Wix 事例:“人とのつながりを大切にする” フォーゲルヘアサロンが生まれた理由



フォーゲルヘアサロンは表参道の路地裏に佇むプライベートサロン。そのコンセプトは、“お客様と同じ想いを過ごす場所” でありたいというもの。その想いから一切広告を出さず、クーポンサイトや美容室の紹介サイトなども断り続け、確かなつながりを軸にするための紹介制を採用する、まさに知る人ぞ知るヘアサロンです。 フォーゲルヘアサロンのオフィシャルサイトもお店と同様、リラックスした気持ちになれる落ち着いた雰囲気で、ずっと滞在していたくなる魅力にあふれています。 フォーゲルヘアサロンはどんな想いから生まれたのでしょうか。代表を務める鈴木 大和彦さん、ディレクターの小林 瑞穂さん、ヘアデザイナーのえのもと みゆきさんにサロンへの想いを伺いました。


■「人とのつながり」という原点に立ち返る



――まずはフォーゲルヘアサロンの立ち上げについてお話を聞かせてください。紹介制のプライベートサロンというコンセプトにされたのはどうしてですか。

鈴木:フォーゲルヘアサロンを立ち上げたのは 2 年半前です。もともと私と小林が同じサロンで働いていたことがきっかけでした。紹介制にしたのは「人とのつながり」という原点に立ち返りたかったからです。 クーポンを出したり広告を出したりして集客するのではなく、以前からつながりのあった「顧客」であるお客様をまず大事にしていく。そして、そのお客様たちが「ずっとこの美容室に来たい」という思いをしっかりと持ってもらえる技術とサービスを提供し、お店作りを行なっていく。それによって自然とご紹介が増えていくのでは?という思いで、私も小林も本当に大切にしていきたいことが一致していました。 小林:新規のお客様も受け付けていますが、やはり以前からのお客様やご紹介でいらっしゃったお客様がほとんどですね。当初のコンセプトどおり、開放的なプライベート空間によって良い距離感を保ちつつも、よりお客様と深くつながれる場になっています。


――現在はえのもとさんも加わって 3 名体制ですね。


鈴木:えのもとは付き合いの長い友人なんです。フリーランスの美容師として独立したと聞いて誘いました。 えのもと:ずっと美容師として働いていたのですが、子どもが 2 人いることもあり、働き方を見直したいと思っていました。そんな折、鈴木に声をかけてもらったのです。雇用契約によって違いがあるのですが、ノルマに追われることもなくて、とても働きやすいですよ。 鈴木:売り上げ目標に追われることがなく、豊かなライフスタイルを主軸に働ける環境はうちのサロンの強みだと思います。 少し極端に言えば、出勤するのは 1 ヶ月に 1 日でも構いません。その 1 日をフォーゲルのスタイリストとして、プロフェッショナルな仕事をしてかっこよく働いてくれること、そしてスタッフである仲間を大切にすることがとても重要だと、えのもとには伝えていました。

――素敵な働き方ですね。今後もスタッフの方は増えていくのでしょうか。

小林:増やしたいと思っています。スタッフが増えれば、私たちが理想とする “美容室らしくない美容室” にさらに近づけますから。


■豊かなライフスタイルを提案するコミュニティをつくりたい



――美容室らしくない美容室とは?

小林:お客様のお言葉なのですが、「フォーゲルヘアサロンはただ髪を切る美容室ではなく、滞在することで気持ちも晴れやかになれる場所」だとおっしゃっていただけました。私たちが目指すのは、ヘアデザインと共に、まさにそうした場なんです。 鈴木:他のサロンにはない特徴として、フォーゲルヘアサロンでは様々なワークショプやイベントも行なっています。たとえば、お客様に講師をお願いしてのお茶会やフラワーアレンジメント教室、姿勢美人講座、アンティーク食器の販売などです。美容室としては珍しい活動だと思いますが、私たちにとっては自然なことなんです。私たちはフォーゲルヘアサロンを通して、豊かなライフスタイルをお客様にご提案していきたいと思っています。その意味では、サロンワークもワークショップも豊かなライフスタイルの一つなんです。 ――フォーゲルヘアサロンは単なる美容室というよりも、ライフスタイルそのものを提案し、お客さまの人生に寄り添うコミュニティなのですね。だからだと思いますが、フォーゲルヘアサロンのオフィシャルサイトも、いわゆる “お店のページ” とは雰囲気が違いますよね。

鈴木:そうですね。ウェブサイトの雰囲気は大事だと思っています。Wix を使って作成したのですが、海外風のイメージにできたのでとても気に入っています。



■ IT に詳しくなくてもサービス予約機能つきのサイトがつくれる



――ウェブサイトを制作するツールとして Wix を選んでいただいたのは、何がきっかけだったのでしょう。

小林:フォーゲルヘアサロンを立ち上げて、ウェブサイトもつくらないといけないなと思ってはいました。制作会社に発注することも検討したのですが、かなり費用がかかるのが気になりました。また、運用もお願いすると、情報を更新するたびに費用も時間もかかってしまいます。 鈴木:お知らせを出すにしても、1 ページだけ変更すればいいわけではないですよね。そのたびにページ単位でお金がかかるのはちょっと現実的ではないと思いました。できれば自分たちでつくるのが良いと考えたのですが、IT の専門家ではないですし、いちから勉強するのも大変です。 小林:それで、お客様に「IT に詳しくなくてもサイトが作成できるサービスはないですか」とお聞きしたところ、Wix をご紹介くださったのです。決め手になったのはサービス予約機能があったことです。ヘアサロンなので予約システムは必要なのですが、商用のブッキングシステムはお店の雰囲気に合わないものが多いのでなるべく使いたくなかったのです。


――Wix の印象はいかがでしたか。

鈴木:さわってみて、使いやすいなと思いました。特におしゃれなテンプレートがたくさんあるところが気に入りましたね。私の好きなシンプルでかっこいいものやオーガニックなイメージのデザイン、海外のサイトのようなテンプレートもあったし、数が多いので他のサイトとかぶることがないですから。


■思い描いたデザインが時間もお金もかけずに実現できる



――ウェブサイトはどれくらいの期間で完成しましたか。

鈴木:まず私がページの要素など叩き台をつくって、それを小林にチェックしてもらいました。1 ヶ月くらいで公開できる状態まではできたのですが、掲載するコンテンツを考える方にけっこう時間がかかりました。でも、作成しているうちに作るコツがわかって、イメージが膨らんできて、入れたい情報やコンテンツが徐々に増えていきました。今のような完全な形になったのは Wix を初めてさわってから半年後くらいでしょうか。

――Wix を使ってみてよかったのはどんなところでしょうか。

鈴木:最初は連絡先だけつくろうと思ったのですが、操作性が思ったよりも良くて、ページを増やすのも簡単にできたことですね。ホームページを作るのは初めてでしたが、自分のイメージで自由に色々いじれて、妥協なくできるのはとてもよかったと思います。思い描いたデザインが時間もお金もかけずに実現できて本当に満足してます。

――工夫した点があれば教えてください。

鈴木:文字色をグレーにすることでやわらかい雰囲気を出しています。これが白地に黒字だとコントラストが強くて、意外とパキッとした雰囲気になるんですよ。このあたりは自分自身でさわっていて気づいたことですね。北欧が好きなので、フォントもシンプルにして北欧らしさを出しています。 小林:一番時間をかけたのはロゴの色味ですね。サロンの雰囲気を伝える重要な要素なので、何度も調整してつくりこみました。そういうところにこだわりたい人には Wix はすごく良いと思います。思いついたらすぐ変更できるのでスピード感があります。


■さらなる成長、そして海外展開も見据えて



――ブログも頻繁に更新されています。

鈴木:お店に iPad を置いてブログを表示するようにしています。お客様はお会計待ちのときなんかにご覧になっていますね。お店のブログって普通はわざわざ見に行くことって少ないと思うのですが、こうして工夫することで見ていただく機会を増やせるんです。

――ブログの更新はどのようにされていますか。

鈴木:基本的には私がメインで更新しています。PC を使うことが多いですが、スマホで編集することもありますね。昨年、Wix の本社の方々が来日した際にお話する機会があって、そこから改めてブログに力を入れようと思いました。



――最後にフォーゲルヘアサロンの今後の展開などについて教えてください。

鈴木:スタッフを増やしながら、コミュニティとしてのフォーゲルヘアサロンをさらに大きくしていきたいですね。いずれは好きな国であるフィンランドでもビジネスを展開したいと考えています。その点でも、海外風のサイトが簡単につくれる Wix には期待しています。

――ありがとうございました。



間島ゆかり

コミュニケーションズマネージャー

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