2016年3月10日4 分
最終更新: 8月21日
フォトグラファー、アーティスト、デザイナーなど、画像や映像などを制作している方にとって、オンラインで作品を公開することは、多くの人に作品を見てもらうためにも不可欠です。ただ、同時に他のインターネットユーザーに著作権を侵害されるリスクがあるのも事実。
そこで、画像などのデジタルコンテンツに「コピーライト表記」を加えましょう。コピーライト表記は、著作権保護のためだけでなく、あなたの名前を広めてくれるブランディング戦略としても効果的です。画像が様々なメディアを通して紹介されれば、あなたの画像が広告塔として活躍してくれることでしょう。今回は、コピーライト表記の正しい書き方から、ユーザーからのリクエストでWixが開発した画像保護の為の無料アプリまで全てご紹介します。
コピーライト表記とは、Cを丸で囲んだ、いわゆる丸Cマーク(©)のこと。©は、コピーライト(英:copyright)の略です。
実は、日本は「ベルヌ条約」に加入していることから、著作物を創作した時点で著作権が自動的に発生するようになっているので、©マークの表示がないから著作権が主張できないということはありません。
ただ、「無断で使わないでください」という意思表示をすることで、無断利用への抑止力が働くことから、多くの方が写真などに著作権マークをつけています。
ネットには、無料で写真などにコピーライト表記を追加できるツールがたくさんあります。個人的におススメしたいのが、操作も簡単なWatermark.wsというツールです。
こちらは英語サイトなのですが、使い方に関する簡易ガイドを作りましたので、こちらも参考に、是非試してみてください。
画像全体をカバーするコピーライト表記は、閲覧者に画像を盗まれること可能性を低くしますが、単にサイトやソーシャルメディア上であなたの作品を楽しみたい人をも遠ざけてしまう恐れがあります。画像の下、上、角などに、控えめに、ただし著作権侵害を防止するという本来の目的を果たすために、ある程度、人の目に付くところに追加してください。
コピーライト表示に必要なものは、以下の3点です。順番は入れ替わっても問題ありません。写真などに記載する際には、スペースが限られていると思いますので、すっきり必要な事項のみを記入し、一行を超えないように注意しましょう。
1.©マーク
2.最初の発行年
3.著作権者の名前
例:© 2023 Wix.com Ltd.
あなたの作品は、それぞれ色使いやサイズが異なると思いますので、それに合わせて、コピーライト表示も調節できるように準備が必要です。少なくても、2色のパターン(暗い画像用と明るい画像用)や2つのレイアウトを用意しておくと良いでしょう。いずれにしても、必要に応じて、編集できるフォーマットで保存しておくことをおススメします。
PhotoShopなどの有料画像編集ソフトフェアを使って、多数の画像に一斉にコピーライト表示を追加したい場合は、追加後に画像を再確認することをお忘れなく!綺麗なモデルさんを撮影しても、顔に©マークが入ってしまっては、せっかくの作品が台無しです。
Wixでポートフォリオサイトを作成した方は、Wixが開発した新アプリ「右クリック保護」を使うのが、無断ダウンロードを防ぐのに、一番効果的な方法です。このアプリを使うことで、右クリック自体を禁止することができるからです。もちろん、無料で使用可能です。
■使い方
1.まずこちらをクリックし、アプリをサイトに追加してください。
2.「© コピーライト」という文字がサイトのフッターに表示されます。
3.「© コピーライト」→ 設定をクリック。
4.「編集」という水色のボタンをクリック。
5.「タグライン」の部分に自分の好きなコピーライト表記をタイプします。
6.タイプ後、「閉じる」という水色のボタンをクリック。これで完了です!
※ Rマーク、TMマークが何かを知りたい方は、こちらのサイトを参考にしてください。
※ 必要に応じて、コピーライト表記の色やフォントの種類も変更可能です。
上記6つの作業が完了した後、サイトをPreviewで見てみてください。写真を右クリックしても、コピーライトが表示されるだけで、写真の保存ができなくなったことが確認できると思います。
写真家、アーティスト、イラストレーターなど、様々なサイトなどにぴったりなツールだと思いますので、是非ご活用ください。
さあ、Wixを使い、無料のポートフォリオサイトを作成してみましょう。
無断ダウンロードを防ぎたい方は「右クリック保護」アプリを追加するのを忘れずに
ライター: Wix Team