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スピーカー
ギル・エクシュタイン
パフォーマンス チームリーダー
ここ数年で、Wix は Web サイトを大幅に高速化し、コアウェブバイタルを劇的に改善しました。スコアとしては 10 倍の数値が出ています。
まず、グローバルに分散した CDN インフラですべてのサイトをホストし、HTML を含むすべてのサイトリソースの自動キャッシュを可能にする対応などを行いました。
これにより、サイト訪問者の場所、ネットワーク、デバイスに関係なく、サイトがすばやく読み込まれます。
さらに、レイアウト変更を最小限に抑えるため、すべてのコンポーネントを、適切なサイズ、CSS アスペクト比、フォントのプリロードを使用して構築しました。そうすることで、累積レイアウト変更 (Cumulative Layout Shift) スコアが良好になります。
画像およびフォントのリソースを優先し、ビューポート外の要素は遅延読み込みとすることで、最大視覚コンテンツの描画 (Largest Contentful Paint) も最適化しました。
速度を上げるための対応は他にも行っています。
– サイズ変更とトリミングを行いながら画像を自動的に WebP に変換し、メディア配信を最適化しました。
– Brotli を使用してすべてのリソースを圧縮し、ダウンロードを高速化しました。
– Web Workers を使用して JavaScript をブロックするメインスレッドを減らし入力遅延を最小限に抑え、サイトの応答性を向上させました。
– コード分割と動的インポートを使用して、複雑さにかかわらずサイトが素早く読み込まれるようにしました。
– また、カスタム要素、リソースのプリロード、優先度ヒント、HTTP/3 などの機能も使用しました。
これらにとどまらず、皆様ご自身でもパフォーマンスを高められる実装があります。サイト速度ダッシュボードで詳細な日次パフォーマンス レポートを確認することができます。ご自身が行う変更がサイトのパフォーマンスにどのような影響を与えるかをテストすることができます。
以上がこれまでの成果です。とはいえ、私たちは常に機能強化に取り組んでおり、新しい要素や機能を開発する際は、必ずパフォーマンスを意識しています。
どのような事業者の方に対しても、Wix は高パフォーマンスの Web サイトを用意しております。