2022 年ロゴトレンド:人気復活のロゴデザイン 11 個まとめ


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この記事は2021年6月に執筆され、2022年3月13日に更新されました。 ここ数年のロゴトレンドは、まったく予想がつかない形で移り変わってきました。驚くようなデザインが流行り、ミレニアル世代の全盛期は過ぎ、かつて時代遅れとされたものが再度人気を博したり。このような中で、いろいろなブランドがレトロなデザインに新たな息を吹き込み、これまでに見たことがないようなロゴを生み出しています。

2022年の本番を迎えるにあたって、過去の経験から学び、新たな姿勢と視点を持って前に進みたい、と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。新しいビジネスを始めるにせよ、ブランドを一新するにせよ、ロゴはブランドの強力な顔で、あなたのビジネスを最もよく象徴するものであることを心に留めておきましょう。

今年は、究極にクリエイティブなデザインに挑戦してみるのもおすすめです。ただし、ロゴは長く使うものだということをお忘れなく。デザイナーに依頼するにしても、自身でオリジナルロゴを作成するにしても、ブランドのアイデンティティを表現し、ビジネスとともに進化する時代のトレンドに左右されすぎないデザインを見つけることがまず第一です。

それでは、2022年に注目すべきロゴデザイントレンドをご紹介します。

2022年のロゴトレンド11選


2022年は、より多くの企業・ブランドがオンライン上で活動を拡大し、新しく画期的な方法で顧客と関わっていくことが予想されます。今年のロゴトレンドは、過去に人気を博したコンセプトをベースにしつつも自身のアイデンティティをうまく取り入れるというスタイルが多くみられそうです。

  1. グラデーション

  2. 3D ロゴ

  3. アニメーション

  4. レトロスタイル

  5. モノクロ

  6. 手書き

  7. ブラシストローク

  8. レイヤー

  9. タイポグラフィ

  10. きれいめカオス

  11. クラシック白黒デザイン

01. グラデーション

グラデーションは今年の新顔ではなく、しばらく前から流行に返り咲いたデザイン。今後もすぐに廃れることはないと言えます。このトレンドは、ホームページの背景からオーバーレイ、そしてもちろんロゴに至るまで、あらゆるデジタルデザインにおいて根強い人気を誇っています。

グラデーションは色と色が徐々にフェードインすることで生まれるデザインで、単色で構成されたものから、多くの色やシェードが混ざり合ったものまでパターンは様々です。使用する色に関わらず、グラデーションを取り入れるなら「まとまり」と「流動性」を意識したロゴデザインにするのがポイントです。深みと奥行きのあるグラデーションロゴは、現在流行中のフラットなロゴデザインとは正反対の趣を醸し出してくれます。

ブランドカラーをグラデーションで表現すれば、シンプルながらも効果的にロゴを引き立てることができます。おしゃれなロゴデザインの鍵は、どんなサイズでも、どんな場所で使われても美しく見えること。グラデーションを使用する場合は、この点に注意してデザインのバランスを入念に調整しましょう。

例えば、デザインの一部にのみグラデーションを最小限に適用する(グラデーションのアイコンと、クリーンな印象の幾何学的書体を組み合わせて配置のバランスを取るなど)といった形で、調和のとれたデザインに仕上げるのがおすすめです。



Wix ロゴ デザイン
Wix ロゴメーカーで作成されたロゴデザイン


02. 3D ロゴ

Y2K aesthetic(’90~2000年代に流行したデザイン) が復活し、それに伴って3Dロゴが復活したことはご存知のとおり。2000年代初頭には、スキューモーフィズム(デザインの対象を既存のものに似せることで理解を深める手法)がピークを迎えたことで3D デザインが大流行しました。立体的なデザインパーツを使うことで、当時はデジタルの世界へ容易に移行することができたためです。しかし、フラットデザインが登場すると、スキューモーフィズムは一時的に廃れてしまいます。

2022年、3D ロゴは新しく洗練されたアイデンティティを手に入れようとしています。面取りされたエッジ、微妙なぼかし、反射、グラデーションを使用し、ミニマルかつ洗練された形で生まれ変わった3D ロゴが多々見られそうです。さらに、奥行きと遠近感のある3D ロゴは、見る人の注意を引くという点でも効果的です。全体のデザインの一部として、3D をさりげなく、最小限に抑えて使用することでモダンかつ新鮮味のあるロゴが完成します。

どんなトレンドにも言えることですが、3D ロゴはすべてのブランドにおすすめというわけではありません。まずは業界、ブランドアイデンティティ、伝えたいメッセージ全体を考えてみてください。3D ロゴが効果を発揮するかどうかは具体的なビジネスニーズによって異なります。たとえば、ブランディング資料のほとんどをオンラインで作成している場合、画面から飛び出すような活気あふれる3D ロゴでオンラインプレゼンスに個性を加えることができるので、3Dロゴはお薦めです。しかし、ロゴが主に印刷されたマーケティング資料やブランド商品に使用される場合は、せっかく3D を使用しても立体的なディテールが失われ、デザイン性が損なわれてしまう可能性があるので、3Dロゴの特徴は活かしきれないと言えるでしょう。



Wix ユーザー ロゴ Luke Matthews
Wix ユーザーの Luke Matthews さん(OKNO の名でデザイナーとして活動) によるロゴデザイン


03. アニメーション

大企業から中小企業まで、よりダイナミックなロゴを作成したいブランドの間でアニメーションロゴのトレンドはすでに浸透しています。しかし、なぜアニメがここまで人気なのでしょう?その理由は、アニメーションが一種のストーリーテリング手法として機能し、静的なデザインにコンテキスト(文脈)と活気を与えてくれるためです。また、オリジナリティを出すことができるため、競合他社との差別化という意味でも効果的です。

アニメーションの種類は、シンプルな動きからより複雑でプロ仕様の動画まで実に様々です。ビジネス全体の目標や、ブランド戦略の中でアニメーションロゴをどのように位置付けるかをしっかりと検討した上でデザインを進めましょう。また、見る人側の目線に立つことも重要です。最近のデジタル世界には情報があふれ、飽和状態になりつつあるため、アニメーションを注視してもらえる時間は実際数秒程度しかありません。

2022年のアニメーションロゴで鍵となるのは「オーセンティシティ」、つまりそのブランドらしさを表現すること、です。ブランドのアイデンティティを前面に押し出し、他のブランディングアセットとトーンを揃えたロゴに仕上げましょう。しかし、クリエイティブで魅力的なデザインと、主張が強すぎるデザインは紙一重。絶妙なバランスをどう表現するかが腕の見せ所です。

アニメーションロゴはオンラインでしか表現できないため、SNS チャンネル、ホームページ、プレゼンテーション、宣伝動画などで、その魅力を存分に発揮させましょう。



Wix ユーザー ロゴ Sierra Zirbes
Wix ユーザーの Sierra Zirbes さんによるロゴデザイン


04. レトロスタイル

ファッションのランウェイからウェブデザインのトレンドまで、レトロなスタイルにモダンなテイストを加えたものが続々と登場しています。80年代のネオンカラー、90年代を象徴するグランジ、2000年代初頭の未来的な楽観主義など、ノスタルジーを感じさせるデザインは多々あります。

Z 世代が実践してきたように、以前流行ったものを再来させるためのベストな方法は、自分自身のスタイルを加えることです。つまり、レトロでノスタルジックな要素をロゴデザインに取り入れるなら、オーセンティシティを強調し、ブランドのメッセージに沿った方法で表現していく必要があるということです。


また、ロゴの中で古い要素と新しい要素をミックスしながら、現代的なニュアンスを加えてバランスをとることもできます。例えば、クラシックなセリフ書体とアバンギャルドなロゴシェイプを組み合わせたデザインはどうでしょう。また、落ち着いたパステルカラーと黒を組み合わせたカラーパレットや、ネオンカラーの意外な組み合わせなどもおすすめ。ヴィンテージ風のデザインと現代的なディテールを融合させることで、表情豊かで個性的なロゴが完成します。

優れたブランディングとは、それを見る人の感情を揺さぶるものであるということを常に心に留めておきましょう。心に刺さるロゴを作るコツは、ターゲットオーディエンスを特定し、彼らに関連する意味のある方法でコミュニケーションをとることです。もし、顧客があなたのロゴを見て「親しみやすそう」「懐かしい」と感じたとすれば、その感覚がそのままブランドに対する印象を形作ることになるからです。



Wix ロゴ デザイン
Wix ロゴメーカーで作成されたロゴデザイン


05. モノクロ

クチュールからスウェットセットアップまで、ファッション界でもモノクロのトレンドは常に流行を繰り返している模様です。シンプルでクリーン、そして常に汎用性のあるモノクロカラーは、2022年のブランディングデザインにも影響を与え続けると予想されます。

モノクロ(単色)とは、ロゴをデザインするときに1色しか使わないということです。一件、単純で退屈に聞こえるかもしれませんが、実は正反対の結果を生み出す優れもの。1つの色にさまざまな色調を加えてカラーパレットを作ることで、質感と深みが加わった洗練されたデザインが完成します。

ロゴの色は重要であり、1色しか使わない場合は当然その比重も大きくなります。単色でデザインする場合は、それぞれの色相が持つ連想や感情を意識しながら注意深く色を選ぶことが大切です。

2022年のカラーは、明るく温かみのあるアースカラーがトレンド。グレーグリーンやアイシーブルー、クローム(金属メッキを思わせる艶のある色)、工事現場のコーンを彷彿とさせるオレンジなど、あらゆる色が登場しています。また、落ち着いた色調のタン(淡い茶色)や暖色系のニュートラルカラーも、今年のトレンドとして勢いを増しています。これらの流行色を試すのも一案ですが、最終的にはブランドアイデンティティに忠実で、包括的なメッセージを伝えるために適切な色調を選ぶことを心がけましょう。



Wix ロゴ デザイン
Wix ロゴメーカーで作成されたロゴデザイン


06. 手書き

手書きのロゴは、サインと同じように世界にひとつしかないシンボルマークです。より自由なデザインが可能となるほか、ブランドの個性を最も的確に表現することができます。手書き要素はロゴに洗練された手作り感をプラスし、あなたのブランドをより身近で親しみやすいものにしてくれます。

2022年は不完全なものに美しさが見出されている時代。手書きのディテールを使うことでブランドらしさが格段にアップします。手書きと一口に言っても、素朴で飾らないデザインから、リアル感を出すために意図的になぐり書きされたようなものまでそのスタイルはさまざまです。また、手書きならではの繊細さや流動性を生かすことでよりロゴのデザイン性を高めることもできます。

落書き、自由形状のシェイプ、タイポグラフィなどは、文字からエンブレム、コンビネーションマークまで、あらゆるタイプのロゴに使用することができます。2022年には、手書きのユニークなデザインを確立し、新たなクリエイティブビジョンを表現するブランドが現れることでしょう。



Wix ユーザー ロゴ Beci Orpin
デザイナーの Beci Orpin さんによる、 Wix ユーザーの Hot Haus Glass Studio(ガラス工芸スタジオ)向けロゴデザイン


07. ブラシストローク


エレガントでありながら素朴さを感じさせるブラシストロークは、ロゴデザインに生き生きとした質感をもたらします。優雅なラインで流れる筆跡は動きと力強さの証。このテクニックは汎用性が高く、水彩画のような背景やカリグラフィ―形式のフォントなど、ロゴデザインのさまざまな要素に対して柔軟に使用することができます。


2022年のトレンドは、大胆で深みのある色調、厚く塗り重ねられたレイヤー、短い散発的なブラシワークによるテクスチャーの重なりなど、ブラシストロークの特徴を生かした表現にシフトしています。また、タイポグラフィの分野においても、ブラシストロークを使用した繊細なカスタムフォントやレタリングが登場するようになるでしょう。


ブラシストロークデザインの特徴は、手書き風なのでデジタル感が薄く、よりリアルに見えるという点です。この「ちょうどいい敷居」感は顧客にとって魅力的であり、オーディエンスと個人的なつながりを構築したいブランドにとっては理想的だといえます。



Wix ロゴ デザイン
Wix ロゴメーカーで作成されたロゴデザイン


08. レイヤー

レイヤリングは、ロゴに豊かさと奥行きを与える視覚的なテクニックです。優れたデザインレイヤーは、デザインの一部を前面に出しながら、他の要素を意図的に背景に残すことで見る人の視線を巧みに誘導します。

2022年には、レイヤーを使った文字のロゴ、透明なエフェクト、新しい輪郭線などが登場するでしょう。レイヤリングはロゴデザイン全体の完成度を高めるために意図的に行うものであるため、この効果を追加することでデザインが乱雑にならないよう注意しましょう。視覚的な意味合いやブランドメッセージを考えずに、無造作に要素を追加するのは避けたいところです。

レイヤーは、複雑なデザイン要素を混在させたり、分離させたりといった場合にも柔軟に使用することができます。このトレンドを効果的に利用するためのコツは、レイヤー上の要素を「個々のパーツ」および「全体的なデザインの一部」としての二側面から捉えてバランスよくデザインすることです。厚みや薄さ、テクスチャー、色、間隔などを工夫することで、思いがけないユニークなレイアウトが生まれるのもこのデザインの面白いところです。



Wix ロゴ デザイン
Wix ロゴメーカーで作成されたロゴデザイン


09. タイポグラフィ

タイポグラフィロゴは常に流行しており、2022年にも様々な書体のトレンドが出現してきています。ハイコントラストで優雅なセリフ書体から、洗練されたスクリプトフォントまで、あらゆる書体がロゴやブランディングで使用されています。

文字だけで構成されるデザインやワードマークのロゴは、クリーンかつクラシックな選択肢です。ほとんどすべての業界で通用し、プロとしての威厳と信頼感を醸し出すのに効果的です。ロゴに使用するフォントはブランドのストーリーを語る上で重要な役割を果たすため、ブランドを象徴し、かつブランドの成長に伴って長く付き合っていけるものを戦略的に選ぶ必要があります。

Wix ロゴメーカーチームのプロダクト&コンテンツデザイナー、リオン・ギスパンは、以下のようにコメントしています。

「クラシックなセリフフォントのように、常に流行し続ける書体もあれば、ちょうど今が旬の書体もあります。フォントはあらゆるレベルでブランドのアイデンティティを表現するものでなければならないので、目的意識をきちんと持って選択することが大切です。極めて存在感の強いフォントを使用する場合は、ごちゃごちゃさせないよう注意しましょう。フォントのみでメッセージが伝わるぐらいのシンプルさが鍵です。ブランドアイデンティティを反映するすべての要素に同じメッセージ性を持たせ、ひとつのデザインとしてまとめることがポイントです。時には、シンプルなタイポグラフィだけで十分それが実現できることもあります。」

2022年のタイポグラフィロゴには、ユニークなスペーシング(文字の間隔)や遊び心のあるレイヤー、線の太さなど、様々なオプションが見られるようになるでしょう。まずはロゴに最適なフォントをチェックして、あなたのブランドに最適なフォントを見つけるところから始めましょう。



Wix ユーザー ロゴ Darkai
Wix ユーザーの Darkai さんによるロゴデザイン


10. きれいめカオス


この2年間はまさに怒涛のごとく過ぎていきましたが、それにともなって生まれたのが「organized chaos(統制された混沌)」というデザイントレンドです。反体制への抗議と「醜いもの」への批評に根ざしたこのトレンドは、ミニマリズムと騒乱の融合ともいえる、ある意味解放された理想像です。ここでは「きれいめカオス」と名付けましたが、その名の通り、意図された方法で華麗にルールを破っていくという手法です。


2022年、このデザイントレンドは、繊細で控えめなものを中心に幅広く展開されていくことでしょう。実験的なタイポグラフィ、レイヤー、単色のカラーパレットなど、上記でも紹介したトレンドのいくつかを一つのまとまったロゴデザインとして使うことで、これまでにない個性的なストーリーを伝えることができます。また、非対称のシェイプ、ネガティブスペース、珍しいシンボルなどが、新しくエッジの効いた方法で組み合わされている例も見られます。


構図のルールを破るといっても、完全に反逆を起こすわけではありません。ロゴデザインの要素を一つ選び、それを強調するのです。例えば、ブランド名のワードマークロゴであれば、一文字だけフォントサイズを小さくしたり、構図のグリッドから外したりしてあえてピントを外したデザインに仕上げます。型にはまらないスタイルで、ひときわ印象深いロゴが完成するはずです。



Wix ロゴ デザイン
Wix ロゴメーカーで作成されたロゴデザイン


11. クラシック白黒デザイン

2022年にもうひとつ押さえておきたいトレンドが、白と黒の2色ロゴです。白黒のロゴは力強く、センスがあり、ある意味で時代を超越した存在だといえます。これらのクラシックトレンドは決して時代遅れにならないからです。

モノクロのロゴを作るとき、ネガティブなスペースを使うことでコントラストが生まれ、キアロスクーロ効果(明暗のコントラストのこと)もより高まります。シルエットやシャドウは、隠れたメッセージを戦略的に伝えたり、新たなシェイプを組み合わせて全体的に様になる外観を生み出すことができたりと、便利に使えるデザイン手法です。また、ドットやラインを使うことでテクスチャーを表現したり、遠近感を変えたりすることもできます。

白黒のロゴは、意図的なものであればシンプルであるほどよいと言えます。しかし、白黒ロゴでは色を使って感情を表現することができないため、簡潔ながらもメッセージをうまく表現するデザインに仕上げる必要があります。タイポグラフィやスペーシングの細部にこだわることで、ロゴの全体的な構成やメッセージが大きく変化するのも見どころのひとつです。



Wix ロゴ デザイン
Wix ロゴメーカーで作成されたロゴデザイン


ライター: Wix Team

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