メタディスクリプションとは？書き方やSEOへの効果をプロが解説

更新日 2024年4月11日（公開日 2023年9月18日）

良いメタディスクリプション（meta description）は、Web サイトへのトラフィック増加につながります。メタディスクリプションは直接検索ランキングに影響する要素ではありませんが、訪問者が検索結果上でサイトをクリックするかどうかに影響を与える要素です。本記事では、SEO を意識したメタディスクリプションの基本や書き方について解説します。ホームページ作成やブログを公開する際にぜひ参考にしてください。

目次

メタディスクリプションとは、70 文字から100 文字程度の、ページの内容を要約して記述したテキストのことです。これを、HTML要素として設定することで、検索結果画面（SERP）で、スニペットとして、ページタイトルの下に表示されるようになります。

メタディスクリプションは、検索エンジンがページの内容から自動的に設定するため、必ずしも自分で設定することが必要なわけでありません。しかし、目的をもって自身のページに最適なメタディスクリプションを設定することで、訪問者にページの内容をよりよくつたえられるのでぜひ活用しましょう。

Google の検索結果画面ページ（SERP）では、見出しの下にメタディスクリプションが表示されます。SERP 内で複数のキーワードがランキングしているページの場合、Google では検索クエリを含むスニペットが選択され、訪問者がクリックする前にそのページの内容が示されることがあります。

Google で「ホームページ作成」と検索すると何が表示されるか見てみましょう。

メタディスクリプションでキーワードが太字表示されています。これは、検索者に対しページのクリックを促すために、Wix が意識的にランキングさせたいキーワードをメタディスクリプションで使用しているためです。

メタディスクリプションをうまく書けるかどうかは、検索者があなたのページを訪問して潜在顧客になるか、もしくは、競合他社のページを選択するかを判断する重要な情報です。ここでは、より効果的なメタディスクリプションを書くのに役立つ 7 つのコツを紹介します。

メタディスクリプションの長さは任意ですが、Google では、訪問者がサイトの表示に使用しているデバイスの種類に応じて、スニペットが 120 - 160文字に短縮されます。そのため、簡潔かつ印象的な文章にする必要があります。
 

ただし、文字数を考えて書くのではなく、価値を提供してクリックを促すことが重要です。文字数にこだわりすぎると、潜在的な訪問者のためにコンテンツを作成することが難しくなってしまいます。
 

実際には、文字数を超えているメタディスクリプションのほうがパフォーマンスが高く上位にランキングし、クリック率（CTR）が 向上することがあるようです。なお、ディスクリプションが短いページと長いページが混在していても問題ありません。
 

また、Google では検索結果にメタディスクリプションが常に表示されるとは限りません。場合によっては、ユーザーの検索に関連する語句が、コンテンツから引用表示されることがあります。
 

目的がなく退屈な文章は、だれも読みたいと思いません。訪問者に取ってもらいたい行動を明確に促す文章を考えましょう。「OOしよう」や「OOができるようになる」などの表現を使うことで、メタディスクリプションがより興味深く魅力的なものになります。

メタディスクリプションはある意味、広告の一部と捉えることができます。読者を検索結果ページからホームページに引き寄せるための重要な文章だからです。メタディスクリプションは、魅力的で読みやすくなければなりません。ユーザーが抱えているニーズや課題を拾い上げ、その解決策を提案しましょう。
 

絶対に避けなければならなのが、メタディスクリプションを 1 つ書き、それをサイト内のすべてのページにコピー＆ペーストすることです。Google はこの点についてアドバイスを明確にしていませんが、SEO 専門家の間では、ページごとに独自のディスクリプションを用意することが効果的だという見解で一致しています。
 

ページが多数ある場合は、人気のあるページ、ベストセラー商品のページ、トップページなど、重要度の最も高い URL のメタディスクリプションを書くことに注力してください。
 

パフォーマンスまたはランキングが最も高いページが分からない場合は、Google Search Console や Google アナリティクスを参照してください。重要度の低いページでは空白のままにして、Google が検索クエリを含むページからスニペットを生成できるようにすることをおすすめします。
 

メタディスクリプションは、検索順位に影響を及ぼすものではありませんが、Google 検索エンジンや検索者にページの概要を伝えるものであるため、その Web ページが狙いたい検索キーワードを含めることは重要です。

SEO 分析ツール Ahrefs の調査によると、Google はメタディスクリプションを 62.78％の確率で書き換えている（英語）とのことですが、それでも検索者に語りかける説明文を書くことは理にかなっています。

メタディスクリプションを書く際は、訪問者をページに引き付けることだけを目的にしないことも有用です。クリックベイト的な戦略は迷惑であり、プロフェッショナルとしてふさわしくなく、潜在顧客を失う可能性もあります。
 

CTR は上がるかもしれませんが、直帰率が急上昇する可能性が高く、信頼が損なわれるため、離脱した訪問者はおそらくサイトに戻ってこないでしょう。

メタディスクリプションには、行動喚起フレーズ（CTA）を含めることも有効です。これは、読者に行動を起こしてもらい、クリックスルー率を高めるのに優れた方法です。

Wix でもメタディスクリプション上で「今すぐホームページ作成を始めましょう。」という検索者への提案を、CTA フレーズとして含めています。

上記と同じ例を使用して、メタディスクリプションから次のような Wix の価値提案を見分けられます。

商品ページのメタディスクリプションを書く際は、商品のメリットを示す具体的な詳細を伝える方法を考えましょう。
 

Wix SEO Wiz は、選択したキーワードとともにホームページのコンテンツを分析し、ページごとに関連性の高い独自のメタディスクリプション作成の提案を行います。

Wix エディタからもディスクリプションを設定できます。エディタを開き、左側のナビゲーションバーにある「ページ」に移動します。

そこから目的のページを選択し、「もっと見る」アイコン（ページ名の横にある円で囲まれた 3 つの点）をクリックします。メニューから「SEO ベーシック」を選択し、「ページのメタディスクリプション」というセクションでディスクリプションを追加します。

Wix では、ページを個別に編集するのではなく、特定の種類のページの SEO 設定を一括カスタマイズできます。これは、SEO 対策を最適化する必要があるページの数が数十（または数百）以上の場合、非常に便利です。

たとえば、すべての商品ページのテンプレートを作成すると、表示される特定の商品に応じてメタディスクリプションが生成されます。

この機能を使用して、次の項目についてメタディスクリプションをテンプレートにできます。

このようにメタディスクリプションをカスタマイズするには、サイトのダッシュボードに移動し、「マーケティング・SEO > SEO ツール」を選択して、「SEO 設定」を選択します。メタディスクリプションを追加するページタイプを選択し、「SEO ベーシック・SNS シェア」をクリックします。

変更を元に戻したり、デフォルトの SEO パターンに戻すには、メタディスクリプションフィールドの内容を削除して、「保存」をクリックします。

ページタイプの設定を変更すると、SEO 設定をまだカスタマイズしていないすべてのページに影響が及ぶため、注意してください。

Wix ストアや Wix イベントなどの多くの Wix アプリでは、アプリに入力した情報が、それぞれの商品やサービスページのメタディスクリプションに自動的にタグ付けされます。Wix ストアと Wix ブッキングを使用する際に、ページのディスクリプションを更新する方法をいくつか紹介します。
 

Wix はデフォルトで、名前、説明、価格などの入力した詳細に基づいてストアの各商品に、デフォルトのメタタグを追加します。上記と同じページ設定を使用して、Wix ストアでメタディスクリプションを編集できます。

Wix ブッキングでページのディスクリプションを変更するには、Wix サイトエディタの左側のナビゲーションメニューにある「ページ」に移動します。関連するページを選択し、「もっと見る」アイコンをクリックします。「SEO ベーシック」をクリックし、「ページのメタディスクリプション （検索結果のディスクリプション）」でディスクリプションを追加できます。

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