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ECサイト成功事例7選と制作事例【業界別】


ECサイト成功事例&制作事例10選

オンラインショッピングの利用率はますます上昇しており、あらゆる事業が Eコマースに参入するようになりました。さらに、ネットショップ作成サービスが充実したことで、個人でもネットショップを立ち上げられるようになりました。


しかし、ネットショップの立ち上げが簡単になったとはいえ、利用しやすい EC サイトを作成し、EC ビジネスを成功させることは容易ではありません。本記事では、自社 EC で成功している企業を取り上げ、成長戦略や EC 事業として成功するためのポイントを分析します。

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ECサイトとは?概念を解説


EC サイトとは「Electronic Commerce(電子商取引)」が可能な全ての Web上サービスを総称する言葉です。これには、ネットショップだけでなく、オークションサイトやコンテンツ配信サービス、オンライントレードのサイトなど、多岐にわたるサイトが含まれます。


しかし、一般的に「ECサイト」と聞くと、私たちがオンラインでショッピングを楽しむウェブサイトを思い浮かべることが多いですよね。そこで今回は、「EC サイト=ネットショップ」として説明していきます。



ECビジネスを成功させるための4つのポイント


まずは、ECビジネスを成功させるために必要な4つの重要なポイントを紹介します。以下で紹介する成功事例ではそれぞれどのようにこれらのポイントを取り入れているのか注目してみましょう。


01. コンテンツマーケティングの取り入れ


コンテンツマーケティングとは、「ユーザーに価値のあるコンテンツを提供し、最終的に商品やサービスを知ってもらうように促すマーケティング手法」です。自社 EC サイトでは、商品をサイトに追加しただけではなかなか集客につながりません。そこで、商品やサービスの認知度のアップや、リピート購入を促すためのコンテンツの作成が重要になります。


たとえば、「よくある悩み」を解決する商品の使い方や、メンテナンス方法、質問などを掲載したページを作成することで、顧客との信頼関係を築き、商品購入につなげられます。また、商品ページでは狙いにくい SEO キーワードを含めたコンテンツを作成すると、SEO 効果を高め、検索からの新規顧客流入にもつながります。


02. カスタマージャーニーを設計


カスタマージャーニーとは「顧客が商品を購入するまでの具体的なストーリー」のことです。カスタマージャーニーの設計により、顧客が購入前に感じるストレスを事前に改善し、顧客満足度を高められます。また、商品に関する必要な情報を効果的に提供し、購買率の向上につなげられます。


カスタマージャーニーには認知、比較検討、購入、再購入、拡散・推奨の 5 つのフェーズがあります。それぞれのフェーズにいる顧客に、最適なタイミングで適切なコンテンツを提供するためのカスタマージャーニーマップを作成しましょう。


特に、購入のフェーズでは顧客の不安を払拭し、安心して購入できる EC サイトのデザインと設計が大切です。安全な支払い方法が利用可能か、発送方法や返品ポリシー、具体的なサイズや素材についてなど、購入前に知っておきたい安心材料を分かりやすく提供しましょう。


03. 実際の商品使用時のイメージが湧く設計


EC サイト上の商品の画像や商品説明だけでは、商品のイメージを完全に伝えることができません。そのため、商品の使用イメージを想像できる設計が重要です。商品画像は 5 枚以上の掲載が理想とされています。しかし、アメリカでの調査では、18~24 歳、25~44 歳のグループは購入前に平均 8 枚の画像を確認していることが分かりました。できれば、写真だけでなく商品の動画を掲載することで、より商品の詳細が伝わり、顧客の購買を後押しすることができるでしょう。


また、商品説明の書き方も重要です。潜在顧客のニーズを意識し、購入前に知りたい情報が簡潔にわかりやすく表記されていることが必須です。その他にも、商品のレビューや口コミを投稿できるようにすることで、他の顧客の感想が見られるという信頼感に繋がります。




04. マルチチャネル・オムニチャネルの取り入れ


マルチチャネルとは、複数の販売チャネルを利用して商品を販売する方法です。たとえば、EC サイトと実店舗を両方運営している場合や、楽天市場に出店しながら、自社 EC サイトも運営している場合などがマルチチャネル販売です。他にも、SNS のショップ機能を使って出品する、ソーシャルコマースと EC サイトを同時に運営することも主流となりつつあります。


マルチチャネル販売を取り入れ、顧客と複数の接点を持つことで、顧客との関係をより強力なものにできます。


さらに、マルチチャネルを発展させ、それぞれの販売チャネルの在庫情報や顧客情報をひとつに統合して管理することを、オムニチャネルといいます。オムニチャネルの導入には多額の開発費用が必要になりますが、オンラインショップで購入した商品を実店舗で受け取れるなど、顧客の購入行動の満足度を高め、各チャネル間の障害を取り除くことができます。


これらのポイントを念頭に入れ、実際に自社 EC サイトを運営している有名ブランドの成功事例を見てみましょう。




自社ECサイトの成功事例7選【業種別】



01. ユニクロ【アパレル】


01. ユニクロ【アパレル】

ユニクロは、オムニチャネル販売を広く活用した草分け的な企業と言えます。顧客が、シームレスに実店舗、EC サイトそしてアプリを利用して快適に商品を購入できます。ユニクロの EC サイトには、実店舗では扱っていないサイズなどの商品が展開されているという大きな特徴があります。また、商品に対してレビューやコーディネートの投稿・閲覧が可能となっており、EC サイトの訪問者は、商品の評判や着こなしをじっくり確認してから購入できます。これにより、顧客が商品を購入する際にイメージと違ったというミスマッチを減らし、満足度向上につながっています。


2021 年には、AI を活用したチャットボックス「UNIQLO IQ」をリニューアルし、EC サイト上でも会話形式でコーディネートの提案などができるようになりました。実店舗で店員の接客が顧客の購入をサポートするように、EC サイトでも快適な購入サポートが受けられるようになるなど、EC サイトを常にアップデートしサービスを向上させています。



02. ニューバランスジャパン【シューズ】


02. ニューバランスジャパン【シューズ】

ニューバランスジャパンは、実店舗と自社 EC サイトでそれぞれ別に管理していた会員情報を 2019 年に統合し、オムニチャネル化を進めました。結果、公式 EC サイトの会員数を大きく伸ばし、EC サイトの売上高も 2 けた成長を続けていると、インプレスが主催した 2019 年の講演で述べています。


また、自分でシューズのデザインをカスタマイズできる「NB1」というサービスを EC サイト上で展開しており、顧客が EC サイトを利用するきっかけをもたらす優れた工夫をしています。



03. ナイキ【スポーツ】


03. ナイキ【スポーツ】


ナイキは、メーカーが直接顧客に販売する D2C(ダイレクト トゥ カスタマー)に力を入れています。顧客との関係構築をより協力なものにするために、EC サイトだけでなく、4 つのアプリ「Nike App(ナイキアプリ)」「SNKRS(スニーカーズ)」「Nike Training Club(ナイキトレーニングクラブ)」「Nike Run Club(ナイキランクラブ)」を提供するなど、さまざまな側面から顧客にアピールするコンテンツマーケティングを実施しています。


さらに、ナイキは AI 技術を活用した適切な製品の提供にも注力しています。同社は、EC サイトやアプリから消費者の購買履歴などの情報を収集し、最適な商品の提案が可能になりました。EC ビジネスの成長には、EC サイトから得られる顧客のデータを解析および活用し、カスタマージャーニーに沿って各顧客によりカスタマイズした購入サポートの展開が効果的です。



04. ニトリ【家具】


04. ニトリ【家具】

ニトリは近年、EC サイト限定の商品や色、サイズを展開するなど、「通販事業」として EC サイトの強化に取り組んでいます。「おうち時間」「快適ワークスペース」の特集などサイト内のコンテンツを強化したほか、「ニトリLIVE」として、ライブコマースを展開し新しい販売チャネルの開発にも積極的です。



05. イケアジャパン【家具】


05. イケアジャパン【家具】

イケアは、2017 年より本格的に EC 事業を開始​​しました。その結果、EC サイトの売上高の伸びが、50 の国際市場合計で前会計年度比 43% 増と、飛躍的な成長を記録しました。


イケアの EC サイトにはおしゃれなインテリアのモデル写真が掲載され、カーソルで写真をクリックすると、購入できる商品がクリックできるように点が表示されます。実店舗同様、顧客が「こんな部屋にしたい」と思うおしゃれなイメージ写真が購買意欲を刺激するように表示されています。



06. 無印良品【雑貨】


06. 無印良品【雑貨】

無印良品を運営する良品計画は、「MUJI Online Store」を運営しています。白を基調としたシンプルで洗練されたデザインは、ブランドの世界観を正確に表現しています。ヘッダーメニューには、衣料品、生活雑貨、食品と 3 つのカテゴリーのみを表示し、ユーザーが必要なカテゴリーを見つけやすい工夫がされています。


無印良品はオウンドメディアの運営に力を入れており、生活の役に立つ記事やブログが人気です。EC サイトの他に、Twitter やInstagram などのマーケティングにおいて、統一されたデザインがブランド力を高めています。



07. 資生堂【美容化粧品】


07. 資生堂【美容化粧品】

資生堂は、2017 年にネットショッピングサイト機能能付き Web サービス「ワタシプラス」を開設しました。顧客データを活用し、スキンケアの悩みなどの情報を元にパーソナライズされた商品の提供や、EC サイトで購入した商品が全国の資生堂直営店で返品および交換できるシームレスなオムニチャネルの展開などにより、2022 年に日本ネット経済新聞が発表した「ネット通販売上高ランキング」では、さまざまな商品を扱うネットショップの Amazon、アスクル、ジャパネットたかたに続き、 4 位にランクインしています(メーカーとしてはトップ)。


「ワタシプラス」の商品ページでは、商品の詳細情報や使い方の説明、顧客の口コミなど、購入に必要な情報を充実させています。また、商品写真には拡大表示機能がついており、細部まで確認できます。



Wix EコマースのECサイト制作事例


上記で紹介した巨大な企業ではなくても、ネットショップ作成サービスを利用すれば、個人でネットショップを開業することが可能です。Wix なら、プロのデザイナーが作成した本格的なネットショップデザインのテンプレートを元に、便利なカスタマイズ機能で自在に機能やページを追加することができます。 以下では Wix のプラットフォームで作成されたネットショップサイトとおすすめ ネットショップテンプレートを紹介します。


01. Michal Oren Jewelry【アクセサリー】


クラシックレイアウトのこのサイトは、サイト訪問者が商品ギャラリーの画像にマウスを置くと、ズーム機能で自動的に商品がズームされます。この機能は、ジュエリーなど細かいデザインを用いた商品を鮮明に見るのに役立ちます。商品ページは、素材や寸法などの基本情報に加えて、商品誕生のコンセプトも含めて記載しています。商品写真は、商品自体の写真だけでなく実際に装着した写真もあり、顧客がイメージしやすいように工夫されています。


Michal Oren Jewelry


02. Bikinis POLY【アパレル】


セールはだれにとっても魅力的です!自分のオンラインショップでセールを開催する場合は、サイト訪問者が一目で分かるようにサイト上で告知しましょう。この水着販売サイトでは、サイト訪問者にとって魅力的な要素と言えるセール価格を明確に表示しています。また、サイト訪問者が求めているさまざまなサイズ、色、スタイルを選択できるよう、在庫を絞り込むオプションも用意されています。

 Bikinis POLY


03. Woodpecker【楽器専門店】

こちらのサイトは、サイト訪問者がこの珍しい商品に興味を持ち、深くブラウズできるよう工夫がされています。4 つに分かれている各セクションには、トラベルギターというユニークな商品描写をし、ユーザーの興味を引いています。商品ページは、商品詳細はもちろん、さまざまな角度で写した複数の画像が用意され、サイト訪問者が必要とするであろう情報を充分に取り入れています。



Woodpecker


04.Reliquary【アクセサリー】


デザイナー Alex Ozers が手がけるジュエリーのネットショップである Reliquary は白を基調としたサイトデザインと、白背景のプロフェッショナルな商品写真により、ジュエリーが映えるシンプルなデザインです。支払い方法はクレジットカードと Paypal を提供しており、オンラインでも安心して購入できるようになっています。


Reliquary

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おすすめネットショップサイトテンプレート


Wix の ネットショップテンプレートには、商品ギャラリーからショッピングカート機能、そして在庫管理まで必要な機能がすでに用意されています。そのため、EC サイト作成に掛かる時間を大幅に短縮することができます。また、テンプレートを利用することで、EC サイトのデザイン、雰囲気、使い勝手をユーザー目線で事前に試しながら、自身のビジネスに最適なサイトデザインを探しましょう。







Wix の EC サイトテンプレートは 100 種類以上あります。ネットショップホームページテンプレートからお好みのテンプレートを探してみましょう。他にも、おすすめのネットショップテンプレートを紹介したブログ記事はこちらです。ぜひ、お役立てください。




まとめ


本記事では、人気企業による、成功している自社 EC サイト事例と戦略的背景などを詳しく紹介しました。EC サイトのマーケティング戦略やビジネスを成長させるために取り入れたい施策は見つかりましたか?まずは、小規模からコンテンツマーケティングの導入や、EC アプリの開発などを検討しましょう。


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編集者:Miyuki Shimose

ブログ コンテンツマネージャー

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