ドメインの取得費用はいくら?年間維持費や更新費を解説【2025年相場】
- Miyuki Shimose
- 3月11日
- 読了時間: 9分
更新日:3月25日

ホームページを作成するとき、まず気になるのはドメイン取得にかかる費用ではないでしょうか。無料で使えるドメインもあれば、高額なものもあります。価格の幅が広いため、何を基準に選べばいいのか迷う人も多いでしょう。
実は、ドメインの費用は取得時だけでなく、年間の維持費も考慮する必要があります。安価なドメインを選んでも、更新費用が高くなるケースがあるため、長期的なコストを見極めることが重要です。本記事では、2025 年の最新情報をもとに、ドメイン取得費用の相場や維持費の仕組み、コストを抑える方法を解説します。
目次
Wix のプレミアムプランに加入するとドメインが1年間無料になるクーポンが取得できます。ぜひ取得しましょう。
Wix でホームページを作成する方法はこちらでチェック ▶︎ Wixの使い方を徹底解説|ホームページの作り方14ステップ
ドメインの種類と取得費用の違い
ドメインの取得費用はドメインの種類やサービスによって異なるため、相場を知っておくことが大切です。ドメインには大きく分けて以下の種類があります。
gTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)一般的に広く使われるドメインで、「.com」「.net」「.org」などが代表例です。価格が比較的安く、個人・企業問わず利用しやすいでしょう。
ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)各国の管理機関が運用するドメインで、「.jp(日本)」「.uk(イギリス)」などがあります。特定の国での利用に適しています。
新 gTLD(特定用途向けドメイン)「.shop」「.blog」「.tokyo」などの、新しく登場したドメインです。特定の業種や地域向けに使われることが多く、ブランド戦略にも役立ちます。
多くのドメインは年間約 1,500 円〜6,500 円ほどで利用できます。ただし一部の種類のドメインはそれ以上の価格のつくものがあります。一般的に、.com や .net は価格が安く、個人や企業のウェブサイトに適しています。一方、.jp や .co.jp は信頼性が高いものの、価格もやや高めです。
以下は主な TLD ドメインの基本的な費用相場です。
ドメイン種類 | 取得費用(新規登録) | 年間維持費(更新) |
.com | 0〜2,000 円 | 1,100〜5,600 円(平均 2,600 円) |
.net | 0〜2,300 円 | 1,350〜5,600 円(平均 2,700 円) |
.jp | 350〜3,000 円 | 2,600〜6,800 円(平均 3,700 円) |
.co.jp | 4,000〜8,000 円 | 3,900〜7,700 円(平均 5,450 円) |
無料でドメインを取得する方法とは?
「できるだけ費用を抑えたい」「無料でドメインを取得したい」と考える人も多いでしょう。実際に、以下の方法で無料ドメインを手に入れることが可能です。
レンタルサーバーの特典を利用する
多くのレンタルサーバーでは、有料プランを契約すると「.com」などの独自ドメインを無料で取得できます。ただし多くの場合、無料期間は 1 年間で、2 年目以降は通常の更新費用がかかります。事前に確認しておきましょう。
無料ドメインサービスを利用する
一部のサービスでは、「.tk」「.ml」「.cf」などの無料ドメインを提供しています。ドメイン費用はかかりませんが、商用利用に制限がある場合や、信頼性が低いとみなされることがあります。慎重に選びましょう。
サブドメインを利用する
Wix などのホームページ作成プラットフォームでは、「〇〇.wixsite.com」などのサブドメインを利用できます。完全無料で使えるものの、独自ドメインではないためブランドとしての独自性は低くなります。
取得費用が安いドメインの落とし穴
無料または格安のドメインには以下のような注意点があります。
更新費用が高額
初年度は無料または格安でも、2 年目以降の更新費用が高いケースがあります。
ドメイン移管に制限がある
格安レジストラでは、移管ができない、または移管手数料が高い場合があります。
SEO や信頼性への影響
安価なドメインの中には、スパムサイトで多く使用されるものがあり、SEO 評価が低くなることがあります。
無料ドメインは一時的な利用には便利ですが、長期的には有料ドメインの方が SEO やブランディングの面で有利です。特にビジネス用途では、「.com」や「.jp」などのドメインを取得する方が、信頼性の面から見て得策でしょう。
取得したいドメインがあるなら、空きドメイン検索を行い取得可能かチェックしてみてください。
もっと詳しく

ドメインの年間維持費とは?
ドメインを取得した後は、毎年更新手続きを行う必要があります。更新を忘れるとドメインが失効し、最悪の場合、他者に取得されてしまうこともあります。
この際にかかる費用が年間維持費(更新費用)です。レジストラによっては、取得費が安くても更新費用が高額な場合があるため、長期的なコストの見極めが重要です。
更新費用とその相場
ドメインの種類や利用するレジストラにによって更新費用は異なりますが、一般的な相場は以下のとおりです。
.com ドメイン:1,100〜5,600 円程度(平均 2,600 円)
.net ドメイン:1,350〜5,600 円程度(平均 2,700 円)
.jp ドメイン:2,600〜6,800 円程度(平均 3,700 円)
.co.jp ドメイン:3,900〜7,700 円程度(平均 5,450 円)
追加で発生する可能性のある費用
ドメインの維持費用は、更新費用だけではありません。以下のような追加コストが発生することもあります。
Whois 情報公開代行費用(年間 0〜2,000 円程度)ドメインの登録者情報を非公開にするためのオプション。個人利用ではプライバシー保護のために設定するのが一般的です。
SSL 証明書費用(年間 0〜10,000 円程度)サイトのセキュリティを向上させるための暗号化証明書。一部のレンタルサーバーでは無料で提供されることもあります。
ドメイン移管費用(1,000〜5,000 円程度)他のレジストラにドメインを移管する際にかかる手数料。移管時には更新費用が発生する場合もあります。
これらのコストを含めて、ドメインの維持にかかる総費用を把握しておきましょう。
Wixドメインのメリット
Wix は、初心者からプロまで幅広いユーザーに対応したホームページ作成ツールを提供しています。作成過程で独自ドメインの取得も可能です。Wix でホームページを作成するなら、Wix のドメインを利用することで、以下のようなメリットがあります。
1. プレミアムプランで1年間無料のドメインを取得できる
Wix のプレミアムプランを契約すると、1 年間無料で独自ドメインを使用できるクーポンを取得できます。通常、.com ドメインなどの取得には数千円の費用がかかりますが、この特典を利用すれば初年度のコストを削減できます。
2. ドメインとウェブサイトの管理が一元化できる
通常、ドメインとウェブサイトの管理は別々のサービスを利用します。しかし Wix ならすべての管理を 1 つのプラットフォームで完結できます。
サーバー設定や DNS 管理を手動で行う必要がない
ドメインの更新を忘れるリスクを軽減
Wixのカスタマーサポートでドメイン関連の問題も解決できる
特に初心者にとっては、ドメインの設定が簡単にできる点が大きなメリットです。
3. 無料SSL証明書が標準提供
Wix で取得した独自ドメインには、SSL 証明書(HTTPS 対応)が無料で提供されます。これにより、サイトのセキュリティが向上し、SEO やユーザーの信頼性も高まります。
Google 検索での評価が向上(SEO 対策)
ユーザーの個人情報保護が強化される
信頼性の高いサイトとして認識されやすい
4. カスタムメールアドレスの作成が可能
Wix のドメインを取得すると、「〇〇@yourdomain.com」のようなカスタムメールアドレスを作成できます。Wix は Google Workspace(旧G Suite)と連携しており、ビジネス用のメールアドレスを簡単に設定できます。独自ドメインのメールアドレスはプロフェッショナルな印象を与えるため、ブランドの信頼性向上につながります。
5. Wixとの完全な互換性
Wix のドメインを使用すると、自動で Wix のサイトに接続されるため、設定が非常にシンプルです。もちろん、外部レジストラで取得したドメインを Wix に接続することもできます。しかし Wix ドメインを利用すると、次のような機能を使用してよりスムーズに運用できます。
手動での DNS 設定
ネームサーバーの変更
ドメイン接続のトラブルシューティング

Wixのドメインは誰におすすめ?
Wix でウェブサイトを作成する予定の人
簡単にドメイン管理をしたい初心者
1 年間無料のドメインを取得したい人
セキュリティ(SSL)やカスタムメールを活用したい人
Wix のドメインは、Wix でウェブサイトを運営する人にとっては非常に便利で管理しやすい選択肢です。一方で、長期的な更新費用や移管の手続きも考慮しながら、自分に合ったドメイン取得方法を選びましょう。
まとめ
ドメイン取得費用は、種類や契約するサービスによって異なります。取得費だけでなく、年間維持費や追加コストも考慮し、長期的な視点で最適なドメインを選ぶことが重要です。
特に、更新費用が高くなるケースには注意し、総コストを抑えるための方法をじっくり検討しましょう。これからドメインを取得する場合は、費用・信頼性・利便性をバランスよく考えることをおすすめします。
よくある質問
ドメインの取得費用はどこで確認できる?
各レジストラ(ドメイン登録サービス)の公式サイトで確認できます。複数のサービスを比較して、自分に合った価格やプランを選びましょう。
取得費用が安いドメインは安全?
基本的に問題ありませんが、一部の格安ドメインはスパムサイトに利用されやすく、SEO 評価が低くなる可能性があります。信頼できる TLD(.comや.jpなど)を選ぶのがおすすめです。
無料のドメインと有料のドメイン、どちらがいい?
無料ドメインは一時的な利用には便利ですが、ビジネスや本格的なウェブサイト運営には不向きです。有料ドメインの方が信頼性が高く、SEO 的にも有利です。
取得後にドメインを変更することはできる?
一度取得したドメインを別のものに変更することはできません。新たにドメインを取得し、既存のサイトをリダイレクトする必要があります。そのため、ドメイン名は慎重に選びましょう。
どのレジストラを選ぶべき?
信頼性、価格、サポートの充実度を考慮して選びましょう。代表的なレジストラには、お名前.com、Google Domains などがあります。取得費用だけでなく、更新費用や移管のしやすさもチェックすることが大切です。
この記事を書いた人

下瀬 美幸(Miyuki Shimose)
Wix 公式ブログ編集者/ SEO エキスパート・ブログライター