4月10日20 分

LP(ランディングページ)とは?目的やメリットをわかりやすく解説

更新日 2024年4月11日(公開日 2023年7月13日)

オンラインでビジネスを成長させるためには、潜在顧客に対して効果的にアプローチする強力なデジタルマーケティング戦略が必要になります。

その中でも、ランディングページ(LP:Landing Page)の公開はブランドや商品をアピールする上でもっとも重要な方法のひとつです。この記事では、ブランドを認知してもらうことや、商品の購入を促進する上で大きな役割を果たす、ランディングページついて、メリットや作成する目的をわかりやすく説明します。無料ホームページ作成ツールを活用すれば、ランディングページを自分でデザインすることも可能です。

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おすすめ記事 ▶︎ ホームページの作り方:基礎からわかる作成方法と手順

目次

ランディングページとは?

01. コンバージョン率を向上させる

02. オーディエンスを理解する

03. ブランドの認知度を高められる

04. 測定が可能になる
 

ランディングページの目的とは?

01. コンバージョン率を向上させる

02. オーディエンスを理解する

03. ブランドの認知度を高められる

04. 測定が可能になる
 

ランディングページの構成要素とは?

01. ビジュアルデザイン

02. 見出し

03. 説明

04. CTA(コールトゥアクション)

05. ベネフィットの概要

06. 社会的証明

07. クロージング
 

ランディングページのベストプラクティス

01. A/B テストの実施

02. ナビゲーションの最小化

03. 説明

04. 一貫性を保つ

05. CTA を目立たせる

06. 特定の市場をターゲットにする

07. アクションの簡略化

08. 消費者に焦点を当てる

09. 重要なコンテンツをファーストビューの上に配置する

10.モバイルフレンドリー

11. ランディングページのテンプレートを利用する

ランディングページの事例

01. Editor X by Wix

02. SurveyMonkey

03. Tipalti

04. Miro

05. Upwork


LP(ランディングページ)とは?


ランディングページ(Landing Page)とは、広告や検索結果から訪問者が最初にアクセスするページを指します。ランディングページでは「はじめてみよう」「会員登録はこちら」「今すぐ購入する」などの戦略的な CTA(コールトゥアクション)ボタンを配置し、ユーザーにクリックしてもらうよう促すことが一般的です。

目的がわかりやすい CTA を設置し、邪魔なデザインや情報を最小限に抑え、訪問者の意図や興味に合うコンテンツを設計する必要があります。
 

 
ランディングページは、コンバージョンやリードの創出など、ひとつの目標にフォーカスしています。この精度の高さがより良い効果を生み、リード獲得や販売にかかるコストを抑えることにつながります。
 

ランディングページの概念は、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の施作が行われ始めた頃にまでさかのぼります。当時は、マーケティング担当者が、ターゲットとなるトラフィックをカタログや小冊子などへ誘導して、コンバージョンを最大化するものでした。それ以来、ランディングページは従来の印刷広告からデジタルマーケティングキャンペーンへと進化し、今や企業はデジタルマーケティングチャネル全体でランディングページを活用しています。


LP(ランディングページ)とホームページの違い


ランディングページとホームページは目的が異なります。

ホームページには、より多くの情報を提供するためのリンクやボタン、メニューが貼られているのが一般的ですが、ランディングページでは、訪問者を目的の CTA に集中させるために通常 1 つのリンクしか貼られていません。

訪問者がランディングページでできる行動はコンバージョンするか、ページを離れるかの 2 つだけになります。したがって、ランディングページの作り方ホームページの作り方にはそれぞれ異なるポイントがあります。


LP(ランディングページ)との種類



 

自分のビジネスにはどんなサイトが必要なのか検討するにあたり、まずは目的を明確にしましょう。以下には代表的なランディングページの種類と、それぞれの特徴を解説します。

  • 長編ランディングページ
     
    長編ランディングページは、縦に長いタイプのページです。スクロールしながら、商品やサービスに関する豊富な情報や、それらの価値を強調する画像を、セールストークの流れで紹介するページです。かなりの量のコンテンツが含まれているのが特徴です。そのため、検索結果の最適化を目的とする場合にも効果を発揮します。
     

  • 商品ランディングページ
     
    注目を集めたい商品がある場合は、商品ランディングページの作成を検討してみましょう。アニメーションなどの効果を用いて、商品の機能、特徴、メリットなどを、ドラマチックかつ美しく表現することが目的です。
     

  • イベントのランディングページ
     
    イベントを開催する場合は、イベントのランディングページを作成して集客に生かしましょう。興味を持った人が URL で簡単に友人などに共有できるほか、詳細の確認、チケットの購入などの機能を設置することで、機能的なランディングページにすることができます。
     

  • リード獲得ランディングページ
     
    「リード獲得ページ」とも呼ばれるランディングページは、オーディエンスに関する情報を収集することが目的です。資料請求のフォームや、メルマガ登録へのボタンを設置します。このランディングページは、潜在顧客のニーズを調べることに優れています。クーポンコード、電子書籍、ウェビナー、メールマガジン限定コンテンツなどのメリットを提供して、さらなるリード獲得を目指しましょう。
     

  • 近日公開のランディングページ
     
    近日公開のランディングページは、これから始まるビジネスへの強い興味をかきたてることができます。サイト公開予定日を掲載し、「お知らせを受け取る」フォームを作成することで、サイトが正式に公開された際に顧客へ知らせることを検討してみましょう。
     

  • お礼のランディングページ
     
    お礼のランディングページは、購入や連絡先の共有など、顧客がアクションを起こした時点で表示されるため、リードの育成や顧客の維持に効果的です。ランディングページに関して経験豊富な Wix のプロダクトマーケティングマネージャー、Jane Musatova が、「お礼のランディングページを使って、別のインセンティブを提供することで、さらなるファネルを作ることができる」と述べています。
     

  • 販売ランディングページ
     
    このタイプのランディングページは、通常、訪問者を直接チェックアウトの流れに導き、購入や購読を促す CTA を備えています。すぐに売上を上げることを重視する E コマースや SaaS(クラウド上で使用できるソフトウェア)型のサイトでは、このランディングページがよく使われます。
     

おすすめ参考記事 ▶︎ ランディングページ( LP )を無料で作成!作り方のコツと手順を徹底解説


ランディングページの目的とは?


ランディングページの主な目的は、訪問者をリード顧客に変えることです。商品購入や、お申し込みといったコンバージョンを獲得することが目的です。主に、1ページで完結する構成になっています。ほかにも、ランディングページの主な目的4つを紹介します。

01. コンバージョン率を向上させる

前述したように、ランディングページはひとつの目標に焦点を当て、訪問者に行動を起こさせるものです。そうすることで、匿名の訪問者からリード、そして最終的に実際に購入してくれる顧客へと、マーケティングファネルをより深く掘り下げられます。

02. オーディエンスを理解する

ランディングページに入力フォームを設置すれば、オーディエンスのデモグラフィックの情報を求められ、ターゲット市場をより深く理解できます。さらに、ランディングページのプロモーションに有効なチャネル、あるいはそうでないチャネルには、見込み客の興味や習慣がよく表れています。これらの情報をもとに、ターゲティングやマーケティング戦略を全体的に最適化できます。

03. ブランドの認知度を高められる

魅力的でデザイン性の高いランディングページは、ブランドのプロフェッショナリズム、価値、魅力を伝えます。ランディングページは、その場でリードを獲得できるだけでなく、情報を発信することで、ブランド力の向上につながります。より多くの人に知ってもらえば、あなたのビジネスはさらなる成長を期待できるのです。
 

04. KPI測定が可能になる

コンバージョン率、直帰率、ページビューなど、ランディングページの指標を分析することで、特定のマーケティングキャンペーンがどのように機能したかを把握できます。たとえば、スポンサード投稿や E メールマーケティングキャンペーンなど、トラフィックがどこから来たのかを見て、どのマーケティング資産がもっとも効果的かを判断します。


ランディングページの構成要素とは?


ランディングページのデザインについて、基本的な要素を確認し、何を盛り込むべきかを明確にしましょう。

01. ビジュアルデザイン

ランディングページを見ているオーディエンスに、「このページから何か得るものがありそうだ」と 20 秒以内で感じ取らせ、長い時間ページに留まってもらう必要があります。デザインはそのための最強のツールです。画像や動画の前後関係や背景を調整し、ページをより魅力的なものにします。

02. 見出し

通常、顧客はランディングページを開いたとしても、ざっと目を通すだけです。つまり、見出しだけを見て、CTA をクリックするかどうかを決めている可能性もあります。そのことからも、見出しは直接的でありながら、魅力があり、簡潔なものにしましょう。パワフルで明確な見出しは、瞬時にユーザーの注意を引きつけ、価値提案を伝えられます。見出しは、ランディングページを構築する上でもっとも難しい部分と言えるでしょう。なぜなら、あなたの提供するものがユーザーに価値をもたらすということを、わずか 3 ~ 7 文字で説得する必要があるからです。

03. 説明

商品やサービスの説明や、ユーザーにどのようなメリットがあるのか、簡潔でわかりやすい説明を必ず入れてください。

04. CTA(コールトゥアクション)

CTA とは、読者に特定の行動を促すためのもので、通常 2 ~ 4 文字で構成されます。「今すぐ申し込む」「無料で試してみる」「詳しくはこちら」「デモ版をリクエストする」などはその良い例です。

05. ベネフィットの概要

ベネフィットの概要は、ランディングページの中で、もっとも詳細な部分となります。ここでは、もっと知りたいと興味を持った読者に対して、より詳しい情報を提供できます。要約はシンプルに、基本的な事実を羅列するよりも、CTA ボタンを押すことで得られる具体的なメリットを強調するために、このスペースを使いましょう。

06. 社会的証明

読者があなたの言葉を鵜呑みにするとは思わないでください。ランディングページには、利用者の声、レビュー、受賞歴などを掲載しましょう。そして、あなたが主張し宣伝している内容が正当であること、顧客が宣伝されている商品やサービスから実際にベネフィットを得ていることを読者に証明してください。

07. クロージング

ページの一番下まで来た読者は、あなたの商品を求めている可能性が高いので、クロージングの文章は CTA ボタンを押してもらうための最後の一押しとなります。広い範囲にわたって要素を含める必要はありません。パワフルな見出しと CTA をしっかりつけることで、すべてをまとめることができます。


ランディングページのベストプラクティス


01. A/B テストの実施

ランディングページは実験してみることが可能です。それによって、ユーザーエクスペリエンスとコンバージョン率のさらなる向上につながります。A/B テストでは、見出し、フォーマット、デザイン、CTA をテストして、どういった形が一番パフォーマンスが良いのかを確認します。たとえば、CTA ボタンに「今すぐ購入」と「はじめる」のどちらを記載すべきか、どちらの方がコンバージョン率が高いのか、といった内容を判断できます。Wix のプロダクトマーケティングマネージャー、Musatova は、A/B テストに Google オプティマイズや Hotjar(ホットジャー)を使うことを推奨しています。

02. ナビゲーションの最小化

ランディングページから、目的のアクションにつながる一直線の道を作るには、できるだけ多くのリンクを削除することがポイントです。また、ナビゲーションバーを外すことも可能です。理想的には、CTA ボタンを唯一のリンクとし、ページに必要な他のリンクはできるだけ場所を取らないように設置します。
 

03.可読性の最大化

長い文章のかたまりは、訪問者を退屈させ、圧倒し、注意をそらすことになります。一方、文章を簡潔に、楽しく、ざっと目を通しやすいものにすると、オーディエンスの注意をすぐに引きつけます。すべての言葉がそれぞれ意味を持ち、目的を果たし、オーディエンスの視線を直接 CTA に導く必要があります。ここでは、あまりクリエイティブになりすぎないようにしましょう。あなたのクリエイティビティは、ぜひブログで発揮してください。

04. 一貫性を保つ

「ランディングページを作る上でもっとも重要なのは、メッセージとデザインの一貫性」だと Musatova は言います。A 地点から B 地点への移動中に混乱しないように、マーケティング資産のコンテンツとランディングページのコンテンツが一致していることを確認しましょう。一例を挙げると、ランディングページの SEO 向けの見出しを、ファーストビューに表示される内容と一致させる必要があります。さらに、ランディングページのブランディングとフォーマットは、サイトのトップページと協調させる必要があります。これにより、オーディエンスはマーケティングファネルをシームレスに移動でき、気が散ることも少なくなります。

05. CTA を目立たせる

ランディングページには目立つ CTA が必要です。そのためには、明確で直接的な表現を使い、CTA ボタンは背景と視覚的に対照的なものを使用します。CTA ボタンをランディングページに複数配置し、訪問者が探し回る必要がないようにします。

06. 特定の市場をターゲットにする

効果的なランディングページは、マーケティングファネルの特定の段階にいる潜在顧客をターゲットにしています。ページのコンテンツは、オーディエンスの意図に沿ったものにしましょう。リードをセグメント化したら、同じ内容のランディングページをいくつかのバージョンで作成し、異なるグループの潜在顧客をより細かく絞ることも可能です。

07. アクションの簡略化

読者に期待するアクションをシンプルにすればするほど、読者がアクションをとる可能性を高められます。たとえば、フォームの記入欄をもっとも必要な情報のみに限定することを Musatova は推奨しています。「長くて入力に時間のかかるフォームで人々をうんざりさせてはいけない 」と彼女は説明し、「人は情報を共有することに少し不安を覚えることもある」と付け加えています。 メールアドレスだけを聞いて、詳しい情報は後で調べる、という形も検討してみましょう。
 

08. 消費者に焦点を当てる

ランディングページのコンテンツは、あなたの会社ではなく、読者に焦点を当てる必要があります。あなたのビジネスがいかに素晴らしいか、その成果をすべて語るのではなく、あなたのオファーが顧客にどのような利益をもたらすかに焦点を当てましょう。
 

09. 重要なコンテンツをファーストビューの上に配置する

コンバージョンのために訪問者がスクロールすることに依存してはいけません。少なくとも CTA ボタンを 1 つ、すぐに目につくファーストビューに配置しましょう。画像や見出しなど、ランディングページのほかの重要な要素も同様にファーストビューの上に配置します。

10.モバイルフレンドリー

ランディングページは、どのデバイスでも美しく見えるだけでなく、読み込みが速いことを確認してください。トラフィックの大部分はモバイル端末でのブラウジングによるものであり、小さな画面上でページがいびつに見えたり、読み込みが遅かったりすると、コンバージョンに至る可能性は低くなります。

11. ランディングページのテンプレートを利用する

ランディングページのテンプレートは、サイトに最適化されたページを構築する上で、もっとも速く簡単な方法です。プロのデザイナーやマーケティングの専門家が作ったテンプレートは、コンバージョンを促進し、売上を上げることに効果的です。また、それぞれのブランディングに合わせた、最適なフルカスタマイズが可能です。たとえば、2 種類のページをデザインし、どちらのページがオーディエンスの間でより良いパフォーマンスを発揮するかを比較することもできます。


ランディングページへのトラフィックを獲得する方法


次は、ランディングページに訪問者を呼び込み、コンバージョンにつなげる方法について説明します。ランディングページの最大の課題は、トラフィックを集めるための効果的な戦略を立てることです。ほかのデジタルマーケティングを絡めることで、ランディングページへのトラフィックを増加させることに役立ちます。トラフィックを増やすために、以下の 4 つの方法を試してみることをおすすめします:

01. SNS

ターゲットのオーディエンスとつながるもっとも優れたプラットフォームのひとつとして、SNS にランディングページを掲載することからはじめてみましょう。Facebook、LinkedIn、Twitter、Pinterest などで、ランディングページへのリンクを貼った魅力ある投稿を作成します。そうすることで、すでにあなたのブランドに興味を持っている人々をターゲットに、質の高いトラフィックを呼び込むことができます。

02. メールマーケティング

メールマーケティングは、ランディングページにトラフィックを集めるためのもっとも効果的な手法のひとつとして以前から活用されています。メールの件名、ビジュアル、レイアウト、コピーを工夫すれば、ランディングページへの流入が顕著に増加するでしょう。
 

03. SEO

ランディングページを Google 検索結果順位のために最適化することで、リーチしたい人々に見つけてもらうことができます。まず、Ahrefs や Semrush などの SEO ツールを使って、ランディングページにもっとも適したキーワードの SERP(検索エンジンの検索結果を表示したページ)を調査します。ページを上位表示させるための主要なキーワードが決まったら、SEO のタイトルや説明文だけでなく、可能な限りコピーに組み込みます。

Wix でホームページを作成すると、メタタグ、URL のスラッグ、canonical タグなどのオンページ SEO をカスタマイズできます。たとえば、ヘッダーはユーザーの読みやすさを向上するだけでなく、Google がホームページのランキングを決定するために読み取る HTML 言語にも役立ちます。Google がコンテンツをスキャンする際、ヘッダーを活用してホームページやウェブページの情報の分析を行います。ヘッダーはH1 をページタイトルとして、H1 ~ H6 までの階層に配置されています。

SEO はすぐに効果が出る戦略ではなく、継続的に注意を払う必要があることを忘れないでください。ランディングページは、長い時間をかけて蓄積した SEO の権威を維持できることから、取り組んだ分その努力が報われると言えます。

04. 有料広告

SNS マーケティング、E メールマーケティング、SEO は、ランディングページにトラフィックを呼び込むための費用がかからない方法です。しかし、さらなる後押しが必要と思われる場合は、有料広告によるランディングページのプロモーションを検討してみましょう。人々の興味や属性に基づいたターゲティングを行うことで、特定の分野に向けてデザインされたランディングページへと促すことができます。

  • 検索結果広告: 定義したキーワードをもとに、それらを含めて検索が行われた際、検索エンジンに表示される検索結果広告について調べてみましょう。

  • SNS 広告: Facebook や Instagram など、SNS に向けたスポンサード投稿を作成すると、ターゲットオーディエンスのプロフィールと一致するユーザーにその投稿が宣伝されます。

  • ディスプレイ広告:サードパーティーの広告ツールを使って、オーディエンスがよく訪れるホームページにバナー広告を掲載する方法もあります。

キャンペーンの目的に応じて、広告活動を多様化したり、これらのプラットフォームのうち 1 つだけに集中することもできます。いずれにせよ、常に結果をモニターし、それに応じてキャンペーンを調整し適応させることが可能です。


ランディングページの事例


以下のランディングページの例を参考に、これらの戦略をどのように実行すればよいのか、理解を深めてください。

01. Editor X by Wix

Editor X」は、ウェブデザイナーやウェブサイト制作会社向けに開発された、高度なウェブサイト作成ツールです。このツールの商品ランディングページは、オーディエンスの注目を集めるための大きな文字、大胆な色、洗練された画像が特徴です。

ロイヤルブルーのグラデーションを背景にした、Editor X の編集画面をイメージしたデザインで、ファーストビューにインパクトを持たせています。「Web デザインツールの 新しいスタンダード」の見出しが、大きな白い文字でページの中央で存在感を放っています。その下の CTA ボタン「今すぐ作成」は、よく目立ち、わかりやすく、ターゲットオーディエンスに合わせたものになっています。

ページをスクロールしていくと、メインの CTA からオーディエンスの気をそらすような他のページへのリンクがないことに気づくでしょう。その代わり、短い文章で、ツールのさまざまな機能について説明しています。大きくて目を惹きつけるそれぞれの画像の横に、CTA ボタンが配置されています。


 

02. SurveyMonkey

世論調査やアンケートソフトのグローバルリーダーである SurveyMonkey は、ランディングページをデザインし、ページに着地したオーディエンスに 2 つの選択肢を提示しています:「Go premium(プレミアム会員に登録)」、そして「Sign up free(無料で登録)」。CTA には簡潔な文言が添えられ、商品についての次のような説明があります:「投票機能を活用すれば、意見を取り込みやすくなり、すぐに結果が出せるようになります。」


 

また、全体的に余白を多くとることで、読者が迷うことなくコンテンツを追えるようになっています。スクロールを続けると、もっとも人気のある 3 つのプランの価格と、デモ版を受け取るためのコンタクトフォームなど、必要な情報のみを提供していることがわかります。フォームの記入欄は、氏名、ビジネスメールアドレス、役職、会社名など、最小限の情報のみとなっています。


 

03. Tipalti

Tipalti は、B2B の金融会社で、新しいリードを集めるためのランディングページをデザインしています。訪問者がまず目にするのは、連絡先の情報を収集するためのフォームと、「Book a demo(デモ版を申し込む)」というメインの CTA となる大きな黄色のボタンです。
 

色、フォント、ロゴなどのブランディング要素をページ全体を通して維持し、マーケティング活動との一貫性を保っています。また、下へとスクロールすると、顧客の写真入り体験談などを掲載し、なぜその会社のサービスを選ぶべきなのかという事実を強調しています。さらには、CTA ボタンが頻繁に表示され、訪問者がデモ版を予約する機会を何度も提供していることがわかります。

04. Miro

Miro は、プロジェクトやタスクを計画するためのビジュアルボードをチームで作成することができる、オンラインコラボレーションツールです。Miro のランディングページに入ると、ツールの機能を紹介する動画が流れるようになっています。再生ボタンをクリックしなくても、プロジェクトボードの機能をプレビューできる動画が表示されます。これによって、見る人をすぐに惹きつけることができるのです。

CTA の「Get Started(今すぐはじめる)」は左側にあり、十分な余白に囲まれているため、自然に視線を集める効果を生んでいます。一番下には、Miro の大口クライアントを紹介し、商品を使用する主なメリットを表示しています。このシンプルで目を惹くデザインは、ランディングページの正しいあり方を示す良い例と言えます。

05. Upwork

Upwork は、フリーランサーと、フリーランサーの雇用を希望する企業との双方を対象とした大手フリーランサープラットフォームです。このランディングページは、独立した仕事をするフリーランサーを雇用したいと考えている企業をターゲットにしています。主要な CTA である「Get Started(今すぐはじめる)」は、ファーストビューの上に 2 箇所配置されており、リードにとってクリックしやすく、コンバージョンにつながりやすくなっています。

ブランドカラーである緑と白を基調とし、主要クライアントのリスト、Upwork で採用するメリット、ユーザーの声をページ下部に掲載しています。ページ上部の帯には、Upwork でトップクラスの評価を得ているフリーランサーの画像を使用し、ビジネスとのよりパーソナルなつながりのイメージ確立に役立てています。


 
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ランディングページについてよくある質問


編集者:Miyuki Shimose

SEO & ブログコンテンツマーケター