YouTube 動画を検索結果の上位に表示させるコツ


Youtube SEO対策のコツ

この記事は 2017年 7月 6日に公開、2022年 5月 29日に更新しています。


今や全インターネット人口の 95% 以上が利用し、Google に次ぐ巨大検索エンジンとなった YouTube。世界的なパンデミックによって家で過ごす時間が増えたことや、光ネット回線の普及が追い風となり、動画での情報発信・収集が急速に成長しました。また、このトレンドに着目し、YouTube チャンネルを開設する企業や個人が急増しています。しかし YouTube での SEO 対策はしっかりできていますか?


YouTube チャンネルの開設と同時に、ホームページを作成することで、アクセス数の相乗効果が狙えるチャンスです。Wix の動画配信者向けのホームページテンプレートもぜひチェックしてみましょう。


この記事では「動画がYouTube 検索で上位表示されない」「再生回数が伸びない」といった悩みを抱える方のために、 YouTube で検索上位を獲得するための動画 SEO の手順を分かりやすく解説します。



Youtubeで上位表示させるための手順


  1. 動画のキーワードを選定する 

  2. 視聴者ニーズにダイレクトに応える動画を作成する

  3. SEO 的に正しく動画をアップロードする

  4. 動画アップロード後も行動し続ける



01. 動画のキーワードを選定する


1. 動画を撮り終わってから狙いたいキーワードを考えるのは NG 


以外にも、多くの YouTube 初心者がこの点でつまずいているようです。YouTube 動画を上位表示させるために最も重要なポイントは、コンテンツの企画段階で、検索上位を狙いたいキーワードを決定することです。動画を YouTube にアップロードする時点でキーワードを考え始めるのでは手遅れです。


ここでの「キーワード」とは、潜在視聴者があなたの動画にたどり着く際に、YouTube 検索窓に入力するであろう語句です。いわば、検索者の「見たい」というニーズが反映されています。この視聴者ニーズをキーワードから逆算して動画コンテンツを企画・制作することで、ニーズの無い独りよがりな内容ではなく、視聴者に求められるコンテンツを作ることができるのです。これが、動画を上位表示させ再生回数を伸ばすための最も重要なポイントにして、最初の第一歩です。


これはブログ記事の SEO 対策の考え方と共通しています。ただし、動画は記事コンテンツとは異なり、一度収録を終えてしまうとコンテンツの修正や内容追加に大きな手間がかかります。YouTube 動画の SEO 対策では、動画の撮影前に狙うキーワードを設定することが、記事コンテンツ作成時以上に重要なのです。もっと詳しく知りたい方はキーワード選定についての記事も参考にしてみてください。


次はキーワード決定の手順を、例をもとに見ていきましょう。



2. まずはキーワードをブレストしよう 


キーワード選定の第一歩は、ブレインストーミングによるキーワードのリストアップです。紙一枚とペンを取り出して、自分が作りたい動画に関連するトピックやキーワードを、思いつく順番に書き出していきましょう。自分に合ったやり方で OKです。マインドマップ形式でブレストしてみるのも良いでしょう。


ここでは例として、女性向けにパーソナルトレーニングを提供している個人スタジオが、集客を目的にトレーニングメニューの一部を動画で紹介する YouTube チャンネルを開設すると仮定します。この場合、下記のようなキーワードリストアップできるでしょう。


バランスボール

ピラテス

パートナーストレッチ

上半身トレーニング

下半身トレーニング



3. サジェストキーワードを確認しよう 


Youtube動画のサジェストキーワード

次に、ブレストで書き出したキーワードを実際にひとつづつ YouTube の検索窓に入力してサジェストキーワードを確認しましょう。サジェストキーワードとは検索窓に語句を入力すると表示される、その語句に関連した候補キーワードのことです。サジェストキーワードの特徴は、それがよく検索される語句であり、視聴者のニーズが高いキーワードであることです。


先ほどリストアップしたキーワードの一つ、「バランスボール」を例にとって、サジェストキーワードを確認していきましょう。YouTube の検索窓に「バランスボール」と入力すると、下記のキーワードが候補として表示されます。

バランスボール ストレッチ

バランスボール 体幹

バランスボール エクササイズ

バランスボール 腹筋

バランスボール ダンス

バランスボール 骨盤矯正

バランスボール 脚やせ

バランスボール 有酸素運動

バランスボール トレーニング


これで、「バランスボール」に関連した、YouTube でよく検索されているキーワードを入手することができました。



4. 各キーワードの競争率の高さを把握しよう 


キーワードの候補がリストアップできたら、「月間検索ボリューム」を調べて、各キーワードの競争率の高さを把握しましょう。月間検索ボリュームとは、ひと月に何回そのキーワードが検索されたかを示す数値です。検索ボリュームが大きいほどそのキーワードを狙うプレイヤーが多くなるため、上位表示のための競争率が高くなる傾向にあります。つまり、検索ボリュームが高いほど検索上位の獲得は難しくなります。


YouTube の検索ボリュームを調べることができるツールは有料のものが中心のため、ここでは Google キーワードプランナーを使って Google 検索エンジンでの検索ボリュームを参考値として取得することとします。

「バランスボール」に関連する月間検索ボリュームは 2019 年 8 月時点での下記の通りです。


バランスボール ストレッチ   880

バランスボール エクササイズ  1000

バランスボール 腹筋      2900

バランスボール ダンス     90

バランスボール 骨盤矯正    110

バランスボール 脚やせ     390

バランスボール 有酸素運動   390


「バランスボール 腹筋」(月間検索回数 2900 回)、「バランスボールエクササイズ」(月間検索回数 1000 回)、などは競争率が高めのキーワードと言えます。あくまで目安ですが、初心者の場合、月間回数が 200 ~ 300 回のキーワードを狙うことから始めるといいでしょう。


ここでは、「バランスボール 有酸素運動 390」を狙うキーワードと設定することとして進みます。



5. キーワードの検索意図、視聴者ニーズを見極めよう


狙いたいキーワードの目途がついたら、そのキーワードで YouTube 検索をかけ、トップ 1 ~ 10 位に表示されている動画にどんなものがあるか確認します。検索で上位表示されている動画は、当該キーワードにおいて YouTube の検索エンジンと視聴者の両方から評価されている動画です。これらの動画を注意深く確認することで、検索者がどのような意図、目的で情報をさがしているかを把握することができます。


例えば「バランスボール 有酸素運動」で検索すると上位表示される動画のタイトルやディスクリプションには「バランスボール」「有酸素」という語句のほかに下記の語句も多く含まれていることが分かります。


  • 脂肪を燃やす

  • ダイエット

  • 自宅で

  • 体幹


つまり、「バランスボール 有酸素運動」というキーワードで検索をしている人は、単にバランスボールで有酸素運動をしたいというニーズのほかに、脂肪を燃やしたい・ダイエットをしたい=痩せたい、自宅で手軽に運動したい、体幹を鍛えたい、という複数のニーズがあることが分かります。


こうした情報をこれら制作する動画に入れ込むことで、このキーワードを使う検索者のニーズを網羅するコンテンツを作成することができ、視聴者から高い評価を得ることができます。


また、上位表示されている動画について下記の項目もチェックしておくとよいでしょう。


チャンネル管理者の属性

チャンネル管理者は企業か個人か、確認しましょう。もしあなたの狙いたいキーワードで上位表示されている動画が大企業が運営する巨大チャンネルによるものばかりの場合は、同じキーワードで競争することは至難の技と言えます。こうした場合、キーワードを変更するなど、対策を講じましょう。


アップロードされた時期


もし狙っているキーワードの上位に表示されている動画が 1 年前以上の場合、チャンスです!

視聴者は古いコンテンツより新しいコンテンツを好むからです。可能な限り、過去の動画に含まれていないような最新情報を意識して含めることで、あたなの動画の付加価値を高めましょう。


動画の長さ


狙いたいキーワードで上位表示されている動画の長さの相場を把握して、動画企画の参考にしましょう。例えば、上位表示されている動画がみな 10 分 ~ 15 分である場合、同じような長さの動画を企画することを意識しましょう。


動画サムネイル


上位表示されている動画は、視聴者がクリックしたくなるような魅力的なサムネイルのデザイン(画像とキャプション)を採用しているケースが殆どです。ぜひ参考にしましょう。


動画ディスクリプション

ビデオの内容が一目でわかり、視聴したくなるようなディスクリプションの書き方を学びましょう。


視聴者のコメントや評価


視聴者のコメントの中にも視聴者ニーズや解決したい問題を見つけることができます。動画トピックの企画の参考にしましょう。


狙うキーワードの検索意図を把握したら、いよいよ実際に動画を作っていきます。

次の章では、上位表示のために、動画制作時に気をつけるべき点をまとめています。



02. 視聴者ニーズにダイレクトに応える動画を作成する


上位表示される動画作成のポイントは、視聴者の「見たい」ニーズにダイレクトに応えるコンテンツを作ることです。



1. 長い前置きは避けよう


長い前置きや長い自己紹介など、トピックと関係ない雑談は避けましょう。インターネット上では、視聴者は素早く自分の求める情報を見つけたり、すぐに問題解決への答えを得ることを期待しています。前置きが必要以上に長いと、視聴者の興味を持続させることができず視聴者が離脱してしまう原因となります。離脱率が高く視聴時間の短い動画は、YouTube 検索エンジンから低評価を受けるので、上位表示達成という目標から遠ざかってしまいます。


最初の十数秒で視聴者の関心をしっかりつかむことが必須です。動画のイントロ部分は短めに、パンチを利かせてください。視聴者にこれからの内容を手短に、かつ正確に伝えることが必要です。最初の数秒で興味を獲得できるかが勝負です。



>>関連記事: Youtube を収益化する条件とは?広告収入以外で稼ぐ方法 6 選



2. 視聴者の見たい・知りたいニーズに忠実な動画をつくろう


上記の作業で確認した、キーワードの検索者意図、ニーズに忠実に応える動画をつくり込みましょう。例をもとに具体的にどうするべきか解説します。


先ほど、「バランスボール 有酸素運動」と言うキーワードには、バランスボールで有酸素運動をしたいというニーズのほかに、脂肪を燃やしたい・ダイエットをしたい、自宅で手軽に運動したい、体幹を鍛えたい、という複数の検索意図があることを確認しました。よって、制作する動画ではバランスボールで有酸素運動を行う方法を紹介しつつ、併せて効果的に脂肪を燃やしていくコツ、この運動方法はどのくらいの頻度・期間で行えば減量に効果的なのかの説明、部分痩せや体幹を鍛えるためのエクササイズの紹介などを盛り込めば、検索者のニーズを網羅し、ダイレクトに応える動画が作れます。


3. 競合動画のコンテンツを超える内容を作りこむことを意識しよう


少し上級テクニックとなりますが、競合動画のコンテンツを超える内容を作りこむことも検索上位を獲得するために効果的です。いわば同じキーワードで高ランクしている競合動画が提供していないプラスアルファの付加価値を提供し、視聴者の高評価を得るという作戦です。



03. SEO 的に正しく動画をアップロードする


1. タイトル


タイトルには必ずキーワードを含めましょう。その際、可能な限りタイトル分の最初の方にキーワードを持っていくのがポイントです。YouTube の検索エンジンは、タイトル文において最初の方の語句を動画と関連深いキーワードと認識すると言われているからです。ただし、YouTube 検索エンジンにアピールするあまり、視聴者にとって、つまらない、見たいと思わないタイトルとしてしまうのは厳禁です。視聴者にとってアイキャッチーでありつつも、検索エンジンからも評価の得やすいタイトルとなるように工夫しましょう。


例えば、「自宅で手軽に脂肪燃焼!バランスボールで有酸素運動」と言うタイトルを考えたとします。この場合、狙うキーワードが含まれている「バランスボールで有酸素運動」と言う語句をタイトルの最初の方に持って来る方が得策です。このように、「狙うキーワードを含む語句」を最初に持ってきて、後半にアイキャッチ要素を持ってくることで、検索エンジンと視聴者の両方でアピールできるタイトルを作ることができます。


タイトルの長さは、全角で 30 文字前後が一般的に推奨されています。

また、YouTube にアップロードする動画のファイル名にキーワードを使用することもポイントです。例えば、「YouTube_バランスボール有酸素運動.mp4」などです。



2. サムネイル


サムネイルは動画の第一印象を決める、大切な要素です。検索結果画面上でのクリック率を上げる役目も担っています。YouTube には自動的にサムネイルを生成してくれる機能がありますが、必ず独自のサムネイルを作成するようにしましょう。


また、サムネイルデザインを決める際、競合動画のそれも参考にしましょう。どのようなデザインが視聴者にとって魅力的なのか学んだり、あえてデザインを差別化することでクリック率向上を狙うなど、収穫が多いはずです。



3. ディスクリプション


検索エンジンは動画の内容を認識できません。そのため、動画の内容を検索エンジンに正しく理解してもらうために、ディスクリプション=説明文を記載する必要があります。


ディスクリプションには、キーワードのほか、そのキーワードの検索意図を表す語句も含めましょう。「バランスボール 有酸素運動」の例なら、「脂肪燃焼」「ダイエット」「自宅」「体幹」などです。視聴者から「この動画は自分の探していた情報を網羅している!」と認識してもらうことができ、検索結果画面でのクリック率の向上も狙えるでしょう。


また、ディスクリプションには、あなたのホームページや SNS チャネルへのリンクも記載するようにしましょう。



4. タグ


現在、タグは直接的には動画の SEO には影響を与えないと言われていますが、5 個前後を目安として、キーワードを含めた語句を入力することが推奨されています。


過去には、タグは多いほど良いとされ、動画ごとに 20 個くらいのタグを貼ることが通常でしたが、現在は、動画とは関連性の薄いタグを多用すると YouTube からペナルティーが課される可能性があると言われています。動画と関連性の高いキーワードのみを記載するようにしましょう。



5. チャンネルレイアウトはカスタマイズしよう


上記(1)〜(3)までは抜かりなく行っていても、チャンネルのトップページのレイアウトがデフォルトのままのチャンネルは少なくありません。チャンネルレイアウトをカスタイズし、ビデオを再生リストごとに整理することは、視聴回数を伸ばす有効な施策です。あなたのチャンネルに訪れた視聴者に複数の動画を見てもらえたり、チャンネル登録をしてもらえる可能が高まります。



04. 動画アップロード後も行動し続ける



1. 動画のアップロード後ただ待つだけは NG


後は動画が検索され、視聴回数が増えるのをじっくり待つだけ!・・・残念ながら、これは YouTube 初心者が犯してしまうミスの一つです。動画を上位表示させるには、動画掲載後の継続した努力も必要不可欠なのです。



2. 動画を SNS で拡散しよう


動画の視聴回数は上位表示と強い相関関係にあると言われています。動画をアップロードしたての頃は、検索エンジンからトラフィック流入は得にくいため、自ら SNS やメールなどで友人・知人に動画を共有することで視聴回数を稼ぎましょう。少し恥ずかしいと感じるかもしれませんが、ここは恥を捨てて上位表示のために行動あるのみです!



3. 動画をホームページやブログと連動させよう


ホームページブログを持っている場合は、ぜひ YouTube 動画と連携しましょう。サイトから YouTube 動画へのトラフィックの流入と、その反対の動きも期待することができるからです。Wix なら、ホームページやブログ記事にワンクリックで YouTube 動画をはめ込むことが可能です。これから YouTube とサイト運営の両方を始める場合、Wix を試してみると良いでしょう。



4. 視聴者とエンゲージしよう


YouTubeでの「いいね」数やコメント数の多さは上位表示との相関関係が非常に強いと言われています。多くのコメントを獲得するために、コメント欄に視聴者に向けて質問を書いてもらうように自ら呼びかけると良いでしょう。コメントを獲得した際は、必ず返信し会話を続けるようにすると、さらにエンゲージメントが高まります。



5. YouTube アナリティクスを確認し、PDCA を回そう


YouTube アナリティクスでは、動画の再生時間、ユーザーの年齢層、視聴に使われているデバイスの種類、視聴者がどこ経由で動画にたどり着いたか等のデータを確認できます。こうした情報を分析し PDCA サイクルを回して動画制作を改善していくことで、動画を上位表示させつつ、視聴回数の多い YouTube チャンネルを育てていくことができます。


例えば、再生時間が短い場合は、読者がコンテンツに飽きて途中で離脱しまっている、当該トピックに対する動画の長さが最適ではないなどの原因と分析できます。こうした場合、次回作成する動画では、視聴者を惹きつけ続けるコンテンツを意識したり、動画の長さを最適化するなどの改善策を講じることができるでしょう。このようにして YouTube アナリティクスレポートから得られる数値を参考に、コンテンツを調整、改善を重ねていくことで、視聴者に支持される動画コンテンツ作成のコツがだんだんとつかめるようになります。視聴者に求められる動画は YouTube 検索エンジンから高評価を受けるので、おのずと上位表示を獲得することができるようになるのです。



さいごに


いかがでしたでしょうか。

この記事では、YouTube 動画を上位表示させるための施策を、動画企画の段階からフロー形式でまとめました。ポイントは、キーワード選定のプロセスで視聴者の求めるコンテンツを企画し、それに忠実に動画制作していくことです。



編集者:Junko Tazawa

SEO マネージャー


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