目を引くポートフォリオ作品例23選|Webデザインの参考事例
まずはじめに:ポートフォリオを作成 →|ドメインを取得 →
更新日 2024年8月5日(公開日 2016年9月25日)
「ポートフォリオサイト」として知られるアーティストの個人サイトは、クリエイティブな仕事をしているプロにとって欠かせない存在です。新しいオーディエンスにアピールしてファンを増やすのはもちろん、サイト上で作品やイラストを販売することだってできます。
この記事では、世界のクリエイターが作成したおしゃれなポートフォリオサイトの中から厳選した参考事例を紹介します。訪問者を惹きつける Web デザインのコツを知りたい人も、デザインのインスピレーションを得たい人も、ぜひポートフォリオ作成の参考にしてみてください。
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目次
良いポートフォリオサイトとは?
良いポートフォリオとは、自らの作品を魅力的に紹介し、見栄えの良いポートフォリオサイトであるだけでなく、目的を達成することができるサイトのことです。
例えば「お問合せフォームから仕事の依頼を増やしたい」「転職活動に利用したい」「 SNS で拡散してもらいたい」といった目的があるとします。ポートフォリオサイトでこれらの目的を達成するためには、ポートフォリオサイトに訪れた人が、スムーズに必要な情報にアクセスできるよう導線を設計することが大切です。
Wix のポートフォリオテンプレートなら、このような導線がすでに設計され、必要なページが揃った、おしゃれなデザインの中から理想デザインを選ぶだけで、1日でポートフォリオの作成ができます。さらに、最新の Wix AI サイトビルダーを活用すればデザインのカスタマイズも思い通り。 Web 制作に特化した AI がホームページを作成し、理想のポートフォリオを実現します。
まだ、ポートフォリオサイトをお持ちでない方はぜひ Wix をお試しください。
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目を引くポートフォリオサイト作品例 23 選
国内外で活躍するクリエイターによる、おしゃれなWebデザインのポートフォリオを紹介します。いずれも Wix で作成されており、作品が印象的なのはもちろん、デザイン性にも富んだポートフォリオサイトばかりです。いいと思うデザインが見つかれば、ぜひ自身のポートフォリオサイト作りに取り入れてみてください。
01. Lirona Ashkenazi
小さなディテールがいかに大きな役割を果たすかを教えてくれる、Lirona Ashkenazi さんのポートフォリオサイト。大きなフォントと、訪問者に語りかけるような口調のメッセージは、アーティストとしての彼女の自信をあらわすだけでなく、見る人にとって非常に魅力的なアプローチでもあります。トップページに設置されたグリッドギャラリーは、大きなサイズの画像を使用したゆったりとした配置が特徴。各画像をクリックすると、特定のプロジェクトに関する詳細情報を記したランディングページが表示されるようになっています。
02. Timothy Goodman
ニューヨークを拠点に活動する Timothy Goodman さんのサイトは、明るい黄色の背景に黒と白のテキストを組み合わせたデザイン。躍動感を感じさせる生き生きとした色の組み合わせで、サイト上の重要な情報を際立たせています。また、プロフィールページ(About)では、経歴、プロフィール画像、顧客の一覧、連絡先など、それぞれのセクションで黒、黄、白のカラーブロックを使い分けてコンテンツを見やすく配置しています。
03. Piergiorgio Del Ben
Piergiorgio Del Benさんのサイトは、彼が描いたキャンバス画が大きく表示されるのが特徴です。独特のスタイルの絵画を間近で見ることができる、アート好きやファンにはたまらないデザインです。
ポートフォリオサイトは、厳選した画像を掲載して自分の作品を存分にアピールするための場です。スライドショー、個々の画像、ギャラリーなど、作品を最も大胆かつ魅力的に見せてくれるレイアウトを選んで、アートに興味のある訪問者を魅了しましょう。
04. Yuta maruoka glassworks
硝子作家の丸岡 勇太さんのサイト「Yuta maruoka glassworks」は、余白を大切にした美しい空間が特徴です。白を基調として、余計な色を取り除いたポートフォリオデザインとシンプルなラインのメニューは、作品の印象を邪魔しないように構成されています。
メニューの 757 glass mill をクリックすると、工房の詳細がフェードインで表示されます。なめらかな動きのあるポートフォリオデザインと、プロジェクトごとに異なるギャラリーを活用して作品を引き立てています。
05. 中田写真事務所
写真撮影を専門とする会社、中田写真事務所は、ポートフォリオを利用したホームページです。ホームページトップでは、スライダー形式のギャラリーが時間と共に移り変わります。
ロケーション撮影に特化した出張撮影サービスのナナイログラフを紹介するページでは、パララックスエフェクトを見事に使いこなしています。スクロールダウンすると、背景写真の空間が 3D のようになり、上に重ねられたロゴが視覚的に面白い効果を発揮しています。
06. 白井図画室
イラストレーター 白井 匠さんのポートフォリオサイト「白井図画室」は、サイトに入ると全実績が画面いっぱいに広がります。ポートフォリオとして活用しているのは、グリッド機能の中のメーソンリー表示で、見やすくすっきりとしたデザインです。それぞれの作品には実績の詳細が記載され、訪れた人の目を意識したポートフォリオとなっています。白井図画室のメニューはフィルターとして機能しており、これまでの実績をカテゴリーごとに探すことができるようになっています。
07. Charly Palmer
サイトを開くと流れる背景動画、メッセージ性の高いコピー、巧みなアニメーション使いなど、どこを取ってもおしゃれで気分が上がる Charly Palmerさんのポートフォリオサイト。動画には Charlyさんの制作風景も含まれており、それぞれの作品ができるまでの過程を垣間見ることができます。Web デザインの原則をふまえてサイトを見てみると、Charlyさんはこのサイトで、動き、視覚的な階層、シャープなカラーコントラストなど、かなりの数の要素を取り入れていることがわかります。
08. Asya Lisina
Asya Lisina さんのポートフォリオサイトは、ディテールまで繊細に描かれた、どこかファンタジックなイラストが目を引くデザイン。下向きのピースサインに目を描いた Asyaさんのカスタムロゴは、サイトのブランディングとしてだけではなく、ナビゲーションメニューで移動したときの(現在位置を示す)ガイドツールやファビコンとしても使われています。また、モダンなサンセリフフォントが、芸術的かつおしゃれな雰囲気を醸し出しています。
09. Ellen Von Wiegand
複数の作品を紹介するのにぴったりのフルスクリーンスライドショー。この機能を見事に使いこなしているのが、アーティストの Ellen Von Wiegand さんのホームページです。また、このサイトではマーケティングに効果的な仕掛けもうまく使用されています。サイトを開くと美しいイラストが描かれたライトボックスが表示されるので、思わずメルマガを購読したくなってしまいますよね。
10. Lisa Brandon
さまざまな分野で活躍するアーティスト、Lisa Brandon さんのポートフォリオサイト。トレンドを取り入れたスタイリッシュなデザインと背景のダークカラーは、既成の概念にとらわれない、モダンでシックな彼女の作品にぴったり。クラシックなセリフ体フォントも、サイト全体の雰囲気と見事に調和して独自の雰囲気を醸し出しています。
11. David Milan
サイトのあちこちに散りばめられた手書きのカラフルな文字が目を引くサイトは、ハンドレタリングアーティストの David Milan さんのもの。ロゴデザインから使用するフォント選び、色使いまで一貫したトーンでブランディングが行われているのがわかります。こうして自分のポートフォリオサイトで個性を存分に発揮することで、その個性的なスタイルに共感してくれるユーザーを惹きつけることができます。
幾何学模様の魅力的な映像が出迎えてくれる、Pierre Brault さんのポートフォリオサイト。自身のアートのスタイルに合わせて近未来的なフォントを使用しています。ナビゲーションメニューにマウスオーバーすると、ドロップダウンが現れるのも粋なデザイン。訪問者が必要なものをすぐに見つけられるだけでなく、サイトに洗練された雰囲気も与えてくれます。
13. Irina Pandeva
単なるアーティストのポートフォリオだけではなく、彼女の芸術的なマインドも垣間見ることができる Irina Pandevaさんのサイト。ブログを活用して、芸術の探求に関する記事や詩などを投稿しています。ポートフォリオサイトにブログを開設することで新しい顧客とつながり、あなたの作品についてより多くのインスピレーションを提供することができます。
14. Lili Arnold
手書きのロゴからナビゲーションメニューやテキストの色まで、トロピカルな配色をまとった Lili Arnold さんのサイトは、植物を中心とした彼女のアートの精神を見事に反映しています。ありとあらゆる色が使われているにもかかわらず、カラフルな色が混ざり合って調和のとれたデザインに仕上がっているのが特徴です。全体のバランスを整える白い背景もポイント。
15. Jessica Bearden
カラフルな自画像が目立つ Jessica Bearden さんのサイト。今回紹介している事例はどれも優れたものばかりですが、その中でもひときわ目を引くポートフォリオサイトに仕上がっています。見どころはやはり、サイトの背景画像になっている彼女の自画像。一目で惹きつけられるビビッドな色使いはもちろん、よく見ると絵ではなく「物」でできており、しかもアニメーションで動くというのも驚きです。幅広デザインのヘッダーもこのビジュアルをさらに引き立てるパーツのひとつ。ヘッダーから、作品一覧、問い合わせ先、Instagram フィードなどのページに移動して、彼女が作り出す世界観をより深く知ることができます。
アート自体にすでに多くの要素が詰め込まれている場合は、ミニマルな Web デザインが最適です。版画家の Karen J. Revis さんの作品はユニークな質感と鮮やかな色遣いが特徴で、このポートフォリオサイトでは、使いやすさと見やすさを重視したシンプルなレイアウトで自身の作品を紹介しています。
サイトはシンプルなデザインながら、作品ギャラリーや経歴などに加え、ネットショップへのリンクも張られており、訪問者は Karenさんのオリジナル作品をオンラインで簡単に購入することができます。
17. Pedro Campos
Pedro Campos さんのポートフォリオサイトでは、ハイパーリアリズムの魅力が際立つデザイン要素がいくつか見られます。彼のポートフォリオサイトからは、ビジュアル効果を活用するインスピレーションが得られます。
まず注目すべきは、パララックススクロール効果の活用です。この技術を使うことで、ウェブサイトに奥行きが生まれ、カンポス氏のリアリティのある緻密な作品のすごさがさらに引き立ちます。この効果を取り入れ、視覚的な魅力を高めましょう。
さらに、ページ遷移時のフェードイン・フェードアウト効果も印象的です。シンプルな演出がユーザー体験を向上させ、サイトの閲覧を魅力的にしています。
18. SMEX
エディンバラで注目を集める若手マルチメディアアーティスト、SMEX(本名:アレックス・ウェア)のポートフォリオサイトは、彼の多才な作品を整然と整理しつつ、ユニークな Web デザインを取り入れた魅力的なプラットフォームとなっています。閲覧者が作品を楽しみながらスムーズに閲覧できるように工夫されており、例えば、エディンバラ・カレッジ・オブ・アートでの卒業制作展の様子がスライドショー形式で表示される仕掛けがあります。
また、作品の一部は購入可能で、気に入った作品をその場で手に入れることができます。アーティストがネットショップを開設することは、ファンにとってもアーティストにとっても双方にメリットのあるシステムです。SMEX のポートフォリオは、若手アーティストが自分のポートフォリオサイトを構築する際の参考になる優れた事例と言えるでしょう。
19. Ruifa Zenda
立体的な影絵からユニークな画像やアニメーションまで、Ruifa Zenda さんの印象的なサイトには、シンプルながら計算しつくされたエフェクトがたくさん。作品ページには、多彩なスキルとスタイルを持つ彼が、これまでのキャリアの中で制作した多種多様な作品が展示されています。ポートフォリオサイトを作成するなら、この例のように作品サンプルを豊富に掲載し、自分のプロとしての経験を訪問者にまとまった形で伝えられるページを作っておくことが重要です。
20. William LaChance
パララックススクロールと動画という最強の組み合わせを斬新に活用しています。William LaChance さんのように非対称のレイアウトをプラスすれば、ほかにはない印象的なデザインに仕上がります。このサイトの最大の特徴は、奇抜なデザインでありながら同時にバランスが取れていること。ウェブサイトの階層の原則にならって、最も重要な要素に最初に目がいくよう設計されています。
21. Daniel Aristizabal
Daniel Aristizabal さんのサイトは、黒一色の背景上にさまざまな作品のイメージが表示される個性的なレイアウトが特徴です。それぞれのブロックにアニメーションを加えることで訪問者を魅了し、スクロールを続けてもらうことができます。また、フルスクリーンで表示される作品を目立たせるよう、ハンバーガーメニューを使用してナビゲーションを表示しているのもポイントです。こうすることで、作品を表示するためのより大きなスペースを確保しつつ、問い合わせフォームやプロフィールページ、SNS アカウントといった重要なページへのリンクをまとめて設置することができます。
22. Hedof
Hedof は、Rick Berkelmansさんによるイラストレーションスタジオで、The New York Times、YouTube、Facebook など、名だたる企業を顧客に持っています。ライトグレーの背景は、よくある白背景のサイトと差別化したいときにうってつけの選択肢です。Hedof のネイビーブルーのロゴとの相性も抜群です。
画面いっぱいに表示された絵画の画像が目立つ、Zaria Forman さんのポートフォリオサイト。完成間近の大きなキャンバスに向かう彼女の姿は、訪問者に「サイトで紹介されている他の作品も見たい」と思わせるだけの強烈な説得力とインパクトを放っています。彼女が得意とする超写実的なスタイルを見事にあらわしているのはもちろん、絵画を白いフレームで囲っていることですっきりと見やすいデザインに仕上がっています。
Zariaさんは、地球の気候変動をテーマにパステル画を制作しているアーティスト。サイトではナビゲーションメニューを充実させ、世界のあちこちで描いた自身の作品を簡単に閲覧できるようにしています。
ポートフォリオサイト制作について知っておくべき 5 つのヒント
どんなポートフォリオを作成するか、イメージは固まりましたか?ここでは、ポートフォリオサイトの作り方と、覚えておきたい簡単なヒントをいくつか紹介します。
ポートフォリオサイト用テンプレートから作成 テンプレートを利用すれば、すぐにポートフォリオサイトが作成できます。テンプレートには、クリエイターとしての成功につながる基本機能がたくさん含まれており、カスタマイズも自由自在。
サイトにプロフィールページを追加 あなた自身のことやプロとしての経験、実績を訪問者に知ってもらいましょう。プロフィールページを充実させることで、仕事につながる可能性を高めることができます。
ソーシャルバーを追加して SNS アカウントをアピール 訪問者があなたに気軽に連絡できるよう、サイトに SNS アカウントをリンクしましょう。また、問い合わせのページを追加することもおすすめです。
フォトギャラリーを追加して作品を視覚的に紹介 ポートフォリオサイトには美しい画像の掲載が必須です。Wix のプロギャラリーなら、多くのレイアウトデザインがあり、ギャラリーを自在にカスタマイズできます。ポートフォリオレイアウトの選び方を参考にして、自分の作品に合ったものを探してみましょう。
自分の作品に合ったカラースキームを選択 カラースキームを統一することで、洗練された雰囲気のポートフォリオサイトに仕上げましょう。パステルカラーからモノトーンまであらゆるカラーのサイトが揃った、デザインが素敵なポートフォリオサイトの事例も参考にしてみてください。
よくある質問
ポートフォリオには何作品くらい載せるべきですか?
ポートフォリオに掲載する作品数は多ければ良いというわけではありません。一般的に、5〜10点程度の厳選された作品が理想的です。ここで重要なのは、量ではなく質です。質の高い作品を選ぶことで、あなたのクリエイターとしての能力がより明確に伝わります。また、作品の多様性も重要です。異なるスキルや経験を反映した作品を選び、過去2〜3年の最新作を中心に構成することをおすすめします。
ただし、業界や求人によって適切な作品数は異なることがありますので、ターゲットに応じて調整することを忘れずに行いましょう。
ポートフォリオに書くべき内容は?
ポートフォリオとして何を作ればいいですか?
まとめ
準備ができたら、インスピレーションをもとにポートフォリオサイトを作成しましょう。
Wix なら、豊富なポートフォリオテンプレートのなかから、気に入ったものを自由にカスタマイズして理想のサイトをスピーディに作成できます。魅力的なサイトに仕上がったら、URL を名刺に記載したり、クライアントにサイトのリンクを送って実績を簡単にアピールすることができます。さらに、偶然サイトを見た企業などから新規の仕事依頼を獲得できる可能性も高まります。
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編集者:Miyuki Shimose
SEO & ブログコンテンツマーケター