2022年10月20日23 分
最終更新: 7月24日
更新日 2021年7月18日(更新日 2022年10月20日)
企業やビジネスにとって、ブログを開設することは強力なマーケティング戦略のひとつです。ホームページの SEO を強化するだけでなく、業界における存在感を高めることができます。それだけでなく、潜在顧客にアプローチし、信頼感を得ることも期待できるでしょう。
本記事では、初心者の方向けに、ブログをゼロから初め成長させるために、これだけはやっておきたい 21 ポイントを解説します。ブログテーマの選定からサイトの構成、宣伝方法まで、ブログの運営にかかわるノウハウをまとめた完全ガイドとなっています。
一度にすべてのポイントを実践するのは難しいかもしれません。 まずはすぐに取り入れられるポイントから実際に取り組んでみましょう。また、本記事をブックマークに保存し、継続的にブログサイトをアップデートすることをおすすめします。
ブログを初めてから最初の 3 ヶ月〜半年間は、全くアクセス数が得られないことも多くあります。検索エンジンがブログサイトを評価し始めるまでに時間がかかるからです。
その間、記事を継続的に投稿し、ブログを成長させることは簡単ではありません。それなのに、現在更新されているブログは世界で 6 億以上あると言われています。なぜなら、趣味であれ、仕事であれ、ブログ運営はさまざまなメリットをもたらすからです。
例えば、個人ブログの場合は、その分野での自身の発言力や影響力を高めることができます。また、企業ブログを運営する場合は、CM だけでは伝えきれない製品の機能や使い方なども詳しく説明することができます。
このようなブログのメリットを最大限生かすために、早速アクセス数を増やすブログ運営のポイントについてご紹介します。
ブログを始めるにあたっては、読者を惹きつける特定のテーマやニッチなコンテンツを用意する必要があります。まずは広いテーマをひとつ選んで、そこから深く掘り下げていくのが良いでしょう。でも、テーマは一体どのように決めればよいのでしょうか?
まず、ブログを開設する目的を考えましょう。自分のビジネスを宣伝するため、情報を共有したり、自身の情熱を探求するため、コンテンツから売上を得るため、など目的はさまざまです。または業界について書きたい、個人的な興味を深く掘り下げたい、サイトを収益化したいなど、総合的に達成したい目的を考えることで自然と正しい方向性が見えてきます。 ブログテーマは、ブログサイトの成功やアクセス数を決定づける、非常に重要な要素です。
参考記事 : ブログテーマの決め方、ニッチなブログネタ一覧
ここで選んだニッチなテーマが、今後あなたのサイトを定義付けることになります。そのため、あなた自身が経験したことがある内容や、純粋に興味があることに特化するようにしましょう。また、選んだテーマの競合サイトも調べてみましょう。競合サイトのアクセス数 (PV) を調べることで、そのテーマで見込めるブログ訪問者の平均を想定することができます。
例えば、人気のあるブログテーマの例は以下の通りです。
ビジネス
旅行
グルメ
金融・お金
ライフスタイル
個人ブログ
ファッション
健康・美容・ダイエット
デザイン
テクノロジー
あなたのこれまでの経験をもとに、特定の読者に向けてテーマをさらにニッチ化することもできます。たとえば、「料理ブログ」というニッチの中でも、「ヴィーガン料理」や「ファストフードの再現レシピ」など、面白いトピックに特化するといった形です。
どのようなニッチなテーマを選べばよいかわからない場合は、オンラインで気になるブログをいくつか見てみましょう。だいたいのアイデアが決まったら、ブログテンプレートを選べば、おしゃれなブログサイトがすぐに開設できます。また、ブログサイトのデザインを選ぶときのポイントは、読者にサイトを覚えてもらうために、個性的でブログが読みやすいデザインを選ぶことが大切です。
ブログ初心者が最も失敗しがちな点は、「読者について知らない」ことです。ブログを執筆するときには、何を書くかだけでなく、「誰に」向けて書くのかも同様に重要だからです。
作成したいブログの内容に基づいて、ビジネスマン、ヨガ愛好家、プレママ層など、まずはどのような人がブログを読むのかを考えます。そして、その読者層の共通の関心事や悩み、ニーズなどを書き出してみましょう。彼らの性格を想像し、興味を持ちそうなテーマや、直面していそうな問題についてブレインストーミングします。
ここで得たアイデアを頭の片隅に置きながら、ブログのトピックを考案し、コンテンツを執筆していきましょう。記事を作成する際には「なぜその記事が読者にとって価値があるのか」を明確にしておくことが大切です。
ブログを始めたばかりの方は、そもそもブログのテーマをどうやって考えればいいのかにも悩むことでしょう。もちろん、ブレインストーミングはとても効果的ですが、どのようなテーマが求められているのかを知るためにリサーチを行うこともおすすめです。
まずは、同業他社や同じ業態の店舗などのブログをチェックし、どのようなテーマを取り上げているのかを確認してみましょう。BuzzSumo のような競合分析ツールを使って、競合他社のブログでどの記事が最もクリックされたり、SNS でシェアされたりしているのかなどのパフォーマンスを確認することができます。
また、次のような方法で流行のコンテンツをチェックするのも良いでしょう。
業界の現在の動向やトレンドニュースを読む。
Quora のようなプラットフォームで Q&A フィードをチェックする。
ベストセラーや評価の高い書籍、新しく出版された書籍などをリサーチする。
Google トレンドを使用して、よく検索されるトピックを確認する。
リサーチ結果を見ながら、人気のあるトピックやパフォーマンスの高いトピックに基づいて、記事にしたいアイデアのリストを作成しましょう。
トピックアイデアをリスト化するときには、キーワード調査も平行して行うことをおすすめします。読者が検索している内容が分かれば、その特定の単語やフレーズをブログ記事の中で取り上げることができるからです。
特に専門的なリサーチをしなくても、ユーザーがどんな言葉を探しているかを知るだけでも価値があります。これにより、読者の心に響くコンテンツを書くことができるだけでなく、作成した記事を検索結果で上位表示し、実際に読んでもらえる確率を上げることができます。
リサーチというと難しく感じるかもしれませんが、実はとても簡単です。以下のような専用のブログツールを使うと、自分のサイトに適切なキーワードを簡単に見つけることができます。無料で使えるものも多数あるので、試してみましょう。
ラッコキーワード (無料)
Ubersuggest(無料)
SEMrush (最初の14日間無料)
Ahrefs (最初の14日間無料)
特定のトピックで狙いたいメインキーワードを特定したら、そのキーワードを Google で検索してみましょう。上位 10 位までの記事に目を通し、その記事の内容を把握します。上位 10 位にランクインしているのには必ず理由があるため、自分のブログ記事でも同じようなテーマを扱うと良いでしょう。
キーワード調査でオーディエンスが何を求めているかを理解したら、今度はそのキーワードをブログタイトルと本文に使用します。そうすることで、Google があなたの記事の内容を明確に理解するのに役立ちます。
また、記事を公開するときに、可能な限り以下の箇所にもキーワードを入れ込みましょう。
URL:「www.myblog.com/blog/vegan-recipe」のようにキーワードを URL で使用します。
メタタイトル(SEOタイトル):Google 検索結果に表示される青字のタイトルです。
メタディスクリプション(SEOディスクリプション):Google 検索結果で青字のタイトルの下に表示される短い説明文です。
代替テキスト:検索エンジンが画像の内容を理解できるように、記事内で使用する画像に追加するテキストです(ステップ 12 で詳しく説明します)。
キーワードは文章の中で自然に使用することを心がけましょう。キーワードを無作為に繰り返し使用することは「キーワードスタッフィング」と呼ばれ、検索エンジンがスパム行為と判断しページの検索順位を下げてしまうことがあるので、避けましょう。
クローゼットの中を服の種類で分別するのと同じく、ブログ記事もカテゴリー別に整理すると読者にとって親切です。ブログを開設したばかりであれば、ナビゲーションメニューに全体のトピックカテゴリを追加するなど、読者が探しているものを簡単に見つけられるように工夫しましょう。
記事のカテゴリー分けは SEO にもプラスに働きます。Google のアルゴリズムは、Web サイトの構造を評価して検索結果の上位に表示する記事を決定します。そのため、ブログのカテゴリーをきちんと整理することで、読者向けと SEO の両方においてメリットがあります。
エディトリアルカレンダーは、古くから出版社が利用している、月ごとの公開記事をまとめたカレンダーのことです。
ブログの運営を成功させるためには、定期的にコンテンツを発信する必要がありますが、一貫性を保ち、トピックの重複を避けるために必要なのが、エディトリアルカレンダーです。継続的に情報を発信することで、その分野におけるあなたのブログの存在感を高め、コンテンツが新鮮かつ最新であることを証明できるからです。さらに、Google のアルゴリズムも頻繁に更新されているブログを評価します。
初めてブログ記事を作成する際のステップを詳しくまとめた記事を参考にしながら、まずは1ヶ月ぶんのブログ公開スケジュールを計画してみましょう。
参考記事:ブログ記事の書き方完全ガイド:初心者が押さえたいコツと手順
週に 2 〜 3 回の投稿頻度が理想ですが、難しい場合は週に 1 回から始めてみましょう。ブログを始めるにあたって最も重要なのは、現実的で達成可能な公開スケジュールを立てることです。
責任を持ってコンテンツを発信するために、エディトリアルカレンダー(投稿カレンダー)を作成しましょう。Excel や Google シートでファイルを作成し、列を追加してスケジュールを書き込みます。Wix 社内で使用している投稿カレンダーでは、いくつかの列を用意してトピックのアイデア、公開日、キーワード、進捗などをそれぞれ記載しています。
設定した期日までに記事を仕上げるためには、事前にブレインストーミングを行い、すべてのリサーチをしておくことが大切です。また、コンテンツの執筆だけでなく、メディアの選定や記事の編集にも時間を割くようにしましょう。
手が足りない場合は、ゲストライターにブログの執筆を依頼するのも良い方法です。Web ライターはオンラインでの知名度を高めるために、自分の個人ホームページ以外のサイトに記事を寄稿する機会を探している場合も少なくありません。
ブログテーマのアイデアと文章量の目安が決まったら、記事の構成を考えます。これは、優れたコンテンツを作成するための重要なステップです。
アウトライン(記事の大まかな流れ)には、主に次の 3 つの要素が含まれます。
導入:記事の冒頭の段落を指します。アウトラインを作成する際にイントロ部分に入れたいアイデアをいくつか箇条書きで書き加えておきましょう。
本文:記事の中心となる部分です。アウトラインを使って頭に浮かぶすべての考えを整理しましょう。主要なアイデアを「中見出し」を使って分類し、階層化します。分類した各セクションに盛り込む主なポイントと、そのポイントを説明するための例をアウトラインの中に書き留めておきましょう。
結論:記事の最後の 1 ~ 2 段落を指します。すべての記事に文章のまとめ部分が必要なわけではありませんが、記事内容を総括することで文章に一貫性を持たせることができます。結論を最後にアウトラインを締めくくり、まとめとして盛り込みたいアイデアをいくつか箇条書きにします。
アウトラインの作成に行き詰まったら、ブログテンプレートを参考にしてみてください。ハウツー記事、初心者向けガイド、事例など、さまざまな形式のブログコンテンツアイデアが含まれています。
ブログコンテンツについてもう少し掘り下げて見ていきましょう。記事構成を整えることに加えて、もう 1 つ重要なのは自分の発言の裏付けを取ること。発言の根拠を実証できてこそ、説得力のある、パワフルで信頼性の高い記事の作成につながります。
自分の考えを証明する統計データを検索しましょう。たとえば、「スマホでインターネットを閲覧する人が増えている」と言うだけではなく、「世界のウェブトラフィックの約半分がスマホ経由によるものだ」という言い回しをします。実際に執筆をはじめる前に、このデータをアウトラインにも組み込んでおくといいでしょう。データを検索可能なブログという形で公開することは、読者にとっても価値のあることです。積極的に取り入れましょう。
また、上記の例のように、記事の本文でデータの参照元にハイパーリンクを張りましょう。外部ソースの情報を参考にする場合、このようにして参照元を明確にしておくことが重要です。
さらに、記事内のデータが豊富であれば、Web 上で他のサイトからリンクを張ってもらえる可能性も高まります。このようなリンクを被リンク(バックリンク)と呼び、被リンクを得ることで記事の検索表示順の向上が期待できます。
ブログの執筆に慣れてきたら、独自のリサーチ(例:オーディエンスへのオンラインアンケートなど)やインタビューに挑戦してみるのも良いでしょう。こうしてオリジナルのコンテンツを作成することができれば、オンラインでの発言力と専門性もますます高まります。
アウトラインが出来上がったら、最初の下書きをするための準備は完了。早速執筆してみましょう。ブログ記事を書くときにはアウトラインを参考にして、以下の要素が含まれていることを確認します。
見出し:先述の導入・本文・結論に加え、読者を惹きつけ記事をクリックしてもらうためには、アイキャッチで興味をそそる見出しが不可欠です。効果的なブログタイトルの公式「数字 + 形容詞 + キーワード + 読者が得られる価値」を参考に、独自の見出しを考えてみてください。
導入:見出しと同様、導入部分も読者を魅了するために重要なポイントです。見出しに対して独自の切り口でアピールし、徐々に本題に移り、読者が読み進めたくなるような序章にしましょう。
本文:アウトラインのメモを参考にしながら、記事の主な論点を詳しく説明します。読みごたえのある記事を作成するためのヒントは以下の通りです。
要点ごとに「中見出し」や「小見出し」を使って本文を読みやすく階層化する。
箇条書きや番号付きリストを使ってフォーマットに変化をつけ、視覚的に読みやすい記事に仕上げる。
要点を説明するために例や統計を活用する。
読者にとって明確で実用的なポイントを提示しましょう。
段落は短く収め、段落の間にスペースを入れて読みやすさを意識する。
ブランドイメージを維持するため、一貫したトーンで執筆する。
結論:2 ~ 3 文程度で要点をまとめ、本文の内容を読者の脳裏に刻み込みます。コメントやエンゲージメントなど読者から反応が欲しい場合は、「皆さんはどう思いますか?」「ご意見やご感想お待ちしています」など、読者に向けて質問を投げかけます。
記事が完成したら、公開する前に内容を見直し編集します。記事を家族や友人と共有してフィードバックをもらうのもおすすめです。多くの人に目を通してもらうことで記事の完成度が高まるだけでなく、ベストを尽くすことで今後の自信にもつながります。
ブログの世界では、文字だけの記事よりもさまざまなメディアを交えて作成した記事の方が優れていると言われています。
記事の書き方のコツをつかんだら、文章だけでなく、ポッドキャストや動画も記事に埋め込むのも手です。それまでリーチできていなかった読者に気づいてもらうことができます。また、相乗効果で、ブログへのアクセス数を増やすことも期待できます。関連テーマのウェビナーやダウンロード可能な電子書籍へのリンクを貼れば、読者にさらなる価値を提供することができます。
さらに、これまで書きためた記事のいくつかを別のフォーマットで再利用すれば異なるプラットフォームでも活用することができます。たとえば、ブログの内容に基づく動画を配信する YouTube チャンネルを立ち上げても良いでしょう。同様に、記事をもとにポッドキャストを始めたり、電子書籍を書いてオーディエンスと共有したりすることもできます。
文章内に画像や動画など視覚的要素を挿入している記事の方が読みやすさが高まります。マンネリ化せずに読者により長い間ページに滞在してもらうことが期待でき SEO としても有効な戦略です。
また、質の高い画像を使用することで、洗練されたプロフェッショナルな印象を出すことができます。自分で写真素材を用意することが難しい場合は、Wix メディアから無料ストック写真 Unsplash を使用したり、無料写真・動画素材が手に入る Pexels などを活用してみましょう。
画像をブログにアップロードしたら、代替テキスト(Alt テキスト)を追加してコンテンツを最適化します。
代替テキストとは、検索エンジンやスクリーンリーダーに画像の内容を伝えるために(可能であればキーワードを使用して)各画像に追加する短い説明文のことです。
ページの SEO に効果的で、検索結果に表示される画像からのアクセス数を増やすことが期待できます。設定も簡単で、ほぼすべてのブログプラットフォームで利用できます。代替テキストは公開された記事内には表示されないため、画像のキャプションとは違うことに注意しましょう。
アクセス数を増やすことは、本来の目的でしょうか? ブログを開設した当初の目的を忘れないようにしましょう。 顧客の獲得に向けてブログを書く場合は、CTA ボタン(行動喚起)にも着目しましょう。
CTA とは、「無料トライアルを開始する」や「15 分の電話相談を予約する」など、読者に商品やサービスの購入を促したり、購入の意思を抱かせたりするための短いアクションフレーズのことです。購読登録 、サインアップ、商品ページなどへ導くためのハイパーリンクを追加することができます。
例えば、Wix 公式ブログではこのような CTA を利用しています。
ブログの狙いが、サービスの利用や、メルマガへの登録であるならば、読者が目的の箇所に自然にたどり着けるよう、記事内に CTA ボタンを設置します。読者の目につきやすい冒頭部分を中心に、記事全体に CTA を効果的に散りばめます。商品やサービスを販売していない場合でも、CTA を使って読者のエンゲージメントを高め、ブログ内を回遊してもらうことができます。たとえば、他のブログ記事にアクセスできるようリンクする、ブログのニュースレター購読を促すのも良いアイデアです。
ブログを始めたばかりの方は、ブログ戦略の一環としてリンクの重要性も理解しておきましょう。一般的に、リンクには大きく分けて 3 つの種類があります。
内部リンク:ブログ記事内で、Web サイト内の他のページやブログ記事に接続するリンクです。記事の SEO 効果を向上させることに加えて、読者は関連ページへと簡単に遷移することができます。
外部リンク:ブログ記事から第三者のサイトへのリンクを張ることを指します。重要な研究や統計を外部のソースから引用する際に利用します。
バックリンク(被リンク):第三者のサイトからあなたのサイトやブログにつながるリンクのことです。これは、自身のブログの SEO を強化するために中核となる重要な要素の 1 つです。検索エンジンは、権威ある Web サイトからのバックリンクが多いサイトを「信頼性がより高い」と評価します。
それぞれのリンクが重要な役割を担っているため、時間を確保して記事内にリンクを追加する習慣をつけることが大切です。
3,000 〜 5,000 字程度の比較的長めのブログ記事がパフォーマンスが高く、SNS でのシェアも多くなると言われています。海外の SEO ブログ Backlinko によると、2020 年の平均では、SEO に最も効果的なブログ記事の長さは 1,447 ワード(日本語だと約 3,000〜 4,000 字)という調査の結果が出ています。
でも、なぜ長い記事が効果的なのでしょうか?ひとつの理由としては、読者にトピックを深く掘り下げる機会を与え、より深い価値を提供できることが挙げられます。また、記事内で自分の専門性を示し、その分野の専門として情報を発信できることもメリットです。さらに、長い記事の場合はあるトピックに関する重要なキーワードを通常より多く含めることができるため、SEO にも効果的です。
だからといって、短いブログ記事にまったく効果がないというわけではありません。実際、短いブログ記事は、トピックを十分に説明し、読者が探している情報を的確に提供できる場合に有効です。ただ、基本的には長めの記事を優先させる方が良いと言えます。
初心者ブロガーにとって、「コンテンツを常に最新の状態に保つ」ということも頭に入れておきたいことの 1 つです。まずは、エバーグリーンコンテンツ(公開から時間が経っても価値を失わないブログ記事)を優先して作成することをおすすめします。エバーグリーンコンテンツであっても、新鮮さを保つためには継続的に記事を更新する必要があります。
更新といっても、軽い編集からから全面的なコンテンツの見直しまでさまざまです。記事のパフォーマンスを分析することで、どの程度の更新が必要かを判断することができます(詳細は 20 個目のコツで説明します)。
忘れずに更新できるよう、投稿カレンダーに列を追加し、「公開から 6 か月後に記事をチェックする」などのリマインダーを付けておくと良いでしょう。
実際にブログを読んでもらい、「読者」になってもらうにはどうしたらいいのでしょうか?まずは、あなたのサイトを訪れたことがある人たちをどう惹きつけられるかを考えてみましょう。
一度きりの読者ではなく、継続的な読者になってもらえることが理想的。そのために有効なのが、メールマガジンを配信し、ブログ記事から直接購読登録をしてもらうことです。ブログの購読を促す CTA をコンテンツに追加し、メールアドレスの入力を促しましょう。こうして集まった連絡先に対してメルマガで定期的かつ直接的なコミュニケーションを行うことで、忠実なファンを増やすことができます。
また、メールアドレスを収集するために、さらに工夫を施すこともできます。たとえば、ウェビナーや電子書籍、ガイド、テンプレートなどの無料リソースを提供して、連絡先を入力する代わりにダウンロードしてもらうという方法もあります。このようなコンテンツは「ゲート付きコンテンツ」と呼ばれ、ブログの購読者を獲得するのに有効な戦略のひとつです。
ブログの読者を増やす方法をもっと詳しく学びたい方は、オンライン講座「Wix Learn」より、「ブログの始め方パート2:新規読者を惹きつけてエンゲージメントを高める方法」(日本語字幕対応)をチェックしてみましょう。
次に、新規訪問者(これまでブログに訪れたことのない人たち)をどう獲得できるかという課題について考えてみましょう。
ブログを宣伝するための簡単な(かつ無料の)方法は、SNS で記事をシェアすることです。Facebook、Twitter、Instagram などでブログを宣伝する場合は、ブログのロゴをプロフィール画像として使用し統一感を出しましょう。ブログ記事を公開するたびにその SNS アカウント上でシェアします。魅力的なサムネイル画像とタイトル、興味をそそる文章を添えてオーディエンスの興味を惹きつけ、クリックを促しましょう。
また、自分でシェアするだけでなく、他の人にも同様に記事をシェアしてもらいましょう。 ブログ記事に SNS シェアボタンを設置し、記事を共有できるようにします。記事の文末に「よろしければシェアをお願いします」と一言添えるのも良いでしょう。
オンラインでの露出を増やす方法は SNS 以外にもあります。ブロガーとしての存在感を確立し、その分野での知名度を高めるために、以下のような方法を試すことができます。
他のブロガーと交流する:同じ分野を扱うブロガーとオンラインやオフ会などで交流し、クロスプロモーションの機会を探してみましょう。
オンラインコミュニティに積極的に参加する:自分の業界に関連する SNS のページやフォーラムなどに参加しましょう。
外部サイトに寄稿する:外部のサイトにゲスト投稿をすることで、自分のブログへのトラフィックを増やしましょう。バックリンクによる流入の拡大も期待できます。
あなたのブログの読者は必ずどこかにいるはずです。同じ専門分野に属する人たちに声をかけたり、外部サイトに寄稿したりといった方法で、ブロガーとしての知名度を高めていきましょう
では、投稿したブログ記事が成功を収めたかどうかはどのように確認すれば良いのでしょうか?幸い、今はサイトのパフォーマンスを分析するのに役立つアクセス解析ツールがたくさんあります。
毎月の読者数、SNS でのシェア数、読者が最も興味を持っているトピックなどのデータを分析することははブログを運営する上で基本となる作業です。ブログのパフォーマンスを知ることで改善すべき点や、成功のチャンスを見つけることができます。
あるテーマに対して多くのクリックやシェアが得られている場合は、そのテーマに関連した記事、または似たスタイルやフォーマットの記事を追加します。同様に、比重の高いテーマの記事が思ったほど注目されていないという場合は、その記事を見直し、内容の更新や修正を検討しましょう。
ブログを始めたばかりであっても、将来的にはブログでの収益化を考えてる方もいるはず。 ブログで稼ぐには、トラフィックを収益に変える必要があります。最後に、ブログ収益の方法をいくつかご紹介します。
会員限定のコンテンツにアクセスできる有料購読オプションを提供する。
商品にアフィリエイトリンクを貼る(読者がクリック・購入するたびに手数料が発生します)。
自分だけのオリジナル商品を販売する。
企業から報酬を得て、スポンサーコンテンツを書く。
自分のブログで発信した情報に基づいて、クライアントにコンサルティングサービスを提供する。
自分のブログに広告を掲載する。
検索結果からのアクセス数のアップを目指すためには、さまざまな取り組みが必要です。まずは、継続的に「読者が読みたい」記事を作成し、更新することを目指しましょう。記事を 30 本ほど作成すると、検索からのアクセス数「オーガニックトラフィック」を獲得し始めることが期待できるようになります。
本記事では、初めてブログを運営する方のために、本格的なブログ運営のポイントを 21 種類紹介しましたが、すぐにでも実践できそうなものをいくつかピックアップして、早速実行に移してみましょう。
アクセス解析機能が利用できる Wix のプラットフォームなら、初めてブログを運営する方でもワンストップでデータに基づいた本格的なブログ運営をすることが可能です。これからブログサイトを開設するなら、ブログサイトに特化した Wix のホームページテンプレートもチェックしてみましょう。
編集者: Miyuki Shimose
ブログ コンテンツマネージャー