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コーポレートカラーとは?色の心理的イメージを企業ブランディングに活用するコツ

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あなたのブラブランドイメージに適切なコーポレートカラーの選び方

更新日 2024年10月27日(公開日 2018年6月13日)


ビジネスを構築するには多くのステップがあります。その中でも、コーポレートカラーは、企業を象徴する色としてブランド印象を大きく左右します。名刺、ロゴ、Webサイト、商品パッケージなど、あらゆる顧客接点で目に入る色は、無意識下で顧客の心理や印象形成に影響を与えます。適切なコーポレートカラーを選ぶことで、ブランドメッセージはより明確に伝わり、企業ブランディング施策をスムーズに進めることができるようになります。


あなたのブランドの印象を設計する第一歩として、あなたブランドイメージに適切なコーポレートカラーの選び方を確認しましょう。


目次


コーポレートカラーとは


コーポレートカラーとは、企業やブランドが自社を象徴する「色」として定めた特定のカラーのことです。たとえば、その色はロゴや名刺、Webサイト、パッケージ、広告デザインなど、さまざまな顧客接点で繰り返し使用されます。これにより、顧客はその色を見るたびにブランドを連想し、一貫したイメージが定着します。コーポレートカラーは、ブランドアイデンティティの視覚的基盤として、企業の理念や価値観を直感的に伝える大切な役割を果たします。



色彩心理について学ぶ

色彩心理学では、色には特有のイメージや感情が結びつきます。たとえば、赤は情熱と行動力、青は信頼や誠実、緑は自然や安心感、黄は陽気さや創造性を想起させます。これらの心理的イメージを理解すれば、ブランドコンセプトに最適な色を選ぶことで、企業メッセージを視覚的に強化できます。

色と心理について知ることで、新たな発見があるかもしれません。


色彩心理

最適なコーポレートカラーを見つけるには、まず自社ブランドの世界観や価値観を明確にします。そのうえで、ターゲット層が求めるイメージを考慮しながら、複数の色案を試しましょう。顧客テストやデザイン担当者からの意見を活用し、ロゴやWebデザインとの整合性、印刷物・デジタルでの発色なども確認します。こうしたプロセスを経ることで、ブランド戦略の中核に合った色を選び出せます。


カラーパレットツールの使用

色と心理の関係性ついて理解したところで、実際にカラーパレットツールを活用してみましょう。インターネットで使用できるツールは複数ありますが、ここでは特に役立つツールをご紹介します。

Coolorsは現在英語版のみですが、初心者に最適な配色ツールとして世界中のユーザーに利用されています。Coolorsには思い通りの色彩に調整できる多様なツールが備わっており、作成したカラーパレットを様々なフォーマットへ変換することができます。また、数百種類もの豊富な配色があるだけでなく、他のユーザーが作成したカラーパレットを閲覧することができ、インスピレーションを見つけることがができます。 デスクトップコンピュータ、iOSアプリケーション、Adobe Photoshop、Illustratorアドオン、さらにGoogle Chromeの拡張機能でも使用可能です。

まだまだインスピレーションが足りない?そんなあなたはColor Loversをチェックすることをお勧めします。英語版のみですが、数百万ものユーザーが作成したパレットカラーを閲覧できます。

02. その他の無料配色ツール

Adobe Color CC:画像アップロードやカラーホイールなど様々な方法からカラースキームを決めることのできる便利なツール。

Colourcode (英語版):マウス操作で簡単に配色を選ぶことができ、パレット(アナログ、トライアド、モノクロ等)の様々なカテゴリーに沿ってカラーパレットの保存ができる。



コーポレートカラーをウェブデザインに活用するコツ


01. メインとなる配色を選択

最適なカラーパレットは、あなたのターゲット層へ語りかけ、ブランド力を強化します。コーポレートカラーを活用した、ホームページを作成することで、ブランド構築の第一歩となります。

一般的に、ホームページの配色は2つのメインカラー(主要色)を選び、その他の色はアクセントを付けるための差し色とすることが好ましいと言われています。そして、この2色のメインカラーのうち1色をより広範囲で使うと良いでしょう。補足として最後の章でご説明します。

また、こちらは参考程度ですが、補色又はコントラストを入れる場合や一貫性を持たせる場合は、ティント、トーンそしてシェードの色彩学を使って色遊びができます。

トーン:ベースカラーにグレーを加える。

ティント:ベースカラーに白を加える。

シェード:ベースカラーに黒を加える。


トーン ティント シェード

02. アクセントカラーの選択

アクセントカラー、つまり差し色のことですが、これはあなたのWebデザインにとって重要な役割を果たします。特に強調したい部分にアクセントカラーを使用し、適切な箇所に使用することによりサイト訪問者の興味を引くことができるでしょう。

アクセントカラーは通常、メインカラーより目立つ色となるので、メニューバーやCTAボタンなど、サイト訪問者を誘導したい場合に使用することをお勧めします。 アクセントカラーを上手く使用したテンプレート例を見てみましょう。

下記のテンプレートでは、メニューバーの赤のアクセントカラーが現在どのページに滞在しているかを示します。そして、赤の購入ボタン”Buy Tickets"は、訪問者の目を引き、クリックを促す役目を果たしているのです。


アクセントカラー

03. 60-30-10の法則

あなたが選択したカラーパレットをWebサイトへ適用する前に、”60-30-10の法則”についても知っておきましょう。

”60-30-10の法則”は、メインカラー60%、サブカラー30%、アクセントカラー10%にすることで、バランスの良い配色につながることを意味します。 Webデザインに関しては、ネガティブスペース60%、コンテンツ30%、行動を誘導するためのCTA10%へと置き換えることができます。

また、余談ですが男性のビジネススーツは、スラックスとジャケット60%、シャツ30%、ネクタイ10%が格好よく見えるようです。


60-30-10の法則

”60-30-10の法則”を参考に、バランスのとれた配色になるよう心掛けてみましょう。


04. カラーコントラスト


オンライン上のコンテンツにおいて、アクセシビリティを意識することは必須です。UI/UX において、世界的な基準となっている、ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG 2.1)によると、特別な場合を除いて、文字と背景のコントラスト比は、4.5:1 以上であることが求められています。 ブランドのカラーパレットが選択できたら、カラーコントラストチェッカーなどの無料ツールで、Webデザインに利用できる背景色とテキスト色のパターンをチェックしましょう。


コントラスト比の基準を満たすカラーコンビネーションが一つもない場合は、暗い色、または淡い色を一色追加することで、コントラスト比をあげ、もう一度チェックしてみましょう。


カラーコントラストチェッカー

認められている特別な場合


以下の場合には、必ずしもカラーコントラスト比が、4.5:1以上である必要はないとされています。あわせて知っておきましょう。

文字が大きい場合

サイズの大きいテキストの場合は、コントラスト比が 3:1 以上あれば良い。


付随的

純粋に装飾目的の文字や、写真の一部分であり、UX/UIにおいて重要でない場合には、要件に必ずしも当てはまらなくて良い。


ロゴタイプ (文字ロゴ)

ロゴまたはブランド名の一部である文字には、最低限のコントラスト要件はない。



まとめ


コーポレートカラーは、ブランドの印象形成を左右する重要な視覚要素です。色彩心理学の理解を基に、自社の価値観や顧客ニーズに合う色を選べば、ブランドメッセージはより鮮明になります。顧客テストやデザイン調整を重ね、一貫性を持ってあらゆる接点にコーポレートカラーを反映させることで、ブランド価値と顧客の信頼を長期的に高められます。


コーポレートカラーを策定したら、次はブランドイメージを反映したホームページを作成しましょう。はじめてホームページを作成する方でも安心、数クリックで、ブランドイメージを追加できる、使いやすいWebデザインツール、Wix で本格的なブランドホームページが作成できます。


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ライター: Wix Team



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