2023年4月23日19 分

Webデザイナーのポートフォリオ事例15選【UX⋅UIデザイン】

最終更新: 12月2日

ポートフォリオサイトは、フリーランスとして活動を始めたばかりの人から経験豊富なプロのデザイナーの人まで、あらゆる Web デザイナーの名刺代わりとなる欠かせない存在です。仕事を探していると、クライアントや雇用先の会社から、ポートフォリオの提出を求められることがあるかもしれません。企業側は、Web デザイナーを採用する前に、ポートフォリオを見てデザインのスキルを確認したいと考えるからです。
 

ポートフォリオサイトがどのようなものか興味が出てきたという人は、本記事で 15 種類のデザインポートフォリオ事例を見てみてください。美しいデザインからインスピレーションを得ながら、自分のホームページを作成するにあたってのベストプラクティスを学んでいきましょう。

Web デザインポートフォリオが必要な理由

ポートフォリオ(Portfolio)とは、本来「複数の書類をまとめて運ぶケース」のことを意味します。一般的に耳にするポートフォリオは、クリエイターの実績や強み、能力を一目でアピールするための「作品集」のことを意味します。

各業界で活躍する Web デザイナーにとって、プロとしてのスキルを知ってもらうためのポートフォリオは欠かせません。Web デザインや UX を手がけるデザイナーにとって、ポートフォリオは自分の最高の作品とクリエイティブなプロセス、個性を伝えるまたとないチャンスです。また、デザインを通じてユーザーエクスペリエンスをどのように改善したかを説明する、詳細なケーススタディもつけると良いでしょう。Web デザインポートフォリオには、「魅力的なビジュアル」と「ユーザビリティを向上させるための工夫」をバランス良く盛り込むのがポイントです。


 

Webデザインポートフォリオ事例15選

以下では、Wix で作成されたポートフォリオサイトの中から、プロの Web デザイナーが作成した美しい事例をいくつか紹介します。自身のポートフォリオを作成する際に、ぜひ参考にしてください。

Web デザイン&ブランディングデザイナーの Olya Black さんは、オーストラリアを拠点にグローバルに活躍する、受賞歴のあるウェブデザイナーです。ポートフォリオでは、注目のダークモード、そしてスクロールテリング(スクロールすることでコンテンツが表示される動きのあるデザイン) を活用し、思わず引き込まれるようなウェブデザインになっています。

Olya Black さんのポートフォリオで注目したいポイント

Olya さんのサイトで見習いたいのが、ファーストビューのセクションです。シンプルで訴求力のあるキャッチフレーズで自身のサービスの価値を伝えています。

Web デザインポートフォリオをまとめる際は、まず自分の個性と専門性を明確にしましょう。雇用主やクライアントは、あなたのものだけでなく何十ものポートフォリオに目を通しています。その中で自分のデザインが際立つように、個性的なタッチを加えておきましょう。

Diana さんは 2021 年の Wix Playground Academy(Wix が毎年ニューヨークで開催している、ビジュアルデザイナー向けの 4 週間集中プログラム)の参加者で、きれいなラインとシンプルな色を使った魅力的な Web デザインポートフォリオを作成しています。ファーストビューの落ち着いた印象とは少し毛色が違ったライムグリーンのフォントを加えることで、遊び心のある雰囲気に仕上がっています。
 

Diana Tatarenko さんのポートフォリオで注目したいポイント

Diana さんのサイトで注目したいのは、サイトを下にスクロールすると表示される「Work(作品)」のセクションです。最近手がけたプロジェクトが紹介されており、クリックすると詳細ページを表示できます。各プロジェクトの詳細ページでは、クライアントが直面した問題の概要と、それを Diana さんがどのようにデザインで解決したかが説明されています。自身のビジョン、思考プロセス、そして各ステップに関する分かりやすい画像も添付されており、このページで彼女のクリエイティブなワークフロー全体を知ることができます。

Web デザインポートフォリオは、クライアントに会う前に自分のことをできる限り知ってもらうための良いチャンスです。どのように課題を克服し、問題を解決しながら最終的なデザインを作り上げたかという自身のアプローチをしっかりと提示することで、クライアントに対して説得力のあるポートフォリオに仕上がります。


 

Run Wild の Web デザインポートフォリオでは、サイトのファーストビューに動画背景を使用し、インタラクティブな体験を提供しています。動画の上に白抜きの文字で書かれたキャッチフレーズも印象的で、すぐ下にあるボタンをクリックすると画面が下にスクロールし、デザイナーの経歴や過去の作品などを見ることができます。サイト全体は異質な要素がうまく組み合わさった小気味よいつくりで、情報量は多いものの、ナビゲーションしやすいように設計されています。ハンバーガーメニュー、大きなタイポグラフィ、スクロールエフェクト、デザインプロジェクトの画像など、Run Wild こと Chris(クリス)さんのセンスが光るデザインに仕上がっています。
 

Run Wild のポートフォリオで注目したいポイント

Run Wild のサイトでは、2 種類のナビゲーションが使用されています。1 つは左上に配置されたハンバーガーメニュー、もう 1 つは各ページ下のフッターに配置された横長のナビゲーションメニューです。

訪問者が必要とするすべての情報を、シンプルで明確なナビゲーションでアクセスできるようにしているのはぜひ真似したいポイントです。せっかくだれかがサイトを訪問してくれても、レジュメや連絡先を探すのに手間がかかると、あきらめてサイトを離れてしまうかもしれません。


 

ファーストビューで余白を有効活用し、簡潔な自己紹介と連絡先のリンクを配置したシンプルな Web デザインポートフォリオです。そこから下にスクロールすると、これまで手がけたプロジェクトの情報を見ることができます。


 

Saloni Joshi さんのポートフォリオで注目したいポイント

Saloni さんは、ポートフォリオに質の高い文章を掲載し、最も重要な情報を読みやすく親しみやすい(かつプロフェッショナルな)トーンで表現しています。

ポートフォリオサイトでは、画像だけでなくコピーや説明文も重要です。自分の情報(名前や現在の雇用形態など)を明確にし、興味のある仕事の機会やプロジェクトの詳細を訪問者に確実に知ってもらうために、掲載する文章を丁ねいに考えましょう。Saloni さんのように、読みやすいフォントを使用すること、文字数を最小限に抑えることを意識しながら、ポートフォリオに必要な情報を戦略的に配置します。サイト訪問者は、検索せずに必要な情報をすぐに見つけたいと思うものです。このことを頭に置いて配置を工夫し、さらにサイトのメニューに履歴書を追加することもおすすめします。


 

Dalya Green さんの 1 ページの Web デザインポートフォリオは、シンプルながらもパンチの効いたデザインで、訪問者に彼女の仕事とビジョンについての総合的な情報を伝えています。画面左下のトグルをクリックするとグラデーション背景の色が変わったり、右下の丸いボタンをクリックすると彼女自身のことを説明するカラフルなアイコンが画面に現れたりと、楽しくて魅力的な要素に満ちたデザインが特徴です。
 

Dalya Green さんのポートフォリオで注目したいポイント

サイトのファーストビューには、「Click to see some fun facts(豆知識を見るにはこちらをクリック)」と書かれた白いボタンが設置されています。クリックすると 5 つのカラフルな円形のアイコンが開き、彼女の朝の日課や Netflix で好きな番組などが紹介されています。さらに、ページ下部の「Info(情報)」セクションにもピンクのボタンがあり、「Missed the fun facts?(豆知識を見逃しちゃった?)」と書かれています。ボタンをクリックすると、同じ 5 つのアイコンが画面上にオーバーレイ表示されます。訪問者の注意を引き、サイトの探索を続けるよう促すクリエイティブな仕掛けは、真似してみたいアイディアです。

UX デザイナーは、スムーズでストレスのないデジタルインタラクションを実現するのが仕事です。訪問者が単にポートフォリオを見るだけでなく、いつもと違う方法でインタラクションできるようにすると、あなたの創造性とデザインスキルが発揮され、作品に対するユーザーの期待も高まります。こうしたさまざまな仕掛けをうまく使って、ユニークで印象的なポートフォリオを作成しましょう。


 

Lital Karni さんのプロフェッショナルなポートフォリオは、エネルギッシュな色の組み合わせが際立っており、洗練されながらも遊び心のあるデザインが特徴です。トップページのレイアウトはフルスクリーンのグリッドでシンプルに構成されており、プロジェクトごとに異なる背景を当てはめることで、統一感のある印象に仕上がっています。

また、左上のロゴアイコンは画面に固定され、どのページを見ていても、このロゴをクリックすることでトップページに戻ることができます。どんな背景色にも映えるように、ほのかに輝く縁取りが施されているのもポイントです。

Lital Karni さんのポートフォリオで注目したいポイント
 

Lital さんのサイトでは、訪問者からの問い合わせを受け付けるために、さまざまなテクニックが使用されています。たとえば、画面の右下に固定された「Let's Talk(お問い合わせ)」ボタンをクリックすると、ページ下部の問い合わせフォームに移動します。さらに、「About(プロフィール)」ページにはメールアドレスと電話番号が追加されており、訪問者は好みの手段で問い合わせを送信できます。

Web デザインポートフォリオを作成する際には、連絡先を目立つ位置に配置するよう心がけましょう。個人サイトを開設する最終的な目的は、自分の作品に注目してもらい、最終的に仕事を獲得することです。問い合わせ専用ページや Web サイトのフッター、プロフィールページなど、必要な情報を分かりやすい場所に記載し、雇用主やクライアントが連絡を取りやすいよう配慮しましょう。また、メールアドレスや電話番号、SNS チャンネルへのリンクなどを追加するのもよいでしょう。
 


 

ちょっとしたことで、サイトはより魅力的になるものです。Madison さんは、アニメーションで注意を引き、ホワイトスペースで視覚的なバランスをとるなど、訪問者の目を楽しませる戦略的なデザイン要素を導入しています。さらに、大きなタイポグラフィを使用して可読性を高めているため、ストレスなくスクロールして読み進められます。

Madison さんのポートフォリオで注目したいポイント

特に注目したいのは、ファーストビューで遊び心を交えながら自身のプロフィールを紹介している点です。ファーストビュー(スクロールしないで表示される範囲)は、訪問者がサイトに到達するとすぐに目に入る箇所です。ユーザーはこのわずか数秒でサイトの印象を判断するため、Web サイトを制作する上で、ファーストビューに掲載するコンテンツやデザインはとても重要です。

Madison さんはこのコンセプトを最大限に活用し、カラフルなデザインで目立たせています。プロのデザイナーとしての経歴、CTA、簡潔なナビゲーションメニューなど、サイトに必要な要素がしっかり入っている点も見逃せません。サイトの左上には自身の名前を冠したアニメーションロゴを配置し、サイト全体のデザインを引き立てています。

オーラルケアや支援団体などに関わる作品を多く手掛ける、Sophie Westfall さんのポートフォリオサイトです。落ち着いた色調とイメージで、訪れる人が「穏やかで安心できる」ような作品を制作しています。モノトーンのシンプルな画面上に蝶が舞うファーストビューのデザインは、彼女のアーティストとしての感度の高さとデザインセンスを見事に表しています。

Sophie Westfall さんのポートフォリオで注目したいポイント

このサイトの見どころは、何と言っても、サイトを開くと優雅に羽ばたく蝶のアニメーションと、全画面で表示された美しい作品画像の数々です。白背景に黒のセリフ体を使用することでシンプルかつ洗練された雰囲気を保ちつつ、それぞれの画像を目立たせています。

過去プロジェクト概要では PC、タブレット、スマホの画面にそれぞれサイトを表示させたモックアップも掲載されており、どのようなデバイスにも対応できる彼女のスキルを視覚的にうまく伝えています。

同じ情報であっても、どう見せるかによって印象や解釈は大きく異なります。Sophie さんのポートフォリオでは、自分の作品をいかに美しく見せるかということに重点を置き、サイト全体のデザインが考え抜かれていることが見て取れます。上記でも述べたように、モバイルと PC 両方のデザインを手がけたプロジェクトでは、両方のアセットを掲載することで、潜在的なクライアントに対応可能な仕事の範囲とスキルをアピールできます。


 

プロダクトデザイナーの Michaella(Miki)Twersky さんのポートフォリオは、クラシックな外観でありながら、同時に彼女のユニークな個性を伝えています。ページ上で表示される画像にはホバーエフェクトが追加されており、最初はモノクロで表示される画像が、カーソルを合わせるとカラー表示に変わります。この仕掛けにより、訪問者は今サイト上で自分が見ているプロジェクトが視覚的に分かるため、ブラウジング時の UX が向上します。

Michaella Twersky さんのポートフォリオで注目したいポイント
 

Michaella さんのポートフォリオで注目したいのは、一見情報量が多いサイトに見えながらも、サイト上ではこれまでのプロジェクトのうち 6 つしか紹介されていないことです。Web デザインポートフォリオは、自分の最高のスキルをアピールするものであるため、キャリアを通じて取り組んだ全プロジェクトを掲載する必要はありません。どのプロジェクトをポートフォリオに掲載するかは、自分で決めればよいのです。お気に入りのプロジェクトや、将来やってみたい仕事を反映させたプロジェクトを吟味して掲載するようにしましょう。


 

UX/プロダクト/Web デザイナーである Gautham Mukesh さんの、洗練されたモダンなデザインスタイルを見事に反映したポートフォリオサイトです。ダークモードを基調としたカラースキームに、クリーンなフォントとアニメーションエフェクトとの組み合わせで、ユーザーフレンドリーなブラウジング体験を重視する彼のこだわりを伝えています。
 

Gautham Mukesh さんのポートフォリオで注目したいポイント
 

このサイトの見どころは、余白の使い方のうまさにあります。ポートフォリオではデザインの個性を追求してしまいがちですが、肝心の作品を目立たせることも同じく重要です。目立たせたいコンテンツに戦略的に人々の目を引きつけるよう、余白をうまく活用しましょう。

Gautham さんのウェブサイトは、クリーンでシンプルなデザインで、彼の作品の中で重要な要素をうまく強調しています。また、目に優しいデザインでありながら、カスタム画像、パララックススクロール、問い合わせに便利な QR コードなど、洗練されたデザイン機能がふんだんに盛り込まれています。


 

印象的なヒーローイメージから始まる Zebi さんの Web デザインポートフォリオは、訪問者をデザイナーの仕事、経験、プロセスを発見するためのシームレスな旅へと導いてくれます。Zebi さんのサイトは、全体的に文字による情報量が多いものの、それを巧みな色使いやアニメーション、画像などの視覚的なディテールでサポートしています。

Zebi さんのポートフォリオで注目したいポイント

初めて訪れたユーザーも楽しませてくれる、魅力的なポートフォリオサイトです。スクロールすると表示されるドットとそれらをつなぐ緑色のラインは、情報をリストとして整理するだけでなく、サイト全体のデザインを引き締める重要な役割を果たしています。また、詳細なケーススタディ、ユーザーレビュー、問い合わせなど、デザインポートフォリオに必要な要素がまんべんなく盛り込まれていることにも注目です。各ページで使用されている画像も、サイトの雰囲気に合ったものが選ばれています。


 

Jennifer さんのポートフォリオは、シンプルな白背景の上に大胆に要素を配置した独特のデザインです。イラストと色褪せた写真を組み合わせたヴィンテージ感あふれるビジュアル、ベーシックながらしっかりと主張するフォントなど、90 年代のトレンディな雰囲気が漂っています。サイトを開くと、マウスカーソルがキュートなピンクの脳に変わるところもポイントです。
 

Jennifer さんのポートフォリオで注目したいポイント
 

デザインの原則を踏襲しながらも、セクションごとに異なるレイアウトを使用し、どこまでも自由に自分を表現している Jennifer さん。特に、文字とアイコンだけで自身のデザインスキルを存分に表現した「Identity(プロフィール)」ページは必見です。

カラフルな作品画像や動画が白背景に映えるこのサイトは、見る人を圧倒したり、気を散らせたりすることなく、魅力的かつシームレスなユーザーエクスペリエンスを実現しています。

Tania さんの Web サイトでは、アースカラー、ネオンカラー、ニュートラルカラーを組み合わせることで、より魅力的なエクスペリエンスを提供しています。また、最近手がけたプロジェクトの紹介を 3 つに絞ることで、デザイナーとしての実績を簡潔に伝えています。親しみやすい文体と絵文字を活用することで、訪れた人が問い合わせを送信しやすい雰囲気を作り出しているのもポイントです。

Tania さんのポートフォリオで注目したいポイント

Tania さんのサイトは、最小限のビジュアルと文章を配置することで、彼女のモダンなデザインスタイルの明確なビジョンを伝えています。シンプルでクリーンなレイアウトとメッシュグラデーションの背景により、自分の個性を際立たせている点にも注目です。

このように、Web サイトの背景を工夫するだけで、個性をアピールすることもできます。Tania さんの場合、洗練されたグラデーションの背景を使用して、彼女が Web デザインのトレンドに敏感であり、既成概念にとらわれないという 2 点を表現しています。


 

ちょっとしたことで、サイトはより魅力的になるものです。Madison さんは、アニメーションで注意を引き、ホワイトスペースで視覚的なバランスをとるなど、訪問者の目を楽しませる戦略的なデザイン要素を導入しています。さらに、大きなタイポグラフィを使用して可読性を高めているため、ストレスなくスクロールして読み進められます。

Madison さんのポートフォリオで注目したいポイント
 

特に注目したいのは、ファーストビューで遊び心を交えながら自身のプロフィールを紹介している点です。ファーストビュー(スクロールしないで表示される範囲)は、訪問者がサイトに到達するとすぐに目に入る箇所です。ユーザーはこのわずか数秒でサイトの印象を判断するため、Web サイトを制作する上で、ファーストビューに掲載するコンテンツやデザインはとても重要です。

Madison さんはこのコンセプトを最大限に活用し、カラフルなデザインで目立たせています。プロのデザイナーとしての経歴、CTA、簡潔なナビゲーションメニューなど、サイトに必要な要素がしっかり入っている点も見逃せません。サイトの左上には自身の名前を冠したアニメーションロゴを配置し、サイト全体のデザインを引き立てています。


 

Sophie Chen さんの Web デザインポートフォリオは、要点を端的に伝えたシンプルな構成が特徴です。時代を超越したデザインで、ファーストビューから早速これまで手がけたプロジェクトの紹介が始まります。

それぞれのプロジェクトセクションには、タイトル、簡単な要約、そして事例の詳細にリンクするボタンが添えられています。ボタンをクリックすると詳細ページにリンクし、Sophie さんのデザインプロセスや各プロジェクトで使用した特定のツールについてより詳しく知ることができます。

Sophie Chen さんのポートフォリオで注目したいポイント

Sophie さんのポートフォリオは、分かりやすいレイアウトを採用しており、モバイル端末でも見やすいところがポイントです。PC 版のサイトと同じ情報を、より小さな画面で快適に見ることができます。特に、モバイルの場合はハンバーガーメニューのおかげで各ページのコンテンツを表示するスペースが広くなり、コンテンツが UI に完ぺきにフィットしています。

Web デザインポートフォリオを作成する際には、モバイルサイトの完成度を高めるために、アダプティブデザインまたはレスポンシブデザインのどちらかの手法を用いるようにしてください。Statista の統計(英語)によると、Web トラフィックの 60 %近くはモバイル端末からのものであるため、モバイルサイトのデザインを最適化し、スマホでサイトを閲覧するクライアントを逃さないようにしましょう。

Webデザインポートフォリオで実践したい10のベストプラクティス
 

今回紹介した事例はどうでしたか?デザインのインスピレーションを得た後は、自身のデザインポートフォリオを作成してオンラインプレゼンスを構築しましょう。ここでは、上記の事例の中から、Web デザインポートフォリオを作成する際に役立つデザインのヒントを紹介します:
 

  • 自分がだれで何をしているのかが、訪問者に瞬時に伝わるかどうかを意識しましょう。

  • 訪問者が問い合わせしやすいよう工夫しましょう。

  • 高品質な画像で過去プロジェクトを紹介しましょう。

  • 簡潔なコピーで作品を説明しましょう。

  • 最終成果物だけでなく、そのプロセスも紹介しましょう。

  • Web サイトを活用してブランドを確立しましょう。

  • 最新の履歴書を追加しましょう。

  • 各プロジェクトの基本情報を記載しましょう。

  • 最高の作品のみを掲載しましょう。

  • モバイルで見やすいサイトに仕上げましょう。


 

WixでWebデザインポートフォリオを作成する方法
 

ポートフォリオを作成する準備はできましたか?以下の手順に従って、サイトを作成しましょう。ポートフォリオテンプレートを使って素早く作成することも、自分のデザインスキルを活かしてゼロから作ることもできます。サイトの基礎が完成したら、上記のベストプラクティスを念頭に置いてカスタマイズしていきましょう。

  1. ポートフォリオサイトテンプレートを選択

  2. Web デザイン機能を活用してサイトをカスタマイズ

  3. Wix エディタを開き、ドラッグ&ドロップでパーツを配置

  4. メディアをアップロード

  5. プロフィールページを追加

  6. お問い合わせフォームを追加

  7. サイトを公開・宣伝

まとめ

Wix には魅力的なポートフォリオを作成するために必要な機能が揃っています。Wix プロギャラリーを利用すれば、右クリック防止機能により無断ダウンロードが阻止できたり、アニメーションやエフェクトを追加したりすることも簡単です。

まずは無料で、Wix のパワフルなエディタを体感してみてください。

編集者:Miyuki Shimose

ブログコンテンツマネージャー