ホームページで集客する10の方法
更新日 2024年7月8日(公開日 2017年2月22日)
効果的に商品やサービス、会社の宣伝を行うには、まずホームページを作成をする必要がありますが、いざ、そのホームページで十分に集客できるかどうかは、ホームページの運用方法次第です。
どんなサイトであっても、トラフィック数を増やすことがホームページオーナーにとって最大の目的であることに変わりはありません。
この記事では、初心者の方でも実践しやすいホームページでの集客方法とその種類をわかりやすく紹介します。
目次
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ホームページでの集客方法
ホームページでの集客は、一つの独立した手法というよりも、いくつかの方法を組み合わせて行うものです。
自分のホームページには、どの手法を採用すべきかを理解するためには、それぞれの手法について知っておく必要があります。以下では、よく見られる手法をいくつかご説明します。
01. 検索エンジンの最適化(SEO)
検索エンジンの検索結果で上位に表示されるようホームページを最適化する SEO とは、ホームページ集客の基本です。Google やその他の検索エンジンで上位に表示されたホームページはリンクがクリックされる可能性が高く、ブランドを知ってもらえるばかりか顧客にすらなってもらえるかもしれません。
ホームページの SEO を改善するには、大きく分けて 3 つの方法があります。
オンページ SEO は、キーワード検索によって Web サイトの各ページを最適化することです。キーワードを戦略的にホームページ全体に埋め込むことで、検索エンジンの結果ページ上位に表示させることができます。関連性と信頼性を備えたコンテンツは、セールスファネル全体で顧客をガイドします。
オフページ SEO は、ホームページ外の Web ページに注目して SEO を向上させます。外部サイトから自分のサイトに向けて貼られるリンクは「バックリンク(被リンク)」と呼ばれるオフページ SEO の重要な要素です。パブリッシャーとつながり、ゲスト投稿し、ブログに情報豊富なコンテンツを含めることで、オフページ SEO を向上させることができます
テクニカル SEO は、コーディング、構造化データ、画像圧縮など Web サイトのバックエンド的な要素に関わります。これらの要素を最適化すると、検索エンジンがより容易にホームページを「読める」ようになり、ページのスピードも向上します。
Wix では、はじめて SEO に取り組むホームページオーナー向けに、便利な SEO ツールを提供しています。ほかにも、SEO についてもっと詳しく学びたい場合は、Wix 公式ブログが公開している以下の記事をご覧ください。
02. コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングは SEO と密接な関係があり、ホームページ集客の核となる要素の一つです。このマーケティングでは、ブランド認知の向上、ホームページへのトラフィックの増加、リードの獲得、顧客のコンバージョン率アップを目標にコンテンツの作成やプロモーションを行います。
コンテンツ形態は、さまざまなものが考えられます。
ブログ記事:ブログを作成し、記事の中で戦略的なロングテールキーワードを使用します。サイトにトラフィックを引き込み、顧客を惹きつけるのに適した方法です。
電子書籍、解説書:詳しい解説を伴ったコンテンツをホームページに加えれば、業界の専門知識があることを示して読者の信頼を得ることができます。情報コンテンツのダウンロードと引き換えに読者の連絡先情報を入手し、リードの獲得に役立てることもできます。
動画:ホームページのコンテンツは文章だけではありません。サイトに動画を追加すれば、価値ある情報をしっかり視聴者に届けることができます。
インフォグラフィックス:ビジュアルコンテンツの一種であるインフォグラフィックスは、読者が情報を概念化しやすい、楽しめて役に立つ道具です。特に、複雑なものの説明や統計などがこのコンテンツフォーマットに適しています。
ポッドキャスト:耳で聞くこのコンテンツは、視聴者とのつながりの強化やブランドを軸としたファンコミュニティの構築に効果的な方法です。コンテンツの内容は、インタビューを中心とするものや、ニッチな分野に特化したものなどが考えられます。ポッドキャストを始める場合は、ブログ記事など既存のコンテンツを再利用して音声用にアレンジしてみてください。
ウェビナー:「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせたウェビナーは、視聴者を惹きつける力がより大きく、信頼を構築できます。付加価値を提供すれば、参加者の満足度もアップします。
どのコンテンツ形態を選ぶにせよ、ターゲットの視聴者や読者にとって関連性や価値があり、ホームページの SEO 対策に役立つ題材に焦点を当てましょう。
03. ソーシャルメディアマーケティング
ホームページ集客戦略のもう一つの大きな柱はソーシャルメディア マーケティングです。ソーシャルメディアでブランドを宣伝して認知度を高め、ホームページにトラフィックを誘導してリードの獲得を狙います。その手始めは、以下のような人気のソーシャルメディアへの投稿です。
Facebook
Instagram
X(旧 Twitter)
YouTube
Pinterest
LinkedIn
投稿内容は、洞察を利かせたブログ記事から商品を実際に使用している場面の動画まで、いろいろな可能性があります。顧客の年齢や居住地などの属性や関心に基づき、それらの人々が一番アクティブなチャンネルを選びましょう。
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04. クリック課金(PPC)
ブログ、SEO、ソーシャルメディアへの投稿などのホームページ集客法は「オーガニック」です。すなわち、資金を直接投入するのではなく、トラフィックを「自然に」自分のビジネスに誘導するものです。他の方法を取る場合はそれなりの費用が発生します。
PPC は、「ペイ パー クリック(Pay Per Click)」の頭文字を取ったもので、出費を伴いますが、特に威力が大きいオンライン広告です。SEO と同様に、PPC も検索エンジンマーケティング(SEM)の一種といえます。Google の検索結果ページの上下にある「広告」という言葉が添えられた投稿が PPC の実用例です。
このモデルでは、広告主は、広告のリンクがクリックされるたびに課金されます。PPC の目的は、他のホームページ集客と同じく、リードと売り上げを獲得するためにホームページへのトラフィックを作り出すことです。
一般的に、PPC は検索エンジン、またはソーシャル メディア プラットフォームのいずれかで使われます。
Google:検索エンジンマーケティング PPC の代表格は Google広告です。Google に広告を出す方法はこちらをご覧ください。
Facebook:クリック課金を利用すれば、Facebook に広告を出すことができます。有料投稿を作成することでリーチを拡大し、フォローされていない相手にもコンテンツを見せることができます。
LinkedIn:LinkedIn でも、PPC を利用してプロフェッショナルなオーディエンスに働きかけることができます。
X(旧 Twitter):広告キャンペーンを使い、関連があるオーディエンスをターゲットにしたりリーチを広げたりできます。
05. ネイティブ広告
ネイティブ広告も人気が高いオンラインマーケティングモデルです。大々的なポップアップなどの押し付けがましい広告とは異なり、ネイティブ広告は表示されるプラットフォームのフォーマットや雰囲気になじんでいます。ネイティブ広告の多くは オンラインで、ページやブログ記事に「溶け込んでいる」かのようにコンテンツを表示します。例えば、ブログ記事の中の埋め込み動画のように表示されたり、ページ最下部におすすめの読み物として表示されたりします。
ネイティブ広告は、自社のホームページにリンクしたコンテンツをクリックしてもらうようユーザーを誘導することが目的です。広告コンテンツが控えめで閲覧中の内容との関連性が高ければ、ユーザーがクリックしたくなる可能性が高まるでしょう。
06. アフィリエイトマーケティング
アフィリエイト マーケティングは、インフルエンサーやブランドなどが、他者の商品やサービスを宣伝して報酬を受けるホームページ集客法です。企業にとっては、宣伝する人のフォロワーにリーチできるメリットがあります。
アフィリエイト マーケティング モデルでは、企業は商品の購入ページにつながっているリンクを広告者(アフィリエイトと呼ばれます)に提供します。多くの場合、アフィリエイトは自分のブログやソーシャルメディアのページにその商品に関する記事を投稿すると共に、提供されたリンクを宣伝します。閲覧者がリンクをクリックして商品を購入すると、企業は売り上げを獲得、アフィリエイトはコミッションを獲得して双方の利益になります。
07. インフルエンサーマーケティング
この手法は、他の人にソーシャルメディアやブログでブランドを宣伝してもらうという点でアフィリエイトマーケティングと似ています。しかしながら、インフルエンサーはアフィリエイトと異なり、商品が購入されたかどうかに関わらず、宣伝活動の対価として報酬を受け取ります。
インフルエンサーマーケティングが効果的なのは、そのブランドが特定のインフルエンサーのファン層にリーチできるためです。フォロワーの信頼を獲得しているインフルエンサーは、商品を推すことでファンの購買活動に多大な影響を及ぼすことができます。
企業側から見れば、自社のターゲット市場と一致するオーディエンスを持ったインフルエンサーを選ぶことがパートナーシップ成功の鍵となります。例えば、アスレチックウェアを販売する企業であれば、著名なアスリートと提携することで最高のメリットを享受できます。同様に、化粧品を販売する企業は、美容インフルエンサーとの提携を検討するのが賢明といえます。
08. Eメールマーケティング
ほとんどすべての人が、何らかの形で E メールマーケティングの経験があるはずです。ちょうど今、受信箱にそのような Eメールが舞い込んで来たかもしれません。多くのビジネスに採用されているこのホームページ集客戦略は、エンゲージメントの向上、商品の宣伝、コンバージョンや売り上げの促進を目指し、E メールによってターゲット読者とのコミュニケーションを図るものです。
見込み客や既存顧客に送信するマーケティングメールには、大きく分けて 4 種類あります。
メールキャンペーンは、商品の宣伝を行い、特別な割引・クーポンを提供し、商品やサービスのへの申し込みを促します。
メールマガジンは、定期的に配信して読者に新しいブログ記事や業界ニュース、今後のイベントなどの最新情報を提供します。
自動マーケティングメールは、事前に設定したトリガーに基づいて自動的に送信されます。これにはウェルカムメール、誕生日メール、リマインドメールなどがあります。
自動トランザクションメールには、自動受注確認、配送情報、予約のリマインドなどがあります。
メルマガ配信ツールを利用すると、メールキャンペーン、ニュースレター、または作業の自動化を設定できます。このプラットフォームは、E メールの開封数、閲覧数、クリック数などの統計値を追跡し、パフォーマンスの把握も可能で非常に効果的です。また、E メールのデザインをカスタマイズしてブランドの雰囲気に合わせることもできます。
09. マーケティングの自動化
自動送信メールは、マーケティングオートメーションと呼ばれる広義のホームページ集客の一例です。その名が示すとおり、基本的なマーケティング業務の自動化を意味しています。
この手法は、取引に関する E メールやデータ分析など、手作業では面倒な反復作業の合理化を念頭に置いています。以下は自動化がメリットになるタスクの例です。
お礼、確認、ウェルカムの E メール
ソーシャルメディアへの予約投稿
ライブチャット
データ分析
マーケティングオートメーション(MA)は、体系的かつ生産的なワークフローを維持しながら顧客との関係を構築するために欠かせない手法です。
10. オンライン広報(PR)
オンライン広報は、オンラインの出版物やブログの中で記事にしてもらう手法です。そのためには、関連する出版物の記者や編集者に働きかける必要があります。これには LinkedIn や X を使うこともできます。
Web 全般でブランドの評判をモニターすることも PR に含まれます。例えば、ブログやソーシャルメディアの投稿に対するコメントや、口コミ投稿への対応があります。
11. モバイルマーケティング
ノートパソコンの画面を見ている顧客のコンバージョンを最終目標とするのはもちろんですが、小さくても重要度では引けを取らないスマートフォンも最大限に活用することが大切です。これは、モバイルインターネットの利用が世界のオンライントラフィックの 50% 以上を占めていることを考慮すると極めて重要な要素です。
モバイルマーケティングは、以下に例を示すように、標準的なホームページ集客の手法をモバイル体験にも適用できるようにすることです。
Google では、ランキング要因にデスクトップ検索だけでなくモバイル検索のページ速度も考慮されます。またユーザーは、読み込み時間の遅いサイトからはすぐに離脱します。重い画像を避ける、リダイレクトを最小限にするなどの処置によってサイトを軽くし、モバイルサイトのスピードを上げる必要があります。
ホームページはブランドの顔であり、商品やサービスを紹介し、商品の購入を顧客に促すマーケティングの根幹です。そのため、モバイル画面での表示のしかたは閲覧者がコンバージョンに至るかどうかのカギになります。
ある調査によると、E メールの半分近くはモバイルデバイスで開封されています。これを考慮し、E メールキャンペーンをモバイル画面向けにデザインすることが大切です。件名は短く、テキストは簡潔にし、わかりやすくて目立つ CTA を設置します。
広告をウェブサイトや検索エンジンだけに制約してはいけません。関連があるモバイルアプリ内での広告も(ASO マーケティングと同様に)、リーチをさらに広げるのに有効な手段です。
12. コンバージョン率の最適化(CRO)
ホームページ集客の目的を要約すれば、トラフィックを自分のサイトに呼び込んでコンバージョンを増やすことです。コンバージョン率を最適化するには、ユーザーと ページがどのように相互にやり取りするかを理解した上で ホームページを設計することが必要になります。
そのためには、ユーザーがサイト内でどのように動いて何を選択しているかを考慮し、目標の達成に貢献しているもの、その妨げとなっているものを考える必要があります。アクセス解析は、ユーザーがサイトをどのように利用しているかの定量的なデータを提供し、購入までの過程でユーザーをスムーズに誘導するのに役立ちます。
まとめ
ホームページ集客は、さまざまな手法や多様なオンラインチャネルを利用する幅広い概念です。とはいえ、この広範な諸要素にも共通する点があります。それは、ネットに広がる巨大な見込み客市場を活用する力です。
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編集者:Miyuki Shimose
SEO & ブログコンテンツマネージャー