5月13日12 分
最終更新: 5月29日
更新日 2024年5月13日(公開日 2013年12月21日)
ホームページを作成して多くのアクセスを集めることは、ビジネスを成功に導く大切なステップです。ホームページを通じてあなたのビジネスが認知され、お問い合わせや仕事の発注を受ける機会を増やせるからです。
ただし、せっかくホームページを作ったものの、ホームページが検索結果に表示されないという悩みをお持ちの方は意外に多いようです。それは、もしかするとホームページのキーワード設定や、Google への登録など、SEO 対策が正しくできていないからかもしれません。
この記事では、Google の検索結果に引っかかるようにするためのSEO対策を5つ紹介します。検索順位を上げるために、無料 SEO ツールを活用し、しっかりSEO対策を行いましょう。
\いますぐホームページを作成/
検索キーワードを正しく選定
ホームページにキーワードを適切に設定
Google 検索エンジンへ登録
SNS アカウントにホームページのURLをリンク
Googleビジネスプロフィールにホームページの URL をリンク
SEO における「上位表示」とは?
SEO における「上位表示」とは、Google などの検索エンジンで、キーワードを検索した時に、あなたのホームページが検索結果の1位から10位に表示されることを意味します。SEOトレーニングやコンサルティングを提供する企業、 Backlinko による調査では、1位に表示されたサイトの平均クリック率は 27.6 %で、1位から3位の合計クリック率は 54.4 %に達します。このデータから Googleの検索結果で上位に表示されることは、クリック数を伸ばすために極めて重要であることがわかります。
まずは、あなたのホームページが上位表示を狙うべき検索キーワードが適切に選定されているか確認しましょう。狙うべきキーワードが正しく選定できていないと、あなたの想定する潜在顧客が検索を行った際に、サイトが検索結果画面に表示される機会を喪失してしまうからです。
サイトに適切なキーワードを選ぶ際には、検索意図と月間検索回数が有効なポイントとなります。下記の手順に従うことで、あなたのサイトのキーワードが適切かどうか簡単に確認することができます。
なお、狙うキーワードの数について正解はありませんが、小規模ビジネスのホームページであれば、数個 〜 10 個程までを目安とするのが良いでしょう。
検索意図とは、検索という行動の裏にあるユーザーの意図、つまりユーザーニーズのことです。似たような検索ワードでも、検索意図が大きく異なることがあるので注意しましょう。それを確認せず、誤った検索意図のキーワードを選定してしまうと、サイトを上位表示させることはおろか、想定する顧客を集客することが難しくなってしまいます。
まずは、あなた自身があなたのお客さんになったつもりになり、あなたのビジネスやサービスをインターネット上で探す際に、ご自身が検索ボックスに入力する可能性の高い語句をいくつか思い浮かべ、実際に検索ボックスに入れてみましょう。
次に検索結果画面の1ページ目に表示されるサイトを確認します。これらのサイトがあなたと類似サービスを提供している、いわば「競合相手」のサイトである場合、その検索ワードの検索意図はあなたのホームページのコンテンツに合致していると言えるでしょう。なぜなら、その検索ワードの意図が、あなたのビジネスや同類のビジネスを探すためのものであると確認できるからです。
もし仮に検索結果に表示されるサイトが、あなたと類似したビジネスのサイトではない場合、その検索ワードの検索意図はあなたのビジネスにマッチしていないと言えます。その語句は、あなたのビジネスや類似したビジネスを探すために検索者が使っている検索ワードではないからです。
例えば、あなたのビジネスが工務店だったとします。潜在顧客があなたのビジネスをネットで探すときの検索ワードとして「工務店」「ハウスメーカー」「注文住宅」「新築住宅」などを思い浮かべ、検索ボックスに入れます。すると、「工務店」「ハウスメーカー」「注文住宅」の検索ワードの検索結果画面にはあなたと同類のビジネスが表示されることが確認できます。よって、これらのキーワードの検索意図はあなたのビジネスとマッチしていると言えます。
一方で「新築住宅」の検索結果画面には建売や分譲住宅の購入サイトが表示されます。つまり、「新築住宅」という検索ワードを使っている人の検索意図は、建売や分譲住宅を探すことにあり、工務店などにオーダーメードで住宅を注文することではないことが確認できます。つまり「新築住宅」という検索語句は工務店のホームページには適切ではないと判定できます。
このように、一見すると自身のビジネスに関連があると思い込みがちな検索ワードも、実際に検索をかけて上位表示されているサイトを確認することで、そのキーワードが自分のサイトに適したものであるかどうかを確認することができます。なお、検索意図は時を経て変化することがあるので、四半期ごと、半年ごとに見直しましょう。それに合わせてホームページのコンテンツを調整する作業を定期的に続けていくことで、狙ったキーワードで検索結果に表示され続け、長期的にアクセスを集めることができるようになります。
検索意図を確認し適切なキーワードを絞り込んだら、Google キーワードプランナーなどのキーワードツールを使い、キーワードの月間検索回数を確認しましょう。月間検索回数とは、「検索ボリューム」とも呼ばれ、検索ワードが一ヶ月に何回検索されたかを示します。検索回数が大きいほど、その語句で上位表示に成功した場合の集客数が高いと言えますが、皆が競って上位表示を狙らう語句でもあるので、競争率が高く上位表示を獲得するのは難しいキーワードとなります。
キーワードツールを使って月間検索回数を確認することで、月間検索回数が大きすぎるキーワードについてはあえて狙うのをやめるなどの判断を下すことができるほか、キーワードの優先順をつけることができるようになります。
大企業のホームページではない限り、キーワードの月間検索回数は数十 〜 数百ぐらいまでが適正値と言えるでしょう。また、適正範囲の複数のキーワードを月間検索回数順にリストアップして管理することで、サイト内のキーワードの優先順位をつけて、戦略的にサイトコンテンツを作り込んでいくことができます。
引き続き工務店の例をとってみてみましょう。あなたの工務店が横浜市にあるとします。Google キーワードプランナーに、「横浜市 工務店」「横浜市 ハウスメーカー」「横浜市 注文住宅」と入力するとそれぞれの検索ワードの月間検索回数は下記の通りと表示されます。
どのキーワードも月間検索回数は適正範囲であることが確認でき、また優先順位も回数の大きい順に工務店、注文住宅、ハウスメーカーの順となることが確認できました。
上記ステップををあなたのホームページに当てはめて行うことで、適切なキーワード選びと優先順位付けができているか今いちど確認してみましょう。
サイトに適切なキーワードを選定したら、これらのキーワードがサイトのタイトルやメタディスクリプション、H1 タグ、そして本文に適切に含まれているか確認しましょう。よくあるミスとして、適切なキーワードが選定できているのに、キーワードをサイトのコンテンツに入れ忘れてしまうケースがあります。キーワードを必ず入るべき箇所は下記の (1) 〜 (4) です。ホームページににキーワードの入れ忘れがないか、確認してみましょう。
SEO ページタイトルは、検索結果画面に表示されるサイトのタイトルで、検索者が一番最初に目にするものでもあり、SEO 対策上とても重要な要素です。SEO タイトルを最適化することで、Google にとっては当該ページが何についてのページなのか理解しやすくなり、検索順位を決定するための評価がしやすくなります。
SEO ページタイトルには優先度の高いキーワードが 1 〜 2 個含まれていることを確認しましょう。また、社名や屋号なども併せて含んできるか確認しましょう。タイトルの長さは全角で 30 〜35 文字前後にすると、検索結果画面に全て収まる形で表示することができます。サイトに複数のページがある場合には各ページに独自のタイトルを設定しているかも併せて確認しましょう。
SEO メタディスクリプションは検索結果画面に表示されるサイトの概要文で、実はGoolge にとっては検索順位を決める要素ではありません。ただし検索者にとっては、SEO メタディスクリプションが魅力的であれば検索結果画面でクリックしたくなる確率が高くなると言えます。クリック率向上を目的として、手を抜かずしっかりと SEO メタディスクリプションを作成することがポイントです。
SEO メタディスクリプションには、優先度の高いキーワードと、社名・屋号が 1 〜 2 回づつ含まれていることを確認しましょう。長さは全角で 100 〜 130 文字に収めると、検索結果画面に全て収まる形で表示することができます。SEO タイトルと同様、サイトに複数のページがある場合には各ページに独自の SEO メタディスクリプションを設定しているかも併せて確認しましょう。
H1 タグには優先度の最も高いキーワードが 1 回含まれているか確認しましょう。H1 タグは、ページのタイトルや主題を表す重要な要素です。その重要性は、タイトルの無い資料や書籍を読むことを思い浮かべてみると、わかりやすいでしょう。H1 タグはページ内に 1 つに絞ることが奨励されていますので、この点も併せて確認しましょう。(なお、H2 以降のタグはサイト内に複数あっても問題ありません)
サイト本文には、リストアップした全てのキーワードが複数回づつ含まれているか確認しましょう。サイト本文はホームページのメインコンテンツです。あなたの潜在顧客とも言える検索者は、知りたい、買いたい、行きたいなどの目的を持って特定のキーワードを使いインターネット上で検索をしています。キーワードから検索者の情報ニーズを逆算し、サイトのトピックやコンテンツを準備することで、キーワードを含みつつ、情報の充実したサイトが出来上がるでしょう。
Google へのサイト登録が完了していること(インデックスされていること)は、検索結果画面に表示されるための、いわば第一歩と言えます。ホームページがが検索エンジンにインデックスされてなければ、どんなに良いコンテンツを掲載していても、ページは検索結果に表示されないからです。
これを調べるには「site:自分のサイトの URL」というクエリで検索をかけます。(コロン「:」は半角で、前後にはスペースは無し)これで検索結果にあなたのサイトが表示さていれば、Google にサイト登録は完了していることが確認できます。
検索エンジンは、毎日、何百万ものウェブページをクロールし、各ページに関する情報を集め、それらをインデックスし、評価し、検索順位を決めています。ウェブサイトを作成して公開すると、特に何もしなくても Google はあなたのホームページを発見しインデックスに登録てくれますが、それまでに数ヶ月かかることがあります。よって、はやく Goolge にサイトを登録させるためには、Google サーチコンソールで手動で登録手続きをすることが奨励されています。
なお、サイトが Google 検索エンジンに登録(インデックス化)された後、特定のキーワードでそのサイトが検索結果画面に表示されるまでには多少のタイムラグがあるので、この点にも留意しましょう。
Wix なら、ワンクリックでホームページを Google に即時登録することが可能です。オリジナルの SEO ツール「Wix SEO Wiz」に従って作業し、「サイトを提出」ボタンをクリックするだけです。Google があなたのサイトを発見してくれるまで待ち焦がれたり、登録手続きをする必要もありません。
すでにソーシャルメディアのプロフィールをお持ちの方は、それらを活用して、あなたのホームページの存在を広めましょう。Facebook や Twitter、Instagram、LinkedIn、Youtube のアカウントにホームページのリンクを追加しましょう。ホームページの更新時には、その都度ソーシャルメディアで共有することも忘れずに。
ソーシャルメディア上のリンクは Google のランキング要因の一つである「被リンク」という扱いではありません。しかし、サイトへのトラフィックはランキング要因であるため、ソーシャルメディア上でホームページのリンクが拡散され、トラフィックを増やすことができるため、間接的に検索順位の向上の手助けをすることに貢献します。
あなたのビジネスが実店舗を構えているものであれば、ホームページがのURLがあなたの店舗の Google ビジネスプロフィール(旧名称:Googleマイビジネス)に掲載されているか必ず確認しましょう。Googleビジネスプロフィールにサイトの URL を掲載することで、Google 検索エンジンにその URL があなたのビジネスの公式ホームページであることが伝わります。またネット上にあなたの URL が表示される機会を増やすので、トラフィック増加にも繋がります。
なお、Googleビジネスプロフィールはビジネスオーナーが登録していない場合でも、Google 側で自動生成することがあります。その場合はあなたのGoogleビジネスプロフィールに記載される「ビジネスオーナーですか?」をクリックしてアカウントの管理者になりましょう。情報を更新、管理し、ホームページの URL を追加することができるようになります。
いかがでしたでしょうか。上記で解説した、Google 検索で引っかかるようにするための 5 つのポイントをあなたのサイトに照らし合わせてみることで、サイトの検索順位を向上させるためのアクションアイテムが見えてきたのではないでしょうか。やるべきことがわかったら、あとは行動のみです。
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編集者: Miyuki Shimose
SEO & ブログコンテンツマーケター