LP広告とは?種類と費用、作り方の基本を解説
- 6月28日
- 読了時間: 12分

リスティング広告や SNS 広告を出稿しているのに、問い合わせがなかなか増えないなら、その原因は LP 広告(広告のクリック後に表示されるランディングページ)の作り方にあるかもしれません。
広告費をかけても成果につながらないとき、見直すべきは広告の出し方よりも、着地先のページであることが少なくありません。まずは無料ホームページ作成から、成果につながるランディングページの形を確かめてみましょう。
Wix の無料ホームページ作成ツールなら、プロのデザイナーが手がけたテンプレートを使って、専門知識がなくてもランディングページを作成できます。具体的な作り方はランディングページの作り方でも詳しく紹介しています。
この記事の概要
この記事は、広告運用の成果をランディングページで伸ばしたい中小企業の担当者や個人事業主に向けたものです。LP 広告の基本的な仕組みから、広告チャネル別の違い、自作と外注の費用感、効果測定の指標までを一通り整理します。広告予算を増やす前に、まず着地先のページを改善したいと考えている方が、次に取るべき一歩を判断できる内容です。
この記事を読んでわかること
LP 広告の定義と通常の Web ページとの違いがわかる
広告チャネル別のランディングページの特徴がわかる
効果的なランディングページの構成要素とファーストビューの作り方がわかる
外注と自作の費用相場、Wix での制作手順がわかる
CTR、CVR、ROAS など効果測定指標の意味がわかる
\LP制作から、集客・予約・決済・顧客管理まで。/
1. LP 広告とは(仕組みと種類)
LP 広告とは、広告から流入したユーザーに対して、特定の行動を促すことに特化した 1 枚完結のページを指します。
電通の調査(2024年)によると、国内インターネット広告費は 3兆1,016億円 となり、初めて全媒体で最大のシェア(45.1%)を獲得しました。
Web サイトへの集客やネット販売において、デジタル広告は欠かせない手段となっています。その広告費を成果に変える受け皿が LP 広告であり、広告とページの内容をかみ合わせることが成果を左右します。
LP 広告の定義と通常の Web ページとの違い
LP 広告は、申し込みや購入、問い合わせといった 1 つのコンバージョンに集中させたページです。
複数のページを回遊させる通常の Web サイトとは、設計の考え方が大きく異なります。LP とは何かを一言で表すなら、目的を絞り込んだ着地ページのことです。違いを 4 つの観点で整理すると、次のようになります。
比較の観点 | LP 広告 | 通常の Web ページ |
目的 | LP 広告は 1 つの行動(申し込みや購入)に特化。 | 通常の Web ページは情報提供や回遊が中心。 |
リンク数 | LP 広告は離脱を防ぐため外部リンクを最小限に。 | 通常の Web ページはメニューや関連ページへのリンクが豊富。 |
デザイン | LP 広告は縦長 1 枚でストーリーを完結。 | 通常の Web ページは複数ページに情報を分散。 |
SEO 効果 | LP 広告は広告流入が前提で検索評価は限定的。 | 通常の Web ページは検索からの自然流入を目指す。 |
LP 広告が使われる主な場面
LP 広告は、検索結果に表示されるリスティング広告の着地先としてよく使われます。Google 広告をクリックしたユーザーは、検索したキーワードに対する答えをすぐに求めているため、商品やサービスの価値を端的に伝える LP が向いています。
総務省の調査(2024年)によると、日本の SNS 利用率は82.3%に達し、LINE が88.3%で最多利用です。SNS からウェブサイトや実店舗への誘導が重要な集客チャネルとなっており、オンラインとオフラインを連携した情報発信が求められています。
Instagram や LINE からの着地先では、いますぐ購入を検討している層だけでなく、まだ関心を持ち始めたばかりの潜在層も訪れます。そのため、共感から入って少しずつ行動につなげる構成が効果的です。集客を目的とした設計の考え方は集客 LP の作り方でも紹介しています。
広告チャネル別の LP の種類(Google 広告、SNS、アフィリエイト)
LP は配信するチャネルによって最適な設計が変わります。
Google 広告
検索意図が明確なGoogle 広告では、「今すぐ客」向けに、広告文とページの見出しの内容を一致させるメッセージマッチが重視されます。検索意図とのずれが小さいほど、ユーザーは安心して読み進められます。さらに、「無料相談はこちら」「今すぐ購入」のような直接的な文言で、迷わせない導線を作ります。
SNS 広告(Meta、LINE、X など) SNS 広告では、商品の説明よりもまず共感を得ることが起点になります。ファーストビューで「自分ごと」と感じてもらえる見せ方が大切です。コンバージョンのハードルをいきなり上げず、資料請求や無料体験など小さな一歩から促す設計がリード獲得率を高めます。
アフィリエイトやメルマガ経由の LP
この経路では、読者との信頼関係をベースに「限定特典」や「期間限定オファー」を前面に出すと反応率が上がります。また、読者がすでに一定の関心を持っているため、いまだけの条件を明確に示すと行動につながりやすくなります。商品単位の設計は 商品ランディングページの作り方 も参考になります。
効果的な LP 広告の構成要素
成果の出るランディングページには共通する構成要素があります。Wix ならノーコードで、業種を問わずプロ仕様のビジネスサイトやランディングページを作成できます。まずは押さえるべき基本要素を、上から順に見ていきましょう。
ファーストビュー
ファーストビューは、ユーザーがページを開いて最初に目にする領域です。ここで離脱を防ぐ鍵は、キャッチコピー、メインビジュアル、CTA ボタンの 3 要素にあります。とくに重要なのは、広告のコピーとランディングページのメッセージを一致させることです。広告で見た言葉がそのままページにあると、ユーザーは正しいページに来たと感じ、読み進めてくれます。
【ここがポイント】ファーストビューの正解は、業種や広告の内容によって異なります。だからこそ、一度決めて終わりにせず、後述の A/B テストで検証することが欠かせません。
Wix で GEO/AEO チームのリードを務める Amanda Weiner は、訪問者に伝える情報の設計こそが成果を左右すると指摘します。
「サイトの構成や訪問者に提供する情報は、見た目だけの問題ではありません。それは最終的に商品を購入する人の数に直結します。コンテンツやビジュアル、ボタンを通じて、自社の提供価値を最初の瞬間から明確に伝えることが大切です。」
CTA ボタン
CTA ボタンは、ファーストビュー、中間、クロージングの 3 か所に配置すると、ユーザーがどこまで読んでも行動に移せます。
文言は「申し込む」よりも「無料で試す」のように、行動を後押しする動詞を選ぶと反応が高まります。ボタンを押した先で何が起きるかが伝わると、クリックへの心理的なハードルが下がります。
信頼性を高める要素(実績、口コミ、保証)
初めて訪れるユーザーは、サービスを使ってよいか迷っています。導入実績やお客様の声、返金保証といった要素は、その不安をやわらげます。数値の実績を示す場合は、出典を明確にすると信頼度がさらに高まります。第三者の声を載せるだけでも、ページ全体の説得力は大きく変わります。 消費者庁の調査では、購買前に口コミを参考にするユーザーが 7 割を超えることが報告されています。具体的な数値実績(「導入企業 500 社以上」など)、お客様の声、返金保証を組み合わせることで、訪問者の不安を解消し CV 率を高められます。
Wix のテンプレートで LP 広告を自作する手順
Wix なら、専門的な制作スキルがなくてもランディングページを自作できます。次の手順に沿って進めれば、初めてでも公開までたどり着けます。
無料登録:メールアドレスでアカウントを作成します。
ランディングページテンプレート選択:目的に合ったランディングページ向けのテンプレートを選びます。
キャッチコピーとメインビジュアル編集:広告のメッセージに合わせて文言と画像を差し替えます。
CTA ボタン設置:ファーストビュー、中間、クロージングにボタンを配置します。
スマートフォン表示確認:モバイルでの見え方とボタンの押しやすさを確認します。
公開:内容を最終確認してページを公開します。
Wix ならノーコードでも大手企業のようなホームページが作成できます。基本的な Web サイトの作成手順はホームページ作り方でも解説しています。ツール選びから比べたい場合はLP 作成ツールおすすめも参考にしてください。
Wix でプロダクトマーケティングマネージャーを務める Yarin Singolda は、技術ではなく目的に集中できる点を強みとして挙げています。
「Wix を使えば、技術ではなく自分のビジョンに集中できます。ドラッグとドロップでサイトを作り込みながら、ビジネスの成長に合わせて拡張できる基盤に支えられているという安心感があります。」
3. LP 広告の費用相場と効果測定
ランディングページは作って終わりではなく、費用と成果のバランスを見ながら改善していくものです。Wix では、ホームページ作成と同時に、独自ドメインや安全な Web ホスティングまで一つの管理画面でまとめて利用できます。ここでは、費用相場と効果測定の基本を整理します。
制作会社に依頼した場合の費用
制作会社にランディングページを依頼すると、デザインや構成をプロに任せられる安心感があります。一方で、費用がかかり、公開後の修正にも時間と追加コストが発生しやすい点はデメリットです。相場は依頼内容によって幅があるため、見積もりを複数社で比較することをおすすめします。Web サイト全体の費用感はホームページ作成費用の相場で詳しく確認できます。
【ここがポイント】制作費は、依頼する範囲によって大きく変わります。デザインだけを任せるか、公開後の運用や改善まで任せるかで、総額は変わってきます。
ツールで自作した場合の費用と独自ドメインの活用
Web サイト作成ツールを使えば、月額の利用料だけでランディングページを運用できます。費用を抑えながら、自分のタイミングで何度でも修正できるのが利点です。さらに、yoursite.wixsite.com のようなアドレスではなく yourbusiness.com のような独自ドメインで配信すると、広告の信頼性が高まり、クリック後の安心感にもつながります。
4. LP 広告の効果測定と改善方法
確認すべき指標(CTR、CVR、ROAS)
改善の前に、まず指標の意味を押さえましょう。LP 広告の主要指標は CTR(クリック率)、CVR(コンバージョン率)、ROAS(広告費用対効果)の 3 つです。
CTR(クリック率): 広告が表示された回数のうちクリックされた割合で、クリック数 ÷ 表示回数 × 100 で求めます。業種によって異なりますが、2〜5% が一般的な目安です。
CVR(コンバージョン率): 訪問者のうち目標の行動に至った割合で、コンバージョン数 ÷ 訪問数 x 100で計算します。LP の質や CTA の文言が大きく影響します。
ROAS(広告費用対効果): 広告費に対して得られた売上の割合で、広告経由の売上 ÷ 広告費 × 100 で表します。100% 以上であれば費用対効果がプラスです。
これらの指標を見れば、広告とランディングページのどこに課題があるかを切り分けられます。
A/B テストで継続的に改善する
A/B テストとは、2 つのパターンを同時に試して成果の高い方を採用する手法です。一度に変える要素を絞ると、何が効いたのかが明確になります。
まず試したいのは、キャッチコピー、CTA ボタンの色と文言、ファーストビューの画像の 3 点です。小さな変更を積み重ねることで、CVR は着実に伸びていきます。
Wix で AI ビジビリティと OG コンテンツを統括する Rebecca Tomasis は、継続的な検証の重要性をこう語っています。
「長期的な成長は、検証を支えるプラットフォームを選べるかにかかっています。新しい施策を試すときも、キャンペーンを立ち上げるときも、変更を手軽に実行できることが大切です。」
LP を公開しただけでは成果は最大化しません。数値を見ながら継続的に改善することが、LP 広告の成果向上につながります。
【ここがポイント】LP は強力な集客・CV ツールですが、すべての課題を解決できるわけではありません。広告クリエイティブと LP のメッセージが一致していない場合、直帰率が上昇し広告費が無駄になります。また、ターゲット層に合わない LP をどれだけ改善しても、CVR の大幅な向上は見込めません。LP 制作はあくまで広告戦略全体の一部として位置づけ、キーワード選定・入札戦略・クリエイティブと組み合わせて継続的に改善することが大切です。
LP 広告に関するよくある質問
LP 広告とは何の略ですか?
LP は「Landing Page(ランディングページ)」の略です。広告のクリック後に表示される着地ページを指し、コンバージョンに特化した設計が特徴です。
LP 広告はどこで作れますか?
Wix などのホームページ作成ツールで専門知識なしに作成できます。外注(10万円〜)と自作ツール(月額数百円〜)の 2 択から、予算と目的に合わせて選べます。
LP 広告の効果を高めるには?
ファーストビューの最適化と A/B テストが最重要です。広告コピーと LP のメッセージを一致させ、CTA の文言と配置を定期的に見直しましょう。
LP 広告にかかる費用はいくらですか?
外注は内容により費用に幅があり、自作ツールは月額の利用料で運用できます。費用を抑えたい場合は、Wix で自作する方法も選べます。
まとめ
LP 広告は広告費を最大限に活かすための重要な要素です。チャネルに合わせた設計、ファーストビューの最適化、継続的な A/B テストを実践することで、CVR の底上げが期待できます。
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この記事を書いた人

下瀬 美幸(Miyuki Shimose)
Wix 公式ブログ編集者/SEO エキスパート




