スマホだけでホームページが作成できるおすすめ無料アプリ5選
- Miyuki Shimose

- 6月19日
- 読了時間: 11分
更新日:7月15日

「ホームページを作りたいけど、パソコンの前に座る時間がない…」
「専門知識なしで手軽に始められるツールが知りたい…」
そんな方は、スマホ一台でホームページが作成できる便利なツールがおすすめです。
実は今、スマホ一台あれば本格的なホームページが作れる時代になっています。場所を選ばず、ちょっとした空き時間に作業できるスマホでのホームページ作成は、忙しいフリーランサーや個人事業主の強い味方です。
この記事では、スマホでホームページが作成できるおすすめアプリ5選を紹介します。
スマホでホームページが作れる無料アプリ・ツール5選
ここでは、特に使いやすく機能も充実した無料アプリ・ツールを5つピックアップしてご紹介します。
1. Wix アプリ
Wix アプリは、スマホアプリから本格的なホームページが作成できるサービスです。800 以上のプロ品質かつ無料ホームページテンプレートが用意されており、どの業種のサイトにも対応できる汎用性が魅力です。
特筆すべきは AI を使ったサイト作成ができる AI サイトビルダー(旧 Wix ADI)機能で、質問に答えるだけでサイトの骨組みを自動生成してくれます。
スマホアプリはパソコン版とほぼ同等の編集機能を備えており、外出先での更新も快適です。無料版でも 5GB のストレージとドメイン(○○.wixsite.com/~)が提供されるため、個人ポートフォリオやブログ運営には十分な内容となっています。

もっと詳しく ▶︎ Wix の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
2. Jimdo
Jimdo のスマホアプリは、シンプルな操作が特徴です。業種を選んで質問に答え、その後は直感的なタップ操作で細部を調整できます。
テンプレートの種類は他より少ないものの、初心者でも失敗しにくい設計になっています。特に趣味ブログや小規模な個人事業主のサイトに最適です。
無料版では 2GB のストレージと広告表示なしのサイトが作れるので、シンプルなサイトを素早く立ち上げたい方におすすめします。

3. WordPress
ブログ運営に特化するなら WordPress のスマホアプリおすすめです。
アプリからの投稿や編集はもちろん、コメント管理や統計情報の確認まで可能です。テーマ(デザイン)の変更やプラグイン(機能拡張)の管理もスマホから行えます。
無料版(WordPress.com)では 3GB のストレージが提供され、記事数に制限なくブログが運営できます。SEO 対策機能も充実しており、集客を重視する個人事業主には特におすすめです。

4. Google Sites
すでに Google アカウントを持っている方なら、Google Sites は非常に便利なツールです。Gmail、Googleフォト、Googleマップなど他の Google サービスとの連携がスムーズです。
デザイン性能に制限はあるものの、ドラッグ&ドロップで要素を自由に配置できる直感的なインターフェースを備えています。特に Google ドキュメントやスプレッドシートを埋め込む機能は、情報共有サイトに最適です。
無料で15GBの容量(Googleドライブと共有)が使えるため、画像や動画を多用するポートフォリオサイトでも安心です。
5. Weebly
商品販売ページを含むサイトを作りたいフリーランサーには Weebly がおすすめです。スマホアプリからでも本格的なオンラインショップが開設可能です。
ドラッグ&ドロップエディタは特にスマホ操作に最適化されており、指先ひとつで細かいデザイン調整ができます。50種類以上の業種別テンプレートから選べるため、デザインセンスに不安がある方でも安心です。
無料版では500MBの容量制限と「○○.weebly.com」のサブドメインになりますが、基本的なEコマース機能(最大5商品)も使えるのが大きな魅力です。
これらのツールはいずれも無料で始められ、スマホだけで本格的なホームページが作成可能です。あなたの目的や好みに合わせて、適したツールを選んでみてください。

スマホでホームページを作成する際の3つの注意点
スマホだけでホームページを作る便利さの一方で、いくつか注意すべき点もあります。ここでは、特に個人事業主やフリーランサーが陥りがちな落とし穴と対策をご紹介します。
1. 画面サイズの制約を理解する
スマホの小さな画面では、サイト全体の見た目を把握しにくいという課題があります。これが原因で、パソコンで見たときのレイアウトバランスが崩れていることに気づかないケースがあります。
対策としては、定期的にプレビュー機能を使って確認することが大切です。多くのツールでは、スマホ表示とパソコン表示を切り替えるプレビュー機能が提供されています。また、実際に友人や家族にパソコンで閲覧してもらい、意見をもらうのも効果的です。
特にポートフォリオサイトなど視覚的な印象が重要な場合は、この確認作業を怠らないようにしましょう。小さな画面で編集していることを常に意識することがポイントです。
2. テキスト入力の効率性
スマホでの長文入力は、パソコンのキーボードに比べて効率が落ちることは否めません。ブログ記事やサービス説明など、大量のテキストを入力する場面では時間がかかります。
この問題を軽減するには、音声入力機能の活用がおすすめです。最近のスマホはかなり精度の高い音声認識が可能になっています。また、Bluetoothキーボードを接続するという選択肢もあります。
さらに、移動時間などを利用して別のメモアプリで文章を下書きしておき、後からコピー&ペーストする方法も効率的です。趣味ブログ運営者は特に、この作業フローを確立しておくと便利でしょう。
3. バックアップと保存の習慣
スマホでの作業にはパソコン以上に予期せぬトラブルがつきものです。電池切れやアプリのクラッシュ、誤操作など、様々な理由でせっかくの編集内容が失われる可能性があります。
この問題に対しては、こまめな保存を習慣づけることが重要です。多くのホームページ作成ツールには自動保存機能がありますが、重要な変更を加えた後は手動で保存する習慣をつけましょう。
また、重要なテキストや画像データは、クラウドストレージなどに別途バックアップしておくことをおすすめします。万が一のデータ消失時にも復旧が容易になります。
これらの注意点をしっかり頭に入れておけば、スマホだけでのホームページ作成も安心して進められます。制約を理解した上で適切に対応することで、スマホでの制作もスムーズになるでしょう。次のセクションでは、具体的な作成手順をご紹介します。
Wixを使ってスマホでホームページを作成する流れ
スマホだけでホームページを作る具体的な流れを Wix を例に解説します。Wix は無料で始められ、インターフェースが日本語対応していて直感的に操作できるため、初心者にもおすすめです。
ステップ1 アプリのダウンロードとアカウント作成
まずは App Store または Google Play から Wix アプリをダウンロードします。インストール後、アプリを起動してアカウント登録を行います。メールアドレスでの登録か、Google や Facebook アカウントでの簡単ログインが選べます。
アカウント作成は2分程度で完了します。個人事業主の方は、プライベートではなくビジネス用のメールアドレスを使用することをおすすめします。将来的に顧客とのやりとりにも使えるからです。
ステップ2 テンプレート選びと基本設定
アカウント作成後は、サイトの種類を選択します。「ビジネス」「ポートフォリオ」「ブログ」「オンラインショップ」など、目的に合ったカテゴリを選びましょう。
次にテンプレートを選びます。Wix では業種別に最適化された数百種類のテンプレートが提供されています。デザインはすべて後から変更できるので、大まかなレイアウトが気に入ったものを選ぶと良いでしょう。
テンプレート選択後、サイト名やロゴの設定画面に進みます。ここで入力した情報は後からいつでも変更可能です。まだロゴをお持ちでない方は、Wix の AI ロゴジェネレーターをお試しください。フリーランスの方は、自分の名前やサービス名を明確に入れると良いでしょう。
ステップ3 コンテンツのカスタマイズ
テンプレートに含まれるサンプルテキストや画像を、自分のコンテンツに置き換えていきます。テキストをタップすると編集モードになり、画像をタップすると自分のスマホの写真と差し替えられます。
メニュー構成もドラッグ操作で簡単に変更可能です。一般的なホームページには「ホーム」「サービス紹介」「実績」「お問い合わせ」などのページがあると便利です。ポートフォリオサイトなら作品ギャラリーページを充実させましょう。
文字の大きさやフォント、色なども指先一つで調整できます。スマホ画面だけでなく、必ず「PCプレビュー」モードも確認しながら進めることがポイントです。

ステップ4 機能の追加
基本デザインが整ったら、必要な機能を追加していきます。「追加」メニューから、様々な機能ブロックを挿入できます。
例えば、個人事業主なら問い合わせフォームやGoogle地図、SNSフィードなどが効果的です。ブロガーなら記事一覧やコメント機能、ポートフォリオ制作者ならギャラリーやビデオプレーヤーが役立つでしょう。
機能を追加する際は「必要最小限」を心がけましょう。機能を詰め込みすぎると、サイトの読み込み速度が低下したり、訪問者を混乱させる原因になります。
ステップ5 公開と共有
すべての編集が完了したら、「公開」ボタンをタップしてサイトを一般公開します。無料プランでは「○○.wixsite.com/あなたのサイト名」というURLが発行されます。
公開後は、その URL を SNS やメッセージで共有できます。個人事業主の方は、名刺に QR コードを印刷しておくと、スマホからサイトにアクセスしてもらいやすくなります。
サイト公開後も、いつでもアプリから編集や更新ができます。特に趣味ブログを運営する方は、定期的な更新が読者獲得の鍵となるでしょう。
この5ステップを踏めば、スマホだけで本格的なホームページが完成します。操作に不安があっても、ほとんどのツールではチュートリアルや日本語サポートが充実しているため安心です。
まとめ
パソコンがなくても、無料ツールを活用すれば、スマホだけで本格的なサイトが構築可能です。
本記事では、スマホだけでホームページ作成するメリットとして、いつでもどこでも更新できる機動性、低コストでの開始、専門知識不要の操作性を紹介しました。
Wix、Jimdo、WordPress、Google Sites、Weeblyといった便利な無料ツールを使えば、それぞれの目的に合ったサイト作りが可能です。
スマホでの作業における画面サイズの制約やテキスト入力の効率性などの注意点を理解し、適切に対応することが大切です。実際の作成フローを理解し、プロ級のサイトを作るコツを活用すれば、スマホだけでも驚くほど洗練されたホームページが完成します。
今すぐあなたもスマホだけでウェブサイト作成を始めてみませんか?
特に Wix なら直感的な操作で、数時間のうちに美しいサイトが完成します。無料プランからスタートして、必要に応じてアップグレードすることも可能です。
Wix の無料テンプレートを使えば、技術的な知識がなくても、あなたのビジョンを形にできます。まずはお手持ちのスマホから、あなたのホームページを構築を始めましょう。

よくある質問(Q&A)
スマホだけで作ったホームページは、パソコンでも正しく表示されますか?
はい、本記事で紹介したツール(Wix、Jimdo、WordPress、Google Sites、Weebly)はすべてレスポンシブデザインに対応しています。スマホで作成しても、パソコンやタブレットなど異なるデバイスでも適切に表示されるよう自動調整されます。ただし、完成後に各デバイスでのプレビュー機能を使って確認することをおすすめします。
完全無料のままでも、どのくらいの規模のホームページが作れますか?
ツールによりますが、Wixの場合、無料プランでも 5〜10 ページ程度の基本的なホームページは十分作成可能です。500MB〜1GBのストレージが提供され、写真や文章中心のサイトであれば十分な容量です。 ただし、無料版ではサイト上に広告が表示されたり、独自ドメインが使えないなどの制限があります。
スマホで作ったホームページのSEO対策はどうすればいいですか?
基本的なSEO対策はスマホからでも十分に行えます。具体的には、ページタイトルや見出しにキーワードを含める、メタディスクリプションを設定する、画像に代替テキストを入れる、コンテンツを定期的に更新するなどが重要です。Wixなどの主要ツールには、SEO設定を簡単に行えるウィザードが用意されています。
スマホで作ったホームページをあとから独自ドメインに変更することはできますか?
はい、可能です。最初は無料サブドメインで始めても、後から有料プランにアップグレードして独自ドメインを設定できます。多くのツールでは独自ドメインの購入から設定までをアプリ内で完結できるため、技術的な知識は不要です。個人事業主の方は、ブランディングのために早めに独自ドメインを取得することをおすすめします。
スマホで作ったホームページのバックアップはどうすればいいですか?
多くのツールには自動バックアップ機能が備わっています。例えば Wix では、サイトの変更履歴が保存され、以前のバージョンに戻すことも可能です。
さらに安全を期すなら、重要なテキストコンテンツはメモアプリなどに別途保存しておくことや、完成したサイトのスクリーンショットを定期的に撮っておくことをおすすめします。
この記事を書いた人

下瀬 美幸(Miyuki Shimose)
Wix 公式ブログ編集者/SEO エキスパート



