2017年8月3日8 分
写真家であれば、ISOやRAWなどの単語に馴染みがあるはずです。でも、SEOはどうでしょうか?
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」を指します。
ユーザーが特定のキーワードを検索すると、検索エンジンはそのキーワードに対して評価の高いサイトを順番に表示します。SEO対策とは、検索エンジンから多くのアクセスを獲得するための対策のことです。
もし、ポートフォリオサイトを時間をかけて作ったとしても、検索エンジンから評価されず、関連のキーワード検索で上位に表示されないとなると、新規訪問者の増加は期待できません。
逆に適切にSEO対策を施せば、ネット広告とは違い、無料で新規ユーザー を獲得することが可能です。しかもWixを利用すれば、 HTML/CSSなどの専門知識を習得する必要もありません。
今回は初心者に向け、写真家のポートフォリオサイトで、SEO対策を実践するポイントを7つご紹介します。是非、参考にしてください。
SEOにとってキーワード選びはとても重要です。ユーザーニーズを理解せず、サイトとも関連がない検索キーワードを選んでしまうと、SEOはまったく機能しません。
Googleは、ユーザーが入力した検索キーワードに対して、より関連性の高い良質なコンテンツを検索結果として表示することで、ユーザーの満足度を高めたいと考えています。
したがって、対象ユーザーが利用する検索キーワードを的確に把握し、そのキーワードを自分のポートフォリオサイトのコンテンツに反映することで、検索結果上位を狙うことが可能です。
検索キーワードを探るにはまず、ユーザーの立場に立ち、ご自身の写真ビジネスに関連するキーワードを思いつくだけ挙げてください、一旦候補のキーワードをリスト化したら、実際にGoogle 検索上でどのような結果となるか確認してみましょう。
手軽に確認するには、検索ワードサジェスト機能とGoogleキーワードプランナーを使う方法があります。
検索ワードサジェスト機能とは、検索エンジンで検索したワードに関連の深い語句を予測して表示してくれる機能のことです。他の利用者が利用した検索履歴のデーターベースに基づき、予測キーワードを提示しているため、ここに出てくるワードをキーワードとして設定することができます。
一方Googleキーワードプランナーを使うと、特定の検索キーワードの検索ボリューム(月ごとにどれくらい検索されているか)を調べることができます。
キーワード選定ができたらコンテンツにそれらを反映しましょう。ポートフォリオサイトの文字コンテンツに、不自然にならないようにキーワードを入れ込みます。
ページごとに2、3個のキーワードを入れるのが目安です。また、こちらは後で説明しますが、URLやメタタグにも反映させてください。
最後にH1タグの追加も必須です。H1タグはヘディングタグとも呼ばれ、新聞の見出しのように各ページのタイトルとして機能します。全てのページに独自のH1タグを追加してください。
H1タグ追加方法:
1. エディター左の「+(追加)」ボタンをクリック
2. 「テキスト」をクリック
3. 「サイトタイトル」をクリック
※ロングテールSEOについて
一部の人気キーワードはアクセス数が多く、競争が激しいため、アクセス数の少ないよりニッチなキーワード(ロングテールキーワード)を対象とすることでアクセス数を稼ぐことができます。
例えば、「結婚写真」で検索すると2, 760万件ヒットしますが、「結婚写真 横浜関内」とすることで69万件まで絞ることができます。もし横浜関内で運営しているフォトスタジオであれば、「結婚写真」をキーワードにするのではなく、「結婚写真 横浜関内」をキーワードとした方が、競争率が低くなります。
さらに「結婚写真 横浜関内 和装」とすれば、42万件まで絞ることができます。このように、ビジネスに合ったできるだけニッチなキーワードを探しましょう。
メタタグとはページタイトルとディスクリプションのことで、Google検索結果に表示されます。Google検索結果で、一番大きく表示されるのがページタイトルで、URLの下に表記されるのがディスクリプションです。
Wixが推奨するページタイトルのつけ方は以下になります。
ページ名 | 所在地域(任意) | 企業またはウェブサイト名
例)東京観光・ツアー | はとバス
メタタグを記載する際は次の点に、ご注意ください。
ページタイトル内のキーワードは可能な限り先頭の方へ組み込む
「半角パイプ(|)」で項目と項目の間に区切りを挿入する
ページタイトルは半角55-60字以内、ディスクリプションは50-160 字以内 にする
ディスクリプションは検索エンジンのためだけではなく、サイトの説明として機能し、サイトのクリック率に大きく影響します。
したがって、対象とするキーワードをただ羅列するのではなく、キーワードを利用しながら、ホームページの内容がしっかり伝わるよう記載しましょう。
メタタグ記入方法:
1. エディター上部の「ページメニュー」をクリック
2. 該当するページをクリック
3. 「もっと見る」 アイコンをクリック
4. 「ページSEO」をクリックして、ページタイトルとディスクリプションを記入
プロの写真家としてポートフォリオサイトを作成するのであれば、徹底的にこだわりや美しさを追求したいものです。
URLもその例外ではありません。美しいとはあくまでも主観的なものですが、Googleから好評価をもらうためには、見た目もスッキリとしたURLである必要があります。
URLはネット上の住所とも言われ、ドメイン名+カテゴリーやページ名で構成されています。「 ja.wix.com/features/main」 で例にすると、「ja.wix.com」がドメイン名。それ以下の「スラッシュ(/)」で区切られた部分が、カテゴリーとページ名です。
もしURL内にキーワードを組み込むことができるなら、SEO対策にとても有利に働きます。
例えば、横浜関内のウェデイングフォトグラファーであれば、URLに「Wedding」や「Yokohama」といったキーワードをドメイン名に是非入れたいものです。詳しくは、最適なドメイン名の選び方の記事を是非お読みください。
ページアドレス記入方法:
1. エディター上部の「ページメニュー」をクリック
2. 該当するページをクリック
3. 「もっと見る」 アイコンをクリック
4. 「ページSEO」をクリックして、ページアドレス欄に記入
スマートフォンのネット利用者はどんどん増加し、既にPCを追い越しています。
したがってモバイルユーザーがあなたのサイトを利用するという前提に立ち、スマートフォン用からでも見やすいサイト作りが必須です。Wixユーザーであれば、モバイル最適化を有効にし、クリック一つでモバイルサイトを自動的に作成する事が可能です。
もう一つ重要な点は、ホームページの表示速度です。作品の迫力を伝えるためには高解像度の写真が必要ですが、通信速度がPCより劣るモバイル環境では、画像の表示速度が遅くなる恐れがあります。
さらにGoogleは、表示速度をサイトのランキング評価項目に組み込んでいるので、重い画像の掲載はSEO対策としても看過することはできません。
このような問題を解決するため、 Wixプロギャラリーを是非ご利用ください。ユーザーの通信環境と画像の重さに合わせて自動的に配信データを最適化します。細かな調整なしで、高品質の作品をサイトに掲載することを可能にする写真家にぴったりのツールです。
Googleの技術進化は目をみはるものがありますが、まだ写真の内容を正確に把握するまでには至っていません。代替テキストは、写真や画像などのリッチコンテンツを検索エンジンに伝えるために入力するものです。
代替テキストにキーワードを利用すると検索結果に反映されるのはもちろんですが、Google画像検索にも表示されるようになります。画像をホームページに追加した際は、代替テキストも忘れずに追加しましょう。
画像に代替テキストを追加する方法:
1. エディターで画像をクリック
2. 「設定」 アイコンをクリック
3. 「代替テキスト(SEO用)」欄に画像の詳細を入力
Wixプロギャラリーで代替テキストを追加する方法:
1. エディターでギャラリーを クリック
2. 「画像管理」をクリック
3. 画像を選択
4. 右側より画像のタイトルと詳細を入力
5. 「完了」クリック
今までメタタグ、URL、代替テキストなどを使い、キーワードを入れ込む方法をご紹介してきましたが、特定のキーワードをより多く掲載するにはブログがぴったりです。
たくさんのキーワードを無理やり入れ込もうとすると読みにくくなりますし、かえって逆効果になりますので、あくまでもユーザー視点でブログ記事を作成し、各記事にキーワードを1~2個使用することを目安にしてください。
SEO対策では、キーワード選定と双璧となるトピックが「被リンク」です。
被リンクは外部リンクとも呼ばれていて、Googleの検索ランキング評価の項目です。たくさんの外部サイトからのリンク、特に良質のウェブサイトから被リンクを獲得したサイトは、検索ランキングで上位に選ばれる傾向にあります。
被リンクを獲得するのは、一朝一夕で出来ることではありません。サイトの知名度を向上し、自然とリンクが獲得できるようにポートフォリオサイトの宣伝をしていきましょう。
InstagramやFacebookなどのSNSとポートフォリサイトを連動させ、写真家としての認知度向上を図るのが基本です。
いかがでしたか?
あなたの世界観を反映したポートフォリオサイトを作った後は、正しいSEO対策を行いましょう!
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