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Wix のマーケティングオートメーション活用法:具体例で解説


マーケティングオートメーション図解

ホームページに訪問者を呼び込んで、そこから商品やサービスの購入につなげる。一見シンプルに聞こえますが、この一連の流れを通じて継続的に顧客を獲得し、事業を成長させるには一体どうすればよいのでしょうか?


「ビジネスの持続的な成長」に向けてできる施策として、マーケティングオートメーション(MA)の活用が挙げられます。この手法は、さまざまなマーケティング活動を自動化して、顧客フェーズに応じた適切なコミュニケーションを図ることができます。パーソナライズされた体験を顧客に届けることができるだけでなく、あなたのビジネスにも大きなメリットをもたらすのです。


Wix が 2 億 8,400 万人ものサイト訪問者の行動を調べた結果、オートメーションによるメッセージを受け取った人は「その Web サイトで商品やサービスを購入する確率が 42 % 高い」ということが分かりました。


この記事では、マーケティングオートメーションがビジネスへもたらす利点、そして Wix のオートメーション機能の具体的な活用方法を解説します。既にビジネスが軌道に乗っているという方も、事業を始めるためにホームページを作成したいという方も、ぜひ参考にしてみてください。



マーケティングオートメーションとは?


マーケティングオートメーションとは、日々のマーケティング業務を自動化して作業を効率化する仕組みです。企業やビジネス運営者はこのオートメーション技術を利用し、カスタマージャーニーにおける特定のユーザーに向けて戦略的にメールやチャット、またはその他のコミュニケーション手段を介して自動メッセージを送信することができます。


このマーケティングオートメーションはさまざまな種類のマーケティングに導入することができます。 SNS マーケティングからランディングページまでさまざまなチャネルとキャンペーンに導入することができます。中でもメールマーケティングでよく使われます。たとえば、あなたが主催するイベントのチケットを購入した顧客に購入完了の自動メールを送信したり、イベント終了後にアンケート依頼のメールを自動送信したりできます。同様に、自動化されたコミュニケーションを段階を踏んで行うことができるドリップキャンペーンを実施することで、新規メルマガ購読者の興味を引き、販売促進につなげることもできます。


このようにマーケティングオートメーションを活用すれば繰り返し行う必要があるタスクに費やす時間を節約でき、マーケティング業務をより効率的に進めることができます。また、顧客のニーズに合わせて、個々に寄り添ったコンテンツの提供が可能です。そのため、マーケティングオートメーションはリードの醸成、サイト経由でコンバージョンの獲得、既存顧客との良好な関係の維持といった点で大きな効果を発揮します。



Wix のマーケティングオートメーションの主な活用法


マーケティングオートメーションは、ネットショップの運営やブログの運営など、業界・業種を問わずどのようなビジネスにも取り入れることができます。Wix のオートメーションツールを使って、事業やサービス別にそれぞれ具体的に何ができるのか確認してみましょう。


  • ネットショップ:領収書やお礼メールなど、サイトを通じて商品やサービスを顧客が購入した後に送るメッセージを自動送信できます。また、商品をカートに入れたまま購入に至っていない顧客に対してリマインダーメールを送りカゴ落ち対策をすることも可能です。メールのデザインをカスタマイズしたり、ブランドアイデンティティを表現したコピーにしたりすることで、顧客に圧迫感を与えることなく良好な関係を築くことができます。

  • ブッキング:サイトでオンライン予約を受け付けている場合、マーケティングオートメーションを利用してクラスやセッションにしばらく参加していない顧客にアプローチすることができます。このような顧客一人ひとりに合わせた配慮は、サービスに対して顧客が感じる価値を高めます。また、一定回数以上のセッションに参加した顧客に特典をつけるといったような一歩踏み込んだ工夫を施すのも策です。

  • イベント:パーティやカンファレンス、コンサートなどのイベント向けサイトをお持ちの場合、顧客のチケット購入時やイベント申込時、またはキャンセル待ちリストに追加された時など、状況に応じた自動メールを送信することができます。適切なメーセージで顧客を魅了し、あなたと顧客を結びつけるエンゲージメント向上に役立てましょう。

イベント申し込み完了メールのテンプレート

  • フォーム:サイトのお問い合わせフォームは新規リードの獲得に効果的な手法です。訪問者にブログ購読を促すフォームであれ、ランディングページのお問い合わせフォームであれ、あらゆる種類のフォームにマーケティングオートメーションを活用することができます。サイト訪問者がフォームを提出したタイミングで、自動ウェルカムメールを送信し、感謝の意を伝えましょう。

  • 会員エリア:サイトに会員専用エリアを設置している場合、ユーザーの新規会員登録時や会員エリアへのログイン時など会員メンバー専用のオートメーションを作成し、メンバーを「特別な顧客」として扱うことができます。また、自分やチームメンバーに向けたタスク(電話でフォローアップするなど)を自動で作成する便利なトリガーを設定することもできます。

  • 請求書:顧客がオンラインで買い物をする場合、自身が購入した商品の価格や詳細をきちんと把握しておきたいものです。請求書作成ツール(2021 年 4 月時点英語版のみ)を使えば、支払い状況を一目で把握できる請求書を顧客に送信できます。あなたのビジネス名や住所などの必要な情報を追加後、顧客ごとに個別化した請求書を作成して、顧客に直接メールで送信しましょう。



マーケティングオートメーションを効果的に行うためのヒント


綿密なメールマーケティング戦略を既に立てている場合でも、マーケティングオートメーションとなると別の要素を考慮する必要があります。ここでは、オートメーションを成功させるためのヒントをいくつか紹介します。


  • 一人ひとりに合った顧客体験を提供する:適切な文脈で、よりパーソナライズされた内容でコミュニケーションを取ることが鉄則です。たとえば、新規メルマガ購読者にはウェルカムメールを、ヨガレッスンなどのサービス体験後にレビューをもらいたい場合はフォローアップメッセージを送るなど、用途に応じてメッセージを使い分けることが大切です。

  • 継続的な新規リードの獲得を目指す:マーケティングオートメーションは既存の見込み客の醸成に適していますが、見込み客になる可能性がある潜在的な顧客にも目を向け、インバウンドのリードジェネレーション戦略(自身のサイトを宣伝してより多くの人に認知してもらうためのマーケティング施策)も怠らないようにしましょう。そうすることで、既に獲得したリードを育成しつつ、新規開拓も平行して行うことができます。

  • 具体的かつ現実的で、測定可能な目標を設定する:今後 6 か月以内に売上を 20 % 拡大させる、メルマガキャンペーンを活用して今年の顧客維持率を 10 % 上げるなど、マーケティングオートメーションを通じて達成したいゴールを考えてみてください。目標を定めないままリードや既存顧客にコンテンツを送り続けるよりも、目標を設定してその進捗を測ることで期待する成果により着実に近づくことができるでしょう。

  • オートメーションの統計を確認して進捗を測定する:特に反応が良かったメッセージは?いつもに増してアクションを起こしている特定のリードはいるか?メールをまったく開封していないユーザーは?といった関心を持って実施したオートメーションの統計を観察してみましょう。このような洞察は、適切な見込み客のターゲティングや最新で関連性の高い情報提供のためにマーケティング戦略を適宜調整するのに役立ちます。



Wix のオートメーションツールにアクセスする方法


優れた Web デザインは成功要素のひとつですが、ビジネスを成長させるにはプラスアルファの施策が必要です。本記事で紹介した Wix のマーケティングオートメーションでルーティン作業を自動化し、あなたの見込み客にアプローチをかけて顧客化へと促したり、既存顧客の囲い込みに役立てたりしてみましょう。Wix のダッシュボードからオートメーション画面にアクセスする方法は以下の通りです。


  1. サイトのダッシュボードにアクセスします。

  2. 左側のメニューにある「顧客管理」をクリックします。

  3. 「オートメーション」をクリックしてマーケティングオートメーションのページを開きます。

  4. 推奨テンプレートのいずれかを使用するか、新規オートメーションを作成します。その後、画面の指示に従ってトリガー(自動応答を開始するためのイベント)とアクション(メール送信やチャットメッセージの送信、自身のタスクを作成するなどのアクション)を設定します。

  5. オートメーションを作成したらこれで準備は完了です。オートメーションの統計を忘れずに分析し、継続的にパフォーマンスを最適化することでビジネスを成功へと導くことができます。


Wixのマーケティングオートメーションのアクセス方法


ライター: Wix Team



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