世界のロゴデザイントレンド:厳選10パターン
ホームぺージ上でロゴを全面に表示することは少ないですが、企業理念やメッセージを視覚的に伝えるロゴはビジネスの成功に欠かせない存在です。それでは、どんなロゴが優れたロゴといえるのでしょうか?
優れたロゴとは見た目が美しいだけでなく、あなたのブランドをデザインとして具現化したものであり、ナイキやアップルのロゴのように、人の記憶に残るようなものである必要があります。
もちろん、他社のロゴとは明らかに「違う」事も重要です。
最新ロゴトレンドについて見ていく前に、優れたロゴを作成するための4原則をおさえておきましょう:
シンプル:個性的でありながらも、分かりやすいデザインである事
汎用性:どのような媒体や製品にも馴染むデザインである事
ストーリー性:色や形、フォントなど、全ての要素がブランドを具現化したものである事
印象的: ライバルと見分けがつくような、印象的なデザインである事
ウェブデザインやファッションと同じで、ロゴにも時が経っても変わらないルールがあります。その一方でトレンドを取り入れることで、お洒落で時代に合ったデザインのロゴを作成することができます。
それでは早速、今年注目のロゴトレンドをチェックしましょう!
1. シンプル
デザインを学ぶ際によく登場する less is more(シンプルなほど良い)というフレーズが、今年ほどぴったりくる年はないでしょう。複雑でごちゃごちゃしたデザインのロゴは消え、ユニークでクリエイティブではあるけれど、シンプルなデザインのロゴが次々に誕生しています。
モバイルの利用者が増加しているのも、このトレンドに拍車をかけています。2人に1人はスマートフォンあるいはタブレットからインターネットを利用している現在、ロゴも狭い画面に合うような、小さくて分かりやすいデザインが好まれるからです。
シンプルなデザインのロゴはどんな業種の会社にもぴったりです。ロゴの変更を検討している方は、どうしたら本質的な要素のみを残し、デザインを簡略化できるか考えてみてください。
2.幾何学パターン
シンプルといえば、一本線や図形を使って描かれたロゴほど単純なものはありません。
三角形、四角形、多角形の幾何学形状と対称線を利用して作られたロゴデザインは、シンプルながら、ミニマムで洗練された印象を与えることができます。
このような幾何学パターンは、古いロゴを再生する手段としても有効です。
3.ネガティブスペース
様々な要素を組み合わせたり、ネガティブスペース(余白)を上手に利用して、複雑なデザインを緩和しているロゴもあります。
白や黒、その他の単色を利用し作られたこれらのロゴは、余白スペースを利用して、印象的で効果的なメッセージを見ている人に伝えます。ネガティブスペースを使ったロゴは、1つで2つのメッセージを伝えることも可能です。
こういったロゴを制作するには、卓越したデザイン力とクリエイティブな発想力が求められます。そのため、ウェブデザイナー、広告代理店、写真家、アーティスト向きのロゴといえるでしょう。
4.スタック文字
フォントを利用したロゴを作る場合、文字をスタック(重ねる)するスタイルが効果的です。
ブランド名をそのままロゴへ配置するのではなく、スタイリッシュにそれぞれの文字を、上下左右に並べます。文字を正方形のロゴに収めてみてください。独特なスタック文字のレイアウトを使うことで、印象的なロゴを作ることができます。
フォントの種類にこだわり、文字が一瞬で認識出来るようなデザインにする必要がありますが、ホテルや弁護士事務所など、ブランド名のみで構成されるロゴにはぴったりのスタイルです。
5.クロップ
クロップ(不要な部分を切る)は、無駄を削ぎ落とし、本当に必要な要素のみ残すことで、強力なメッセージを伝えるデザイン技法です。
これまでご紹介した他のスタイルと同様に、まさしくロゴのシンプル化につながる手法です。
下記の例を見てください。「K」という文字を読むためには、どれくらいの部分を残せばよいでしょうか?想像以上に簡略化しても、きちんと「K」と読めることに驚きます!
このスタイルは最先端なイメージを表現できるデザインなので、スタートアップやIT関連の会社のロゴにぴったりです。
6.手書き
日常的にパソコンを使う今、すっかり手書きの機会が少なくなってしまいました。でも、年賀状や誕生日カードなど、「特別な時には手書きのコメントで」とこだわる人も多いでしょう。
やはり手書きには、あたたかみや個人の思いを伝える力があり、手書きのロゴを採用することで親しみやすさを演出することができます。今の時代だからこそ、手書きのスタイルは新鮮に感じるものです。
レストラン、広告代理店、小売店などに最適なロゴスタイルですが、個性を主張するブランドであれば、基本的にどの業界でも採用することが可能です。
7. ビンテージ
年を重ねると、人は追憶にふけるもの。ビンテージデザインはいかがでしょうか?
このスタイルは、白や黒、金の文字、そして、スタイリッシュでな幾何学パターンを組み合わせたものが多いです。上手にデザインできれば、ブランドに対する信頼感や安定感を伝えるロゴが完成します。
年配客や伝統を重んじるような顧客が、あなたのメインターゲットである場合、このスタイルは有効です。ただし、「時代遅れ」とビンテージとの境界線は紙一重なので、デザインのバランスに気をつけてください。
理髪店、葉巻バーなど、男性的なブランドに向いたロゴです。
8.モノトーン
モノトーンで統一されたロゴは、重厚感や力強さを感じさせることができます。ネガティブスペースを使って、より強いインパクトを引き出すことも可能です。
ロゴを既に持ってる方も、同じロゴの白黒バージョンを作ってみてはいかがでしょうか?
9.グラデーション
過度に立体的なデザインや、単色のロゴはひと昔前という印象を持っている方も多いかもしれません。今は、淡いグラデーションのロゴが流行りです。
代表例として、Instagramのロゴを見てみましょう。暖かい夕焼け色のグラデーションの中で、白い線で描かれたレトロな外観のカメラが目立つロゴになっています。また、グラデーションで立体感を出す事にも成功しています。
グラデーションは目に付きやすい点が特徴ですが、あまりにも色のバリエーションが多くなると見にくいロゴになってしまいます。ブランドに合った色のトーンを慎重に選び、使ってください!
アーティスティックなブログ、ウエディングフォトグラファー、スタイリストなど、芸術的なセンスが求められるビジネスのロゴに向いています。遊び心のある、やや女性的なスタイルです。
10. アニメーション
最後にご紹介するスタイルは、画像の一部分だけに動きを与えたGIFアニメーションです。
このデザイン手法はシネマグラフと呼ばれ、ロゴ作成にも適用できます。アニメーション効果によって、見ている人の目を確実に引き寄せ、何かが始まるのではという期待感を演出します 。注目を集めるには最高の手法ではないでしょうか?
アニメーションは、どんなブランドにも適用できる汎用性の高いスタイルです。
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ライター: Wix Team