2023年12月31日11 分

「よくある質問」ページのデザインテンプレート集と作成方法

最終更新: 6月25日

更新日 2023年12月31日 (公開日 2015年9月30日)

FAQ ページは顧客からの一般的な質問に効率的に回答できるだけでなく、じつは SEO 対策の一環としても活用できる重要なページとして利用できます。ホームページの構造を計画する時には、FAQ(よくある質問)ページをサイトに追加することも検討しましょう。


 
そこで本記事では、FAQ ページのデザイン事例と「よくある質問」ページの作り方を紹介します。FAQ ページ付きの Wix 無料 HTML テンプレートを活用して、あなたのビジネスを成長させる魅力的なホームページを作成しませんか?

目次

FAQ(よくある質問)ページとは何ですか?

FAQ(よくある質問)ページのデザインギャラリー

FAQ ページの作成方法

おすすめ関連記事
 
▶︎ホームページに必要な要素12選 : パーツ名称と役割を解説

FAQ(よくある質問)ページとは何ですか?

FAQ とは、「Frequently Asked Questions」の頭文字をとった言葉で、「よくある質問」と訳されます。また、似た表現では「Q&A (Question & Answer)」と表記することもあります。

商品やサービスに関する、一般的な質問への回答をリスト形式にまとめ、検索できるようにしたページやパーツのことを意味し、サイトを訪れた顧客が疑問や不安点を自己解決できるようにする目的があります。

FAQ セクションは、顧客サービス戦略を向上させるために効果的な方法です。

サイトの訪問者はライブチャットお問い合わせフォームを質問することができますが、FAQ ページはそのプロセスを合理化し、あなたと顧客、双方の時間を節約することができます。

良い FAQ ページのメリットには以下のポイントがあげられます。

  • お客様の疑問や質問をその場で解決する

  • お問い合わせの数を減らすことができる

  • SEO に良い効果がある

  • ユーザーにより良いサービスを提供できる

また重要なのは、訪問者がページを短時間でさっと確認できることです。それを意識してページを作成することで、訪問者は自分に関係がある質問&回答をすぐ探し出すことができます。ページを作るには、アンカーリンクを設置して該当箇所にジャンプできるように設定するか、WixのFAQ(よくある質問)アプリを使ってください。重要だと思う箇所は太字にしたり、ハイライトにしたりして、訪問者の注意をひきましょう。

FAQ(よくある質問)ページのデザインギャラリー


 

ここでは特に、おすすめの FAQ ページデザイン事例6選を徹底紹介します。FAQ

機能が追加されている、デザイン性の高いテンプレートを選ぶだけでなく、FAQ ページに掲載されている質問例も、すぐに使える実用的な内容になっています。これらの高品質なテンプレートを参考に、ユーザーの疑問を解決し、収益アップを目指しましょう。
 

 
HTMLテンプレートのカスタマイズ方法は直感的でだれにでもわかりやすいようになっています。ぜひ、高機能な Wix エディタをお試しください。

水着ショップテンプレートは、服飾ブランド、オンラインショップ、ファッションデザイナー向けにデザインされています。スタイリッシュで高品質なアパレルのカタログに適しており、美しいレイアウトが特徴です。また、Wix ストアで在庫管理やオンライン販売の管理が可能で、Instagramアカウントとの同期によりブランド宣伝と訪問者の引き付けが行えます。

農園や農業関連ビジネスに適したデザインを特徴としています。FAQ セクションでは、ビジネスに関するよくある質問への回答を提供し、サイト訪問者が素早く情報を得られるようサポートしています。FAQ ページは、配送料や営業時間、サービス予約方法などに関する質問に対応しており、ユーザー体験の向上に寄与しています。

このテンプレートは、ビル清掃、オフィス清掃などの清掃事業者向けに最適化されています。モダンでカラフルなレイアウトが特徴で、他の清掃業者のサイトと差をつけることができます。テキストや写真のアップロードで簡単にカスタマイズでき、モバイル最適化されたデザインです。また、「Wix ブッキング」アプリにより、オンライン予約の受付が可能です。

くわしくはこちらの記事を要チェック

▶︎ Wix ブッキングの便利な機能紹介:高性能な予約管理システムを導入する方法

この美容サロンテンプレートは、美容治療センター、エステサロン、コスメ事業向けにデザインされており、落ち着いたクリーンなイメージを持っています。シンプルなデザインと魅力的な画像がサービス内容を際立たせ、日本向けにデザインされたこだわりの FAQ ページデザインがスタッフ紹介とサービス内容の追加が可能で、ビジネスの理念とビジョンを伝えることができます。

このテンプレートは、専門学校、オンラインコース、トレーニングプログラム向けにデザインされており、教育プログラムをオンラインで提供するのに適しています。入学金、授業料、講師に関する情報を FAQ ページでわかりやすく伝える構成で、質問サンプルも参考になります。

靴やアクセサリーのネットショップに最適なネットショップテンプレートです。明るく、スタイリッシュなデザインが特徴で、サイト訪問者は、スムーズに商品ページへとナビゲートされます。FAQ ページは、2 コラムレイアウトで、アパレルショップやファッションブランドに特化した質問サンプルが用意されています。

Wix ユーザー事例:RICCA hair & make

FAQ ページの作成方法

適切なツールと方法を用いれば、簡単に FAQ ページを設置できます。しかし、いくつかの準備が必要です。Wix の FAQ アプリの使用方法に興味がある場合でも、他のウェブサイトビルダーを使用している場合でも、以下に挙げるステップを踏んで、見た目も機能も兼ね備えた FAQ ページを自分のサイトに追加しましょう。

  • FAQを特定する

  • トーンを選ぶ

  • 回答を整理する

  • FAQページをデザインする

  • ソーシャルボタンを追加する

  • SEOに焦点を当てる

  • ライブサポートを含める

  • 公開する

  • 解決策を更新・追加する

01. FAQを特定する

FAQページを作成するためには、まず取り組みたい質問のリストを作成する必要があります。これらは、少なくとも、お客様があなたの商品やサービスについて最もよく尋ねる質問を含むべきです。
 

 
過去の経験や競合他社の FAQ ページを参考に、「返品ポリシーは何ですか?」「予約はどのくらい続きますか?」「この製品は環境に悪影響はありますか?」といった質問への回答を用意します。
 

電話、メール、またはソーシャルメディアのコメントなど、過去のカスタマーサービスのやり取りから得られるデータを基に FAQ リストを作成します。この調査により、FAQページに含めるべきカテゴリー、質問、懸念事項が分かります。

カスタマーサービスのデータを利用するだけでなく、あなたのビジネスの強みを強調する回答や、強調したい他のトピックについても考えてみてください。例えば、製品についてお客様に最初に知ってほしいことは何でしょうか?

FAQページにどれだけの情報を載せるべきか疑問に思うかもしれませんが、必要なだけFAQページを充実させましょう。

リストが増えていくにつれて、訪問者が圧倒されないように質問を整理したいと思うでしょう。その方法については、以下の「回答を整理する」セクションで詳しく触れます。

02. 回答を整理する

FAQ ページにはかなりの量の情報を盛り込むことになります。すでにすべての準備ができているか、これから時間をかけて追加していくかに関わらず、質問をトピックやサブトピック別に整理することが不可欠です。

ページ上のコンテンツを分類することで、サイトの訪問者が迅速に目的の回答を見つけることができます。

コンテンツをカテゴリー分けしたら、トピックとサブトピックを論理的な順序に並べ始めましょう。より頻繁に聞かれる質問から、ニッチな質問まで、優先事項を定めて整理します。これは、FAQ ページのデザインを開始する際に、整理された構造の基礎を築くのに役立ちます。

03. FAQ ページをデザインする

FAQ ページが文字情報ばかりで、サイトの訪問者が離脱してしまうようであれば、意味がありません。他のホームページデザインと同じように、読みやすく、おしゃれなページデザインを意識しましょう。

FAQページのウェブデザインのコツは、清潔でナビゲートしやすいページデザインにすることです。結局のところ、顧客は情報を得るためにここにいます。これを達成するためには、読みやすく、基本的でシンプルなフォーマットが必要です。

Wix の FAQ アプリを使用すると、プロフェッショナルにデザインされた FAQ ページのレイアウトから選択できます。これらのテンプレートオプションは完全にカスタマイズ可能で、三つの選択肢があります。

  1. 展開型:質問のリストがサイトに表示され、訪問者は質問をクリックして回答を表示します。

  2. クラシック型:質問と回答がリスト形式でサイトに表示されます。

  3. ストライプ型:質問が水平方向のバンドで整理され、訪問者は質問をクリックして回答を表示します。

構造が整ったら、考えた順序やカテゴリに基づいて質問と回答をページに追加します。しかし、FAQ ページをデザインする際には、フォント、色、テキストサイズをカスタマイズし、ウェブサイトデザインの他の部分で使用したものと調和させましょう。

またユーザー体験(UX)をさらに向上させるために、ページに検索バーを追加してください。これは、特定の質問をすでに持っている訪問者がキーワードや具体的なクエリを入力することで時間を節約できるようにするためです。

Wix を使用している場合は、FAQ アプリを使用してこれらを追加できます。また、回答の本文に画像やリンクを追加できるため、顧客に追加価値を提供し、エンゲージメントを高めることができます。

\思い通りのホームページをノーコードで実現/

04. ソーシャルボタンを追加する

FAQ ページにソーシャルボタンを追加することで、ユーザーはあなたの回答をメッセージ、フォーラム、そしてソーシャルメディアのページで共有できるようになります。

さらに、ソーシャルメディアでのユーザーとのやり取りで共有可能な FAQ を使用することで、時間と労力を節約できます。Twitter や Insagram で投稿される質問に、URL リンクを送るだけで、直接ユーザーに回答を共有することができるのです。それにプラスして、サイトに追加のトラフィックをもたらすことが狙えます。

05. SEO に焦点を当てる

検索エンジン最適化(SEO)とは、ウェブサイトのコンテンツを改善して、検索エンジンで良いランキングを得ることを意味します。

サイトの SEO を向上させる方法は多くありますが、FAQ ページは、内部リンクや外部リンクを使ってコンテンツを強化することで役立ちます。FAQ の回答を書く際には、ブログ投稿など、既にサイト内にある追加情報源への内部リンクを試みてください。

FAQ を作成する際の SEO 計画の重要な要素は、コンテンツをユニークでオリジナルに保つことです。検索エンジンが好まないのは、重複したコンテンツです。サイトの他のセクションから段落をコピーしないでください。できる限り書き直しを行い、より詳細な情報を提供する他のページへのリンクを張りましょう。

06. ライブサポートを含める

FAQ ページを公開した後でも、一部のユーザーは探している回答を見つけられない可能性があります。お客様が満足し、幸せでいられるように、質問に対して別の連絡方法を提供することが不可欠です。

これには、メールアドレス、お問い合わせフォーム、ライブチャット機能、フォーラムなど、新しい質問をするための方法や、FAQ ページの改善に関するコメントや提案を送る方法が含まれます。

07. 公開する

コンテンツとデザインが整ったので、公開する時が来ました。FAQ ページを設置する一般的な場所の一つは、ウェブサイトのナビゲーションメニューです。

また、ウェブサイトのフッターに FAQ ページへのリンクを追加することもおすすめです。フッターはサイトの各ページに固定できるため、FAQ ページは常に訪問者にとってアクセス可能です。

08. 定期的に情報を更新する

ビジネスが成長し、時が経つにつれて、FAQ ページに掲載された情報が古くなる可能性が高まります。例えば、価格やサービス時間、製品を更新したかもしれません。常に正確な詳細を含めることが重要です。古い情報を FAQ ページに掲載すると、明確な答えを提供することにならず、顧客を混乱させるだけです。

さらに、時間とともに出てくる新しい質問やよくある質問を含めたいと思うでしょう。定期的にホームページをアップデートし、最新の情報を提供することでお客様に対してビジネスが成長し、活動的であり、信頼感を高めることができます。

まとめ

ホームページ作成の際、FAQ(よくある質問)ページの追加は、顧客からの一般的な質問に効率的に対応し、SEO 対策としても役立つ重要な手段です。この記事では、FAQ ページのデザイン事例から、具体的な作成方法の手順を詳しく解説しました。早速、サイトに FAQ ページを導入してホームページをアップグレードしましょう。

\思い通りのホームページをノーコードで実現/

Wix サイトに「よくある質問」ページを加えたい場合、必要なのはほんの数分のみです。FAQ アプリを使えば簡単に機能を追加することができます。また、質問の並べ替えや、利用者がコンテンツウィンドウをいつでも開けたり閉じたりすることができるトグルなど追加機能を加えるなど、編集も可能です。この記事を参考にぜひ、FAQ ページの作成をおためしください。

おすすめ関連記事

▶︎ アンカーリンクとは?特定の位置にリンクを設定し便利なサイトにする方法

▶︎ 静的サイトと動的サイトとは?違いや選び方を解説

▶︎ 企業ホームページに絶対入れるべき6項目

編集者:Miyuki Shimose

SEO & ブログコンテンツマネージャー