2015年3月3日4 分

クラウドファンディング初心者が知っておきたい5つのポイント

クラウドファンディングとは、クリエイターや起業家がビジネスやプロジェクトに必要な資金を、銀行や投資家から集めるのではなく、インターネット上で一般の人から資金を募ることを指します。アートや社会貢献プロジェクト、インディーズ映画、スター問いアップなど、本人たちの資金力だけでは成し得なかったであろうことが、ネットを介した寄付によって実を結びます。

ただしそのためには、プロジェクトをより多くの人に対して知ってもらうことが不可欠です。今回は、クラウドファンディングを利用する際に知っておきたい5つのポイントをご紹介したいと思います。

クラウドファンディング初心者が知っておきたい5つのポイント

01.スケジュールを設定する

プロジェクトの締切りや目的に合わせて、まずは自分なりのタイムテーブルを作成しましょう。プロジェクト時期と平行して、クラウドファンディングの告知を上手く盛り込くことが大切です。

資金がより集まりやすいのは、プロジェクトの全貌がある程度見えてくるプロジェクト中~後期のため、この時期に合わせてクラウドファンディングの告知を行う人が多いようです。現実的で明確なタイムラインを設定し、それらを資金調達キャンペーンの説明に含めるようにしましょう。タイムリミットがはっきりしているほうが、人を説得しやすいというメリットもあります。

02.説得力が成功の鍵

他人に寄付をお願いするのですから、それなりの説得力が必要です。クラウドファンディングの告知にあたっては、宣伝文句にプロジェクトの重要性、ビジョンの独自性、ゴールを達成した結果もたらされる価値が大きいことを盛りこみましょう。

以前関わったプロジェクトの成果やプロジェクトの進捗状況、主催者からのビデオメッセージなど、目に見える成果や素材があるなら、どんどん活用しましょう。「寄付」ボタンをクリックしてもらえる工夫と努力は一番のポイントです。

03.適切なプラットフォームを選ぶ

クラウドファンディングのプラットフォームは数多く存在します。自分にあったサービスを選んで、資金集めをよりスムーズに行いましょう。

  • Kickstarter は、世界的にも最大手のクラウドファンディングサイト。幅広い分野のあらゆるプロジェクトが立ち上がっています。しかし、一番人気のクラウドファンディングサービスという事実は、それだけライバルの多さも意味します。
     

  • Indiegogo もまた、オープンで幅広い分野のプロジェクトが掲載されています。インディーズの芸術作品が多いのが特徴です。
     

  • READYFOR は日本初のクラウドファンディングサービス。幅広い分野のプロジェクトが多数ゴールを達成しているようです。
     

  • CAMPFIRE は日本のクラウドファンディング・プラットフォーム。日本ならではのプロジェクトの数々は、見ているだけで面白く参考になります。
     

  • Cerevo DASH は作りたい「モノ」が「カタチ」になる、ガジェットクリエイター向けのクラウドファンディングサービスです。

このほかにもプラットフォームはいくつもありますので、ぜひ自分に最適なプラットフォームを見つけてみてください。それぞれのプラットフォームでプロジェクト成功例も参考にしてみましょう。

04.「お返し」を用意する

クラウドファンディングで成功しているプロジェクトの多くは、寄付をしてくれた人に何かしら「お返し」を用意しています。例えば、2,000円以上寄付してくれた人は、映画ファイルの無料配布、特製Tシャツのプレゼント、ライブの無料チケットなど、プロジェクトに共感してくれた人たちに喜んでもらえるお返しをしましょう。

より多くの人に支援してもらうためには、「これぐらいなら」という寄付しやすい金額を提示して、寄付金額ごとに異なるお返しを設定するという方法もあります。

05.エバンジェリストを集める

冒頭でも触れたように、クラウドファンディングのプロジェクトをより多くの人に知ってもらうのは、そう簡単ではありません。プロジェクトに共感してくれる「エバンジェリスト」たちをどれだけ多く集められるかが、多くの人にリーチする鍵になります。まずは、家族や友達に寄付をお願いし、SNSなどで口コミを広めてもらえるようにお願いしましょう。

いかがでしたでしょうか?あなたもクラウドファンディングに挑戦してみませんか?

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