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リダイレクトとは?その仕組みと Wix サイトでの設定方法

執筆者: Maddy Osman

リダイレクトとは?その仕組みと Wix サイトでの設定方法

皆さんにひとつ質問です。インターネット上でリンクをクリックすると何が起こると思いますか?当然、自分が見たいと思うページに移動してほしいと思いますよね?

次の画面がエラーになったり、クリックした内容とは無関係のページが開くと良い気はしないでしょうし、そのサイトに対する印象も下がってしまうことでしょう。

Web サイトを正しく機能させ、ユーザーを常に正しいページへと誘導するためには、リダイレクトの種類や設定方法を覚えておくことがとても重要です。


リダイレクトとは、移動した Web アドレス(URL)の場所をサーバーに知らせるインターネット上のコードのことです。たとえば、Web ページ A を Web ページ B に移動させる必要があると仮定します。このような場合は、ユーザーが Web ページ A のリンクをクリックすると、正しい宛先である Web ページ B に自動でジャンプするようにリダイレクトを設定します。


リダイレクトは、Web サイトの機能を円滑に保つだけでなく、検索エンジン最適化(SEO)の維持・向上にも役立ちます。リダイレクトは Web サイトが成長するにつれて活用できる便利なツールであるため、まだ使ったことがないという方はこの機会に覚えていただくと良いでしょう。


この記事では、以下のことについて解説します。


リダイレクトとは


リダイレクトとは、最初にリクエストされた URL から、訪問者や検索エンジンを別の URL に誘導する方法のことです。コンテンツの移行や Web ページの削除などがあった場合にサイトでリンク切れが発生しないよう、適宜リダイレクトを活用することができます。


リダイレクトは HTTP レスポンスステータスコードのひとつで、その目的に応じて「3XX」(例:301など)系列の複数のコードで分類されています。リダイレクトの設定が一時的なのか、または永久なのか、あるいは旧 Web ページのインデックス状況をどうしたいのかなどによって、使用するリダイレクトの種類が異なります。


リダイレクトの設定は、ある URL を別の URL に移動させるだけなのでとても簡単です。



リダイレクトが重要な理由


リダイレクトを使用すると、Web ページの場所を変更することができます。サイトの成長・進化に伴い柔軟にページの URL 設定を変えられるため、サイトを開設した当時の初期構造に縛られず、最適な形に変更していくことができます。また、リダイレクトを使用することで、サイトを拡張する際にもスムーズなナビゲーションを維持することができます。あるページの URL が変わってもリダイレクトによりユーザーは正しいページに誘導されるため、直帰率も下がります。


301のような特定のリダイレクトは、PageRank(これまで築いてきたリンクの評価)を新しい URL に受け渡します。リダイレクトを使用するたびにゼロからページ評価を積み立てていく必要がないため、SEO 観点から見ても有益です。


また、リダイレクトを利用して SEO を向上させることもできます。例えば、同じようなコンテンツを掲載している2つのページを1つのページに統合し、トラフィックを集約させるといった方法があります。



リダイレクトを使用するタイミング


リダイレクトは、次のような場合によく使用されます。

  • 新規ドメインへ移管する

  • Web サイトの構造を更新する

  • キーワードカニバリゼーション(共食い)を修正する

  • Web サイトを停止することなくページをテストまたは更新する

  • 壊れたWeb ページを修復する

  • 買収した企業の Web サイトを自社サイトに誘導する

  • ユーザーを異なる言語の Web サイトにリダイレクトする

  • 季節のキャンペーンを行う

  • 販売中止になった製品ページを別のページに遷移させる

  • HTTP から HTTPS に移行する

Web サイトに変更を加える場合は、リダイレクトを適用するタイミングを理解することがとても重要です。不要になったページを削除して、そのままにしていませんか?この場合はリダイレクトを設定し、削除したページの URL をどこか別の URL に誘導する必要があります。また、設定できるリダイレクトの種類はひとつだけではありません。ビジネスのニーズと Web サイトの性質に応じて、適切なリダイレクトを選ぶことが大切です。



リダイレクトの種類


最も一般的なリダイレクトは301と302で、それぞれリダイレクトを維持する期間が異なります。301リダイレクトは、Web ページを永久に移動させたい場合に使用します。302リダイレクトは、リダイレクトが一時的に必要な場合にのみ使用されます。


リダイレクトを示す「3XX」コードは他にもありますが、それほど広く使われているわけではなく、いくつかのデメリットもあります。たとえば、303リダイレクトは302とほぼ同等ですが、検索エンジンにキャッシュされないという欠点があります。現在、最も広く使われているもののひとつは301で、これは一般的な Web サイトのニーズのほとんどを担ってくれるリダイレクトだといえます。



リダイレクトによく似たその他のインスタンス


インターネット上にはリダイレクトとよく混同されるコードが複数あります。その例を少し見ていきましょう。


4XX コード

400から499までのコードは、通常、ページが読み込まれなかったことを示します。これらのコードのうち最も一般的なのは、「Web ページが見つからなかった」ことを意味する404エラーです。これは、ページが削除され、新しい URL にリダイレクトされていない場合に発生します。


Wix で作成したサイトの場合は404ページの表示をカスタマイズすることができます。また、Wix が生成した以下のページを使用することも可能です。


404ページの例

ページを削除すると、Google Search Console に404エラーメッセージが表示されることがあります。これらのページは、Google があなたのサイトを再度クロールしたタイミングでインデックスから削除されます。リダイレクトできる関連コンテンツがない場合は、404ページを使用する必要があります。しかし、404ページをあえて表示するよりは、できる限り別のコンテンツにリダイレクトを設定することをお勧めします。404ページが原因で Google によるサイトの評価が明らかに下がることはないようですが、ユーザーエクスペリエンス向上のためにもエラーページの表示は避けた方が無難です。


カノニカル(Canonical)タグ

Canonical タグは、1つの Web ページに複数のバージョンがある場合に使用します。404などのコード番号を使用する代わりに Canonical タグを設定すれば、それらの Web ページ上のコンテンツが同じであることを検索エンジンに伝えることができます。この機能はたとえば、2つのページに同じようなコンテンツがある場合や、存在するページは1つのみ(重複していない)だが、その同じページを指す URL が複数ある場合(例:一方の URL には www が含まれていて、もう一方には含まれていない場合など)などに役立ちます。


Canonical タグを使用してもバリエーションとして存在する他の URL の動作は変わらず、引き続きアクセスすることができます。しかし、このタグは検索エンジンに「すべてのバリエーションをインデックスしない」ように伝えるものであるため、SEO には影響が生じる可能性があります。また、301リダイレクトと Canonical タグのもう一つの違いも覚えておきましょう。


  • 301リダイレクト:旧リンクのリンクオーソリティ(リンクの評価)が新しいリンクに引き継がれる

  • Canonical タグ:ページ内容が類似・重複している場合に、正規のURLがどのページなのかを検索エンジンに伝える HTML タグ1つです。検索エンジンが混乱しないよう、カノニカルタグが入っている URL を正規のページとして評価を集約する。タグが入っていないバリエーションの URL は検索エンジンにインデックスされません。


リダイレクトの設定期間


リダイレクトをどの程度維持すべきかは、企業や Web サイトの方針によって異なります。他のサイトから人気のあるバックリンクが張られている場合は、リダイレクトを消さずに残しておく方が良いでしょう。しかし、旧 Web サイトのリンクがほぼアクセスされなくなっているのであれば、適当なタイミングでリダイレクト設定を削除しても良いかもしれません。


Google のサーチアドボケイトである John Mueller さんは「数年経てばリダイレクトを削除しても良い」と述べています。リダイレクトを続けた方が良いか迷う場合は、あなたの Web サイトにとって最良の結果を導くための解決策は何かをまず考えてみましょう。



リダイレクトのベストプラクティス


リダイレクトを設定したら必ず動作確認をしてください。また、新しいリダイレクトを追加するときは、遷移先のページが元のコンテンツと関連したものであるかを確認します。影響を与えるバックリンクを意識し、新しいページがユーザーの意図に合っているかどうかも確認しておきましょう。


リダイレクトは便利な機能ですが、不必要にリダイレクトを使用するのはやめましょう。サーバーに余分な負荷がかかり、トラフィックが遅くなる可能性があります。不必要にリダイレクトを設定すると、リダイレクトチェーンやループ(リダイレクトが繰り返されてしまう現象)などの問題が起こる可能性もあります。これは、リダイレクトしたページが、またさらに別のページにリダイレクトしているといった場合に発生します。サーバーを混乱させないよう、リダイレクトは常に簡潔で分かりやすい形で設定しましょう。



Wix でリダイレクトを設定する方法


Wix サイトで301リダイレクトを設定したい場合は、リダイレクトマネージャーにアクセスします。


Wix ダッシュボードの左側のメニューから「マーケティング・SEO」、「SEO ツール」の順にクリックします。そこで「リダイレクトマネージャー」を選択すると、すべてのリダイレクトを追跡できるページに移動します。


リダイレクトマネージャー

新しいリダイレクトを作成する場合は、「+新しいリダイレクト」ボタンをクリックします。そこから、必要なリダイレクトの種類(シングルリダイレクトまたはグループリダイレクト)を選択します。どちらの場合も、旧 URL と新 URL が必要です。


リダイレクト追加画面

完了したら、「保存」をクリックします。リダイレクトを編集または削除する必要がある場合は、リダイレクトマネージャーに戻って操作を行います。


また、ページの URL スラッグを変更すると、自動リダイレクトが適用されます。


Wix で URL スラッグを変更すると自動リダイレクトが適用される
このオプションはデフォルトで選択されています。新しい URL にリダイレクトさせたくない場合は、このオプションを解除してください。

Wixでは、1つのウェブサイトにつき最大5,000のリダイレクトが可能です。



リダイレクト設定で検索の可視性とユーザーエクスペリエンスを向上


Web サイト上の URL を新しい場所に移動したい場合には、リダイレクトが活躍します。リダイレクトは新しいドメインへの移管、Web サイトの構造の更新、コンテンツの統合など、さまざまな状況で使用することができます。


リダイレクトをうまく使用すれば SEO 効果の向上、キーワードカニバリゼーションなどの問題解決といったメリットが得られます。また、旧リンクの評価をキープしたままで Web サイトを再構築することもできます。機能の特性と影響を理解した上で、ぜひリダイレクトをご自身のサイトのアップグレードに役立ててみてはいかがでしょうか。


 

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Maddy Osman - The blogsmith - 創設者 Maddy Osman は、マーケティング分野のソートリーダーや、クライアントやプロジェクト管理で手一杯の制作会社などに向けて、SEO のベストプラクティスを取り入れた魅力的なコンテンツを制作しています。業務プロセスや経験について、詳しくは公式サイトをご覧ください。 Twitter | Linkedin


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