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Googleショッピングとは?無料広告やマーチャントセンターの使い方【ECサイト運営者必見】


Googleショッピングとは?無料広告やマーチャントセンターの使い方

Google ショッピングとは、Google が提供している商品価格検索サービスです。それだけでなく無料でショッピング広告が掲載できたり、Google 検索で商品が表示されるなど、はじめての EC 運営でも活用したい機能になっています。

そこで今回は、 EC サイト運営者に向けて Google ショッピングの使い方をわかりやすく解説します。Google Merchant Center(マーチャントセンター)の登録方法から無料広告の設定手順まで、この記事に沿って実際に設定を始めましょう。 まだ、EC サイトをお持ちでない場合は今すぐネットショップを作成しましょう。Wix のプラットフォームなら、 Wix App Market から、便利なアプリをサイトに追加して機能を拡張することも可能です。 EC サイトの作り方を参考に、早速ネットショップを構築してみましょう。



Google ショッピングとは?


Google ショッピングとは、Google がオンラインショッピング専用に開発した商品検索エンジンです。オンラインで販売されている様々な商品を検索・比較できます。Google ショッピング広告には有料と無料の商品リスティング機能があり、どのような規模のビジネスでも EC サイトのマーケティング・販売リソースとして活用できます。


また、Google ショッピングに出品すると、Google ショッピング広告を使うことができるようになります。Google ショッピング広告は Google が展開する広告サービスの一つで、検索、ディスプレイ、動画、アプリ広告などさまざまなフォーマットが用意されています。


Google ショッピングとは

Google ショッピングに商品を掲載する EC ビジネスは、Google ユーザーをネットショップに誘導することが出来ます。売り上げを伸ばすためにもぜひ活用しましょう。以下では、機能と登録方法について紹介します。


Googleショッピングで商品を販売すべき理由


2012 年から 2020 年まで 10 年近くの間、有料リスティングのみの掲載となっていましたが、2020 年 10 月から日本でも再び無料での商品掲載が可能になりました。現在 Google ショッピングには、有料リスティングと無料リスティングの両方が掲載されるようになっています。 Google は 2020 年第 4 四半期の小売検索数が前年比で 200%増加したと発表しました。このとおり、多くの人は、欲しいものや商品を検索するとき、Google 検索を使います。自身が販売している商品が Google 検索から発見できるようになることは大きなメリットです。 Google ショッピングは、消費者が商品を検索して比較できる比較型ショッピングエンジンですが、実際にそこで購入できる訳ではありません。検索者に商品を紹介して、外部のECサイトに誘導することを目的に使用することが出来ます。

商品が無料リスティングの対象となると、Google サービスのさまざまな場所に掲載されます。


ショッピングタブ


Google 検索画面トップの「ショッピングタブ」では広告(有料リスティング)と無料リスティングが掲載されます。




リッチリザルト

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リッチリザルトは、ユーザーが Google 検索で商品、販売店、ブランドに関する情報を検索したときに、検索結果の横に表示されます。これは商品情報(価格、在庫状況、商品レビュー)を含む数行のテキストで、ユーザーに有用な情報を提供します。


人気商品


ファッション・アクセサリーのカテゴリの人気商品については、商品リストやカルーセルなど、より視覚的に表示される可能性があります


Google 画像検索


Google 画像検索で商品やブランドを検索すると、「商品」というラベルが付いた画像が表示されることがあります。これは、画像の商品を購入できることを示します。ユーザーが操作すると、画像の下に商品のリッチ スニペット(価格、在庫状況、評価、ブランドなど)が表示されます。


Youtube


YouTube で動画を視聴しているときに、直接購入できる商品のリストが動画の横に表示されることがあります。また、ユーザーが YouTube で特定の商品を検索すると、一致する商品が YouTube の検索結果に表示されることがあります。


Wix で作成したネットショップを持っているなら、Google ショッピング広告を使用することで既存の購買経路に新たな集客チャネルが加わるため、小売業者としてより効果的なマルチチャネル戦略を立てられるようになります。Wix App Market を利用すれば、たった数分で Google ショッピングと直接同期させることも可能です。


Google Merchant Center(GMC)に商品を掲載する方法

続いて、Google ショッピングで商品を販売する方法を Google Merchant Center のアカウント作成から順に解説していきます。


Google Merchant Center(GMC)は、EC ビジネスが Google ショッピングのプラットフォーム上の商品在庫とプロパティ情報を管理するための Google のサービスです。GMC は Google 広告、Google 検索、Google ローカルガイド、Google ビジネス プロフィール、Google アナリティクスといった Google のサービスと統合されています。


EC サイトオーナーは、GMC アカウントを使用して商品のリスティングを個別に管理できます。また、所定のフォーマットのデータシート(Google がショッピング広告の表示や Google ショッピングの無料リスティングに使用)を使用して商品情報をアップロードすることも可能です。


Google Merchang Centerのスクリーンショット

GMC アカウントを作成する前に、以下の操作が必要になります。より詳しい説明は Google のヘルプページへのリンクを参照してください。


1. Google アカウントを作成する

2. Google ビジネス プロフィールでビジネスとウェブサイトの認証を受ける (実在する事業所のあるビジネスのみ)

Google ビジネス プロフィールにプロフィールをリクエストまたは作成するには以下の情報が必要です。

  • 実在する事業所の住所

  • 連絡先電話番号

  • テクニカルサポート

  • 安全な決済システム

ビジネスが認証されると、写真や営業時間、ビジネスに関するその他情報を追加してプロフィールをカスタマイズできるようになります。ビジネスプロフィールは、だれかがあなたのビジネスの名前や「業種」を検索したときに Google の検索結果に表示される内容です。

3. Google Merchant Center アカウントを作成する

Google の指示に従ってアカウントのセットアップを行います。次の 2 点が必要です。

a. 価格が明示された商品を購入するためのネットショップを持っていること。また、返品に対応し、連絡先情報が表示されていること。 b. ネットショップ上に実体のある商品が存在すること。

4. ウェブサイトの認証を受ける

Google ショッピング広告に商品を表示させる前に、ウェブサイトを所有していることを証明する必要があります。詳しくは Google 公式のこちらのページネットショップを開設

5. ビジネスの情報を入力する ビジネスの名前、国名、タイムゾーンを追加します。ビジネスの名前は Google のリスティングに掲載される商品に表示されます。

6. 商品情報とビジネスの詳細情報を追加する

税金、配送情報、ウェブサイトの URL、ビジネスの住所と電話番号、そして商品データを追加できます。商品データを商品フィードから GMC にアップロードするか、一度にまとめて商品を追加できます。

7. Google 広告と連携させる Google 広告アカウントを設定しましょう。

GMC を Google 広告に連携させる前に、商品やビジネスの情報をすべて入力しておく必要があります。GMC の各種ポリシーをよく読み、同意した上でこのステップを完了させるようにしてください。


9. テストキャンペーンから販売を開始する GMC と Google 広告アカウントをリンクさせると、Google 広告で最初のショッピングキャンペーンを作成できるようになります。Google 広告アカウントにサインインした上で、次の操作を行います。


  1. 左側のナビゲーションバーの「キャンペーン」をクリックします。

  2. +(プラス)マークをクリックして「新規」キャンペーンを選択し、「ショッピング」からキャンペーンの種類を選びます。

  3. キャンペーン名、販売対象国、商品フィルタ(宣伝したい商品を特定するため)、日予算、その他キャンペーンの詳細を含むキャンペーン情報を設定します。このページでは今回のキャンペーンに使用したい GMC も指定できます。

  4. 「保存して次へ」をクリックすると最初のショッピング広告グループの作成に進みます。

  5. ショッピング広告グループで利用したい広告の種類を選びます。初めて広告を出す場合は、商品のショッピング広告(リスティング1件につき商品 1 個を掲載するベーシックなショッピング広告)がおすすめです。1 つの広告で複数の商品を宣伝可能なショーケースショッピング広告も作成できます。

  6. 広告グループ名(例:「メンズシューズ」など)を追加し、入札額を入力したら「保存」をクリックして最初の広告グループを作成します。

  7. 広告グループを作成すると商品グループのページに進みます。商品グループにはデフォルトで「すべての商品」というラベルが付けられます。これは、販売する商品全部をキャンペーンで宣伝するという意味です。商品グループを作成すると、広告に表示する商品を細かく調整できます。


Googleショッピングキャンペーンのヒント


Google ショッピングキャンペーンの設定を終えて実施したら、キャンペーンを管理して活用していきましょう。


まず、商品に適した Google ショッピング広告を出稿するために、商品フィードを最適化しましょう。Google 上の広告(および無料リスティング)は商品データに基づいて作成されるため、ショッピング広告で最適な成果を出すには高品質かつ正確な商品データが不可欠です。

次に、最適化された商品フィードを作るためにすべきことを挙げていきます。

  1. Google の商品データ仕様ガイドラインに従って、該当する商品に必要なデータの属性をすべて含めます。

  2. 商品データベースを更新したらすぐにフィードを作成します。

  3. ウェブサイトの在庫を更新したら、時間を置かずに GMC データを送信します。Google は通常、 既存商品に関する GMC 情報を数分以内に更新します。

  4. アイテムの自動更新を有効にします。こうすることで、価格と在庫の有無に関する問題や不一致によるアカウントレベルの停止を防ぐことにつながります。Google はこの機能について、少量の在庫に最も適していると解説しています。詳しくはこちらを確認してください。

  5. ショッピング広告の情報を、自分の所有しているウェブサイトの内容と一致させます。Google は情報の一致を常に確認しているため、たとえば価格情報や在庫の有無が不一致であれば、広告は不承認となります。

  6. 所有するウェブサイト上の検証可能なデータを提供します。価格情報と在庫情報を HTTP レスポンス形式のまま提供することで、Google がよりすばやくデータを検証できるようになります(検証作業中にサーバーへの負荷を軽減するためにも役立ちます)。また、Google は、価格情報と在庫情報一覧の作成に構造化マークアップの利用を推奨しています。

  7. 自分のウェブサイトの商品ページに掲載している最終価格のみを表示するよう設定します。動的な価格表示を採用している場合は、最終価格の読み込みが完了するまで、商品ページに価格を表示しないようにしてください。Google の URL 検査ツールを使用すれば、ショッピング広告と無料リスティングに表示されている価格を確認できます。



戦略的な広告キャンペーンとグループ構造の作成も、Google 広告内で実際のショッピングキャンペーンを最適化するために検討したい要素の一つです。キャンペーンと広告グループのどちらでも、異なる商品カテゴリーに応じた入札が可能になります。特に主力商品がある場合、すべての商品に一律に同じ入札額を適用する必要はありません。


商品の入札管理を行う際には、商品をグループに分けて登録し、各商品グループに異なる入札を設定するとよいでしょう。たとえば、靴を販売する場合は「メンズシューズ」のショッピングキャンペーンを作成し、そのキャンペーン内にメンズスニーカー、メンズブーツ、メンズフォーマルシューズといった広告グループを作成します。


そして、最後に総売上、クリック単価や ROI といった KPI(重要業績評価指標)をモニタリングすることも忘れないようにしましょう。


Google 広告にはさまざまな入札戦略があり、販売実績に基づいて広告を最適化してくれます。たとえば、ターゲットコンバージョン単価(CPA)は指定したターゲット CPA に基づいて自動的に入札額を変更します。


多様な入札戦略の仕組みをよく理解しておくことで、自分が目指すゴールに最も適した戦略を見つけられるようになります。


まとめ


Wix Eコマースのような EC プラットフォームを活用すれば、ウェブ上やモバイル端末から、あるいは SNS 上でも個々の消費者にリーチできます。Google ショッピングを Wix で作成したネットショップと統合することで、販売過程でより効果的に営業しながら、徹底した顧客ベースの視点を得られるようになります。


Google ショッピングと自分のネットショップを連携し、ネットショップ販売の成果を最大限に発揮しましょう。 あわせて読みたい記事

編集者:Miyuki Shimose

ブログ コンテンツマネージャー

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