。Wix Owner アプリは、顧客をあなたのビジネスへとつなげ、顧客がサービスを予約し、商品を購入できるモバイルエクスペリエンスを実現できます。


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流行のビジネスネタ、自社アプリを設定して顧客とコミュニケーション

08. 顧客サービスのパーソナライズ


パーソナライズされた顧客サービスとは、顧客一人ひとりの要望やニーズに合わせてサービスを提供することです。消費者は企業に対し「要望や好みを正確に把握し、スムーズなカスタマージャーニーの提供がされること」を期待しています。顧客の信頼を獲得すると、リピート顧客として、長期的な利益の増加にもつながります。

顧客サービスをパーソナライズするために、Google アナリティクスWix アクセス解析などの解析ツールを活用しましょう。これらのツールは、訪問者がどのようにしてサイトにたどり着いたか(例:検索エンジンや SNS などから)、どの商品が一番売れているか、何がユーザーの購買意欲を高めているかなど、訪問者の行動に関する情報収集に役立ちます。


こうして収集したデータを使うことで、訪問者ごとにパーソナライズされたサービスを提供できます。例えば、メルマガ配信キャンペーンを設定し、新規登録者へのウェルカムメールの送信を自動化することや、購入履歴に応じたカスタムクーポンなどの提供もおすすめです。工夫次第で顧客エンゲージメントを効果的に伸ばすことができるでしょう。


ビジネス流行ネタ、予約や顧客情報を管理し高品質なサービスを提供

09. オンラインサロンの構築

同じ趣味や興味を持つ人たちが集まるオンラインサロンを作ると、あなたの発言力や影響力を高めることができるでしょう。専門分野に関する質の高いコンテンツを共有すると、業界の権威としての地位を確立し、読者からの信頼を得られます。ウェビナーの開催、オンラインレッスンの提供、ライブ配信の開催、ブログの作成、または掲示板サイトの作成などがコミュニティの構築に効果的です。


顧客同士が自由に交流できるようにするのも良い方法です。会員限定エリアを設定することで、個人アカウントごとの「注文状況」や「予約の管理」はもちろん、他の会員とのチャットといった限定機能にアクセスできるように設定することができます。他にも、月額制のファン限定会員ページを作成することで、限定グッズ販売キャンペーンなどが実現できます。

ビジネストレンドネタ、コミュニティビジネス


まとめ


いかがでしたか?最新のビジネスネタの中から、ビジネスアイデアの参考になりそうな点をピックアップして紹介しました。これらのビジネスネタをおさえ、新しい新規事業の発見に繋げましょう。スモールビジネスならではの柔軟性を活かし、激動する世界情勢の中でも、成長し続けるビジネスを目指しましょう。



編集者画像

編集者:Miyuki Shimose

ブログ コンテンツマネージャー

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