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2024年注目のロゴトレンド9選|アールデコやカラフル配色に注目

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2023年のロゴデザイントレンド、リキッドメタル

更新日 2024年1月18日(公開日 2021年6月21日)

いよいよ新しい年がスタートしました。2024 年のロゴトレンドに関して言えるのは、 斬新なアイデアの登場が顕著になってくるであろうということ。ブランディングにおいても AI(人工知能)がもたらす影響は大きく、その手法に革新を吹き込むとともに、確立されたブランディングのコンセプトを活性化させています。デザインの世界は、新しくエキサイティングなハイブリッド時代に突入したと言えるでしょう。


今年度、新しくビジネスを始めたい人、あるいは、ロゴデザインを一新したいという人にむけて、本記事では、ロゴデザインを依頼する時や、自分でロゴを作成するときのために役に立つ、最新のロゴデザインのトレンドを紹介します。


\わずか数分でオリジナルロゴを作成/



2024 年ロゴトレンド予想


さて、今年のロゴトレンドは一体どうなるでしょうか?ロゴデザインは時代に合わせてどんどん進化しています。これからの時代は、より多くのブランドがオンラインマーケティングを強化し、新しい方法で顧客との関わりを持つようになっていくと考えられるため、ロゴの重要性は増していくでしょう。


本記事は、Wix ロゴメーカーチームで活躍するプロの UX デザイナー、Effy Fisher が監修しています。


目次


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01.アールデコ


今年のトレンドは「レトロ」なデザインです。アールデコは、大胆な幾何学的フォルムを特徴とし、優雅さ、そして時代を越えた魅力を持ちます。2024 年のロゴデザインのトレンドに戻ってくる兆しを見せています。アールデコの復活が示すもの、それはモダンなエッジを効かせつつ古典を再解釈するという再構築の姿勢です。


アールデコは単なるデザインスタイルではなくステートメントであり、洗練さとエレガンス、そしてアヴァンギャルドなタッチを大胆に表現します。


飽和状態にあるデジタル環境において強く求められるもの、それは差別化です。この状況が、斬新なデザインやロゴシェイプの採用へと企業を後押ししています。シンメトリー、大胆なライン、力強いシェイプなど、アールデコが持つパワフルなデザイン言語は差別化を実現します。このスタイルをベースにデザインされたロゴは瞬時に際立ち、見る人の心に強い印象を残すのです。ブランドが持つ自信や実験的な取り組みへの意欲、ユニークなものを提供するというコミットメントなどを伝える役割を果たします。



2024年ロゴトレンド、アールデコ


02. ひねりを効かせたリバイバルトレンド


ファッションのランウェイからウェブデザインのトレンドまで、レトロなスタイルにモダンなテイストを加えたものが続々と登場しています。流行している「平成レトロ」といった 2000年代を代表するスタイルや、80 年代を代表するネオンカラーなど、懐かしいデザインと近未来的なスタイルの融合が今後ロゴデザインにも取り入れられるようになるでしょう。


さて、Z 世代が教えてくれたものとはいったい何でしょうか。それは、自分のスタイルを加えることで、色褪せた何かを再び個性的でおしゃれなスタイルに昇華できるということです。もし、自身のブランドイメージと相性が良いのであれば、ロゴにノスタルジックな魅力を加えることを検討してみてはいかがでしょうか。


新旧の要素をうまくミックスさせ、現代的なニュアンスでバランスを取れば素晴らしいデザインを作成できます。たとえば、クラシックなセリフフォントとアバンギャルドなロゴのシェイプ。これらを組み合わせたロゴデザインもおすすめです。落ち着いたパステルカラーにブラックを組み合わせたり、思いがけないネオンカラーを散りばめるなど、斬新なカラーパレットをイメージしてください。ヴィンテージ感とモダンさのコントラストにより、ロゴをさらに際立たせられます。


いくつかのスタイルを融合させたロゴデザインを作成するなら、AI にも目を向けてみましょう。MidJourney などの画像編集 AI にロゴを読み込ませることで、クリエイティブで(そして時にちょっと不思議な)イメージを再構築するヒントなるかもしれません。


ロゴデザイン心理学の観点から重要とされるのは、ターゲットのオーディエンスにどのような印象を受け取って欲しいのか、目的をもってデザインに落とし込むことです。ロゴが親しみやすく懐かしさを感じさせるものであれば、顧客はブランドと感情的に結びつくことになります。


デザインのヒント:ネオンカラーをテストする場合、スクリーンでの使用に最適化し RGB を使用しましょう。印刷物に使用される CMYK はネオンカラーの表現が苦手です。印刷されたロゴにネオン効果を与えるには、シャドウやぼかしなどのエフェクトを使って、ネオンに見える視覚的錯覚を起こすとよいでしょう。


ビンテージスタイルのロゴデザイントレンド

ビンテージスタイルのロゴ:Heydays(Wix ユーザー The Paper Bakery 作成)


03. カラフルロゴ


このロゴトレンドは、明るく大胆なロゴカラーを使い、明るい背景にも暗い背景にも印象的なコントラストを生み出します。彩度の高い色をロゴに取り入れることで、モダンで活気あふれるビジネスの側面を表現できます。


楽しく陽気で奔放さを放ち、エネルギーに満ち溢れたようなビジュアル作成が可能です。ビビッドな色使いはロゴを視覚的にアピールするだけでなく、他との差別化を図り、見る人の記憶に残るデザインに仕上げます。


このトレンドの特徴のひとつは汎用性の高さです。背景の明暗を問わない目を惹くデザインは、ホームページやマーケティング資料など、さまざまな用途に対応でき一貫性を保ちます。


Wix ユーザーであり、レーザー彫刻の趣味用品の販売業者である Cerulean Tides は、ロゴに明るく大胆な色を採用した代表的な例です。ビジネスのカラフルでクリエイティブな側面を適切に表現した、象徴的なロゴデザインになっています(下図)。


技術革新を目指すスタートアップ企業であれ、芸術的センスを表現したいクリエイティブスタジオであれ、明るいロゴは、インパクトを与えながら思い通りのメッセージを伝えることができます。


Cerulean Tides のカラフルなロゴ


04. ハイブリッドデザイン


2024 年は、異なるデザイン要素、フォント、色の組み合わせで、豊かさと深みを表現したハイブリッドロゴが台頭してくると思われます。3D の透明エフェクトや新しいシェイプのランダムな組み合わせなどがデザインとして登場。これらは、ロゴ全体を乱雑にするどころか、むしろより魅力あるものにしてくれます。


タイポグラフィやスペーシングを変えて、ロゴデザインに深みを与えることができます。このハイブリッドデザインを効果的に取り入れるには、厚み、テクスチャ、色、スペーシングなどの要素を工夫して、意外性のあるユニークなデザインを作成することがポイントです。


デザインを作成する際は、印刷物かデジタルのどちらで主に使用するロゴなのか、それぞれの媒体の利点をどう生かすのかを考えてください。選んだデザインの組み合わせが、ランダムになりすぎないように、ロゴ全体としての統一感は必ず意識しましょう。


筆記体とサンセリフロゴのハイブリッドデザイン

フォントハイブリッドのロゴ:Wix ユーザー Manu Brandingさん作成


05. 殿堂入り!シンプルデザイン


現代の世の中の喧騒には、広告や通知、情報やメッセージが無限にあふれています。時にはこの騒音を取り払うことも必要ではないでしょうか。ファッションやインテリアなどのデザイン分野において、シンプルなデザインへの人気は今後も続いていくでしょう。


ミニマリストのロゴデザインを作成するには、正確に無駄を省き、必要最低限の表現で印象的なデザインを構築するための論理的思考力が必要です。白黒や淡いパレットで表現されることが多いシンプルなデザインは、デザインに力がありブランドの印象がダイレクトに伝わります。タイポグラフィやスペーシングの細部にこだわることで、ロゴ全体の構成に大きなインパクトを与えられます。


ネガティブスペースを使ってコントラストを付けたり、よりドラマチックな明暗のコントラスト(キアロスクーロ)エフェクトを用いることもできます。シルエットやシャドウ、オリジナルのシェイプを組み合わせ、デザインを作り出すこともおすすめです。また、ドットやラインを取り入れてテクスチャーを形成し、視覚的な遠近感の表現するなど、表現方法は無限大です。


シンプルなロゴ:Wix ロゴメーカーで作成


06. 小文字のタイポグラフィ


タイポグラフィはロゴデザインの王道です。2024 年では特に、小文字フォントを中心にさまざまなタイポグラフィトレンドが生まれると考えられます。


文字だけで作られたレターマークやロゴタイプは、あらゆる業界で通用し、プロフェッショナルらしさを印象づける効果があります。ロゴに使用するフォントは、ブランドイメージに合うものを選んでください。


一般的に、マクドナルドロゴのように大文字で始まるロゴデザインの場合、頭文字だけを覚えていることが多いのではないでしょうか。ロゴデザインでは、頭文字のアルファベットだけでロゴデザインを作成することはよくあります。一方で、すべてが小文字の場合、私たちの脳は最初から終わりまで一つのまとまりとして記憶しようとする傾向があるため、ブランド名を覚えてもらいたい場合には効果的です。あえて大文字を使わない、小文字だけのタイポグラフィも検討してみましょう。


さて、小文字のみのタイポグラフィを作成する場合、フォントはどう選べばよいでしょうか。クラシックなセリフフォントのように、常に流行し続けるフォントもあれば、ちょうど今が旬というものもあります。フォントは、流行に流されずにいつの時代でもブランドを代表できるものでなければなりません。


かなり斬新なフォントを使っている場合は、そのフォントの個性そのものがブランドイメージを作ります。ブランドアイデンティティを構成するすべてのデザインが、個性的なロゴデザインにマッチしていることが大切です。


ヒント:2024 年は、タイポグラフィロゴにおいて、スペーシングや遊び心のあるレイヤー効果、斬新なラインの太さなどのトレンドが見られるでしょう。印象的なタイポグラフィにするために、ロゴに最適なフォントをチェックすることで、ブランドにピッタリのフォントを見つけられます。


小文字のロゴデザイントレンド

小文字のロゴ:Balena



07.イラストレーションタイポグラフィ


イラストレーションタイポグラフィは、テキストで作られた単なるロゴの域をを超えたアート作品とも言えます。このスタイルのロゴは、文字をシームレスに統合して魅惑的な形を形成したり、印象的なモノグラムを作成したりできることから人気を集めています。このアプローチは書き言葉を新たな高みへと導き、ブランド名とそのストーリーを伝えるビジュアルを優れた作品へと昇華させます。


イラストレーションのロゴは、ブランドのアイデンティティに深みと象徴性を与えます。シェイプ、モノグラムなどを形成する文字の形を丁寧に作り上げることで、複雑なメッセージやコンセプトをロゴの中でダイレクトに表現できるのです。


たとえば、環境に優しい商品を専門に扱う企業であれば、ロゴの中に葉をかたどったタイポグラフィを使うことで、持続可能性へのコミットメントを瞬時に伝えられます。このロゴのトレンドは、ロゴが単なる視覚的なシンボルではなく、ロゴ自体が物語となり、何層もの意味が加味される点がポイントです。


イラストレーションタイポグラフィのロゴは、特徴があり認識しやすく、見る人の中に印象が長くとどまる傾向があります。


Hexis Crafts のカラフルでイラスト風のロゴ
Hexis Crafts のカラフルでイラスト風のロゴ


08. 不完全さをデザインに取り込む


2024 年は、自然で不完全な手作りのデザインの中に美しさを見出すことになるでしょう。手描きのロゴは、サインと同じように世界に一つしかないシンボルです。より自由なデザインが可能になり、ブランドの個性をもっとも個性的に表現できます。手描きやわざと不完全さを残したロゴは、パーソナルなタッチを与え、ブランドをより身近で親しみやすいものにしてくれます。AI が進化し生活に浸透する中、人々が本当の意味での人間らしさを大切にしようとするとき、特にその効果が期待できるでしょう。


手描きのロゴデザインは、ある種の本物らしさを加えてくれます。手描きデザインは、未加工でオーガニックに見え、リアル感を出すためにごちゃごちゃとして見えることもあります。しかし実際には、その繊細さや流動性によって、より一層引き立つロゴデザインにもなります。さらに注目したい点は、DIY 精神(すベて自分たちでやるという独立の精神)の美学が生まれつつあること。大手ハイテク企業とは距離を置こうとするような地域密着型のブランドにとって、手書きデザインの美学は、よりエッジの効いた視点を与えるものとなっています。


手描きのディテールに加え、意図的に読みにくく、崩れたりゆがんだりした書体も増えています。2024 年のロゴトレンドは、グリッチ感(故障や誤作動の雰囲気)を大切にします。デジタルと現実社会をうまく融合させ、ブランドの本質を大胆に表現できるでしょう。


手描きの落書き、自由な形、ゆがんだタイポグラフィは、レターマークからロゴタイプ、ロゴマークまで、あらゆるタイプのロゴに使用できます。2024 年には、ユニークなデザインに挑戦し、新しいクリエイティブな方法でロゴを表現するブランドが現れるでしょう。


不完全さを取り込んだロゴデザイン
Wix ロゴメーカーで作成した Plan Happy のロゴ



09. ごちゃごちゃしたデザイン


ここ数年はカオスな時代でしたが、そんな中「あえてカオスを創る」というデザイントレンドが生まれています。ごちゃごちゃ感をデザインに落とし込むといったトレンドです。


2024 年にこのデザイントレンドは、ミニマリズムと融合することで開放的で芸術的なデザインになります。自由や創造性を求め、意図的にデザインのルールを破ることも厭いません。小文字のタイポグラフィ、スーパーリアルなどのデザイン効果、手作りの不完全さなど、リストで紹介したロゴトレンドのいくつかの要素を同時に組み合わせたロゴデザインにすることで、時代の最先端を行くことができます。また、アシンメトリーな図形、ネガティブスペース、珍しいシンボルなどを、斬新な方法で組み合わせてみましょう。


構図のルールを破ることは、間違いではありません。ロゴデザインの要素を一つ選び、それを際立たせればよいのです。たとえば、ロゴがブランド名のワードマークである場合、フォントサイズを小さくしたり、構図上のグリッドから外したりして、1 文字だけフォーカスを外してみます。型にはまらないスタイルを導入することで、ロゴをより際立たせられます。


ごちゃごちゃ感のあるロゴデザイン

ごちゃごちゃ感のあるロゴデザイン:Booa Glass Studio (グラフィックデザイナー、Wix ユーザーの Ayelet Raziel さん作成)


まとめ


今年もたくさんの素晴らしいデザインが出会い、美しいロゴデザインが生まれるでしょう。AI を利用することで、インスピレーションやアイデアをこれまでより速く可視化できるようになりました。したがって、今後のデザイントレンドは、今まで以上に目まぐるしく成長していくと考えられます。常に新しい表現方法を取り入れつつ、時代に流されない普遍的なロゴデザインを作成しましょう。


今すぐオリジナルロゴデザインを作成したいなら、Wix の無料ロゴメーカーがおすすめです。デザインの好みを希望を入力すると AI が自動的にロゴデザインを作成します。作成されたロゴを自由に編集して調節することも可能です。



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監修:Effy Fisher

UX デザイナー


編集者:Miyuki Shimose

ブログ コンテンツマネージャー

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