ロゴとは?知っておきたいシンボルマークとロゴマークの違い
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更新日 2024年4月11日(公開日 2023年7月6日)
「ロゴ」とは、図案化された文字や文字列のことで、組織名や商号、商品名などを表示する際に使用されます。会社やブランドの理念や特徴、ブランドイメージを表現する道具として、ビジネスにとって重要な役割を果たしています。
特に、新規事業を立ち上げる際や独立して自分でブランドを構築する際には、ブランドイメージを表現し、多くの人に親しみを持ってもらい、覚えてもらうためにロゴを作成しましょう。また、サイトやインスタなどのビジネスアカウントで、本格的なロゴを一貫して使うことで、ブランドの信頼性や魅力を強化できるでしょう。
本記事では、ロゴについての基礎知識と、初めてでもできるロゴデザインの流れを分かりやすく解説します。
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ロゴとは?ブランドの顔としてのデザイン
シンボルやロゴマークは、ブランドのコンセプトや価値を伝え、第一印象を作り出します。これはまさに、ブランドのアイデンティティの中心であり、企業にとっての顔と言えるでしょう。
良い第一印象を残すことができれば、ブランドのサービスや商品をポジティブに捉えてもらうことができます。また、ユニークで印象的なデザインであるほど、覚えてもらいやすくなります。
人は、みたことのある人物やブランドに対して、親近感を持ちやすくなるため、覚えやすいロゴマークやシンボルマークは、ブランディング効果を向上することが期待できます。
シンボルマークとロゴマークの違い
「ロゴ」と言うと、一般的には文字や図形が組み合わさったデザインを指すことが多いですが、実は「シンボルマーク」と「ロゴマーク」には微妙な違いがあります。これらの違いを理解することは、ロゴデザインにおいて重要です。
シンボルマーク
シンボルマークは、文字や言葉を使わずに、単一の図形やアイコンでブランドを表現するものです。これは非常にシンプルで視覚的なアプローチで、時には言葉を使わずにもブランドを識別できるほど強力なデザインになります。例えば、AppleのリンゴのシルエットやNikeの「スウッシュ」などがシンボルマークの良い例です。シンボルマークは、ブランドの特定のイメージや価値観を強調するのに適しています。
ロゴマーク(ロゴタイプ+シンボル)
一方、ロゴマークは文字(ロゴタイプ)と図形(シンボル)が組み合わさったデザインです。一般的には「ロゴ」と呼ばれるものすべてを総称して「ロゴマーク」と呼ぶケースも多くあります。ロゴマークは和製英語とされており、英語圏ではコンビネーションマーク(Combination Mark)と呼ばれます。
ロゴマークは和製英語とされており、英語圏ではコンビネーションマーク(Combination Mark)と呼ばれます。
ロゴデザインの構成
まず、ロゴデザインの基本的な 3 つの種類について紹介します。
1. シンボルマーク
シンボルマークまたは単にマークと呼ばれるロゴデザインは、文字を伴わずに図形やアイコンなどのシンボルを用いて表現されるロゴです。文字を使わずに印象的なイメージを伝えるため、視覚的なインパクトが強くなります。代表的な例としては、Nike の「Swoosh(ナイキマーク)」や Apple の「りんごマーク、Twitter の「鳥マーク」があります。
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2. ロゴタイプ
ロゴタイプは、文字そのものがロゴの主役となるデザインです。フォントや文字間のバランス、装飾の有無などが重要となります。ロゴタイプを活用することで、文字だけでブランドを表現できます。代表的な例としては、Coca-Colaの「コカ・コーラ」やGoogleの「Google」があります。テキストだけの表現だからこそ、印象的でおしゃれなフォントを選ぶことが重要です。ロゴタイプのデザインをするためには、人気の英語フォントもチェックしてみましょう。
どんなロゴが作成したいか、大体の方向性が決まったらロゴ作成のインスピレーションを集めましょう。ロゴのサンプルが見られるこちらのページもぜひチェックしてみてください。
ロゴ作成の一般的な流れ
自分で作成する場合でもデザイナーに依頼する場合でも、ロゴ作成の流れを知っておくことで、失敗やデザインのやり直しを減らすことができます。ロゴを作成する際には、以下の一般的な流れを参考にするとよいでしょう。
01. 市場調査と確立したいブランドイメージの決定
ロゴを作成する前に、自身のビジネスやブランドが目指すイメージやターゲット市場を明確にする必要があります。他の競合他社のロゴや業界トレンドを調査し、自分のブランドが際立つデザインを考えましょう。
02. デザイン案の作成
初めてロゴをデザインする場合は、ツールの活用がオススメです。Wix のロゴジェネレーターなどのツールは、ブランド名、希望の雰囲気、業界の種類についての質問に答えるだけで、短時間でデザインのアイデアを複数提案してくれます。もちろん、色やシンボルは自由に編集可能です。デザインの基本原則やカラーパレットを考慮しながら、ブランドイメージを表現するデザイン案を作成しましょう。
03. 配色とバリエーションの決定
ロゴに使用する配色は、ブランドのイメージや業種に合わせて慎重に選ぶ必要があります。また、ロゴのバリエーションも考慮しましょう。異なるサイズや背景色でも見やすく表示されるよう、いくつかバリエーションを用意することが重要です。
最低でも、カラー版、モノクロ版、暗い背景色などで使用されることを想定したカラーバリエーションを用意しておくと便利です。
04. フィードバックを受け取る
ロゴのデザイン案ができたら、身近な人や仲間にフィードバックをお願いしましょう。デザインの背景や意図が伝わるのか確認してください。
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ロゴ使用マニュアル(レギュレーション)の作成
フィードバックをもらい、問題点を修正をしたら最終的なロゴを決定します。レギュレーションと呼ばれる「ロゴの使用ガイドライン」を作成しましょう。最適なサイズでロゴが使用されることや、使用条件を指定することで、一貫性のあるブランドイメージ(ビジュアルアイディンティティ:VI)を確立するために重要なステップです。
レギュレーションで指定する項目の例
ロゴの基本型:縦型、横型
カラー設定:RGB、CMYK
カラーバリエーション:テーマカラー、モノクロ、テーマカラー反転、モノクロ反転
余白設定(アイソレーション):ロゴデザインの周囲で、他の要素を配置してはならない範囲
最小サイズ指定:これ以上小さくすると、ロゴとして視認できなくなる限度
禁止事項:変形してはならない、回転してはならない、フォントを変更してはならない、指定外の色を使用してはならない、余白にその他の要素を入れてはならない、可読性を損なう背景や写真の上に配置してはならない、など。
以上がロゴを作成する流れです。駆け出しデザイナーとして初めてロゴを制作する場合や、コストを抑えるために自分で本格的なロゴを作成する場合は特に、このロゴ制作の工程を踏まえることでスムーズにロゴが制作できるでしょう。
まとめ
ロゴは、事業の立ち上げやブランド構築において非常に重要な要素です。ロゴの種類にはシンボルマーク、ロゴマーク、ロゴタイプがあり、それぞれ異なる特徴や使い方があります。ロゴデザインの一般的な流れを把握し、自分のブランドに最適なロゴを作成しましょう。成功するロゴデザインによって、ビジネスの認知度や信頼性を高められます。ぜひ、初めてロゴをデザインする人もチャレンジしてみてください。
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編集者:Miyuki Shimose
ブログ コンテンツマネージャー