失敗しないレンタルサーバーの選び方とおすすめ8選【最新版】
- Miyuki Shimose

- 12月10日
- 読了時間: 13分
更新日:10 時間前

総務省の令和 5 年通信利用動向調査では、企業の 77.6 % がクラウドサービスを利用しており、サーバー環境の信頼性はビジネスの継続性に直結しています。適切なサーバー選びは、サイトの表示だけでなく、訪問者に快適な体験を提供し、SEO効果やセキュリティ対策にも大きく影響します。
そこでこの記事では、専門知識がなくても最適なサーバーを選べる方法やおすすめサービスを解説します。
目次
おすすめレンタルサーバー機能比較表
サーバー名 | 主な特徴 | こんな方におすすめ | 料金 | サポートオプション |
Wix | AI搭載のホームページ作成ツール、豊富なテンプレート、EC機能や予約機能などビジネスツールが一体化 | Web制作の知識がない初心者の方、個人事業主や小規模ビジネスオーナー | 月額 無料〜 | 電話、チャット、ヘルプセンター、メール |
LOLIPOP! | 低価格から始められる、WordPress簡単インストール機能、初心者向けの分かりやすい管理画面 | 初めてレンタルサーバーを利用する方、趣味のブログや小規模サイトを低コストで始めたい方 | 月額 ¥220〜(エコノミープラン) | メール、チャット、電話サポート(有料プランによる) |
XServer | 高速・安定性に定評あり、国内シェアNo.1、WordPressの表示速度が速い | アクセス数の多いメディアサイトやビジネスサイトを運営する方、表示速度と安定性を重視する方 | 月額 ¥990〜(スタンダードプラン) | メール(24時間)、電話サポート(平日10-18時) |
ラッコサーバー | 高速HTTP/3対応、WordPressの高速化に特化、シンプルな料金体系 | ブログやアフィリエイトサイトで収益化を目指す方 | 月額 ¥440〜 | メール |
さくらのレンタルサーバ | 25年以上の運用実績を持つ老舗、高い信頼性と安定性、多様なプラン展開 | 安定したサーバー環境を求める法人、官公庁や教育機関、長期間安心してサイトを運営したい方 | 月額 ¥524〜(ライトプラン) | メール、電話サポート |
VALUE SERVER | 自由度の高い設定が可能、独自ドメインとセットで利用するとお得 | 複数のサイトを低コストで運営したい方、サーバー設定などを自分で行いたい中級者以上の方 | 月額 ¥220〜(まるっとプラン) | メール |
お名前.com レンタルサーバー | ドメイン取得サービスと連携、初期費用無料、24時間365日の電話サポート | ドメイン取得とサーバー契約をまとめて管理したい方、手厚い電話サポートを求める初心者の方 | 月額 ¥1,430〜(RSプラン) | 電話(24時間)、メール、チャット |
Mixhost | 高速なLiteSpeedウェブサーバー採用、アダルトサイト運営が可能、表示速度に強み | 高速な表示環境を求めるブロガーやアフィリエイター、最新技術を積極的に利用したい方 | 月額 ¥990〜(スタンダードプラン) | メール(24時間) |
(※)料金は 2025 年 12 月時点の参考価格であり、為替レートやプランによって変動する可能性があります。詳細は各公式サイトをご確認ください。
レンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーを選ぶ際の正解は、「あなたのサイトの目的と規模に合致しているか」で決まります。
どれほど高機能なサーバーでも、オーバースペックであればコストの無駄になり、逆に安価でもスペック不足であれば機会損失を招きます。以下の 6 つのステップで確認していけば、失敗することはありません。
1. サイトの目的と規模を明確にする
まずは、「何のために」「誰に向けて」サイトを作るのかを整理します。名刺代わりの小規模なホームページであれば低価格なプランで十分ですが、大量の画像を扱うネットショップや、アクセス集中が予想されるキャンペーンサイトの場合は、高負荷に耐えられるプランが必要です。また、ドメインの取得も同時に行う必要があるため、独自ドメインが無料でついてくるかどうかも確認しましょう。
2. パフォーマンスと安定性を確認する
サーバーの「稼働率」と「表示速度」は重要です。稼働率 99.9% 以上を謳っているサービスを選びましょう。表示速度が遅いと、ユーザー体験が悪化するだけでなく、検索順位にも悪影響を及ぼします。
3. 容量・転送量・機能
「ディスク容量」はデータの保存可能量、「転送量」はサイトへのアクセス許容量を示します。画像や動画を多用する場合は、ディスク容量に余裕があるもの(SSD 推奨)を選んでください。また、ドメイン名ジェネレーターなどのツールが付属していると、ドメイン決定がスムーズです。
4. 料金とコストパフォーマンス
初期費用、月額費用、更新費用を含めたトータルコストで比較します。キャンペーン価格だけでなく、2 年目以降の通常料金も必ず確認してください。
5. サポート体制
メールだけでなく、電話やチャットサポートがあるか、対応時間は自社の営業時間と合っているかを確認します。特に初心者の場合、設定につまずくことが多いため、手厚いサポートは必須です。
6. 運営会社・セキュリティ
運営会社の信頼性とセキュリティ対策を確認します。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)によると、ランサムウェアによる被害は年々増加しており、企業規模に関わらず対策が求められています。SSL(通信の暗号化)が無料で標準装備されていることは最低条件です。TLD 一覧から信頼性の高いドメインを選び、空きドメイン検索で希望のドメインが取得可能かどうかも併せて確認しておきましょう。
サーバーの悩みを解消し、ビジネスに専念したい方は、ホームページ運用を全面的にサポートする Wix をぜひご検討ください。
\サイト制作から、集客・予約・決済・顧客管理まで。/

▶︎ Wix の機能でできること
おすすめのレンタルサーバーサービス一覧
ここでは、用途やレベルに合わせておすすめできるレンタルサーバーを紹介します。
01. Wix
Wix は Web サイトのデザインから公開まで、ホームページ運用をまるごとサポートします。従来のレンタルサーバーとは異なり、サーバー機能、Web サイト作成ツール、ドメイン管理がすべて一つになったクラウド型プラットフォームです。サーバーの契約や面倒な設定作業は一切不要で、アカウントを作成したその瞬間からサイト作りを開始できます。
提供プラン料金:無料プランあり。独自ドメイン接続や広告非表示が可能な有料プランは月額 1,200 円から(ビジネスプランなど多様な選択肢あり)。
転送量:プランにより異なりますが、帯域幅は無制限のプランが多く、アクセス増にも柔軟に対応します。
自動バックアップ:あり(サイト履歴機能で過去のバージョンに復元可能)。
独自ドメイン:Wix ならすばやく簡単にドメイン取得完了。初年度無料クーポン付きプランもあります。
おすすめの人:技術的な設定をしたくない初心者、デザイン性を重視する中小企業、店舗オーナー。
Wix なら大手企業レベルの無料レンタルサーバーサーバーが標準装備されています。セキュリティ対策も万全で、Wix ドメインなら、更新・DNS 設定・セキュリティ対策まで一元管理が可能です。
02. LOLIPOP! (ロリポップ!)
GMO ペパボ株式会社が運営する、コストパフォーマンスに優れた老舗レンタルサーバーです。月額料金の安さと、初心者向けのわかりやすいマニュアルが充実している点が特徴です。
提供プラン料金:エコノミープランは月額 99 円〜と非常に安価。人気のあるハイスピードプランは月額 550 円〜。
転送量:プランにより異なりますが、ハイスピードプラン以上は無制限。
自動バックアップ:あり(有料オプションまたは上位プランで無料)。
独自ドメイン:ずっと無料で利用できる特典あり(条件あり)。
おすすめの人:コストを極限まで抑えたい個人、学生、テスト環境が欲しい方。
安価ですが、上位プランでは高速 Web サーバー「LiteSpeed」を採用しており、表示速度も十分実用的です。
03. XServer (エックスサーバー)
知名度と安定性を持つレンタルサーバーです。多くのブロガーやアフィリエイターに利用されており、ネット上にトラブルシューティングの情報が豊富なのも強みです。
提供プラン料金:スタンダードプランで月額 990 円〜(36ヶ月契約時)。初期費用は無料キャンペーンを行っていることが多いです。
転送量:無制限。
自動バックアップ:標準搭載(過去 14 日分)。
独自ドメイン:独自ドメイン永久無料特典あり。
おすすめの人:WordPress ユーザー、安定性と速度を重視する方、法人サイト。
大量のアクセス処理に強く、「KUSANAGI」技術による高速化が魅力です。迷ったらこれを選べば間違いがないと言われる定番サービスです。
04. ラッコサーバー
サイト売買プラットフォーム「ラッコ M&A」などを運営するラッコ株式会社のサーバーです。WordPress の立ち上げが簡単で、サイト売買を見据えた運用にも適しています。
提供プラン料金:RK1 プランで月額 330 円〜とリーズナブル。
転送量:プランによるが十分な余裕あり。
自動バックアップ:あり。
独自ドメイン:取得可能。
おすすめの人:WordPress 初心者、将来的にサイト売却を考えている方。
「かんたんブログスタート」機能を使えば、サーバー契約と同時に WordPress 構築が完了します。
05. さくらのレンタルサーバ
1996 年から続く老舗中の老舗です。法人利用の実績が多く、決して派手ではありませんが、堅実で安定した運用が可能です。
提供プラン料金:スタンダードプランで月額 425 円〜。
転送量:無制限。
自動バックアップ:あり(ステージング機能も充実)。
独自ドメイン:取得可能。
おすすめの人:法人、安定稼働を最優先したい方、教育機関。
電話対応もしっかりしているため、技術に不安があるかたにおいてはサービスの信頼感があります。
06. VALUE SERVER (バリューサーバー)
GMO デジロック株式会社が運営する、低価格帯のサーバーです。同社の「バリュードメイン」との連携がスムーズで、ドメイン管理とセットでコストを抑えたい人に向いています。
提供プラン料金:まるっとプランなら月額 143 円〜。
転送量:プランによる制限あり。
自動バックアップ:あり。
独自ドメイン:バリュードメインとの連携が強力。
おすすめの人:技術的な知識があり、自分で設定できる中級者以上、コスト重視の方。
設定の自由度が高い反面、管理画面が技術者向けである点には注意が必要です。
07. お名前.com レンタルサーバー
ドメイン登録サービスとして国内最大級の「お名前.com」が提供するレンタルサーバーです。ドメインとサーバーをセットで管理できる利便性が最大のメリットです。
提供プラン料金:月額 1,430 円〜(初回数ヶ月無料キャンペーンなど頻繁にあり)。
転送量:無制限。
自動バックアップ:あり。
独自ドメイン:ドメイン取得費用が実質 0 円になる特典などが豊富。
おすすめの人:お名前.com でドメインを取得した方、管理を一本化したい方。
頻繁に送られてくるメールマガジンが多いという声もありますが、スペック自体は非常に高い水準です。
08. Mixhost (ミックスホスト)
アズポケット株式会社が運営する、表示速度にこだわった高性能サーバーです。日本で初めて LiteSpeed を採用したことでも知られ、アダルトサイトの運営も許可されている数少ない一般向け高性能サーバーです(もちろん一般サイト利用者が大半です)。
提供プラン料金:スタンダードプランで月額 968 円〜。
転送量:無制限。
自動バックアップ:あり(復元も無料)。
独自ドメイン:永久無料特典あり。
おすすめの人:表示速度を追求したい方、急激なアクセス増が予想されるトレンドブログ運営者。
90 日間の返金保証があるため、実際に速度を試してから継続を決めることができます。
レンタルサーバー契約前に知っておくべきこと
契約後に「こんなはずではなかった」と後悔しないために、以下の基礎知識を押さえておきましょう。
サーバーの種類:主に「共用サーバー」「VPS(仮想専用サーバー)」「クラウドサーバー」「専用サーバー」の 4 種類があります。初心者のウェブサイト運用には、安価で管理が楽な「共用サーバー」が一般的です。
セキュリティ:IPA の情報セキュリティ 10 大脅威 2024 にあるように、Web サイトへの不正アクセスや改ざんは身近な脅威です[4]。WAF(Web アプリケーションファイアウォール)の設定が可能か確認しましょう。Wix の無料レンタルサーバーなら 99.99% 稼働率で安心のサイトパフォーマンスを実現し、セキュリティ対策も自動で行われます。
個人向けと法人向けの違い:法人向けプランは、サーバー領域が物理的に優遇されていたり、領収書発行や請求書払いに対応していたりします。ビジネスの信頼性を担保するためには、法人対応のあるプランが推奨されます。
レンタルサーバーを契約、設定する手順
一般的なレンタルサーバーの契約から公開までの流れは以下の通りです。
準備:クレジットカード、希望するドメイン名の候補(第 3 候補くらいまで)、スマートフォン(認証用)を用意します。
申し込み:各社公式サイトからプランを選択し、アカウント情報と支払い情報を入力します。この際、ドメインの取得も同時に行うと設定が楽になります。
設定:管理画面にログインし、独自ドメインの設定(DNS 設定)を行います。WordPress を使う場合は「簡単インストール機能」を利用します。Wix ならデザイン済みブログがすぐに完成、初日から記事を公開できます。
レンタルサーバーに関するよくある質問
無料のレンタルサーバーと有料の違いは何ですか?
無料サーバーは広告が表示されたり、容量が少なかったり、サポートがなかったりします。ビジネス利用であれば、信頼性と安定性の観点から有料サービス、もしくは Wix のようなビジネス利用を前提とした無料プランのあるサービスをおすすめします。
ドメインを他の会社で取ってしまいました。サーバーだけ契約できますか?
はい、可能です。ドメイン管理会社の管理画面で「ネームサーバー(DNS)」の情報を、契約したレンタルサーバー指定のものに変更するだけで紐付けができます。
どのくらいの容量があれば足りますか?
一般的な企業サイトやブログであれば、30GB 〜 50GB もあれば十分すぎるほどです。ただし、高画質の写真を大量に掲載するポートフォリオサイトなどは、100GB 以上のプランや、画像圧縮機能のあるサービスを選びましょう。
WordPress にサーバーはついていますか?
いいえ。WordPress は便利ですが、サーバーの管理やセキュリティ対策を自分で行う必要があります。Wix ならノーコードでも大手企業のようなホームページが作成でき、保守管理の手間もかかりません。
サポートは本当に必要ですか?
はい、特に初心者には必須です。「サイトが表示されない」「メールが届かない」といったトラブルは突然起きます。電話やチャットですぐに解決できる環境は、ビジネスの損害を最小限に抑えます。
まとめ
ホームページの成功は、適切なレンタルサーバー選びから始まります。
表示速度の速さはユーザーの離脱を防ぎ、強固なセキュリティはビジネスの信頼を守ります。まずは、自社のサイトの目的を明確にし、コストと機能のバランスが良いサービスを選びましょう。
もし、サーバーの契約やドメインの設定、WordPress の管理といった技術的な作業に不安を感じるなら、Wix が最適解です。Wix なら今日始めて、今日公開。スピード感のあるホームページ作成でビジネス機会を逃しません。
あなたのビジネスアイデアを形にするために、まずは無料の Wix を試してみませんか?
\本格的なホームページ作成を AI で実現/

▶︎ Wix の機能でできること
Wix は、フルカスタマイズが可能なノーコード Web 制作プラットフォームです。本格的なホームページを構築からドメインの取得まで、ビジネスを成長させるための強力な無料 SEO ツールやビジネスツールを提供します。まずは最新のホームページ生成 AI でホームページを作成しましょう。
この記事を書いた人

下瀬 美幸(Miyuki Shimose)
Wix 公式ブログ編集者/SEO エキスパート



